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更新日:令和5(2023)年12月22日
ページ番号:342492
日時 | 令和2年1月23日(木曜日)10時30分~11時00分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 令和2年1月23日知事定例記者会見(動画) |
知事
はじめに、中国で拡大している新型コロナウイルスに関連した感染症への対応について、お話をいたします。
本県では、これまで新型コロナウイルス関連の肺炎患者は発生しておりませんが、今週末からの春節を迎え、中国からの訪日客の増加に伴う感染リスクに適切に対応するため、本日、千葉県健康危機管理対策本部を設置し、対策本部会議を開催することといたしました。今後、関係機関とともに連携しながら、県として予防対策や感染拡大の防止に向けて万全を期してまいります。
知事
次に、明日で栗原心愛さんが亡くなられて1年となります。1周忌を迎える節目に当たり、心愛さんの御冥福をお祈りいたします。
県では、子供の命を守ることを最優先にするという強い決意のもと、児童虐待防止緊急対策を講じ、現在、全力で取り組んでいるところでございます。児童相談所の虐待事案に対する対応や組織体制、関係機関との連携の在り方など、多岐にわたる問題点とその改善対策について提言を頂きました。守られるべき命を救えなかったことを改めて重く受け止め、児童相談所の様々な改革を進めていかなければならないと、そのように考えているところでございます。二度と悲しく痛ましい事件が起こることのないよう、頂いた提言を確実に実行し、さらなる虐待防止対策に全力で取り組んでまいります。
知事
次に、「2020ちばパートナーズ」の創設について、お話をいたします。
東京オリンピック・パラリンピックを契機とした本県のさらなる飛躍に向けて、企業や団体等の社会貢献活動と県との連携・協力が非常に重要でございます。県では、防災・防犯や健康・福祉など、幅広い分野で県と連携して先導的かつ具体的な取り組みを実施する企業等を登録し、県の重要施策の推進や公的サービスの充実、地域の活性化を促進するため、千葉県版包括協定「2020ちばパートナーズ」を創設しました。今回、本制度の第1弾として3社を登録決定いたしましたので、御紹介申し上げます。はじめに、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社でございます。パラスポーツを契機とした共生社会の実現に向けて、県のイベント等への所属パラアスリートの派遣などに取り組んでいただきます。続いて、日本生命保険相互会社でございます。東京オリンピック・パラリンピックのさらなる機運醸成を図るため、県内開催のオリンピック・パラリンピックの関連イベントへの出展協力などに取り組んでいただきます。最後に、三井住友海上火災保険株式会社でございます。地震等による大規模災害発生時であっても適切な業務執行を行うため、県内市町村の業務継続計画の策定支援などに取り組んでいただきます。登録証授与式は、明日24日に県庁で行います。本制度は、企業や団体等との連携・協力に向けた新しい仕組みとして大きな役割を担うものと期待しております。この制度を活用して、県の重要施策の推進や地域の活性化等にオール千葉で取り組んでまいります。
知事
次に、献血の啓発イベントについて、お話をいたします。
毎年、1月、2月は「はたちの献血」キャンペーン期間でございます。今年は、「誰かを思う誰かを救う。はたちの献血」をキャッチフレーズに、新たに成人式を迎える二十歳の若者を中心に、献血の重要性を訴えるキャンペーンを全国で実施しております。本県では、来月8日の土曜日に、千葉都市モノレール千葉駅2階のペデストリアンデッキで、献血啓発イベントを開催いたします。このイベントには、本県の献血推進ガールであるAKB48Team8千葉県代表の吉川七瀬さんをお招きいたしまして、会場では血液や献血の知識を深めるクイズを行っていただくなど、来場者に献血の大切さを分かりやすく学んでいただきます。また、このほか、将来の献血運動の担い手となる県内の高校生が制作した献血啓発ポスターをJRの総武本線や内房線などの車両に掲示するなど、献血運動を県内で盛り上げてまいります。献血は、モノレール千葉駅や津田沼パルコなど県内6か所の献血ルームと各地を巡回する献血バスで実施しています。献血は身近なボランティアです。成人式を迎えた二十歳のあなた、誰かの役に立ってみたいと思う皆さん、この機会にぜひ献血に御協力をお願い申し上げます。
