経営戦略部・診療情報管理室
部門の紹介
診療情報管理室は医師をはじめとする医療従事者が記載している患者さんの診療録を適切に管理・点検する部門です。患者さんと直接対面することが少ないので、なじみが薄いと思われますが、診療を裏から支えている部門になります。
昔の診療情報管理部門はカルテ庫と呼ばれる院内の広いスペースで紙の診療記録を回収、保管することが主たる業務でしたが、紙カルテから電子カルテに変わった今では、適切な診療記録の管理・点検とともに、電子化された診療情報の抽出・加工・分析を行い、様々な情報を提供することを行っております。
体制
診療情報管理室長(医師) 1名
診療情報管理士 7名(兼務1名、専従6名)
うち院内がん登録中級認定者 6名
うち院内がん登録初級認定者 1名
事務 1名
業務内容
- 診療記録の整備・点検:日常的な記録の点検及び記録の修正依頼、新任医師に対する研修などの啓蒙活動、委員会(医師診療記録監査部会、インフォームドコンセント委員会)における診療記録の監査
- 診療記録の管理:電子カルテへの電子データの入出力、画像情報の一時的な保管、紙カルテの保管及び廃棄、診療記録の印刷(カルテ開示)、公的機関からの照会対応
- DPC関連業務:「DPC導入の影響評価に係る調査」へのデータ提出業務、適切なコーディングに関する委員会の業務
- 院内がん登録:登録・提出業務(全国がん登録への提供含む)、生存確認調査、都道府県がん診療連携拠点病院としての指導的役割に関する業務(実務者研修会の実施等)
- 各種データの作成:診療統計、DPCデータを使用した分析資料、医療の質指標などの作成
院内がん登録
院内がん登録とは、病院のがん診療がどのように行われているかを明らかにするため、がん登録等の推進に関する法律および院内がん登録の実施に係る指針に基づき、患者さんのがんの診断、治療、予後に関する情報を登録するものです。当院は質の高いがん医療を提供することができるよう全国に整備された「がん診療連携拠点病院」に指定されていますが、拠点病院では、院内がん登録の実施が必須となっております。
当院では以下の規程を定めて、院内がん登録を実施しております。