令和7年度 千葉県がんセンター 病院指標
DPCデータに基づく病院指標
千葉県がんセンターはDPC制度(診断群分類包括支払制度)により入院医療費の計算を行っていますが、DPC制度の対象病院は、平成28年度の診療報酬改正により、DPCデータを用いた病院指標を公表することが決定しました。
DPC制度とは、外来のように使用した薬や行った検査ごとに医療費を積み上げていく方法ではなく、病名や治療内容に応じてあらかじめ定められた1日当たりの包括点数を基に医療費を計算する会計方法です。包括点数の中には薬や検査にかかる金額が含まれていますが、手術や放射線治療など一部の治療は含まれていません。病名や治療内容によっては、DPCによる計算の対象ではなくなる場合があります。
指標は以下です。指標の意味については、各表を参考にしてください。なお、今回の指標はDPC制度が適用になる病棟に入院していた患者さんが対象となります。当センターの緩和ケア病棟はDPC制度の対象外となるため、緩和ケア病棟だけで入退院した患者さんは集計されていません。
医療の質指標
年齢階級別退院患者数
| 年齢区分 | 0から | 10から | 20から | 30から | 40から | 50から |
60から | 70から | 80から | 90から |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | - | 78 | 92 | 191 | 586 | 1313 | 1938 | 3263 | 1214 | 49 |
当センターの患者さんの年齢構成は、がん専門病院のため、がんになりやすい60歳代から70歳代の方が多いという特徴があります。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
整形外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 070041xx99x0xx | 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 手術なし 手術・処置等2なし | 92 | 3.75 | 6.88 | 0.00 | 59.57 | - |
| 070040xx99x0xx | 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等2なし | 45 | 4.20 | 8.87 | 4.44 | 62.02 | - |
| 070041xx02x0xx | 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術 手術・処置等2なし | 42 | 17.52 | 17.76 | 0.00 | 63.64 | - |
| 070041xx99x3xx | 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 手術なし 手術・処置等23あり | 38 | 7.29 | 8.47 | 0.00 | 50.39 | - |
| 180060xx99xxxx | その他の新生物 手術なし | 21 | 2.00 | 5.14 | 0.00 | 50.29 | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から軟部組織の悪性腫瘍に対する検査・症状の緩和など、骨の悪性腫瘍に対する検査・症状の緩和など、軟部組織の悪性腫瘍に対する手術、軟部組織の悪性腫瘍に対する化学療法、骨・軟部の腫瘍(良性・悪性の診断がついていないもの)に対する検査・症状の緩和など、です。
形成外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 090010xx97x0xx | 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし | 52 | 6.90 | 6.23 | 0.00 | 52.88 | - |
| 090010xx011xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1あり | 39 | 14.36 | 14.49 | 0.00 | 49.18 | - |
| 070520xx97xxxx | リンパ節、リンパ管の疾患 手術あり | 20 | 6.45 | 7.70 | 0.00 | 57.75 | - |
| 090010xx97x3xx | 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等23あり | - | - | 12.52 | - | - | - |
| 070041xx97x0xx | 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等2なし | - | - | 9.33 | - | - | - |
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
脳神経外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 010010xx01xxxx | 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術+原発性悪性脳腫瘍光線力学療法加算 | 32 | 39.13 | 45.57 | 9.38 | 54.53 | - |
| 010010xx9903xx | 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり | 26 | 22.77 | 17.07 | 3.85 | 70.58 | - |
| 010010xx03x00x | 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 19 | 19.95 | 20.06 | 10.53 | 50.74 | - |
| 010010xx03x30x | 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等 手術・処置等23あり 定義副傷病なし | 18 | 37.94 | 45.45 | 22.22 | 69.89 | - |
| 010010xx97x00x | 脳腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 15 | 17.80 | 15.78 | 13.33 | 56.67 | - |
