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更新日:令和5(2023)年12月26日
ページ番号:408129
日時 | 令和2年12月25日(金曜日)10時30分~10時50分 |
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場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 | 令和2年12月25日知事臨時記者会見(動画) |
知事
皆様、今日はありがとうございました。残念ながら、昨日の新型コロナウイルス新規感染者234名、過去最多になりました。これは我が千葉県、非常に危機感を持ち、緊張感を持って受け止めております。
また、病床稼働率も上がってまいりました。現在、病床確保計画の最高レベルである「フェーズ4」として、一部の地域で病床を増やすこととしており、感染した方に必要な医療を提供できる体制を何とか整えてまいりたいと、そのように考えているところでございます。しかし、現在の感染状況が続くようなことになると、千葉県の医療が崩壊する可能性があります。今、まさに医療の緊急事態と、そのように認識しているところでございます。
県民の皆様には改めて強くお願いいたします。不要不急の外出は自粛して、明日から1月11日まで、どうぞお家でお過ごしください。お仕事のある方も、終わった後はなるべく真っすぐ帰宅するようお願いを申し上げます。
また、これは大変心苦しいんでございますが、楽しみにしていらっしゃる方が多いと思います忘年会、新年会、これは見送ってください。初詣は三が日にこだわらず、混雑しているときは行かないでください。帰省は、帰るほうも迎えるほうも十分に注意し、可能な限り延期してください。特に高齢者と同居している御家族の方は、家庭内での感染防止対策に細心の注意を払ってください。
このメッセージが県民の皆様一人ひとりに届くよう、警察や市町村の方に御協力をお願いして、移動交番車や青パト、市町村の広報車でも、私自身からのメッセージを流します。
このように、我が千葉県、何としても地域の医療体制を守らなければなりません。助かる命を助けるために、御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。以上でございます。
(記者)
よろしくお願いします。改めてなのですが、昨日234人ということで、過去最多、200人を超えたのも初めてでありますけれども、改めてこの234人の数字について、どのように受け止めていらっしゃるか、お聞かせください。
(知事)
1都3県の中では非常に抑えてきたほうなんですが、私は、東京、神奈川、埼玉の状況を見て、千葉も必ず来るなと、そうは予想しておったんです。しかし、実際に234という数字が出ると、これはやっぱり衝撃でしたね。ですから、何しろこの新規感染者を抑えるためにどうしたらいいかということを改めて考えなきゃいけないし、そして、私ども、路地から路地へということで、移動交番とか青パトとか、そういうのに日本語と英語と中国語でメッセージをずっと流して回った。これが意外と好評だったですね。ですから私、思うんです。そういう意味において、まず一人ひとりにお願いするという気持ちを持って、今回は私自身の声で録音しまして、私のメッセージを皆様にお伝えしたいと、そのように思っております。
(記者)
では、もう1点なのですが、今、この感染を抑えるためにどうすればよいか改めて考えていくというお話がありましたけれども、振り返ってみますと、千葉県でも11月30日から12月22日まで集中的な対策期間としておりました。政府も勝負の3週間という期間もありましたけれども、そうした状況でありながら過去最多になってしまったということで、これまでの対策、取組については、今どのように御覧になっているか、教えていただけますか。
(知事)
千葉県は相当手を打ってきていると思います。これは、千葉県がどうというよりも、首都圏がこのような状態になっている。これは首都圏だけでなくて全国的に非常に感染者が増えているというのも事実でございます。ですから、どこの都道府県の知事さんも、遊んでいるやつなんかいませんよ。みんな真剣になっていますよ。何かいい方法はないかと、みんなで頭を抱えながら頑張っているんです。でも、なかなか効果が出てこないというのが実情でございます。ですから、私どもも、千葉県で今までどういうものに効果があったのか。だから、さっき言ったように移動交番車だとか青パトとか、各市町村にそうやって一人ひとりにメッセージを流すという、これは意外と効果があったと。だったら今度は私、自分でメッセージを入れるから、それでお願いしようじゃないかと、このようにやっているんです。これね、誰が悪いとか誰がいいという問題じゃないので、何しろ最後は一人ひとりの問題なんですよね。ですから、これはいつも言われていて、耳にたこができているでしょうけれども、3密を避ける、マスクをつける、換気をする、湿気、こういうのを頭に入れながら行動をとっていただきたいと、そのように思っております。
(記者)
ありがとうございました。
(記者)
お願いします。病床確保計画の話で、先ほど一部地域でというのを少し触れられたと思うのですけれども、現状、入院待機中等というのがまた増えてきている中で、今後、フェーズのほかの地域の拡大等は、知事としてどういうふうにお考えでしょうか。
(知事)
そうですね。ただ千葉県の場合広いので、東葛地方と違うところもあるんです。ですから、それをやりくりしながらやっているので。担当、どうですか。お話ししてください。
(職員)
保健医療担当部長です。このままの状況が続けば、ほかの地域へも拡大をさせて、「フェーズ4」に拡大させていかなくてはならないという状況になろうかと思います。先日発表させていただいたとおりの流れですけれども、次の地域、次の地域ということに拡大させていかなくてはならないというような状況だと思います。
(記者)
現状、年末年始、今日が25日なので、あと1週間後ぐらいから本当の年の瀬に入っていくと思うのですけれども、その間に向けて、これから、一旦仕事納めもあると思いますけれども、さらに新しい手を打つというか、臨機応変に知事が年末年始にまた出てきてお話しされる機会は、今のところ考えられていますか。
(知事)
今のところはまだそこまで検討しておりませんけれども、やっぱり一人ひとりの方が、いうなれば、うつさない、感染させない、自分の身を守るんだという、それをしっかり頭に入れていただきたいと思います。それと、家の中でゆっくり年末年始、お正月を過ごしてほしい。なるたけ外出はしない。本当にこれはまさしく自粛していただきたいと、そのように思っております。まあ、いろいろ事情もあります。ですから、そういうことをまず十分注意し、自分で頭に入れて、延期できるものは延期する、やめることができるならやめると、そのようにお一人おひとりが考えていただきたいなと、もうそこまで来ているんじゃないかなと私は思っております。
(記者)
最後に1点だけ。これは個人的になんですけれども、医療関係者で、特に専門部会の方とかに話を聞いていると、知事のやる気がないという厳しい声もあったりするのですけれども、そういう言葉について、知事としてはどういうふうに受け止められますでしょうか。
(知事)
やる気がないって、私がですか。
(記者)
そうです。専門部会の中からそういう声も出ていると聞いているので。
(知事)
それは正直言って失礼ですよ。冗談じゃないですよ。一生懸命やってますよ。
(記者)
知事としてはそういう認識ですか。
(知事)
認識というより、やってますよ。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(知事)
これから年末年始ということで、まちのクリニックなんかはお休みに入るところもあるかと思います。こういう中で感染者が増えていくと、受けたいときに病院を受けられないとか、そういう心配が出てくるでしょうか。病院が、ただでさえこれからお休みに入っていく中で感染者が増えてくると。
(知事)
これはやっぱりいろいろお願いしなければいけないところがあるんですよ。それを言ってください。
(職員)
昨日お話し申し上げたとおり、年末年始においても入院医療機関にしっかりと対応いただけるように、協力金の上乗せを10万円、50万円から60万円ということを確認いただいたところでございます。
(記者)
そうすると、年末年始に受診できなくなるとか、そういう心配は今のところないということですね。
(知事)
できる限りやっております。言ってあげてください。
(職員)
そのようなことがないように、鋭意、医療機関の方々とも連携しながら対応しております。
(記者)
あと、これは千葉県の状況ではないのですが、東京都なんかも病床稼働率が70%を超えていて、近隣県として、例えば東京の患者をもっと受け入れるとか、そういったことは可能性としてはあるでしょうか。
(知事)
今、うちのほうも大変ですからね、そこまで正直言って余裕がないですね。
(記者)
分かりました。
(記者)
今回、外出自粛に至った理由をもう少し詳しく頂ければと。対策を打つのが難しいということだったのですけれども、不要不急の外出の自粛を呼びかける理由を改めて聞かせてください。
(知事)
至ったということですか。
(記者)
はい。
(知事)
これは、いろんな報道を見ても、専門家の方がおっしゃっている話を聞いても、やっぱり移動が、そりゃそうですよね、どうしても移動が感染者数が増えてしまうというところもあるんです。でも、私どもは社会生活もしているわけでございますから、その辺を両方を見ながらやっていかなければいけない。あとは、個人がその辺をしっかり考えてやっていただかなければいけない。ですから、言うなれば「3つの密」ではございませんけれども、そういうところに移動するというか、行くというか、そういうものをまず極力避けていただきたいという気持ちから、また、移動はそういうものを誘発しますよということをお願いしているところでございます。
(記者)
ありがとうございます。感染者が増える中で、特定の地域とか特定の場所、行為とかで感染経路が増えていくということではなくて、全体的に増えているという状況もあって聞いているのですが、そういう中でやはり対策というのは難しくなってきているのでしょうか。
(知事)
確かにクラスターとかそういうもの。ところが、最近市中の感染も非常に多くなっていることも事実ですよね。ですから、はっきり言って、これは特効薬はないんですよ。分からないですよ。だから、いろんな手を私ども打たせていただいてやっているところでございます。
(記者)
