ここから本文です。
更新日:令和6(2024)年11月21日
ページ番号:9385
油濁や有害プランクトン等による漁業被害を未然防止・軽減するため、のり漁場や漁場環境の監視を実施しています。また、水質汚濁等による漁業被害等に関する情報の収集を行うとともに、漁業者等に対し被害発生時において、緊急に措置すべき事項等について指導を行っています。
沿岸域では常に流出油による漁業被害のおそれがあり、また、漁場へ流出した油は非常に大きな被害を漁業に与えるため、漁場の監視及び防除資機材の配備を行い、漁業被害の未然防止・軽減を図っています。
東京湾の、ノリ漁場は常に流出油による汚染の危機にさらされており、油濁事故を未然に防止し被害を軽減するために、東京湾北部漁場、木更津漁場、富津漁場において、船舶による流出油の監視を行うとともに、関係者への情報提供並びに関係機関と連携した流出油の防除処理を実施して、漁場環境の保全を図っています。
海面及び内水面における船舶等からの流出油による漁業被害を未然に防止したり被害を軽減するため、油防除資機材(油吸着材)を県内の水産事務所・漁協等に配備しています。
県は、原因者不明の漁場油濁事故により被害を受けた漁業者に対し救済金の支給及び防除清掃費の支弁等を業務とする公益財団法人海と渚環境美化・油濁対策機構(農林水産省、国土交通省の共管:国・都道府県・関連企業団体の負担金により運営)に、負担金を拠出しています。
油流出事故に対する水産局の体制は、「千葉県漁場油濁等監視実施要領(昭和58年8月制定、平成26年1月一部改正)」で、関係機関や漁業団体等との連絡体制及び役割分担を定め、対応しています。
貝毒や青潮の発生等、漁場環境の変化を把握するため、沿岸水域の特定海域において定期調査を実施するほか、漁業被害等に関する情報収集を行っています。
アサリなどの二枚貝類が貝毒の原因となるプランクトンの影響により毒化することがあるので、食品としての安全・安心のため貝毒検査及び原因プランクトンの調査を実施しています。
調査対象貝類
近年、東京湾では、底層の貧酸素水の波及範囲が拡大し、漁業被害の発生を伴う青潮の発生が見られます。
水産総合研究センター東京湾漁業研究所では、東京湾の溶存酸素濃度等を定期的に測定し、貧酸素水塊情報として、関係者に青潮に対する注意喚起をしています。
また、県水質保全課が中心となり青潮発生の情報収集や監視をし、関係機関へ伝達しています。
当課も漁業協同組合等と緊密に情報交換をし、青潮発生に伴う漁業被害の軽減に努めています。
貧酸素水塊速報のページへ(水産総合研究センター)
海面の養殖魚などに甚大な被害を与えるシャットネラ属やヘテロシグマ属などの有害プランクトンの発生状況を把握するため、水産総合研究センター東京湾漁業研究所では、月2回プランクトン調査を実施しています。
水産総合研究センターでは、有害プランクトンの発生状況に応じて、「注意報」、「警報」を発出し、関係者に対し注意喚起をするとともに、「注意報」、「警報」が発出された際には同課が中心となり、監視・指導体制を強化します。
有害プランクトン情報のページへ(水産総合研究センター)
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください