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更新日:令和5(2023)年12月22日
ページ番号:20870
日時 | 令和元年7月31日(水曜日)14時00分~14時21分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 令和元年7月31日知事定例記者会見(動画) |
知事
はじめに、高校野球の話題について、お話を申し上げます。
今月25日に、第101回全国高等学校野球選手権千葉大会の決勝戦が行われ、習志野高校が163チームの頂点に立ち、春夏連続となる甲子園出場を決めました。習志野高校は、全国有数の激戦区である千葉大会を、持ち前の粘り強さと全員野球で見事に勝ち抜かれました。今週の月曜日には、選手の皆さんが、甲子園出場の報告のため私のところに来てくれました。私からは、620万県民が皆さんを応援しているので、正々堂々と千葉県民らしく戦っていただきたいと、力強く激励させていただいたところでございます。習志野高校ナインには、家族や友人、先生方、地域の皆様への感謝の気持ちを持って、悔いのないようベストを尽くしていただきたいと思います。そして、春の大会の経験を活かして、千葉県の代表として、三度目となる全国制覇を成し遂げてくれることを期待しているところでございます。
知事
次に、「千葉なし味自慢コンテスト」について、申し上げます。
千葉県の梨は、産出額、収穫面積、収穫量、いずれも全国一位で、品質面においても消費者や市場から高い評価をいただいているところでございます。千葉県産の梨のさらなる品質向上とPRのため、みずみずしく、甘みの強さが特徴の「幸水」を対象に、8月10日から2日間、イオン津田沼店において、「千葉なし味自慢コンテスト」を開催します。100名を超える生産者の皆さんが育てた自慢の梨が県内各地から集められ、専門家や一般の来場者の審査によって、今年のナンバーワンが決まります。会場では、梨の試食や即売に加え、野菜ソムリエによる「千葉の梨の豆知識講座」や、受賞した梨のオークションのほか、子供たちが楽しめるゲームも行います。ぜひ御家族で会場に足をお運びください。今年の梨は日照不足の影響が心配されましたが、ほぼ平年並みに出荷が始まりました。今年のコンテストの品種である「幸水」から始まり、「豊水」「あきづき」「新高」など、10月中旬までさまざまな品種をお楽しみいただけます。千葉県の梨は、国内のみならず、タイやマレーシアなどの海外でも、味が良いと好評をいただいております。ジューシーでおいしい、「味が自慢の千葉の梨」をぜひ味わってみてください。
知事
次に、「がん征圧月間」の県の取り組みについて、お話しいたします。
がんは、県民の死因の第一位であり、年間1万6,000人以上、3人に1人の方が亡くなっております。一方で、がんは、禁煙などの生活習慣の改善が予防につながり、また早期発見によって、治る可能性が高まるとされております。毎年9月は、「がん征圧月間」でございます。がんの予防や早期発見の重要性について、広く県民の皆様に御理解をいただくため、今年度、千葉県では3つの取り組みを行います。1つ目は、「がん予防展」でございます。9月7日と8日に、「イオンタウン館山」で開催します。生活習慣の改善に役立つ情報の展示や、専門家によるがんや食生活に関する無料相談、模型を使った乳がん触診体験など、さまざまなコーナーを設け、がん予防に関する知識をお伝えいたします。2つ目は、「がん講演会」でございます。9月23日に、館山市の「千葉県南総文化ホール」で開催します。亀田総合病院の医師、大山優さんによるがん予防に関する講演のほか、乳がんを経験した後も精力的に活動されているタレントの麻木久仁子さんからは、検診の大切さについてお話をいただきます。3つ目は、「ピンクリボンキャンペーン」でございます。9月には、千葉市のゾゾマリンスタジアムで、10月は、フクダ電子アリーナで、観客の方々に、「乳がん」の早期発見の重要性について、啓発イベントを行います。がんは、早期に発見すれば、治る可能性が高い病気でございます。そのためには、定期的にがん検診を受けることが重要でございます。あなたと、あなたの大切な人のために、積極的に受診いたしましょう。
知事
次に、千葉県「介護の未来案内人」について、お話をいたします。
本県では、急速な高齢化の進展により介護のニーズが高まる中で、介護人材の確保が大きな課題となっております。そこで、昨年度から、県内の介護現場でいきいきと情熱を持って働かれている若手の介護職員を、「介護の未来案内人」として委嘱し、将来を担う若者に、同じ目線から、仕事の魅力を伝える取り組みを行っているところでございます。今年度は、県内で日本語を学ぶ留学生などにも情報発信の範囲を広げるため、新たにベトナム人の方も案内人として委嘱する予定でございます。案内人の皆さんには、県内の高校や大学、日本語学校などを訪問して、介護の仕事を選んだきっかけや、日々の仕事で感じているやりがい、楽しさなどを学生に紹介していただきます。また、勤務する職場の雰囲気や、日常生活について、SNSを通じて幅広く情報発信し、仕事の魅力を伝えていただきます。8月9日には委嘱状交付式を行い、私からは案内人の皆さんに激励をさせていただきます。介護の仕事は、人と人の心が通じ合う素晴らしい仕事でございます。「介護の未来案内人」の皆さんには、今後の活躍に大いに期待するとともに、千葉県の介護の未来を切り開いてほしいと、そのように思っております。
