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更新日:令和5(2023)年12月22日
ページ番号:20866
日時 | 令和元年7月5日(金曜日)10時30分~11時08分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 令和元年7月5日知事定例記者会見(動画) |
知事
はじめに、熱中症予防について、お話をいたします。
熱中症による搬送者の数は、例年、7月に急増します。梅雨の合間に突然暑くなった日や、梅雨明け後に急に蒸し暑くなった日は、特に注意が必要でございます。熱中症の予防については、これからお話しする3点に気をつけてください。1つ目は、小まめに水分を補給することです。暑い日には、知らず知らずのうちに汗をかいています。室内でも、外出時でも、喉が渇く前に小まめに水分をとってください。2つ目は、暑さを避けることでございます。室内では、エアコンや扇風機を上手に使いましょう。温湿度計を置き、部屋の温度と湿度が上がり過ぎていないか、これを注意いたしましょう。また、外出や屋外で作業をするときは、小まめに休憩し、日傘や帽子を使うのが効果的でございます。3つ目は、高齢者や子供は熱中症のリスクが高いことです。御家族や周りの皆さまで体調の変化に気を配ってあげてください。県では、県民だよりやラジオのほか、外国人観光客などの増加に伴い、英語版のチラシを配布するなど、引き続き注意喚起を行っていきます。また、今月26日の金曜日には、テレビで活躍する気象予報士の依田司さんを講師にお招きして、「親子で学ぶヒートアイランドと熱中症対策教室」を浦安音楽ホールで開催いたします。クイズや実験を通して楽しく学べる内容になっていますので、奮って御応募くださいませ。熱中症は、一人ひとりが早い段階で注意すれば予防することが可能です。暑い中、頭がクラクラしたり汗が止まらない場合は、涼しい場所に避難し、水分をとるなど、適切な対策をとるようお願いいたします。実は、私、熱中症って本当にどうなるのかなと思って、芝山の自宅で朝5時ごろから掃除をいろいろしているうちに、本当に暑くなってくるんです、日が出てね。そうすると、確かにクラクラしてくるんです。どうやったら早く治るかなと思ったら、やっぱり、冷たい水を特にここにかけることですね。頭から冷水をばーっとかけてここをぐっと冷やして、それで少し休んでいると相当違います。ですから、まず冷たい水で冷やす、そして水を飲むということが大事だと、私も身にしみて感じているところでございます。
知事
次に、東京2020オリンピック聖火ランナーの募集についてお話をいたします。
オリンピック聖火リレーは、来年の3月26日に福島県を出発し、全国を回ります。千葉県では、7月2日から4日までの3日間、約240人の聖火ランナーが駆け抜けます。7月2日は、「県内道路網を活用した本県の基幹産業や豊かな自然」をテーマに、東京湾アクアラインの海ほたるをスタートして、サーフィンの会場である釣ヶ崎海岸などを通るルートでございます。7月3日は、「本県の魅力あふれる歴史・伝統文化や国際都市」をテーマに、成田山新勝寺や幕張メッセなどを通るルートでございます。そして、7月4日は、「歴史・伝統文化と先進的まちづくりが融合した活気あふれる都市」をテーマに、手賀沼公園や柏の葉公園、松戸駅周辺などを通るルートとなっているところでございます。県では、33人のランナーを公募いたします。県内の幅広い地域から、千葉県らしさをアピールしていただける方を中心に選考を行います。既に募集を開始し、県ホームページ、または郵送で受け付けているところでございます。本県にゆかりのある方で、2020年度に中学1年生以上であれば、応募可能となっております。皆さんも聖火ランナーになれるチャンスです。千葉県で走り、地域を盛り上げたいという熱い気持ちをお持ちの方、ぜひ御応募をお待ちしております。
知事
次に、コメの新品種の愛称決定についてお話しいたします。
