館山野鳥の森指定管理者管理運営状況評価（令和3年度）

館山野鳥の森

一般財団法人千葉県観光公社

平成31年4月1日～令和6年3月31日

令和3年度

なし

農林水産部森林課

県民が自然に親しみつつ、自然のもたらす恩恵を享受する機会を県民に提供することにより、県民の健康の増進及び青少年の健全な育成を図るため

1森林、園地、展示施設その他の施設の提供

2野外活動に関する指導助言

3その他県民の森の設置の目的を達成するため知事が必要と認める業務

R3

52,366

22,000

2,562

0

24,562

62

-24,500

R2

22,038

6,349

0

28,387

-28,326

A

施設の設置目的を理解し、千葉県立県民の森設置管理条例等に基づいた管理運営が行われている。個人情報保護に係る教育は新型コロナの影響で研修が中止となったため実施できていないが、個人情報は適切に管理され、事故等の報告も遅滞なく行われている。

S

日常の巡視や点検、定期的な設備点検等により安全な施設の維持管理に努めている。また、危機管理マニュアルが整備され、定期的な防災訓練を行うなど、危機管理体制が整備されていた。

A

事業計画どおりに、施設の管理、清掃、警備等が適切に行われている。また、車いすを整備し適宜点検する、遊歩道散策用に無料の貸出し杖を配備する等、社会的弱者への配慮もなされており、ほぼ期待する水準どおりであった。

S

文書は項目毎、年度毎に編冊されており、備品の保管は良好。

施設の点検記録、修繕記録が整備され、展望台や広場の木柵修繕、遊歩道沿いベンチの更新等により、維持管理に努めている。特に遊歩道の台風被害について、継続した復旧作業により着実に通行可能区域を延長させており、期待する水準を上回っていた。

A

S

双眼鏡や野鳥観察テント等の無料貸出し、野鳥観察のためのマイクロスコープ付き巣箱の設置、地域と連携した商品、製作品の販売等によりサービス向上に努めていた。

また、館山市観光協会主催のクラウドファンディングやスタンプラリーへの参加協力等により、地域活性化に貢献していた。

自主事業においては、特に、販売している木工製品の完成度が高く施設の良い特色にもなっており、木と親しむ機会の提供としても貢献していた。よって、期待する水準を上回っていた。

A

利用者数は、前年対比143％であり、新型コロナの影響から概ね回復した。

A

概ね計画通りの組織体制により管理されていた。

A

計画では新型コロナの影響による自主事業収入減を見込んでいたが、計画より収入が大きかったこと、人件費等で支出を抑えたこと、雇用調整助成金の受給等により、財務状況は健全な範囲を保っている。

A

良好

各評価項目の対応数値の平均2.3点

施設周辺のナラ枯れ被害木を伐倒・くん蒸処理する、R1台風による遊歩道被害について着実に復旧作業を進める等、施設の安全で快適な環境の維持に積極的に取り組んでいる。

地元作家の作品の展示・販売、オリジナル木工製品の販売等、サービス向上の取組みに工夫がみられる。

地域イベントへの参加協力や地域と連携した自主事業販売の充実により、地元地域へ貢献している。

• 個人情報保護に係る教育について、新型コロナの影響等で研修への参加が難しい場合は、社内教育を企画する等工夫して、計画どおり実施すること。
• 行為の許可をおこなった際は、業務報告書及び事業報告書で必ず報告すること。

（指摘事項）

• 個人情報保護に係る職員教育を内部で随時行っているとのことだが、記録が無いため確認できるよう記録に残すこと。

（改善状況）

• 個人情報保護に係る職員教育は、新型コロナウイルスの影響により研修自体が中止になり、実施できていないため該当なし。なお、新型コロナの影響等で研修への参加が難しい場合は、社内教育を企画する等、工夫して計画どおり実施し、記録に残すこと。