当センターの脳神経外科は悪性脳腫瘍に特化した治療を行っています。悪性脳腫瘍は手術だけでは腫瘍が取り切れないため、手術・化学療法・放射線治療などをあわせた集学的治療が必要になります。また、千葉県で最初に「原発悪性脳腫瘍に対する光線力学療法」を導入しています。これは、腫瘍に選択的に取り込まれる薬剤に対し、レーザーを当てることで浸潤性の高い悪性脳腫瘍を治療できる新しい治療法です。
呼吸器外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040040xx02x0xx | 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2なし | 199 | 11.07 | 9.75 | 0.00 | 70.14 | - |
| 040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | 51 | 2.94 | 2.99 | 1.96 | 70.53 | - |
| 040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし | 34 | 7.12 | 7.92 | 0.00 | 66.03 | - |
| 040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 10 | 13.10 | 13.45 | 0.00 | 66.30 | - |
| 040030xx97xxxx | 呼吸器系の良性腫瘍 手術あり | - | - | 8.45 | - | - | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から肺がんに対する手術、肺がんに対する気管支鏡検査や肺の生検を実施したもの、肺がんに対する化学療法、肺がんに対する検査・症状の緩和など、肺の良性腫瘍に対する手術、です。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
頭頸部外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 03001xxx99x3xx | 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり | 132 | 8.39 | 25.53 | 0.00 | 63.17 | - |
| 03001xxx0200xx | 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 54 | 15.94 | 12.47 | 0.00 | 69.56 | - |
| 100020xx010xxx | 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1なし | 47 | 7.98 | 7.85 | 0.00 | 59.28 | - |
| 03001xxx97x0xx | 頭頸部悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし | 22 | 20.32 | 10.82 | 0.00 | 70.59 | - |
| 03001xxx99x0xx | 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし | 22 | 20.27 | 12.25 | 9.09 | 69.23 | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から頭頸部がんに対する放射線治療+化学療法、頭頸部がんに対する手術、甲状腺がんに対する手術、頭頸部がんに対する切除術以外の手術(輸血を含む)、頭頸部がんに対する検査・症状の緩和など、です。
核医学診療部
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100020xx99x2xx | 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり | 48 | 3.94 | 5.76 | 0.00 | 59.15 | - |
| 06007xxx9909xx | 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等29あり | 14 | 2.00 | 3.14 | 0.00 | 56.00 | - |
| 060040xx99xAxx | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2Aあり | - | - | 3.07 | - | - | - |
| 100020xx99x00x | 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | 7.70 | - | - | - |
| 110080xx97x3xx | 前立腺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等23あり | - | - | 21.21 | - | - | - |
上記の診断群分類(DPCコード)の治療はいずれも核医学診療部で行っているもので、治療内容は甲状腺がんに対する放射性ヨウ素-131による内照射療法と、治療抵抗性となった神経内分泌腫瘍に対するルテチウム-177ルタテラによるベータ線内照射治療、及びそれらの治療に関連する検査や処置などです。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
食道・胃腸外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060035xx0100xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 83 | 15.80 | 14.80 | 0.00 | 67.24 | - |
| 060020xx02xxxx | 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 | 72 | 19.96 | 18.45 | 0.00 | 71.28 | - |
| 060040xx0300xx | 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 直腸切除・切断術 切除術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 24 | 14.63 | 14.87 | 0.00 | 60.71 | - |
