ここから本文です。

更新日:令和5(2023)年12月22日

ページ番号:342494

知事臨時記者会見(令和2年2月28日)概要

知事発言へ質疑応答へお問い合わせ先へ

日時

令和2年2月28日(金曜日)14時35分~15時15分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 令和2年2月28日知事臨時記者会見(動画)

項目

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について

知事発言

新型コロナウイルス感染症への対応について

小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の休業

知事

今回の国からの要請は、国の危機管理上の判断と理解しておりますが、何しろ突然の話でありました。しかし、これは感染拡大の防止のために協力はしていかなければならないと、そう思うところでございます。年度末のこの時期は、学校における1年の締めくくりとなる大変重要な時期です。また、障害のある児童生徒など、日中、家で一人でいることが困難な子供もいます。したがいまして、私としては、県下一斉にということではなく、準備の整った学校から、順次速やかに臨時休業に入っていただきたいと考えているところでございます。また、特別支援学校の児童生徒は、必要に応じ受け入れるべきと考えております。これらの対応については、現在、教育庁において、各市町村の教育委員会と調整しているところでございます。速やかに、言うなれば「千葉方式」として取りまとめてお示しする予定です。詳細な実施方法については、後ほど教育長より説明があると聞いております。

患者住所の公表

知事

患者住所の公表についてでございます。県民の皆様の不安を少しでも払拭するため、患者住所については、今後は郡市まで公表することといたしました。今まで公表した事例の居住地も併せて公表いたします。今後も、プライバシーに配慮しながら、可能な限り情報を提供してまいります。

市川市のスポーツクラブでの接触者調査

知事

市川市のスポーツクラブでの接触者調査でございます。3名の感染者が利用していた市川市のスポーツクラブでの接触者について、国のクラスター対策チームの指導のもとに、確実に健康観察を実施しております。その結果、呼吸器症状があった方1人に対して、速やかに検査を行い陰性であることを確認したところでございます。引き続き、接触した日から14日間健康観察を続けてまいりたいと、そのように思っています。

県主催のイベントの中止又は延期

知事

県主催のイベントの中止または延期でございます。これまで明確な基準がない中、この1~2週間が極めて重要な時期であるとの国の見解も踏まえ、当面3月15日までに開催を予定している100人以上が参加の県主催のイベントについては、原則中止または延期することといたしました。ただし、感染拡大防止に必要な医師の研修会などについては、感染防止対策を徹底したうえで実施することといたしました。なお、市町村や企業においても、県の取扱いを参考にして、御判断をいただきたいと考えております。

公の施設の利用中止等に伴う利用料の返還

知事

次に、公の施設におけるイベント中止等に伴う利用料の返還についてでございます。県では、国の取組等を踏まえ、県の公の施設を利用して開催されるイベント等について、主催者が新型コロナウイルスの感染拡大の防止のために、中止、延期または規模縮小を行った場合、当該利用に係る料金を返還することといたしました。

検査体制の強化

知事

検査体制の強化でございます。県内における患者の発生が続いており、今後、県内で必要な検査依頼件数の増加が予想されますので、これまで以上の検査体制の強化を早急に図り、検査可能数を順次拡大して参りたいと、そのように思っております。

医療関係者との情報共有のための研修会

知事

医療関係者との情報共有のための研修会。新型コロナウイルス感染症については、現時点でわかっている特徴や、疑い患者を受診した場合の対応などの情報を共有し、診療に当たることが重要でございます。そこで、本日、千葉県医師会との共催により、医療関係者を対象に、実際の治療に従事している専門医による研修会を開催することとしております。

手洗い・咳エチケットの励行

知事

手洗い・咳エチケットの励行でございます。感染を拡大させないために、県民の皆さん一人ひとりの正しい手洗いや、咳エチケットが大変重要でございます。正しい手の洗い方については、私も出演し、わかりやすい動画を作成しましたので、ぜひ参考にして、正しい手洗い方法を身につけていただきたいと思います。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