本県では、粒が大きく、コシヒカリと同等以上においしいお米を開発いたしました。このお米は、茎が短く倒れづらいため、安定して生産できる点も大きな特徴でございます。このたび、お米の愛称が決定いたしましたので、発表いたします。愛称は、「粒すけ」でございます。菅官房長官のまねをしまして、「粒すけ」でございます。よろしくどうぞお願いいたします。次の世代の農業の担い手に千葉のお米の未来を考えていただきたいという思いから、この愛称は、農業を学ぶ学生の皆さんから募集し、米の流通関係者や消費者の方などをメンバーとする委員会で選考し、決定したところでございます。「粒すけ」は、大粒という品種の特徴をイメージして、「自分の子供のように愛着を持ってもらいたい」という思いを込めて名づけられた愛称でございます。ひとつよろしくお願いをいたします。「粒すけ」は、来年、令和2年の春から農家での栽培が開始され、秋に本格販売を行います。県では、来年のデビューに先駆けて、今年の10月中旬から、県内レストランでのプレデビューキャンペーンや、地域イベントでのサンプル配布など、積極的にPRを行い、本格デビューに向けた機運の醸成を図ってまいります。本県は、東日本で一番の早場米の産地であり、全国有数の米どころでございます。粒すけ」は、新たなチーバくんデザインを活用してPRしてまいります。このデビューをきっかけに、多くの方々に千葉県のおいしいお米のファンになっていただきたいと思っております。
知事
最後は、この時期にお勧めの耳より情報でございます。
千葉市にある県立美術館では、今月、7月13日から、「千葉からはばたく新世代アート千葉の新進作家vol.1志村信裕残照」を開催いたします。この展示は、千葉県にゆかりがある新進気鋭の作家の作品を紹介し、現代美術に親しんでいただきたいという、そのような思いから企画したものでございます。今年度から始める展覧会シリーズの第1回目となります。今回は、千葉県在住の若手作家、志村信裕氏の映像作品を紹介いたします。見どころは、最新作となる「ノスタルジア・アムネシア」でございます。フランスのバスク地方と成田市を取材した映像が芸術的に構成されている作品でございます。また、志村氏の代表作「ジュエル」も展示いたします。拡大したカラフルなボタンの映像を投影している作品でございます。平成21年以降、全国各地で展示され、千葉県内では初公開となります。同時開催のアート・コレクション「不思議の森美術館美術の世界はとっても自由」は、子供も楽しめる展示でございます。ぜひ、県立美術館で現代アートに触れてみてはいかがでございましょうか。このほか、夏休みに向けて、県立中央博物館でも、企画展「ほにゅうるい」など、子供も大人も楽しんでいただける展示やイベントが盛りだくさんとなっております。御家族やお友達など、お誘い合わせの上、ぜひお越しくださいませ。私からは以上でございます。
記者
昨日公示された参院選について3点お伺いしたいと思います。まず1点目は、経済政策ですとか外交、安保、社会保障制度など、さまざまな課題があると思いますが、どういった論戦をこの参院選に期待されますでしょうか。
知事
今、記者さんがおっしゃったように、外交、安全保障は非常に大事であります。それと同時に、経済、子育て、いろんな重要な課題が多々あることは現実でございます。これを大いに議論することは大変大事だと、そのように思っております。ですから、今度は、選ぶのは、県民、私たちですから、候補者や政党の主張をしっかり聞いて投票をしなければいけないなと、そのように思っております。
記者
2点目ですけれども、国政選である今回の参院選で虐待対策に関する議論を深める必要はないかということについてお伺いしたいと思います。というのも、野田市ですとか東京目黒で虐待事件が起きたことを受けて、さきの通常国会でさまざまな議論が行われたり、また、制度改正やルールの徹底などが求められたりしてきたにもかかわらず、その後も、札幌市など、各地で虐待事件が後を絶っていません。これは、国などが打ち出している対策が後手に回っていたり、その一方で、虐待対応に当たっている現場への負担が増えているということに対する理解や配慮が十分ではないといったようにも感じています。今回、国政の課題にもなっている虐待対策について、参院選の議論の場において、こういったことを議論してほしいという知事の思いはございますでしょうか。
知事
今、記者さんがおっしゃったように、虐待だとか、言うなれば人間の感情に関したものというのは、非常に難しいところがございます。これは方程式で解けないところでございます。だからこそ、私は、いろんな角度からの議論、そして、こういうことが二度と起きないように、また、未然に防ぐため、どうしたら良いかということを、各政党、各候補者が議論していただきたいなと、そのように思っております。それと同時に、私たちは、しっかりとした、「今、選挙だから形をこうする」じゃなくて、それは国の議論としてやって、私たちは、今までの県としての精査、また、これからの防止対策について、皆さまの意見をしっかり聞きながら、そしてまた、私たちが積極的にやっていかなければならないなと、そのように感じているところでございます。
記者
児相を預かる県として、具体的にこういったところを特に取り上げてもらえるといいなといったところはないですか。