| 060020xx01xxxx | 胃の悪性腫瘍 胃全摘術 悪性腫瘍手術等 | 22 | 24.23 | 22.84 | 4.55 | 63.45 | - |
| 060020xx9900xx | 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 22 | 12.32 | 10.78 | 4.55 | 73.45 | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から結腸(盲腸からS状結腸)がんに対する結腸切除術、胃がんに対する胃切除術、直腸(直腸S状部から下部直腸)がんに対する直腸切除術、胃がんに対する胃全摘術、胃がんに対する検査・症状の緩和など、です。
泌尿器科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり | 320 | 2.06 | 2.45 | 0.00 | 69.55 | - |
| 110080xx01xxxx | 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 | 182 | 10.41 | 10.98 | 0.00 | 69.29 | - |
| 110070xx03x20x | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等22あり 定義副傷病なし | 88 | 10.07 | 6.63 | 0.00 | 72.08 | - |
| 11001xxx01x0xx | 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし | 37 | 9.27 | 10.12 | 2.70 | 68.41 | - |
| 110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし | 30 | 9.57 | 6.79 | 0.00 | 73.97 | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から前立腺がんに対する検査、前立腺がん対する手術、膀胱がんに対する内視鏡的手術+化学療法、腎がんに対する手術、膀胱がんに対する内視鏡的手術、です。
婦人科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 12002xxx01x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし | 97 | 11.97 | 9.63 | 0.00 | 58.58 | - |
| 12002xxx99x40x | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし | 92 | 3.05 | 3.99 | 0.00 | 66.17 | - |
| 120010xx99x50x | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし | 71 | 3.20 | 3.80 | 0.00 | 65.42 | - |
| 120010xx99x30x | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし | 55 | 3.91 | 3.99 | 0.00 | 69.31 | - |
| 120010xx01x0xx | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等 手術・処置等2なし | 46 | 12.91 | 11.61 | 0.00 | 59.65 | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から子宮頸がん・子宮体がん(子宮頸部の初期病変を含む)に対する手術、子宮頸がん・子宮体がんに対する化学療法、卵巣がんに対するベバシズマブ(商品名アバスチン)を用いた化学療法、卵巣がんに対する化学療法、卵巣がんに対する手術、です。
呼吸器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 37 | 16.92 | 13.45 | 0.00 | 71.16 | - |
| 040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし | 23 | 5.30 | 7.92 | 0.00 | 70.52 | - |
| 040040xx9905xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり | 13 | 28.77 | 18.96 | 7.69 | 65.62 | - |
| 040040xx99070x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等27あり 定義副傷病なし | 11 | 6.55 | 9.05 | 0.00 | 67.82 | - |
| 040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし | 10 | 3.90 | 2.99 | 0.00 | 69.60 | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位はいずれも肺がんに対するもので、治療内容は上から検査・症状の緩和、薬剤の指定のない化学療法、カルボプラチン+パクリタキセル(商品名パラプラチン+タキソール、アブラキサン)などを用いた化学療法、ペメトレキセドナトリウム(商品名アリムタ)を用いた化学療法、気管支鏡検査や肺の生検を実施したもの、です。
ただし、上記の患者数の中にはDPCのルール上DPCによる請求の対象外となるぺムブロリズマブ(商品名キイトルーダ)、アテゾリズマブ(商品名テセントリク)、デュルバルマブ(商品名イミフィンジ)などの免疫チェックポイント阻害薬を含む化学療法は含まれておりません。呼吸器内科を退院する患者さんのうち、3割ぐらいの患者さんがこれらの薬剤による化学療法を実施しています。
消化器内科・内視鏡科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 269 | 2.13 | 2.56 | 0.00 | 69.14 | - |
| 060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | 205 | 6.38 | 7.37 | 0.00 | 75.46 | - |
