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更新日:令和6(2024)年4月1日

ページ番号:342485

知事定例記者会見(令和元年10月30日)概要

知事発言へ質疑応答へ

日時

令和元年10月30日(水曜日)15時00分~15時15分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 令和元年10月30日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 10月25日の大雨による被害等について

知事発言

10月25日の大雨による被害等について

知事

本日は、先週25日の大雨について、お話をします。

今回の大雨では、19の河川で越水が起きるとともに、各地で土砂崩れが発生いたしました。これにより、本日現在で、死者10名、床上及び床下浸水などの住家被害が、約2,000戸となるなど、県内に甚大な被害が生じました。亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された全ての皆様に、心よりお見舞い申し上げます。私は、今回、佐倉市や茂原市など、浸水被害の大きかった地域のほか、土砂の崩落現場など、県内の被災状況を上空から視察いたしました。また、写真などでも被害状況の報告を受けましたが、改めて被害の甚大さ、そして県民の皆様の生活への影響の大きさを痛感したところでございます。県では、先月からの一連の台風や大雨で被災された皆様が、安心して、一日も早く元の生活に戻れるよう、できる限りの支援を行ってまいります。また、皆様が、前へ向いて頑張ろうという気持ちを持っていただけるよう、オール千葉で精一杯努力してまいります。

私からは以上でございます。

質疑応答

記者

お願いします。大雨について伺いますが、死者が、県の今のところの集計だと10人ですが、近い将来11人になるのだろうと思います。単純に死者が多い少ないと、数で比べるような話ではないのですけれども、とはいえ11人というのはすごく多い死者数、東日本大震災以来の県内での大災害ということになってしまいました。率直に知事としてどのように受け止められているか、改めてお聞かせください。

知事

ほんとにお亡くなりになられた皆様の御冥福を心からお祈り申し上げます。記者さんおっしゃったように、これほどの犠牲者を出した災害は、8年前の東日本大震災以来で、大変重く受け止めております。何しろ本当に私は改めて自然の怖さというものを感じたところであり、私たちは今まで、「想定して」「想定して」ということをよく言うんでございますが、最近はその想定すら、もう想定できなくなったと、このように感じるところでございます。しかし、何としても今回の全てにおいての経験、これを大きな教訓といたしまして、次に万が一また来るようなことがあってはなりませんが、次に備えなければならないと、強く思っているところでございます。それにしてもね、次から次へとほんとに残念で、また被災している県民の皆さんには、大変御苦労をかけているところでございます。もちろんお亡くなりになった方々は大変悔しい思いをし、御冥福をお祈りするところではありますが、県といたしましても、国としっかり連携し、お願いするところはし、そしてまた各市町村とも意思疎通、連携をし、県単独でも支援できる財政は精いっぱいさせていただこうと、そのように思っているところでございます。

記者

ありがとうございます。亡くなった方の亡くなった状況を見ますと、土砂災害警戒区域に指定がおくれていた場所ですとか、あるいは浸水想定区域外で車が水没したりですとか、そういった亡くなり方をされた方も少なからずおられると。特に土砂災害警戒区域に関しては、県の指定は特に全国的にもおくれているという状況もありまして、知事として反省ですとか、あるいはこれからどういうふうに取り組んでいきたいですとか、そういったお考えがあればお聞かせください。

知事

私ね、これは本当にね、全国平均が88%だと、我が千葉県は36%だと、私、以前から知っています、これ。何とかしていかなきゃいけないだろうと。それが現実のものになってきたんですよ。私は、確かに担当部局はね、まあこういう土地だとか、こういうことに関してはいろいろと地権者の御意見があるところでございます。それで、基礎調査が終わっても、その後ね、任意ではございますが、住民説明会等もあります。で、一生懸命丁寧に説明し、こうしているんだと、それは私もわかるよと。でもな、今回見ろよと、こういうことが起きているだろうと。だからもちろん住民の皆様に丁寧に説明し、より一層御理解賜るようにしなければならないだろうと、私は何しろ迅速に、人命第一、県土整備部に指示したところでございます。

記者

私からは川に関する質問を、いくつかさせていただきます。1点目、水位周知河川ではないのですが、水位計が壊れてはかれなかったところがいくつかありました。これについての知事の受け止めをお願いします。

知事

8月から壊れていたのがあったと。はっきり言って、俺は知らなかった。私も担当部局から聞きました。いや、担当部局が別にサボっているわけじゃないんですよ。本当に良くやっているんです。いろいろなそういう優先順位も含めて、千葉県というのは結構広うございますから、いろんなことがあります。それはわかるけれども、これからは、もう千葉県は災害が少ない県じゃないぞと、これからは、何しろ迅速にいち早くやっていかないと。例えば、簡易型水位計の設置等も含めて、何しろ、もう理屈は言わねえで、どんどんやっていこうよということを、担当部局も、非常に、8月からそういう壊れたところがあったということを非常に反省していますし、それは理解するところもあります。でも、これからは、より一層、私たち、二度とこういうことが起きないようにやっていこうと強く指示したところでございます。