よろしくお願いします。先ほど対策本部会議が開催されまして、その冒頭、森田知事は、この1~2週間が極めて重要な期間であるという点や、これまで以上に危機感を持って対応しなければならないというようなお話をされておりました。この感染拡大が止まらない中、知事として、今現状をどのように認識されているか、まずお願いいたします。

知事

これは、私のみならず多くの国民の皆さんが感じていることは、原因も、それから予防も治療も、これからどうなるんだという不安を、非常に恐怖心を持っている。これは、私は知事としても、どうやって県民の皆様にといつも考えているところでございます。ですから、お国のほうも、今はもう大変だと思います。でも、できる限り情報を私どもに提供していただいて、私たち自治体が県民に発信できるような、そういう形をとっていただきたいと、そのように思います。1~2週間が、言うなればお国が勝負どころだということでございますよね。ですから、本当に大変なときだと思います。海外からも、本当に日本人であるということだけで、入国において非常に厳しい措置がとられていたり、また、日本への観光等も含めて危険レベルが上がったりとか、これは経済にも大変影響するところでございます。かといって、今これだという特効薬がないこともまた事実だと思うんですね。大事なことは、やっぱりこういうときこそ、日本人というのは、普段は言いたいことを言っていても、何かのときは一つにぐっとまとまって困難に立ち向かうという、私たちは日本人としての精神を持っているので、こういうことをしっかり私たちは持ちながら、この難局を乗り越えなければいけない。これ、ひょっとすると本当ですよ。海外のメディアでは、東京五輪は危ないんじゃないかとか、中止じゃないかとか、こっちの国のほうがいいんじゃないかとか、平気で発信されているときですよ。こういう風評というのは、どんどん雪だるまになっていっちゃいます。これ、とんでもないことになります。それと同時に、私たち国民の健康、生命を守るためにおいても、国は本当により一層頑張っていただきたい。自治体としてもできる限りのことをやりますが、情報等をぜひいただきたいと。今回の全校休校においても、いろいろ政策が出ました。これははっきり、先ほど言いましたけれども、大変驚きました。でも、これは感染拡大を阻止するためにも、私たちはみんなでやっていかなきゃならないということを、頭に入れていかなければならない。それと、私は一つ気になるのは、最後に最終的な判断は自治体に委ねるということを言っております。もちろんそうですけれども、やっぱりそれよりも、委ねるけれども協力を頼むよというような強い言葉を頂けると、私なんかでも、国もここまで踏ん張っているんだから、私たちもちょっとここは耐えて、何とかこのコロナウイルスを封じ込めようと。そのためには私たち辛いこともあるだろうけど、もうちょっとの我慢だと。これを乗り越えないと大変なことですよと、私なんかも説明できるところでございます。いずれにいたしましても、あらゆる面において、情報等も頂き、そして私たちも県としてしっかりと協力していく。みんな一つの輪になってこれを乗り越えるんだと、そういう強い気持ちを持たないと、コロナウイルスを封じ込めるというのは難しいなと思うところでございます。

記者

ありがとうございます。もう一問私から。小・中・高等学校、特別支援学校の臨時休校ということで、非常に唐突感も否めないような形で政府からの発表があったのですけれども、実際に各自治体の状況を見てみますと、3月2日から休校になるところもあれば、少し遅れて休校するというような方針を出しているところもあるように聞いております。いずれにしましても、一斉に児童生徒が休みになるということになりますと、その子供たちのことも心配ですし、保護者の立場からしても、いろいろ不安が絶えないのではないかと思われるのですけれども、そういったところの不安払拭については、どのように知事はお考えですか。