| 060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | 121 | 8.26 | 8.76 | 0.00 | 72.68 | - |
| 060035xx03xxxx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 106 | 5.68 | 6.35 | 0.00 | 68.53 | - |
| 06007xxx9907xx | 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等27あり | 97 | 5.05 | 5.42 | 0.00 | 71.75 | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から大腸の良性腫瘍に対する内視鏡的手術、胃がんに対する内視鏡的手術、胆管結石・胆管炎に対する内視鏡的手術(処置)、大腸がんに対する内視鏡的手術、膵がんに対するイリノテカン塩酸塩(商品名オニバイド)を用いた化学療法、です。
肝臓・胆のう・膵臓外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 06007xxx010xxx | 膵臓、脾臓の腫瘍 膵頭部腫瘍切除術等 手術・処置等1なし | 36 | 26.58 | 27.38 | 19.44 | 69.58 | - |
| 060050xx020xxx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 部分切除等 手術・処置等1なし | 35 | 14.60 | 13.94 | 0.00 | 69.86 | - |
| 060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 21 | 4.43 | 4.56 | 0.00 | 73.57 | - |
| 060335xx0200xx | 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし | 17 | 6.53 | 7.05 | 0.00 | 70.35 | - |
| 06007xxx020xxx | 膵臓、脾臓の腫瘍 膵体尾部腫瘍切除術 膵尾部切除術の場合等 手術・処置等1なし | 16 | 23.38 | 20.92 | 0.00 | 73.63 | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から膵臓腫瘍(脾臓腫瘍含む)に対する膵頭部腫瘍切除術、肝がんに対する切除術、鼠径ヘルニアに対する手術、胆のう炎に対する腹腔鏡手術、膵臓腫瘍(脾臓腫瘍含む)に対する膵体尾部腫瘍切除術、です。
乳腺外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし | 244 | 8.94 | 9.76 | 0.41 | 65.01 | - |
| 090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 150 | 5.67 | 5.44 | 0.00 | 59.94 | - |
| 090010xx99x0xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし | 40 | 10.53 | 9.68 | 0.00 | 64.75 | - |
| 090020xx97xxxx | 乳房の良性腫瘍 手術あり | 10 | 4.60 | 3.95 | 0.00 | 48.30 | - |
| 090010xx99x4xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり | - | - | 3.40 | - | - | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位の治療内容は上から乳がんに対する腋窩リンパ節郭清を伴わない部分切除術以外の切除術、乳がんに対する腋窩リンパ節郭清を伴わない部分切除術、乳がんに対する検査・症状の緩和など、乳房の良性腫瘍に対する切除術、乳がんに対する化学療法、です。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
腫瘍・血液内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 130030xx99xBxx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2Bあり | 174 | 6.53 | 11.45 | 0.00 | 72.24 | - |
| 130030xx99x4xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり | 98 | 5.92 | 8.09 | 0.00 | 68.48 | - |
| 130030xx99x6xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等26あり | 61 | 7.82 | 15.41 | 0.00 | 66.67 | - |
| 130030xx99x7xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等27あり | 48 | 6.04 | 12.27 | 0.00 | 74.63 | - |
| 130030xx99x0xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし | 38 | 9.24 | 8.66 | 5.26 | 70.34 | - |
診断群分類(DPCコード)別の上位5位はいずれも悪性リンパ腫に対するもので、治療内容は上からブレンツキシマブ(商品名アドセトリス)又はポラツズマブ(商品名ポライビー)を用いた化学療法、リツキシマブ(商品名リツキサン)を用いた化学療法、メトトレキサート(商品名メソトレキセート)大量療法による化学療法、レナリドミド(商品名レブラミド)・ベンダムスチン塩酸塩(商品名トレアキシン)・ボルテゾミブ(商品名ベルケイド)・アレムツズマブ(商品名マブキャンパス)・イブルチニブ(商品名イムブルビカカプセル)・ベネトクラクス(商品名ベネクレクスタ)・チラブルチニブ塩酸塩(商品名ベレキシブル)・アカラブルチニブ(商品名カルケンスカプセル)などを用いた化学療法、検査・症状の緩和など、です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
