清和県民の森指定管理者管理運営状況評価（令和4年度）

1. 森林、園地、展示施設、宿泊施設その他の施設の提供
2. 野外活動に関する指導助言
3. その他県民の森の設置の目的を達成するため知事が必要と認める業務

県民の森の設置目的を理解し、協定書に従った運用がされていた。

関係法令を遵守した運営がなされていた。

個人情報保護業務に係る定期監査を計画どおり実施していたが、個人情報保護規程の再周知を行うよう指摘した。

県への報告は適切に実施されていた。

日常の巡視や点検、定期的な設備点検等により安全な施設の維持管理に努めていた。また、危機管理マニュアルが整備され、定期的な防災訓練を行うなど危機管理体制が整備されていた。

施設周辺のナラ枯れ被害木を特殊伐採で処理する、施設のみでなく周辺の林道についても台風後の点検や支障木・土石の撤去を行う等、安全確保のための積極的な整備が行われていた。

施設の点検記録、修繕記録が整備され、維持管理に努めていた。文書は項目毎、年度毎に編冊されており、備品の保管は良好だった。

職員直営によるベンチやテーブルの作成・修繕を実施し、経費削減にも大きく貢献しつつ積極的な維持管理を実施していた。

動植物の知識に関する勉強会の実施、オリジナル商品の販売、キャンプ・バーベキュー用品の販売・貸出し等を行い、サービス向上に努めていた。

また、ツイッターを頻繁に更新し季節の動植物情報や注意喚起等の情報を積極的に提供していた。

利用者数は、前年対比98％であり、施設の稼働率も昨年度より少し減少した。

近隣施設へのパンフレット等配布、地元広報誌へイベント情報を毎月掲載、SNSの活用等により利用拡大に努めていた。また、ツイッターによる広報に力を入れており、毎年フォロワー数が増加していた。

アンケートにより、利用者の意見の把握、及び対応に努めていた。

アンケートの結果99%の利用者が満足していた。

• ナラ枯れ被害木の特殊伐採での処理、周辺林道の安全管理等、安全確保に積極的であった点
• 職員直営による設備の作成・修繕により、積極的に設備の維持管理をしていた点
• アンケートの結果99%の利用者が満足していた点

• 個人情報保護規程の周知が図られていなかったため、職員に再周知すること
• 指定管理業務、自主事業ともに赤字が大きいため、健全な財務範囲内にて事業を実施するよう、収支改善が必要
• 収入において、一部指定管理料の計上内訳に誤りがあったため、区分を誤らないよう注意すること

（指摘事項）

1. 個人情報保護業務に係る定期監査を計画どおり実施すること
2. 宿直日報は労働管理の重要な記録でもあるため、氏名や時刻に抜けの無いよう適切に記録すること
3. 車いすは定期的に点検し、いつでも使用可能な状態を維持しておくこと
4. 指定管理業務で余剰が多く、自主事業では赤字が大きいため、指定管理業務はできる限り使い切った上で、健全な財務範囲内にて自主事業を実施するよう、収支改善が必要
5. 一部自主事業収入について、事業計画書への記載が漏れていた。自主事業は全て事業計画書への記載又は事前協議を行うよう徹底すること
6. 支出において、一部指定管理業務と自主事業の計上区分に誤りがあったため、区分を誤らないよう注意すること

（改善状況）

1. 個人情報保護業務に係わる定期監査を計画どおり実施していた。
2. 宿直日報に記載漏れはなかった。
3. 車いすは定期的に点検され、いつでも使用可能な状態を維持していた。
4. 引き続き収支改善が必要であると指摘した。
5. 収入において、一部指定管理料の計上内訳に誤りがあったため、引き続き適正な収入計上をすることを指摘事項とした。
6. 支出において、計上区分に誤りはなかった。