知事
次に、国内最大規模の花の展覧会である「第69回関東東海花の展覧会」について、お話をいたします。
関東東海地域の1都11県の生産者が丹精込めて育てた花々が集まる花の展覧会が、来週31日の金曜日から3日間、池袋サンシャインシティ文化会館で開催をされます。カーネーション、キク、バラ、洋ランなど、約2,000点の花々が会場いっぱいに咲き誇ります。今回の展覧会では、千葉県産の花の魅力を伝える特別展示を行います。テーマは、「花でつなぐ、ひと・街・ミライ」です。花や緑は、大切な「ひと」とのコミュニケーションを円滑にし、「街」の景色にたくさんの彩りを与えてくれます。県内の花の産地は昨年の台風被害を乗り越え復旧しつつありますが、「ミライ」に向けてさらに発展し続けていくという祈りを込めました。この展示では、三方を海に囲まれた自然あふれる千葉、東京オリンピック・パラリンピックが開催される幕張新都心地区の魅力を、ストックやカラー、ベゴニアなど、たくさんの花々で表現します。また、県内の花の産地へ、災害直後から御支援いただいた多くの皆様へ、産地や生産者からお礼のメッセ―ジを伝えるコーナーも設置しております。このほか、フラワーデザイナーの創造性や製作技術を競う「フラワーデザインコンテスト」や、県産の切り花を使った「フラワーアレンジメント教室」など、花に関する様々な催しが行われます。また、最終日には展示品の即売会も行います。花は私たちの心を癒し、とても幸せな気分にしてくれます。ぜひ多くの皆様にお越しいただき、一足早い春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
知事
次に、「食のちばの逸品を発掘2020」について、お話をいたします。
このコンテストは、埋もれたちばの逸品を発掘し、光を当てるため、県とちばの「食」産業連絡協議会の共催で、平成24年度から実施しているものでございます。千葉県は、農林水産物に恵まれ、食の宝庫であり、まだ有名になっていない魅力的な商品がたくさん埋もれております。今年度は、8商品を「食のちばの逸品」の受賞商品に決定いたしました。まず、全国的な販売で千葉の名物を目指す一般部門には、本県の銘柄豚の1つ「千葉県産いもぶた」を使ったウインナーなど3商品を選定いたしました。また、地元での販売をメインとしてローカルな名産を目指す直売所部門では、米粉を使ったバウムクーヘンなど5商品を選定いたしました。授賞式は、明日、千葉市内のホテルで開催され、報道機関やバイヤー向けの試食会も行います。「食のちばの逸品」は、県のホームページで御覧いただけます。いずれも自信を持ってお勧めできるちばの逸品でございます。ぜひ多くの皆様に御賞味いただき、「食のちばの逸品」のファンになっていただきたいと、そのように思います。
知事
最後は、この時期にお勧めの耳より情報です。
今週末の26日の日曜日に、香取市の佐原文化会館で、「房総の郷土芸能」が開催されます。この催しは、今日まで伝承されてきた民俗芸能を広く県民の皆様に紹介し、将来へ残していくため、平成8年度から毎年、開催地域を変えて実施しているところでございます。今年は、香取市の「佐原囃子」や富里市の「久能獅子舞」をはじめ、印旛・香取地域の7つの民俗芸能が公演されます。「佐原囃子」は、ユネスコの無形文化遺産や国の重要無形民俗文化財に指定されております。迫力ある演奏、息の合った手踊りなどをお楽しみいただけます。また、「久能獅子舞」は、約340年の歴史があると言い伝えられ、五穀豊穣と無病息災を願って舞を踊ります。このほかにも、各地域の文化や当時の世相をうかがわせる民俗芸能が披露されます。県内には数多くの民俗芸能がありますが、普段はなかなか目にする機会はございません。県民の皆様には、7つの民俗芸能が一堂に会するこの機会に、地域で大切に育まれ、受け継がれてきた演技や演奏の数々をお楽しみください。
私からは以上でございます。
記者