| 区分 | 初発・Stage I | 初発・Stage II | 初発・Stage III | 初発・Stage IV | 初発・不明 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 胃癌 | 286 | 56 | 55 | 171 | 14 | 116 | 1 | 8 |
| 大腸癌 | 94 | 63 | 67 | 138 | 52 | 80 | 1 | 8 |
| 乳癌 | 218 | 175 | 35 | - | - | 36 | 1 | 8 |
| 肺癌 | 151 | 33 | 56 | 104 | 43 | 71 | 1 | 8 |
| 肝癌 | - | - | - | - | - | 15 | 1 | 8 |
※ 1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約
病期分類とは、がんの進行度について、原発腫瘍の広がり、リンパ節転移の有無、他の臓器への転移の有無、の3つの要素を元に判断するもので、がんの部位ごとに基準が決められています。基本的には早期のがんがStageI、最も進行したがんがStageIVとなります。病期分類基準には国際的に活用されているUICC TNM分類や、日本の各学会が定めた癌取扱い規約などありますが、ここで使用しているのは前者のUICC TNM分類になります。こちらは第8版が最新のものとなります。
通常、病期分類は治療方針を決定するため、治療開始前には行っていますが、中には手術で取ってきた腫瘍を検査してはじめてがんと判明するものがあります。Stageが不明となっている患者さんがいるのはそのためです。当センターはがんの専門病院として、早期がんから進行したがんに至るまで、あらゆるStageのがん治療に対応しています。
なお、患者数は延数です。同じ患者さんが複数回入院した場合は、入院ごとに1人と集計しています。また、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
| 区分 | 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 軽症 | - | - | - |
| 中等症 | 18 | 12.39 | 72.00 |
| 重症 | - | - | - |
| 超重症 | - | - | - |
| 不明 | - | - | - |
肺炎の重症度は患者さんの年齢、脱水の有無、呼吸状態、意識障害の有無、血圧の5つの要素によって決定されます。
当センターはがん専門病院のため、肺炎の治療を行うのは当センターに通院中の患者さんで、がんの専門的なケアがあわせて必要な方に限られます。そのため、総合病院などに比べると、患者数は少なくなります。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
脳梗塞の患者数等
| 発症日から |
患者数 |
平均在院日数 |
平均年齢 |
転院率 |
|---|---|---|---|---|
| 3日以内 |
- |
- |
- |
- |
| その他 |
- |
- |
- |
- |
当センターはがん専門病院のため、脳卒中に対する専門的な治療が必要な患者さんについては、他院へ紹介することとなります。そのため、総合病院などに比べると、患者数は少なくなります。
2025年度はいずれの患者数も10人に満たないため、ハイフン(-)を入力しています。
整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0311 | 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹) | 39 | 2.18 | 13.28 | 0.00 | 60.54 | - |
| K0301 | 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹) | 29 | 0.93 | 4.34 | 0.00 | 56.17 | - |
| K0531 | 骨悪性腫瘍手術(肩甲骨、上腕、大腿) | - | - | - | - | - | - |
| K0522 | 骨腫瘍切除術(前腕、下腿) | - | - | - | - | - | - |
| K0521 | 骨腫瘍切除術(肩甲骨、上腕、大腿) | - | - | - | - | - | - |
整形外科で実施する手術の多くは骨軟部の良性・悪性腫瘍に対する切除術になります。
主要手術別患者数の上位2位はどちらも軟部腫瘍に対する切除術です。腫瘍が悪性か否かによって術式・切除範囲がかわってくるため、特に術後日数に違いがあらわれてきます。通常、悪性腫瘍に対する手術の方が、在院日数が長くなります。
主要手術別患者数の3位から5位は骨腫瘍に対する切除術です。骨腫瘍も軟部腫瘍と同様に、悪性か否かによって治療内容がかわってきます。悪性の骨腫瘍には骨肉腫やユーイング肉腫などがあり、骨肉腫では主に化学療法と手術を、ユーイング肉腫では化学療法、手術、放射線治療などを組み合わせた治療(集学的治療)を行います。そのため、骨の悪性腫瘍の場合は、術前日数も長くなる傾向があります。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
形成外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0171 | 遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄付きのもの)(乳房再建術の場合) | 30 | 2.40 | 11.53 | 0.00 | 51.20 | - |
| K476-2 | 陥没乳頭形成術、再建乳房乳頭形成術 | 21 | 0.10 | 1.76 | 0.00 | 52.00 | - |
| K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 20 | 2.50 | 10.85 | 0.00 | 49.05 | - |
| K628 | リンパ管吻合術 | 20 | 0.90 | 4.55 | 0.00 | 57.75 | - |
| K013-21 | 全層植皮術(25平方センチメートル未満) | 14 | 0.43 | 3.07 | 0.00 | 51.93 | - |
主要手術別患者数の1位から3位は乳房に対する手術ですが、このうち形成外科が担当している手術は1位の遊離皮弁術と、2位の陥没乳頭形成術、再建乳房乳頭形成術になります。腫瘍切除は乳腺外科の担当ですが、腫瘍切除と同時に再建(一次再建)を行うことがあるため、一部が形成外科の主要手術別患者数として計上されています。なお、皮弁とは手術などで欠損した組織に移植する血流のある皮膚・皮下組織や深部組織のことを指し、遊離皮弁とは血管から一度切り離された皮弁を指します。
