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更新日:令和4(2022)年6月10日
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千葉県内のすいかは、干潟(香取・海上・匝瑳郡)、山武、長生地方の砂地帯で、元禄年間(1688~1703年)には栽培されたことが記録されています。当時のすいかは甘味が少なく「水瓜(みずうり)」と称されていました。
明治には、貯蔵性のあるすいかが栽培され、大正に入りアメリカ種の導入により、砂地帯のほか、千葉など火山灰地帯での栽培も盛んとなりました。特に、安房地方では温床育苗により他の産地より早く出荷する栽培が行われました。
大正に入り、奈良県産の「大和すいか」が主流となり、本県産は大打撃を受け、品種改良が盛んに行われ、長生において「白潟早生」など有望な品種が登場しました。
昭和に入り、富里では共同生産・出荷や品質重視の栽培を行うなど、大産地化へ基礎をつくりました。
千葉県のすいかは、令和2年農業産出額では全国第2位で、東京都中央卸市場での占有率は約1.6割となっております。県内では富里市、八街市、山武市、芝山町が主な産地になっています。
富里市での栽培は、昭和8年から始まり、昭和11年に皇室にすいかを献上したことにより、富里すいかの名が全国に知られるようになりました。
現在の子づるを一方向に伸ばし、一斉に果実をつけるすいか栽培が定着したのは、昭和10年頃からです。
すいか栽培の伝統を守り、いち早く共同生産、共同出荷体制を作り、早出しに走らず品質重視の栽培を行ったのが「富里すいか」の始まりであり、現在の富里市農協西瓜部の前身である「富里村西瓜栽培組合」が発足したのも昭和10年です。
ちばのすいかの作型には、ハウス栽培とトンネル栽培があり、トンネル栽培が主流です。
1月上旬播種、2月下旬定植、4月上旬交配、5月下旬収穫・出荷
2月上旬播種、3月下旬定植、5月上旬交配、6~7月収穫・出荷
千葉県産すいかは6月が旬の時期です。
すいかはおもに、大玉系と小玉系に分けられます。以下、ちばで栽培されている主な品種です。
おいしいすいかの外観には、次のような特徴があります。
カットすいかは果肉の色で見分けます。
すいかは糖度表示をおこなって販売されている場合があります。
すいかは何といってもがぶりと食べるのが一番です。
すいかの食べ頃の温度は15度くらいで、冷やしすぎは禁物です。
食べる3時間前くらいに切ってラップで包み、冷蔵庫の野菜室で冷やすとちょうど適温になります。
すいか1玉の中で、一番甘いところは、中央部、真ん中です。甘い中央部、真ん中が皆にいきわたるように切りましょう。
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