記者

ありがとうございます。その関係で、その周知河川以外の小さい川で、今回、水があふれる被害が多く出てしまっていますけれども、そのことについての受け止めをお願いします。

知事

予測なんて言うと、また「何が予測だ」なんて言われるかもしれませんけれども、越水も含めて、やっぱり、どうしても土地の低いところもありますし、いろんな原因等もあります。でも、今、あれがこうだったからこうだったと言えるときじゃないと、何しろ、もう一度、私たちは、全面的にしっかり検査して、検討して、それはお国にも、それから各市町村にも、意思疎通をはっきりし、連絡事務所等、その点をもう一度精査し、これからに備えようじゃないかと私は強く言っているところでございます。ですから、記者の皆さんも、あれはこうじゃないかああじゃないかと、もちろんあります。私も残念ながら持つところもあります。でも、私が職員の皆さんにも言ったのは、何しろ、それを全部受け止めたら、あれがああだこうだはもういいよと、何しろやろうやと、そのようにお願いしたところでございます。

記者

最後の質問です。先ほど、知事からも簡易型水位計の設置のお話が出ましたけれども、今後こういう中小河川の危険性をどのように察知して伝えていくのか、県の対策としてお考えになっている部分がありましたら最後にお願いします。

知事

簡易水位計を百いくつ置いているんですが、はっきり言って……。

職員

今、簡易水位計は置いていないです。

知事

ごめん、何だったっけ。簡易型だろ。

職員

簡易型はまだ県に設置されていません。

知事

間違えました。だから、これは、ぜひ、これから検討して、より一層わかっていくでしょうし、必要となるならば、事実、必要となるでしょうから、各市町村と相談しながらやってまいりたいと、そのように思っています。

記者

ありがとうございました。

記者

よろしくお願いします。先ほど知事の御発言の中で、被災した市町村に対しては、県単独でも財政支援をやっていきたいというお話がございました。今後、12月補正予算の編成に入っていくと思うのですが、12月補正予算の編成方針、知事のお考え、そして予算の規模感についてお聞かせください。

知事

キワカン?

記者

いや、規模感。何億円規模ですとか。

知事

今、12月の議会に対して検討しているところでございます。言うなれば、国の支援、それプラス、県単独でどのくらいできるか。このぐらい県としてもできるし、また各市町村にもお願いして、でも、その歩合も前よりも県が重く持つようにしようじゃないかと、そのように話しているところでございます。担当部局、その辺説明してください。いないの。わかりました。そのように私どもしっかり積み上げていって、改めて皆様に正確な数字、それから今後の方針を伝えるつもりでございます。

記者

わかりました。ありがとうございます。

記者

よろしくお願いします。先ほど少し触れられました浸水想定区域外での川の氾濫被害のことですけれども、平成27年に水防法の改正があったりとかで、より厳格な浸水想定区域の策定を県も求められたと思いますが、今回の災害には間に合わなかったようでして、それに対する受け止め等、今後どうされるのか、お考えをお願いします。

知事

これ、記者さんね、今までの流れはそのとおりでございます。ですから、これから御批判もあるだろうし、それと同時に、国とも各市町村ともいろいろと連絡等をとりながら考えていかなきゃならないと思います。担当部局、その辺説明してください。

職員

県土整備部河川環境課でございます。ただいまお話がありました平成27年の水防法改正に基づきます、想定し得る最大降雨の浸水想定につきまして、現在見直し作業を続けているところでございます。こちらに関しましては、可及的速やかに発表できるように準備を進めているところでございます。以上です。

知事

何しろ今現実にこういうことが起きているんですから、それに向けてやっぱり迅速にやっていかないとまた同じようなことが起きると。だから、それは大自然のこういうあれですから、いつ何どきまた同じようなこと、それ以上のものが起きるかもしれません。でも、それに対応できるように私たちも今できることをやろうじゃないかと、そのように思っているところでございます。

記者

よろしくお願いします。今の話に関連してですけれども、土砂災害警戒区域の指定や浸水想定区域の指定、いずれも河川環境課が担当することになると思うのですが、加えて、河川環境課では水防本部を設置してリアルタイムで河川の氾濫等を監視したりする業務もあると思います。いくつも業務が重なっているように私個人としては感じてしまったのですが、今後、河川環境課なりその辺の担当部署について、人員補強するとか、組織改編するなど、その点について知事は今お考えはあるのでしょうか。

知事

そのとおりなんですよ。私どももその点をいろいろ、今は大変混乱しているところもありますが、しっかりと考えていこうじゃないかと。何でもかんでも一人が2つも3つも4つもやっちゃ、限界がありますよ。そうすると必ず何かそこに落ち度も出てきたりするので、その辺、担当、説明。大丈夫ですか。

職員

河川環境課でございます。ただいまお話がありましたとおり、水防の体制、水位計、ハザードマップなど、非常に多岐な業務を行っております。今回の状況等もしっかり検証、反省を踏まえながら、改善すべきところは改善してまいりたいと考えております。以上です。

知事

ありがとうございます。

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電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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