主要手術別患者数の4位はリンパ浮腫に対する治療です。リンパ浮腫は手術や放射線治療の後にリンパ液がうっ滞して四肢に浮腫が生じるものです。当センターでは2017年からリンパ浮腫の複合的治療(圧迫やドレナージの指導および施術など)が行えるリンパ浮腫外来を開設しています。
主要手術別患者数の5位は腫瘍を除去した後の皮膚欠損に対する植皮術です。植皮には自分の身体から採取された皮膚が使われますが、採られる皮膚の厚さによって全層植皮と分層植皮とに分けられます。
脳神経外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) | 78 | 7.04 | 32.55 | 15.38 | 57.31 | - |
| K154-3 | 定位脳腫瘍生検術 | 20 | 5.70 | 33.30 | 10.00 | 68.35 | - |
| K1742 | 水頭症手術(シャント手術) | - | - | - | - | - | - |
| K145-2 | 皮下髄液貯溜槽留置術 | - | - | - | - | - | - |
| K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | - | - | - | - | - | - |
脳神経外科で行っている手術は主に脳腫瘍に対する切除術と、水頭症などの脳腫瘍に伴う症状に対する手術です。
頭蓋内腫瘍摘出術では術前に機能的MRI・トラクトグラフィーを行い、神経機能と腫瘍との相互位置関係を3次元的に評価し、ナビゲーションシステム、手術用顕微鏡と統合することで、腫瘍や神経伝達路の位置を確認しながら低侵襲の治療を行っています。悪性脳腫瘍は手術・化学療法・放射線治療などをあわせた集学的治療が必要になりますが、神経膠芽腫、悪性リンパ腫、胚細胞腫など、腫瘍の種類によって治療期間が異なってきます。
また、2021年3月に導入したロボット支援定位脳生検術により、初診から2週間以内に遺伝子診断を含めた腫瘍診断を確定し、その上で手術摘出・放射線治療・薬物療法の最も適切な組み合わせを患者毎に検討した上で治療を行っています。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
呼吸器外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K514-21 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 67 | 2.28 | 6.69 | 0.00 | 68.51 | - |
| K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) | 45 | 2.42 | 8.07 | 0.00 | 71.36 | - |
| K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) | 43 | 1.81 | 8.40 | 0.00 | 70.44 | - |
| K5143 | 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) | 18 | 2.61 | 10.06 | 0.00 | 72.33 | - |
| K5141 | 肺悪性腫瘍手術(部分切除) | 16 | 2.81 | 7.94 | 0.00 | 70.31 | - |
呼吸器外科で行っている手術の多くは肺がん又は転移性肺腫瘍に対する切除術です。
当センターでは低侵襲である胸腔鏡下肺切除術(VATS)により手術創を縮小し、術後の疼痛緩和・呼吸筋温存に努めています。また、2019年からはロボット支援胸腔鏡手術(RATS)を開始しています。こちらは立体視野、胸腔内で曲がる多関節鉗子の利用で、より安全・高度な完全鏡視下手術ができると考えます。
なお、呼吸器外科では肺がん・転移性肺腫瘍の他、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫、胸壁腫瘍などの手術も行っています。
主要手術別患者数の上位5位はいずれも肺がん・転移性肺腫瘍に対する切除術です。切除する肺・手術創部の大きさによって術式が異なり、特に術後日数に違いがあわられてきます。
頭頸部外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K4631 | 甲状腺悪性腫瘍手術(切除)(頸部外側区域郭清を伴わないもの) | 30 | 1.83 | 4.77 | 0.00 | 56.60 | - |
| K4691 | 頸部郭清術(片側) | 20 | 2.30 | 5.80 | 0.00 | 71.15 | - |
| K386 | 気管切開術 | 18 | 0.78 | 37.22 | 0.00 | 71.28 | - |
| K4611 | 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術(片葉のみの場合) | 17 | 2.18 | 4.71 | 0.00 | 65.06 | - |
| K4633 | 甲状腺悪性腫瘍手術(全摘及び亜全摘・頸部外側区域郭清を伴わないもの) | 16 | 2.00 | 8.06 | 0.00 | 59.50 | - |
頭頸部外科(頭頸科)で取り扱う腫瘍は耳鼻科領域に発生するもので、頭頸部がんは比較的頻度の低い疾患ですが、含まれる疾患は、舌がん・歯肉がん・頬粘膜がんなどの口腔がん、上・中・下咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん、耳下腺がん・顎下腺がん、鼻副鼻腔がんなど多岐に渡ります。
主要手術別患者数の1位及び5位は甲状腺がんに対する切除術です。両者は切除範囲が異なっており、その違いが術後の在院日数にあらわれています。また、主要手術別患者数の4位はがんと診断されていない甲状腺腫瘍に対する切除術です。
主要手術別患者数の2位は頸部のリンパ節に対する切除術です。頭頸部のがんでは頸部リンパ節への転移が多く、原発部位はわからないが頸部リンパ節でがんが見つかるような症例もあります。
主要手術別患者数の3位は気管切開術です。気管切開は喉頭の狭窄・閉塞などにより呼吸困難を生じている場合や、喀痰の排出が困難な場合に行われます。
食道・胃腸外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 85 | 4.58 | 11.75 | 0.00 | 67.14 | - |