知事

おっしゃっているとおりです。ですからね、これ、確かに国の強い意気込みもわかります。今まで頑張ってくれたこともわかります。でも、気をつけなければいけないのは、こうやって急に唐突にぼーんと来ちゃうと、本当に一歩間違うと、各自治体が「最後は自治体に任せるって言っているんだから、俺たち、うちの県ではこうやるわ」「うちの県ではこうやるわ」と、地域によって格差が政策にも出てくるんじゃないかと。そうすると、例えば、「何だ、あの県はこれだけやっているのに、うちはどうなんだ」とか、例えば、これから財政で助成金のこともいろいろ出てくる。そうすると、「あそこの県はこうじゃないか」とか、そういう各県がばらばらになるようなことを、正直言って私は恐れていますね。そういうことがないとは思いますがね。だから、こういうことがないように、国はやっぱりマイナス部分をしっかり把握をしていただいて、こういうマイナスが出た分は、国はこれだけやりますからとか、そういうことをも含めてこれから発信していただかないと、どうなるんだろうというのが出てきてしまう。一番私が恐れることは、教育というのは大変重要でございます。礎でございます。ですから、この中でそういう混乱というか和が乱れるようなことは、私は、今のこの最大の難関のときにおいては避けなきゃいけないと、そのように思っているところです。

記者

私からは以上です。

記者

よろしくお願いします。その学校の対策でちょっとお聞きしたいのですけれども、昨年の秋の台風の被害や大雨被害で、県の南部のほうの小中学校が何週間か休校にならざるを得なかったということがありました。そこへ来てこの3月の休校となると、カリキュラムがちゃんと達成できるかとか、新年度の進級に差し支えないかとか、そういう懸念がありますけれども、それに対してはどういうふうに対応をとるんですか。

知事

もちろんね、私たちはこういう緊急のときでございますから、かといって、今までこういうふうにやろうとした制度設計を壊すわけにはいきません。だから、できる限り、これは、そういう人たちに対してマイナスが出ないようにやるところでございます。何かありますか。担当部長、ありますか。何かあったらそれを付け加えてください。

職員

学習指導課でございます。学年のまとめをまずしっかりやっていただいて、年度末の学習評価等、準備をしてから、その準備が整った学校から順次速やかに休校に入っていただくということでございます。詳しくは、この後、教育長が会見をいたしますので、その中で説明させていただきます。

知事

はい、よろしくお願いします。

記者

今回、患者さんの住所を公表されたということですけれども、この理由についてはどういう御判断で。

知事

患者さん、言うなれば非常に多くの方が、いろいろ、どこなんじゃないか、ああなんじゃないかと、不安を持っているところですね。しかし、プライバシーという問題もございます。ですから、そのプライバシーに触らないぐらいで、なおかつ、こういうところはみんなで注意しようなと、そういう喚起のできる範囲だと、そのように思っております。

記者

結構、人口密集の地域も首都圏などでたくさんありますが、例えば、列車の移動手段であったり、大型イベントに参加していたかどうかとか、そういうことの特定はしっかりして周知をされたほうが、封じ込めは失敗しないかと思いますけれども。

職員

保健医療担当部長です。これまでどおり可能な限りの範囲内で濃厚接触者を特定し、それの調査をしっかりとしていくというところで進めていくところです。

記者

市川の例以外には、そういうような大勢の方が参加して、感染の媒介になったような場面はないというふうに考えてよろしいのでしょうか。

職員

お手元にあると思いますけれども、それぞれの14件につきまして濃厚接触者調査をやっています。大なり小なり接触した人はいますので、それについて各保健所がしっかりと調査をしているというような状況でございます。

知事

ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。順次、休校措置をとっていく。最初、千葉方式とおっしゃいましたけれども、休校措置に入るのはいつ頃からと想定されていますか。いつ頃から各学校が休校措置に入るというふうに想定されていますか。来週とか。

職員

学習指導課でございます。先ほど申し上げましたとおり、まず、学習のまとめをしっかりやっていただくということが前提になります。市町村教育委員会とも相談をしまして、決めていくことになると思います。詳細は、この後の会見で御説明させていただきます。

知事

記者さんのおっしゃるとおり、やっぱり学校によってはいろいろ事情があると思うんですよ。ですから、その辺をしっかり精査させていただきながら、これは順次速やかに臨時休校に入れるように御説明し、そして、そのように御理解賜りたいと思っております。