知事
正直な話、いっぱいあるんですよ。言っちゃうとね。どれが軽くて、どれが重いという問題じゃないんですが、まず、命の大切さ、それと、やっぱり、お子さんを守るのは私たち大人なんだと、当たり前のことを、私たち、まず大人が、一人ひとりが自覚せねばならないし、それと同時に、周りをみんなで見てあげるということも私は大事だと。基本的には、これをしっかりやっていくことが一つひとつのきっかけに、言うなれば、そういうことをなくすきっかけになっていくのではないかと、そのように思っていますが、担当部局、説明してください。
職員
児童家庭課でございます。
選挙の場においてどのようなということではうまい回答はできませんけれども、児童家庭課としましても、子供の命と安全を守るために、あらゆる施策を実行していく必要があると考えております。再発防止策につきましては全力で取り組んでまいりますけれども、児童福祉法の理念を実現するために、さまざまな検討を進めていくことが重要だと考えております。以上でございます。
記者
最後、3点目です。低迷する国政選挙の投票率ですけれども、県議会閉会後のぶら下がりでも取り上げられましたが、いま一度、昨日の公示を受けて、低投票率に対する知事の現状認識と有権者への呼びかけ、あともう一つ、投票率の向上に向けて県として今回の参院選でどのような取り組みを行う予定があるか、お聞かせください。
知事
私、今回の選挙だけじゃなくて、昔からよく言っていたんですけど、やっぱり権利と義務だと思うんですよね。「今の政治はこうだ」、「今この政策はどうだ」と、もちろん、私たちはどんどん言えるし、でも、そのかわり、今度は自分たちの代表を選ぶ義務もある。そういうことをもっともっと周知していかなきゃならないし、それと同時に、そういう問題点も含めて、与党も野党もいるわけですから、「これはどうするんだ」、「あれはこうするんだ」という、浮き彫りにしていただいて、若者たちに、「これは俺たちが1票やらないとえらいことになるな」、「これは自分の意思をはっきりしなきゃいけないな」と、そのように周知させていくということが非常に大事だと思うんです。だから、正直な話、100%うまくいく方法というのはなかなかありませんが、ただ「低い、低い」と言っているだけじゃなくて、私たちが若者たちに、より一層興味を持たせる、行かなきゃいけないという気持ちを持たせるように周知していくべきだと思っております。また、周知の方法としては、最近は、SNS等、こういうものも非常に有効でございます。あと、大人が若い人たちと何かのときに、「おい、おまえ、投票に行かないとだめだぞ。君たちの明日がここで生まれるんだぞ」と、私たち大人も、ちょっとしたところでちょっと言えるといいのかなと、そのように思っております。何かありますか、担当部局。
職員
選挙管理委員会でございます。
特に投票率が低い若者向けの啓発といたしまして、SNSを活用した啓発等を実施してございます。具体的には、SNS、YouTubeですとかInstagram、Facebookといったところに広告を出しまして、ぜひ投票に行っていただけるように啓発に努めてまいりたいと思っております。
記者
投票率に関して、例えば参院選ですと5割未満、要するに、2人に1人しか行っていないという状況になると、それが果たして本当に民意で選ばれた国会議員なのかということも疑問に思うので、その辺の危機感を知事は抱いていらっしゃるか。
知事
それは記者さんもいつも思っているんでしょうけどね。書きながら。本当なんですよ。だって、首長選挙だって30%を超えるのがだんだん珍しくなってきて、20%台が当たり前のようになってきた。本当に、民主主義の、まさしく、この1票をとるために、他国において、それこそ血を流して、自分の命が危ないんじゃないかと思いながらも、この1票の投票に行くという、そういう国もあるわけですよね。ですから、私も、みんなと話して、できる限りのことをしているのでございますけれども、あとはお国に何か良い方法はないかと聞きたいんですよ。何しろ頑張ります。
記者
あと一点、お願いです。後で、もしお時間があればですが、お米のフォトセッションみたいなことは可能ですか。
知事
オッケー。大丈夫。
記者
ありがとうございます。
記者
よろしくお願いします。私からは、最近全国的な問題になっておりますプラスチックごみについてお尋ねしたいと思います。最近、産廃プラスチックの国内処理量が非常に増えておりまして、民間の業者だけではなかなか追いつかない状況になりつつあります。そこで、先日、環境省が都道府県や政令市に対して、産廃プラスチックを自治体でも引き受けてくれという通知を出しました。そもそも産廃処理は自治体の通常業務ではないので、かなり異例の通知だと思いますけれども、まず、この国の方針について、知事としての御所見をお聞かせください。