よろしくお願いします。先ほど知事から言及がありましたけれども、明日24日で、野田市の栗原心愛さんが亡くなった虐待事案からちょうど1年を迎えます。県としても、昨年の5月以降、緊急対策で、職員の研修とか関係機関との連携強化といった様々な対策をされてきたと思いますけれども、知事の目から見て、この1年間の県の虐待対策の取り組みとして、ここはできてきたんじゃないかと評価できる部分と、まだまだここはできていないと思われる部分、つまり、この1年間の取り組みの評価をいただきたいと思います。
知事
心愛さんに対する哀悼の意を胸に、昨年5月から緊急対策を講じ、二度とこのような悲しい事件を起こさないとの思いで精いっぱい取り組んできたところでございます。死亡事例等検証委員会からいただいた提言、言うならば、委員会の皆さんも、私は、やっぱり、迅速に、そしてまた丁寧におやりいただきたいとお願いしたものでございます。ですから、この提言をさらなる虐待防止対策といたしまして全力で取り組んでまいりたいと、そのように思っているところでございます。
記者
具体的な課題みたいなものというお考えはありますか。もう少しできるんじゃないかという。
知事
もう少し何ですか。
記者
今進めていますけれども、もう少し県として力を入れていきたいとか、まだできていないとか、そういう個別の事案を把握されているのであれば教えていただきたい。
知事
大きく言えば、先ほど言ったように、これは非常にセンシティブな問題でもありますし、実際にしっかりと委員会の皆様からのお話と、また私どもがそれを掘り下げていかなければならないのかなと。担当部局、その辺を詳しく言ってください。
職員
児童家庭課でございます。これまで行ってきました児童虐待防止対策は当課としましても全力で取り組んできたところでございますけれども、まだまだ不足している部分、例えば児童相談所の適切な運営体制の確保ですとか、そうした不足している部分につきましては引き続き全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
記者
もう一点だけ。明日、命日に当たって、野田市では職員の方が朝から黙禱をされるというような機会がありますけれども、県として、あるいは知事個人として、明日そういう追悼の機会を設けるお考えはありますでしょうか。
知事
それは現在のところございませんが、しかし、心の中で、二度とこのような悲しい事件が起きないように、しっかりと児童虐待防止対策に全力で取り組んでいくと、そういうことを手を合わせ、心愛さんの最大の供養になると私は理解しております。
記者
ないというのは、あえて設けないということなのか、そもそもそういう必要性を感じていないのか、どちらでしょうか。
職員
児童家庭課でございます。明日の命日につきましては、児童家庭課のほうで、朝8時半から、心愛さんのつらかった思いですとか絶望とかに向き合いまして黙禱を捧げたいと考えております。以上でございます。
記者
とりあえず以上です。
記者
よろしくお願いします。私からも今のことに関連してです。20日に知事が社会福祉審議会に諮問を出して、21日に社会福祉審議会の専門部会で児童相談所の適切な数とか配置の在り方について委員の間で議論があって、県が運営する児童相談所を2カ所程度増やすべきではないかという意見で一致しています。最終的に答申が出るので、今段階の評価で結構ですが、そういう形で有識者委員が児相を2カ所増やすべきと評価したことを知事はどう捉えているのか、あるいはまた、それを受けて、例えば、具体的にどういうところを児相の用地として確保するのか、その辺の現段階でのお考えをまずお聞かせください。
知事
児童相談所の管轄区域の見直しや増設については、極めて重要な課題の一つと認識しております。委員の皆さんの御意見を伺いながら、管轄人口や交通の利便性、県有未利用地の活用など、総合的に判断し、検討してまいりたいと、そのように思っております。
記者
そうすると、児相の候補地には県の未利用地とかを……。
知事
検討の一つとして。
記者
検討の一つとして挙げるということですね。
知事
そういうことでございます。
記者