記者

学校を臨時休校すると、病院の関係者、医療スタッフもお子さんをお持ちの方もいらっしゃると思うんですけれども、北海道なんかでは先に結構増えたんです。医療体制に穴が開いているということもあるようですけれども、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

知事

必ず日が当たるところがあれば影の部分も出てくるのは確かなんですよ。私、正直な話、そこまではちょっと予想していなかったことも事実でございます。しかし国は、そのぐらいの知見は持っていたと思うんですね。ですから、国が、そういう事例が出ている、これに対しては国はこういうふうにやりますよということを、やっぱり発信していただかないと。私も、千葉県において同じようなことが出た場合にどうするんだと、慌てちゃうわけですよね。ですから、何しろ突然な話なもので、私たち自体もまだ用意が足りなかったこともまた事実でございます。でも、これはやっぱり、感染拡大防止のためにはあらゆることをやらなきゃいけないと思うので、一生懸命やらせていただきます。

記者

あともう一点だけ、すみません。千葉県は電車で東京方面に通勤する県民の方も多いかと思います。子供の学校が休校しても、親御さんは満員電車で通勤されるわけで、その辺りの対策なり、国に求めることというのはありますか。

知事

それは難しいんだなあ。まず、これは基本的なものですけれども、手洗いの励行、それから口をゆすぐだとか、あと咳エチケットですか、それをやっていただくしかないなと思う。でも、こうやって、私たち皆さんとこう話をして、いろいろやっていますよね。これだって、私たち感染することが全くないとは言えないんですよね。だから、しょうがないですよ。今、私たち自身ができることをやる。だから、今回、また千葉県としてもビデオを作らせてもらいました。私も出演して、こうやって洗うんですよとか、こうやってやりましょうとか、チーバくんにも出てもらって、お子さんにも何となく見られるような形をとったところでございます。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。検査体制の強化ということですけれども、具体的にいつまでに、現在の1日何件から、これから何件ぐらいまで強化しようかと考えておられますか。

知事

現在、衛生研究所はどのぐらいの検査を行っているかといいますと、現在、毎日数十件程度というところでございます。感染が疑われる方への検査ということでございますが、いろいろと意見があるところでございますが、検査体制をやっぱりしっかり拡大していかなきゃいけないと、これは強く思っているところです。

職員

健康福祉部次長の大谷でございます。検査体制の整備につきましては、緊急的には現在持っている機械をしっかり使っていこうという考えで、保健所等にも使える機械、PCRの機械がございます。それを使えるように、職員の訓練だとか、あと感染研から必要な資材とか試薬とか、そういったものの調達ができ次第、順次進めていきたいと。それが全部整うと、現在の検査体制の約3倍強にはなっていくのだろうと思っております。

記者

件数で教えてもらうことはできますか。1日何件程度が検査可能とか。

職員

今自体が、120件くらい衛生研究所でやっております。今言った保健所だけの機能を使うと、プラス最大280件ぐらいまでいくかなと思っているところでございます。ただ、先ほども言ったとおり、訓練等も必要なので、これは順次、拡大していくということになります。

記者

ありがとうございます。もう1点ですけれども、昨日から患者の方に関して、住所を郡市まで公表していただきました。職業については、以前、職業を公表していただけなかったのですけれども、それも途中から職業を公開されるようになりました。特にどこで働いているかというのは感染拡大防止のために重要な情報だと思うのですけれども、今後、職業、勤務地を公表する予定はありますでしょうか。

職員

すごく微妙なところで、だいぶ情報が、住所地、職業、性別が出ていますので、場合によっては個人が特定されてしまうことも出てきます。その辺りは前向きに検討したいと思いますけれども、現時点では居住地、郡市までの発表というところで整理しているところでございます。今後の課題といいますか、今後の検討というふうに思ってございます。