知事
国のほうも相当頭を悩ませているのでしょうけれどもね。ですから、お国のほうから協力してくれないかと来ているわけですから、それは各市町村のほうにお願いするようにいたしますけれども、市町村においても、処理対応についての施設の能力、また、それぞれの事情もあると思いますので、これは各市町村が判断しなきゃならないし、また、各市町村から具体的な相談がありましたら、必要に応じて国にも相談し、適切に対応してまいりたいと、そのように思っております。
記者
この問題に関して、現状、県としては、県内市町村に対してどういった働きかけをされているのでしょうか。
知事
担当部局。
職員
循環型社会推進課でございます。
通知を受けまして、これを市町村に配付したところでございますけれども、まだ市町村のほうから具体的な相談等は来ておりません。知事から説明がありましたとおり、相談が来ましたら、環境省とも連絡をとりながら、適切に対応してまいりたいと考えているところでございます。
記者
もう一点、また別件ですけれども、発表項目にあるお米の新品種ですが、最近、いろんな都道府県で、例えば青森県ですと「青天の霹靂」、富山県だと「富富富」というふうに、いろんなユニークなネーミングのお米が増えていますけれども、「粒すけ」というネーミングについて知事の率直な御感想をお聞かせください。
知事
みんなで決めたんだろう。「粒すけ」、いいんじゃないか。「富富富」とかあるんだな。でも、ネーミングって大事なんだよ、本当はね。だから、そういうことがわかっていて、担当部局も、みんなの意見を聞きながら、いろいろ決めたと。この経緯はどうなの。
職員
流通販売課でございます。
今回のお米、「粒すけ」のネーミングの経緯でございますけれども、まずは次代の農業の担い手に名前を決めてもらいたいということで、千葉のお米の未来を考えていただきたいというような考えから、まずは農業を学ぶ学生の皆さまに名前を応募してもらったところでございます。その名前を受けまして、選考委員会を県の中に設けまして、それで名前を決めていったというようなことでございます。
知事
私も、「どうですか」と上がってきたときに、「みんなが決めて、これで頑張ろうという気持ちを持ってもらえるならば、ぜひこれにしましょう」と、そう言いました。
記者
ありがとうございました。私からは以上です。
記者
よろしくお願いします。1点だけ、先日、成田空港の田村新社長が御挨拶になったと思うのですが、印象であったり、今後、成田空港に期待することをお伺いしたいです。
知事
田村さんという方は、本当に見るからに頭の良さそうな人だなと、そういうふうに思いましたね。航空局長、その後、観光庁長官もおやりになっている。私も少し話しましたがね。でも、今回新社長になって、実は、観光庁長官をやっていたころは、もちろん、お客さまをいっぱい呼びたいと。これと非常にリンクしていくのではないかなと。だから、もちろん足の飛行機、それから受け入れの自治体、そしてまた観光と、こっちのほうにも。私、実は、お会いしたときにもいろいろ話して、非常に乗ってくださいました。それと同時に、基本的な機能強化、これに対しても非常に御見識が高く、まず、機能強化の議論のとき、最初に委員会で発言したと私は聞いております。それをもとに私たちもいろいろと議論をし、そしてまた、その後、それを着実に実行していったと、そのような形になっています。夏目社長も今度は相談役としてやっていただけるので、私たちは最強の布陣ができたのではないかなと、そのように思っております。
記者
お願いします。新しいお米について伺います。事実関係は、後で数字等は伺いますが、久々に千葉県としては販売を目指す米ではないかと思いますけれども、知事として、このお米、「粒すけ」にどのように育っていってほしいというか、将来どのようになってほしいとお感じでしょうか。
知事
このお米って、ちょっと大きいらしいですね。20粒並べると1粒大きいんだって、普通の米より。ということは、これは意外とおにぎりなんかもいいんじゃないかなと思いますよね。それとまた、日にちがたって、ちょっと乾燥させて、フライドライスとか焼き飯とか、そういうのにも向いていると思います。それよりも何よりも、ぜひ記者さんに食べていただきたいのは、まだ私は食べていないんですけど、食べた人の話も、おいしかったのでしょう、きっと、そういう話も聞いております。(下線部について、会見中に「食べたことがある」と訂正しました。)