分かりました。別の質問に変わります。先週もありましたが、先週は決定前だったので、改めてチバニアンの関係でお伺いさせていただきます。正式にチバニアンが決定したということで、今も、決定直後なので、連日多くの方が訪れていると思います。一義的には市原市だというのは承知の上でお伺いします。例えば、県の2年度の当初予算の発表も近いですけど、県として、整備だったり、チバニアンの振興に関連して予算をつけたりというお考えはあるでしょうか。
知事
本当に、まず、こうなったということは、申請グループはじめ地元の皆さんの御苦労に敬意を表するところでございます。また、これは千葉県民にとっては大変な誇りでもありますし、本県の魅力を内外に発信できる大きなチャンスだと、そのように思っております。ですから、言うなれば、チバニアン対策、例えば、平たく言えば駐車場だとか、そういう皆さんがより一層見やすいような環境ができるよう、県としても応援してまいりたいなと思います。担当部局、ありますか。どうぞ。
職員
文化財課からお答えいたします。チバニアンの土地は、国指定の天然記念物ということになっておりますので、国庫補助事業として整備がスタートしているところでございます。引き続き支援する方向で考えております。
記者
今の関係で、国庫補助事業ということは、国と県と現地の市原市で、チバニアンを目にしたいという人が来れるように、駐車場だったり、県の関連する道路だったら県の予算でもできますし、そういったものを整備するという考えと捉えてよろしいでしょうか。
知事
基本的にはですね。あと、やっぱり現場の話も聞かなければね。これは一番大事でございますから、その辺もしっかりと検討してまいりたいと、そのように思っています。
記者
分かりました。あともう一問だけ。午後に対策本部会議を開くということなので、さわりだけで結構ですが、連携しながら予防対策、ただ、一方で、春節まで時間がない中で、県として、どういった形で連携したいのか、どういった形で当面の対応としてコロナウイルスに関して対策を取るお考えでしょうか。
知事
まず、今回、千葉県においては幸いにもまだそういう形は出ておりませんけれども、こういうときこそ、私どもは成田空港も抱えておりますし、それから、多くのアミューズメントも抱えております。ですから、まずは、万が一のときはどうしたら良いかとか、それは連携ですよね。それと同時に、皆さんに、人ごみのところはマスク、あとはうがいとか。小さく言えばですよ。でも、そういうことが、事実、物すごく大事だということ。それから、実際に空港で万が一そういう発病だとかそういうのがあった場合においての連携プレーをしっかり確認をするというところです。
職員
健康福祉政策課です。連携に関しては、昨日、部のほうの健康危機管理対策委員会が立ち上がっていまして、その中の専門部会を開催しております。空港検疫の所長さん、そして、千葉港がありますので千葉港・木更津港を管轄している東京検疫の千葉港の支所長さん、そして、保健所設置市が3市ありますので3市さん、そして、感染症の専門家、県医師会さんも含まれるという形で専門部会を開催しております。その中で情報共有に関して確認しております。以上になります。
記者
以上です。ありがとうございました。
知事
最近、熱が出ているかどうかってセンサーみたいなのをやるけれども、熱冷ましの薬かな、あれを飲んでいたりすると引っかからないこともあるという。いろんなことがあるので、検討して、いろんなことを想定しながらやってまいりたいと、そのように思っております。
記者
よろしくお願いします。私からは、職員の採用についてお聞きいたします。最近、政府や全国各地の地方自治体で、いわゆる就職氷河期世代と呼ばれる方々を採用する動きが広がっております。近隣を見ても、東京都ですとか神奈川県が検討を進めていたり、本県でも鎌ケ谷が選考を進めておりますけれども、いわゆる就職氷河期世代と言われる方々の採用についての知事のお考えと、本県の次年度以降、そういった方々を採用する計画があるかどうか、その点をお聞かせください。
知事
まず、当時はそういうことがあって、なかなか氷河期だったのでございますよ。ですから、今、こういうときに、採用できるチャンスがあるならば、してもらいたい、大きく言えば、私ども、そう考えます。県として、まず、今、これからにおいて、どこまでできるか、それを言ってやってください。
職員