あと一つ、呼びかけはいつからいつの期間まで。で、どのくらいの、移動交番車とか。
(知事)
今日録音しますけれども。それは担当、言ってあげてください。
(職員)
できるだけ早く。
(職員)
健康福祉政策課でございます。今日録音させていただいて、速やかに流したいと思っております。
(記者)
期間は。
(職員)
当面、年末年始、年明けまでを考えております。
(知事)
また、別にそれは年末年始だけじゃなくて、そういうことが有効であるという結果が出るならば、これは延長というか、随時使ってまいりたいなと、そのように思っています。
(記者)
本日はクリスマスということで、大変厳しいメッセージを伝えていらっしゃるというふうに、それは伝わってきているのですけれども、一方で、子供たちにとっては、クリスマスにしては厳しいプレゼントなのかなという気持ちもありますので、子供たちに向けた、もうちょっと愛情のこもったメッセージ、もちろんこれも感染拡大防止のための愛情のこもったメッセージをお願いします。
(知事)
そうですね、自分の子供の頃を考えても、やっぱりクリスマスからお正月というのは楽しみにしていたんですよね。だから、私たち大人がいろいろ工夫してあげて、お子さんたちが喜ぶような、普段は忙しいから一緒にトランプができなかったとか、ゲームができなかったとか、そういうときに一緒になってやってあげるとか、そういうふうに、言うならばより一層交わりを多く持っていけば、それが普段なかなかお子さんたちが得ることができなかった大きなプレゼントになるのではないかなという気もしますけどね。こういうときこそ笑顔なんですよ。やっぱりお父さん、お母さんが笑顔をもって、家族の方が笑顔をもって子供たちに接してあげると、子供たちも笑顔になると、そのように思っております。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。23日から東葛だったり千葉市のほうで時短営業の要請が始まっていますけれども、数日たって、知事のほうから御覧になっていて、その効果とか手応え、雰囲気の違いとかを感じていらっしゃるかというところと、あと、ほかの地域に時短営業の要請を広げていくお考えが現時点であるかどうか教えてください。
(知事)
やっぱり効果は出ていると思うんですが、実際にはこうやって新規感染者が出ていることもまた事実です。これはまたしっかりと検証しなければいけないですし、有効であるならば広げなければいけないと、そのように思っています。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
すみません、コロナの話題から変わるのですが、鳥インフルエンザがいすみ市で発生して、千葉県は全国2位の養鶏が盛んな県でもありますけれども、それがここで出てしまったということの受止めと、これからどのように対応されていくかを教えてください。
(知事)
これね、本当に青天のへきれきじゃありませんが、まさかと思っていたものですから驚いているんです。それも最大規模ですからね。しかし、私その話を聞いたときに、ぱっとまず自衛隊さんに協力を願いたいとすぐに手を打ったんです。そうしたら自衛隊さんも真っ先にやってくれて、これはよかったなと。出たものはいかにふさいで、そして感染させないかということが一番大事でございます。今、自衛隊さん、関係者、それからうちの職員もやっております。朝6時まで3万5,000羽の殺処分もできている。何しろこれからも、一日も早く収束に向けたいなと、そのように思っています。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
外出自粛や静かな年末年始を過ごすようにと知事が呼びかけられていまして、知事自身はこの年末年始、クリスマスも今日はありますけれども、どのように過ごされる予定でしょうか。
(知事)
もう、自宅ですよ。今は公舎にいますけどね。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
再度で大変恐縮でございます。今、外出自粛のお話がありましたけれども、11日までは自宅で過ごしてくださいというような呼びかけがありました。11日というと「成人の日」、成人式ですが、県内各地でもその成人式の式典の中止が相次いでおります。その点の受止めについて、いかがでしょうか。
(知事)
これは、おのおのの自治体が考えるんでしょうけれども、本当に判断に迷うと思うんですよ。おやりになるんだったら、最大限の防御というか、注意を払ってやらなきゃいけないだろうし、いろんな選択肢の中から主催者が判断するものと思っております。
(記者)
逆に、中止になってしまった新成人の方について、何かあればお願いします。
(知事)
そうだよな。それはやっぱり、一つのけじめじゃありませんけれども、「よし、これから大人になるんだ」という、何だかんだ言ってもそういう気持ちというのは出てくるものですよ。自分のときもそうでした。でも、今こういうときだから、それは自分の心の中でとめて、またちょっと時期をずらして、自分たちの仲間だけでもいいじゃないですか。そういうことをやったらいいんじゃないかなと、そのように思っています。
(記者)
ありがとうございます。
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