千葉県はあまりにも首都圏に近いものですから、もう一つ、今まで、良いものがあるのにPR不足だったということもあるので、「このお米は千葉県ですよ。『粒すけ』ですよ」と、そのように声を高くして、皆さんに御賞味賜ればと、そのように思っております。
記者
追加ですけれども、オリンピックを来年に控える中でのタイミングで新たなお米ということで、例えば、外国人にも食べてほしいとか、そういう知事の思いがありましたらお願いします。
知事
そうなんです。僕らが小さいころ、外米というのがいろいろ来ていましたけれども、外米は外米でおいしいんですけれども、でも、何と言っても、日本のお米のかんだ歯ざわりの良さ、甘さ、あれが本当においしいんですよ。ですから、私は、オリンピック・パラリンピックで多くの外国の方がいらっしゃる、これはお米を売る大きなチャンスだと。だから、我が千葉県もここに参入して、そして、おすしのしゃりにでも大いに使ってもらえればと、そのように思っているところです。
記者
最後、1点だけ。先ほどの質問にもありましたが、やはり、各地、ブランド米をいろいろな都道府県がつくっている中で、どうやってお米の競争を勝ち抜いていきたいとお考えでしょうか。
知事
あまりライバルを意識すると大体ライバルにうずもれるんですよ。絶対見ない。だから、選挙でもそうですよ。「ほかの候補者がこうだ。あの候補者がこう言っているから俺はこう言おう」じゃなくて、自分が思っていることをぴしっと言う。だから、このお米に関しても、ほかのいろいろな良いお米があるでしょう。でも、我が千葉県の「粒すけ」はここがおいしいのです、こういうところを食べていただきたい、こういうところに使用していただきたいということを、これからも愚直に主張してまいりたいと、そのように思っております。
記者
ありがとうございました。
記者
同じく、お米のことについてお伺いしたいのですが、県産のブランドで新品種としてつくるということですが、一方で、今、県で主流になっているコシヒカリみたいに、別の県で栽培されたけれども、広がっているような品種もあります。「粒すけ」は、当面は、例えば、ブランド力を保持するために千葉県の農家さんのみに種もみを渡すのか、それとも、良い品種なのでもっと広まってほしいということで、逆に、ほかの都道府県にも一定期間を過ぎたら広げていくような感じなのか、知事としてはどちらのイメージで考えているのか。
知事
これは僕の個人的な意見ですが、「粒すけ」というのは、まずここでしっかり根をおろさせようかなという気持ちがあるんです。一応、県庁としても、それでいこうやという話になっております。ですから、これがある程度千葉県民に認知されて、それからどんどん広げていければなと、そのように思っております。
記者
わかりました。ありがとうございます。
記者
よろしくお願いします。ちょっと前に、虐待の関係で国の中間取りまとめがありました。かなり包括的なものだったのですが、これを知事が御覧になられてどういうふうに思われたかということ。それから、そのときに副大臣のほうから、県とか、野田市も含めてですが、検証が遅いということで、もうちょっと早めなさいというような発言もありました。これについてどういうふうにお考えでしょうか。
知事
国のプロジェクトチームに対しては、県としても全面的に協力してきたところでございます。また、国の中間取りまとめにおいて御指摘いただいた点につきましては、真摯に受け止めて対応をしていきたいと、そのように思っております。それと、記者さんからも何回も、早くできないのかとか、中間報告がどうだと質問をいただいていますが、それはそう思うのが当然でございます。ですから、中間報告ももちろん大事です。でも、私は、遅くとも年内に最終報告をまとめていただきたいと、そのように思っているところでございます。そういう意味においても、私は、委員会に、しっかりと精査、また、結果、方策を出してほしいとお願いし、職員にも指示しているところでございます。何か加えるところはありますか。どうぞ。
職員
児童家庭課でございます。
検証委員会につきましては、今月中にも関係者へのヒアリングが終了することから、精力的かつ速やかに検証が進むよう、事務局としましても、検証委員会の開催頻度を増やすなど、最大限の努力をしていきたいと考えております。以上でございます。
知事
よろしゅうございますか。
記者
前に、1カ月ぐらい前の会見ですが、中間については検討するというふうにおっしゃっていたけれども、それはもうやらないということでいいですか。
知事