総務課でございます。就職氷河期の方を対象とした採用ということに関しまして国がそういった方向性を出していることは認識してございます。また、今ございました東京、神奈川、鎌ケ谷等でもそういった動きがあるということは十分把握しております。千葉県においては、これまでも、より多くの方が受験できるよう、受験年齢の上限の引き上げなどの見直しですとか、一定の経験を要件とした社会人採用を実施してきてはおりますけれども、他県の状況ですとか国の動向等も把握しながら、そういったことを確認して検討していきたいと思っております。
記者
まだ詳細は未定だと思いますけれども、知事としては、そういった方々にもっと光を当てて採用を強めていきたいということなのか。
知事
できる限り、状況が許せば、そのようにしたいと、個人的にもそう思っております。
記者
ありがとうございます。
記者
先ほど他社さんからも質問がありましたが、新型コロナウイルス対策ということで、本日、本部会議が開かれまして、主に、水際対策強化、連携プレーを確認し合うというお話がありました。ここで改めて県民に向けて、不安を払拭する意味でも、知事からメッセージがあればお願いいたします。
知事
正直な話、目に見えないんですよね。どういうふうにうつるのかというのもまだ分からないところも多あって、皆さんが非常に不安に感じるところだと思います。特に我が千葉県は成田空港を抱えておりますし、それと同時に、だからこそ県民の安心・安全をしっかり守らなければならないと、そういうような思いで健康危機管理対策本部を設置するわけでございます。今日、いろんな話も出ますし、どのように連携するか、そして、万が一のときはどういうことをするか、そういう想定も出てくると思います。そういう意味におきまして、県民の安心・安全を守るために万全を期したいと、そのように思っております。
記者
よろしくお願いします。今の質問と重なってしまうかもしれませんが、コロナウイルスということですけれども、間もなく春節が始まって、中期的には、千葉県は東京五輪・パラリンピックの開催都市でもあります。これから世界からいろんなお客さんを迎えるに当たって、感染症対策を県としてどのようにお考えか改めて聞かせてください。
知事
多くの国から来るお客様に対してどのような対策をするのか、そういう意味ですね。
記者
はい。
知事
まず、お国の大きな対策というのをしっかり見ていかなきゃならないし、また、県だけでどうするということも、今、コロナウイルスの場合でも、はっきり言って、どこまでできるのかというのもまだ五里霧中のところがありますよね。でも、私は、その中においても、今までの知見を生かしながら、こういうことができる、ああいうことができる、そして、県民の皆様には、先ほど言いましたけれども、人ごみのところではなるたけマスクをしていただく、あとうがいをしていただく、そういうことも大事でありますし、そんなようなことをもろもろ含めながら、今回、県としては、まだ発生はしておりませんが、まずはそういう体制をつくって、できる限りの県民の安心・安全を守らなきゃいけないと、そのように思っております。
記者
3月で東日本大震災から9年目を迎えますが、先日、菅官房長官が追悼式典の開催を発表したときに、次の年の10年を一区切りで、政府主催の追悼式は一定のめどをつけたいみたいなお話がありました。千葉県も、東日本大震災では津波とか液状とかという被害がありました。毎年、旭市と合同で追悼式典を行っておりますけれども、10年という節目以降の対応について何か知事のお考えはありますでしょうか。
知事
やっぱり、お国はお国、そして、10年目を節目としてお考えになったのだと思います。県は、例年、旭市と共催で追悼式を開催しており、今年も3月11日に開催する予定でございます。一番大事なことは、こういうことを風化させないということだと思うんですね。また、震災によって得た教訓、これをしっかりと後世に伝えて生かしていくということが何よりも私は大切だと、そのように思っています。
記者
ということは、式典の形式にかかわらず、こういった形の取り組みは必要だということですか。
知事
はい。
記者
よく分かりました。
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