知事

記者さん、これね、非常に微妙なところなので御理解賜りたいと思うんですが、できる限りそういうことを私たちは頭に入れながら、やれることをやらさせていただきますので、お願いします。

記者

学校の休校の話に戻って恐縮なんですけれども、順次速やかにというのと、国にも協力しなければというのと、個別の事情がいろいろあると思うのですが、国のほうは3月2日からというふうに起点を示しています。順次速やかにというのは、可能なら千葉県内でも、3月2日からできれば休校に入ってほしいというような考えでしょうか。

知事

それは、だから国が突然言ってきたことですからね、すぐこれをしようと言われても、それはうちの県のみならず、各県にもいろいろ御意見があるところだと思いますよ。ですから、うちのほうで、感染拡大防止のためには協力していかなければならないというのは、これは基本的に思っていますので、2日からできるんだという教育委員会だとかそういう学校等があるならば、それはそれで考えていけばいいと思います。よろしいですか。

記者

ただ、3月2日からをなるべく目指してくださいということもないということですね。

知事

そうですね。特に。

職員

学習指導課でございます。特に何日からということではなく、やはり事情がそれぞれございますので、まずはきちんとまとめをやっていただくということで考えてございます。

知事

やっぱり現場の話をちゃんと聞いておかないと、これ教育の問題ですから。3月といったらいろいろ、年度末もあるし、新しい準備もしなきゃいけないし。千葉県の場合だと、また入学試験等があるところもありますからね。ですから、まずは現場の意見を聞いて、それを優先させていただきたいと、そのように思っています。

記者

よくわかりました。

記者

よろしくお願いします。今の質問に絡んで、2日からとはなかなか言いにくい、それぞれ事情があるということですけれども、あまりにも遅くなってしまうと、そもそも意味がなくなってしまうということもあって、例えば、2日からどれぐらいをめどに基本的には休校というふうにしてほしいという、終わりの部分はわかりますか。

知事

記者さんの言っている意図はよくわかるんですが、このように私どもも、例えばこれが2週間前、3週間前から準備しているというといろいろできるところもあるんでございますが、何しろ突然のことだったもので、できる限り国に協力したいという気持ちを持って、日程を組んでまいりたいと思います。担当部局、ありましたらどうぞ。

記者

私も同じ小・中・高・特別支援学校の休業に関して質問させていただきます。始めの時期は特に示したわけではなくて、できる限り順次速やかにということなのですが、逆に臨時休業のお尻については、一部のところでは2週間というところとか、あるいは春休み前までだから3月いっぱい、4月の次の始業式までというところもありますが、県としては臨時休業に入っていただいて、臨時休業の期限というのをどの辺と考えているんですか。

知事

一応、私どもは一応お国が示したことを基準に考えておりますが、また、お国のほうも急にもう1週間増やすと言うかもしれません。それはないかもしれません。だから、私どもは、情報を何しろ早めにいただければ、いろんなことは考えられますよということはどんどん上げていきたいと、そのように思っております。

記者

確認ですが、国が示した基準は2日から春休みにそのまま入るということだから、基本線はそこだということですか、県のスタンスも。

知事

基本的にはね。そうでございます。

記者

わかりました。ありがとうございます。

記者

休業に随時入っていくということが県内でもこれから始まっていくわけで、子供たちの生活がすごく心配になりますが、外に遊びに行くとか、じっと家で待機していられるのかどうかというのがあるのですが、知事のほうから、子供たちにどういうふうに過ごしていってほしいという呼びかけ、メッセージがあればお願いします。

知事

これは本当に俺たちの小さいころと違うからね。俺たちは自分の部屋でベーゴマやったり、めんこをやったりとか、それで遊べやなんて言われたもんですけど、今はそうじゃないです。それと同時に、私たちのころは結構おじいちゃん、おばあちゃんんがいたり、お隣さんがいたりとか、そういうのがありました。だから、今の子供たち、そういう小さい子供たちがどういうものに非常に興味を持っているのかということもちょっとわからないところもあります。ただ、これは各家庭においてもいろいろな事情があると思います。言うなれば、お父さん、お母さんの言うことを聞いてちゃんといい子にしていなさいよと、これが基本でしょうね。それと、何かあったら必ず親と連絡を取れるようにはしておきなさいよと、これがまず大事だと私は思っております。