最後は、「この時期にお勧めの耳寄り情報」でございます。
今回は、県内約65カ所で摘み取り体験が楽しめる「ブルーベリー狩り」を御紹介いたします。青い果実で、ほどよい酸味と甘み、上品な風味が人気のブルーベリーが、今まさに旬を迎えております。完熟して甘みの増した新鮮なブルーベリーを自分で摘み取り、その場で味わうのは格別でございます。また、園内には、大きさや甘さ、酸味、風味が異なるさまざまな品種が栽培されていますので、食べ比べてお気に入りを見つけるのも楽しみの一つでございます。摘み取りは、9月中旬ごろまで、木更津市をはじめ、県内各地で体験することができます。今年の夏は、緑豊かな農園で、青い宝石のようなブルーベリーを味わってみてはいかがでしょうか。
私からは以上でございます。
記者
よろしくお願いいたします。私からは、本日の発表内容にあります「介護の未来案内人」についてお聞きしたいと思います。今回は日本人に加えてベトナム人の案内人を委嘱されるということですけれども、当然、日本人とはまた異なる役割が期待されると思います。今回ベトナム人の案内人の方々に対して、知事として具体的にどういった活動内容を期待され、どういった効果を期待されていますでしょうか。
知事
案内人の皆さんは、実際に介護現場の第一線で活躍しているところでございます。日本語学校の学生や母国の若者に対し、自身の体験を踏まえて、仕事の魅力、やりがいについて積極的に情報発信していただきたいと、そのように思っています。先日もベトナムのナム大使とお会いしまして、介護人材、また今、千葉県がやっている施策について御説明申し上げましたところ、非常に関心を持って、また期待をされておりますので、こちらとしても、しっかりとやらなければならないと、そのように思っております。
記者
関連で、外国人介護人材ということで言いますと、7月1日に支援センターがオープンして、ちょうど今日で丸1カ月たつかと思うのですけれども、オープン後、現時点での利用状況ですとか、実際寄せられている相談内容ですとか、もし県のほうで把握されている情報があったら御紹介ください。
知事
事実、まだ開始をしたばかりで、これからいろんなことが上がってくると思います。その辺の詳しい分析をどうぞ。
職員
健康福祉指導課でございます。約1カ月ということになりますけれども、具体的な、例えば現在介護職員として県内で働いている外国人の方、あるいはこれから働きたいという方、また、外国人を雇用したいというような施設の方からも相談があるというような状況でございます。例えば、相談の例といたしましては、ベトナムにいる親族に千葉県の留学生のプログラム、学費と居住費の支援でございますけれども、それを受けるにはどうしたらいいかといったような問い合わせですとか、あるいは家族がベトナムにいるけれども、日本に呼ぶための手続きはどうしたらいいかといったような、一例でございますけれども、そういった問い合わせが寄せられているということでございます。
知事
このセンターがもっともっと周知されると、いろんな相談、また県としてもやれることが出てくるのではないかなと、そのように思っているところでございます。
記者
わかりました。ありがとうございます。
記者
介護の件で関連してもう1点お伺いします。今年度ベトナム人の介護人材の受け入れプログラムをやられていると思いますけれども、その進捗状況でわかるものがあれば。
知事
数字を出してやって。今、出します。
職員
健康福祉指導課でございます。プログラムのほうでございますけれども、3月にベトナムの日本語学校5校と事業協定を結びまして、現地のほうでは秋からの日本語教育に向けて生徒の募集などの準備が進められているという状況でございます。また、千葉県側でございますけれども、現時点で29の介護施設からプログラムへの参加希望が出されております。今後、現地の生徒さんと受け入れ側の施設のマッチングというプロセスがございます。そちらを行った上で日本語学習をしっかりとサポートしてまいりたいと思っております。
記者
追加で、マッチングというのは大体何月ごろにやられて、というスケジュール感をもう少し伺ってもよろしいでしょうか。
職員
マッチングにつきましては、現状、まさに今進めているところでございます。
記者
ありがとうございます。あと、発表外ですけれども、この1週間で教育庁のほうで障害者の雇用率についてと、統計課のほうで毎月勤労統計調査による集計ミスが2つありましたけれども、その2つミスが続いたことについて、知事の受け止めを伺ってもよろしいでしょうか。
知事
本当に、事務的ミスが続いてしまって、県民の皆様に大変御迷惑をかけていることを深く受け止めているところでございます。改めて、私のほうから全職員に向け、事務処理の点検や研修の実施によるコンプライアンス意識の徹底を呼びかけ、事務ミスが発生しないように適正な事務の執行に努めてまいりたいと、そのように思っております。
記者
コンプライアンスについてというお話があったのですけれども、統計という性質上、やっぱり県民が見て疑いようがないというか、それを間違っているかどうか判断が全くできないものだと思うのですけれども、統計の性質を考えた上でミスが重なった、信頼性が失われたことについて、何かお考えがあれば。