いや、これはまた、さっき言ったように、いつまでに出すんだと、いつまでにどうするんだということを何回も聞かれたもので、私としては、やはり最終報告を早目に出すということは非常に大事であると。それと同時に、中間報告でどうなんだと、それは、適宜、必要なときには出させていただきます。よろしいですね。
職員
はい。
知事
よろしゅうございますか。
記者
つまり、出す、出さない、どういうことですか。
知事
適宜、今出したほうが良いと思えば、私たちも出させていただきます。
記者
では、今のところはないということでいいですね。
知事
今のところは特には決まっていないよな。
職員
児童家庭課でございます。
今のところ、中間報告につきましては、いつ出すということではなく、検証委員会の中で議論されました、また抽出されました課題につきましては、その都度ブリーフィングなどの形でお知らせしていきたいと考えております。以上でございます。
記者
わかりました。あと、オスプレイの関係で1点。これも、知事会見がないこの1カ月ぐらいの間の話ではあるのですが、そろそろ地元の説明が入るという状況になっております。こちらの議論については、知事は今どういうふうにお考えなのか。
知事
現在、木更津市において、防衛省から住民への説明が行われています。住民の皆さんもそうでしょうけれども、県としても、安心・安全、これはしっかりと考えていかなければならないし、議論をしていかなければならないし、だからこそ、防衛省、言うなればお国のほうに丁寧に説明していただきたいと。それを再三、木更津市とともにお願いしているところでございます。これは、木更津市と相談し、しっかりと考えた上で、詳細な説明が必要な点について防衛省に確認してまいりたいと、そのように思っているところでございます。
記者
前の企画部長の話だと、要は、マスメディアによるマスコミ報道が先行しているという話をされていましたけれども、それによって、まだ議論のテーブルにつけないという話でしたが、それから1段進んで、今は木更津市と相談されているということでよろしいわけですか。
知事
事実、防衛省はそういう会議で説明しているわけですから、そのような結果も踏まえて木更津市と話してまいりたいと、そのように思っています。
記者
受け入れるかどうか、暫定配備の期間などが問題になっていますが、こういうことを木更津市と相談して、例えば、結論的なものをどうするか、ちょっと早いのかもしれないけれども、それは、頭の中で、どのぐらいまでにはとか、そういうめどは考えていらっしゃるのですか。
知事
いや、今、どのぐらいがどうだということは、まだ考えておりません。それよりも、記者さんが御案内のとおり、国のほうがしっかりとまず真摯に説明していただきたいと。今、それをやり始めたところですから、それはしっかりと注視してまいりたいと、そのように思っております。
記者
具体的に知事が木更津市長と会って話すということまではまだ行っていないと。
知事
将来はわかりませんけど、今の段階においてはまだありません。
記者
わかりました。ありがとうございます。
記者
よろしくお願いいたします。私からは、市川市の公用車の選定をめぐる問題で質問をさせていただきます。市川市が次期公用車としてアメリカの電気自動車メーカーのテスラ社の車両を導入すると発表したのですが、この車両は100%EVということで、環境性能の高さは非常に売りなのかなと思う一方で、非常に高価な車両だということで知られています。このため市議会からは導入の見直しを求める決議なども出されている状況なのですが、この公用車をめぐる問題で、例えば、市川市のこうした取り組み、この一連の動きについて、知事はどのように見ていらっしゃるのか御所感をいただければと思います。
知事
副市長の車は、横じゃなくて、こう上がるんだって、上に。
記者
そうですね。
知事
すごいな。公用車の選定に当たっては、環境への配慮など、各首長さんがみずからの政策を示す一つの手段であると私は考えております。「じゃあ、森田、おまえはどうなんだ」と、そんなような話が出てくると思うんです。千葉県では、成田空港の問題など、過去からの経緯もあり、警備を重視した中で現在の公用車に決定していると聞いております。
記者
それも踏まえてなのですが、今、現行はトヨタ社のセンチュリーを公用車として知事はお乗りになっていますけれども、今後も同様のタイプの車を導入していくという計画なのでしょうか。
知事
僕は、特には、これにしろ、あれにしろという気持ちはないので、だから、さっき言ったように、警備上の問題で、この車でお願いしますと言えば、そのように考えていますけど。
記者
わかりました。ありがとうございます。
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