記者

すみません、もう一つ、議会中であまり聞けなかったのですが、千葉県の県民の方で例えば発症しながら他県のほうで行動して、濃厚接触者の疑いが出る人をつくってしまったりする人が複数出ている現状がありましたが、その点についてはどう受け止められましたでしょうか。

知事

これ、本当にこういうウイルスですからわからないし、例えば、その病気にかかったら顔に斑点が出ますよ、どうですよとはっきりわかれば、これはこうじゃないかと言えるんですが、これまた個人差もあるわけでしょう。だから、その人を責めるというのも非常に酷かなと思いますし。ですから、今お国が言っている37.5度以上の熱が4日続いたり、咳が続いたりと、そうしたらまず医療機関に相談する。これがまず基本ですよね。また、そういうことが自分で感じたらもちろん医療機関に行かなければならないですが、多分、意外と軽度の人というのはわからない。普通の、ちょっとした鼻風邪かなと思うと、この辺が私は非常に難しいところだと思うんですよ。ですから、マスク着用。マスクをしていただく。取りあえずは外へ行くときはしていただく。それと、あとはなるたけ大勢のところはしっかりと自分でも気をつけながら行っていただく。それしかないですね。はい、どうぞ。

職員

健康危機対策監の久保と申します。県民の方々に知っておいていただきたいのは、新型コロナの患者さんというよりは、自分が発熱があったときにどういう対応をしていただくか。37度5分以上あったらば、医療機関へ行く以外はおうちにいていただきたい。これが第1のメッセージになろうかと思います。第2のメッセージは、知事がおっしゃったとおり、咳の症状がある方は必ずマスクを付けてください。この2つを守っていただくのが、県民の方々へ我々がお願いしなければいけないことかなというふうに考えております。

記者

ありがとうございました。

記者

政府の対応について、恐らくチャーター機の最初の勝浦の受入れのときなどは割と一貫性があったのでしょうけれども、クルーズ船対応ぐらいから政府の対応がころころ変わるところもあって、いろいろな都道府県の知事さんや与野党からいろいろな声が、あるいは苦言を呈する動きもありますけれども、このところの国の対応について、何か森田知事として思うところがあればお聞かせいただけますでしょうか。

知事

千葉県において、勝浦の市民の皆さん、また、近隣の市町村の皆さんが本当にそういう方々に対して温かく、そして子供たちが砂字を書いて、頑張ってくださいとか、ぜひまた来てくださいとか、御苦労さまとか、そういうことをやったことに、私は非常に千葉県知事として誇りを持っております。私はやっぱり、先ほども言いましたが、今、国民が非常に不安がっている。その不安もわかる実態の不安じゃないんですよね。あの人と会ったらうつるんじゃないか、電車に乗ったらこうなんじゃないかとか、そういうところから始まって、手洗いといったって、毎日手なんかしょっちゅう洗っていられないでしょう。事実、仕事をしていたら。そういうことも含めて、やっぱりまず大事なことは、情報をしっかり出していただきたい。各メディアさんを見ていても、言っている先生によって、これは大体、軽度が80%だから、重篤になるのはこうだからと言ったかと思うと、ほかの人は、いや、これはインフルエンザの10倍ぐらい大変なんですよと言ったり。だから、わからないんですね。その点は、一番把握しているというかおわかりになるのは、やっぱりお国だと思うんですよ。その辺の情報を、私、もっともっと出していいと思うんです。各自治体に任せるじゃなくて、今、こういうときだと。大事だと。ぜひ協力してくれということを強く私は言っていただきたいなと。そうすれば、私どもも今はこういうときなんだと。いろいろみんな言いたいこともあるでしょう。でも、ここで我慢して、やっぱり日本人はみんなまとまったとき強くなるんだからと。そうじゃないと、もう海外では日本人を、言い方は悪いけど、ちょっとばい菌じゃないかと思っているようなところもあるよと。それは、まあオーバーかもしれないけれども、そのように今、外国では日本のコロナ対策を注視しているときだと。だからこそ、私たちは頑張ろうよと、そういう気持ちを持たなきゃいけないし、国としてもそのように国民が気持ちが持てるように私はやっていただきたいと、そのように思いますね。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。2点伺いたいのですけれども、まず、千葉県は災害もありましたけれども、今回の一斉休校に伴って、例えば親御さんが休むときの企業への依頼を県として何かなさるのかとか、非正規の方々の休業補償的なもの、そういったところの国への要望であったり、県として先んじて何か取組みとか、そういったことをお考えでしたら教えていただきたいのですが。