知事
本当に記者さんの訴えていることはよくわかるのでね、これは改めて、私どももさらに検証して、ぴしっとやっていかなければならないと。担当部局、その辺説明してください。
職員
統計課でございます。今回の案件は、単に数字を間違えてしまった、あるいはそれを利用する人、それからこの統計をつくるために協力している事業所の方にも迷惑をかけてしまったという点で、大変重く受け止めているところでございます。統計に対する信頼というものが行政を進めていく上で大変大切でございますので、これからも再発防止策にしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
記者
私からは以上です。
記者
よろしくお願いします。大きく2点お伺いしたいのですが、まず1点目は、日韓関係についてお伺いしたいと思っております。今日もアメリカの仲介が伝えられるなど、日々動いている事案ではありますが、特に本県は観光立県であるということも踏まえて、日韓関係の悪化を受けた県内経済の影響はどのように見ていらっしゃるか、懸念事項などあれば教えていただければ。
知事
我が県のことを申しますと、韓国から本県への観光客に影響が出ているということは、今現在は聞いておりません。これからいろいろ出るかもしれませんが、とりあえず訪日観光客をはじめとするさまざまな影響については、今後の動向を注視してまいりたいと、そのように考えているところでございます。
記者
今のこの日韓関係における政府の対応等については、どう評価されますか。
知事
まあ、私も国会議員ではないから、それを深く知るところではないのでございますけれども、基本的に韓国というのはお隣でございますから、それはやはり仲良くするにこしたことはありません。ただね、やはり違うものは違うということを、どんな親しい友達でも言っていかなければならないし、その中で、例えば親しければ、お互いのことをこうじゃないか、ああじゃないかというときもあると思います。でも、私は話し合って、お互いに譲歩、思いやりの気持ちがあるならば、必ずうまくいくと思います。
記者
もう1点、これは全然別ですけれども、木更津のオスプレイの暫定配備についてです。6月29日までに地元の住民説明会が終わったようなのですが、今現在の県、木更津市、防衛省における協議の進捗状況について伺えますか。
知事
木更津市は現在、8月3日の全市民を対象とした説明会に向けて対応を進めていると、そのように聞いております。県としても、地元への説明を踏まえ、木更津市と相談しながら訓練内容や地域環境への影響などについて、しっかりと防衛省に確認してまいりたいと、そのように考えております。
記者
ということであれば、防衛省に対する質問状というのは、まだ出されていない段階ということですか。
知事
まだ出していないよね。出していません。
記者
わかりました。ありがとうございます。
記者
では、私は1問だけでお願いします。会見がしばらくあいてしまうので、その関係でお伺いしたいのですが、知事は就任されてから8月15日の終戦の日に靖国神社への参拝を10年間続けられていると思うのですけれども、次の会見がその後になってしまって、しばらくないので、今年も基本的には行かれるという理解でよろしいでしょうか。
知事
もちろん行きます。
記者
行かれる際には、改めて、どういった思いをもってご参拝されるかを伺ってもよろしいでしょうか。
知事
それはもう、日本が平和で、安全で、そして世界が平和で、安全で、みんなが幸せになるようにと、まずそうやって手を合わせると同時に、私のおじきも寝ていますので、おじき、頼むよと、そんなようなことを手を合わせようかなと、そのように思っております。
記者
わかりました。ありがとうございます。
記者
よろしくお願いいたします。先ほどの介護人材支援センターに関する質問をさせていただきます。先ほどちょっと出たとは思うのですが、具体的な相談件数について教えていただきたいのと、あと、国籍について教えていただけますでしょうか。
知事
数字は言おうか。そっちで言ったほうがいいかな。とりあえず一つだけ。今のところの相談件数は27件。あと、国だとかはそちらで説明してあげて。今、改めてご紹介します。ちゃんと言ってください。
職員
健康福祉指導課でございます。国籍でございますけれども、ベトナムの方、フィリピンの方、インドネシアの方、あと中国の方でございます。
記者
それと、改めてもう1問だけよろしいでしょうか。まだ27件で始まったばかりではあるのですが、およそ稼働1カ月のこの数字に対する森田知事の評価というのは、どのようなものがございますでしょうか。
知事
正直な話、こういうものがいっぱい来るというのはあまりよくないことなんです、考えてみればね。でも、こうやって周知して、実際にいろいろな国の人たちから問い合わせ、相談等が今徐々に来ているということは、私どもとしてもしっかり、これからもっと出てくるぞという思いを含めて対応もできるし、今のところはそんなものなのかなと、そう感じてはおります。
記者
ありがとうございます。
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