知事

これは国が責任を持っておやりになると言っているわけですから、これから私たちが考えなかったことも出てくると思います。それはしっかりと国に上げてまいりたいと思います。

記者

もう1点が、休校に伴って、学年の小さいお子さんが朝から学校に行けないとなると学童、でも学童は夕方からになってしまいますので、どうしても学校で小さい学年のお子さんを受け入れないとなると、学童の前倒しということが出てくるかと思うのですけれども、学童のスタッフはなかなか首都圏では集めにくいということで、そこについてこの猶予の期間に、知事のほうから何か国であるとかに求めていきたいとか、市町村を支援していきたいとか、そういった御指示をされたりとか、要望をされたりはしていますか。

知事

今いろいろ考えています。その点は、私たちもいろいろ想定しながらやっているところで、担当部局、今やっていることをちょっと御説明して。

職員

子育て支援課でございます。現時点では、朝からできませんかということで、できるだけ開所時間について可能な限り柔軟な対応をお願いしたいということで、依頼をしているところでございます。

記者

今までの話を総合してみると、非常に緊急度の高い状況に陥っているのかなという印象も持ちます。例えば市民生活の中でも、最近では、例えばですけれども、スーパーから以前はマスクが消えていたのに、今はトイレットペーパーとかティッシュペーパーが消えるという事象も起きている。これも実は一部真偽が不明な情報が出回ってしまっていて、それにまた市民の不安が重なって、そういうものを大量に購入する人も増えているようだということで、例えばSNS上でもそういった話が出ているのですけれども、こういった不安が広がる中、県民に対して、改めて知事からメッセージという形で頂ければと思うのですが、お願いいたします。

知事

やっぱりこういうときというのは、実は私はオイルショック、石油ショックの経験があるんですが、あのときにトイレットペーパーから、ティッシュペーパーから、どんどんなくなっていったんですね。大変なことがありました。でも、まあそれは一過性ではございましたが。そのように風評というか、どんどん、どんどん大きくなるので、ここで大事なことは、私たちが一呼吸置いて、待てよと。今、自分たちが何をすべきかなと。国がこういう大変なときに自分が何ができるかなということを、ぜひ考えていただきたいなと。いずれにしても、やっぱり総理がしっかりとした、より一層、今、国はこうなんだよということを国民に知らせていただければ、言っていただければ、国民も平静を保てるし、頑張れるんじゃないかなと、そのように思っております。

内容についてのお問い合わせ先

  • 小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の休業
    →教育庁教育振興部学習指導課【電話】043-223-4059
  • 患者住所の公表、市川市スポーツクラブでの接触者調査、検査体制の強化
    →健康福祉部疾病対策課【電話】043-223-2672
  • 県主催のイベントの中止又は延期、医療関係者との情報共有のための研修会
    →健康福祉部健康福祉政策課【電話】043-223-2315
  • 公の施設におけるイベントの中止等に伴う利用料の返還
    →総務部行政改革推進課【電話】043-223-2046
  • 手洗い・咳エチケットの励行
    →健康福祉部衛生指導課【電話】043-223-2639

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?