| K740-22 | 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) | 34 | 2.97 | 16.21 | 0.00 | 62.44 | - |
| K655-22 | 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) | 26 | 3.50 | 11.12 | 0.00 | 70.96 | - |
| K655-23 | 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術)(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) | 26 | 4.62 | 10.12 | 0.00 | 70.12 | - |
| K7322ロ | 人工肛門閉鎖術(腸管切除を伴うもの)(その他のもの) | 21 | 3.14 | 11.76 | 0.00 | 67.43 | - |
食道・胃腸外科では主に消化管(食道・胃・小腸・大腸)の外科的治療を担当しています。
主要手術別患者数の上位4位はいずれも腹腔鏡(補助)下で行う悪性腫瘍の切除術です。なお、診療報酬の分類上、まとめて集計されておりますが、1位の腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術と2位の腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術)には、ロボット支援下で行われた場合も含まれています。腹腔鏡下・ロボット支援下の手術は、開腹手術に比べて傷が小さく、疼痛や術後回復に有利というメリットがあり、積極的にご提案しております。ただし、その適応決定には病気の進行度とともに、患者さんの年齢や全身状態なども関係してきますので、疾患や病状に応じて開腹・腹腔鏡下・ロボット支援下などのアプローチ法から最適な方法をご提案しております。
主要手術別患者数の5位は人工肛門の閉鎖術です。人工肛門には直腸がんなどの手術において肛門を切除した場合に造設する永久的なものと、縫合不全(手術で縫合した組織が何らかの原因で離れてしまうこと)などのトラブルを避けるために将来閉鎖することを予定して造設する一時的なものがあります。当センターでは肛門機能を温存した直腸がんの手術に力を入れております。
泌尿器科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) | 183 | 2.10 | 7.30 | 0.00 | 69.23 | - |
| K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) | 122 | 1.70 | 7.29 | 0.00 | 71.87 | - |
| K800-2 | 経尿道的電気凝固術 | 30 | 1.17 | 6.60 | 6.67 | 70.00 | - |
| K773-51 | 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの・原発病巣が7センチメートル以下のもの) | 24 | 2.00 | 5.96 | 0.00 | 68.42 | - |
| K773-52 | 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの・その他のもの) | 11 | 1.91 | 6.73 | 9.09 | 68.73 | - |
泌尿器科では2011年よりロボット支援下の手術を導入し、多くの泌尿器がん手術を実施しています。
主要手術別患者数の1位は前立腺がんに対する手術支援ロボットのダヴィンチを使用した切除術です。ロボット支援下の手術は従来の開腹手術に比べて疼痛が少なく、尿失禁の改善も良好で、早期の社会復帰が可能です。泌尿器科領域におけるロボット支援下手術は主要手術別患者数の4位及び5位にある腎がんの他、膀胱がんや腎盂尿管がんでも行われています。
主要手術別患者数の2位は膀胱がんに対する内視鏡を用いた切除術です。早期がんの場合は、内視鏡切除により膀胱温存に努めています。また、再発の頻度が多い場合には、膀胱注入療法(抗がん剤、BCG)を行っています。なお、主要手術別患者数の3位の経尿道的電気凝固術は、診療報酬の請求において、膀胱出血に対する止血術を実施した場合と、悪性所見がなかった膀胱腫瘍を内視鏡的に切除した場合に算定しますが、当院の場合は後者の膀胱腫瘍に対する切除術が多くを占めます。
婦人科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K879 | 子宮悪性腫瘍手術 | 80 | 2.09 | 10.40 | 0.00 | 59.55 | - |
| K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 39 | 0.05 | 1.05 | 0.00 | 41.67 | - |
| K889 | 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側) | 37 | 1.97 | 10.84 | 0.00 | 61.89 | - |
| K877 | 子宮全摘術 | 29 | 1.76 | 8.14 | 0.00 | 62.55 | - |
| K8881 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹によるもの) | 19 | 2.53 | 7.68 | 0.00 | 54.47 | - |
婦人科では子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなどの手術を行っています。
主要手術別患者数の1位は子宮頸がん・子宮体がんに対する切除術です。子宮体がんでは進行期に応じて、骨盤・傍大動脈リンパ節郭清までの根治術を行い、術後再発高リスク例に対しては補助療法としてがん薬物療法を行っています。子宮頸がんでは術後の排尿障害予防のために骨盤内臓神経温存手術を行い、進行例については同時化学放射線療法・全身化学療法など、病状に応じて最新の治療を選択しています。なお、子宮の手術は切除範囲によって後腹膜リンパ節郭清を伴う準広汎子宮全摘除術、広汎子宮全摘除術などに分かれますが、診療報酬上では同一の扱いとなっています。
主要手術別患者数の2位は子宮頸部の初期病変に対する子宮頸部円錐切除術(LEEP)です。当センターでは1泊2日の入院で行っています。
主要手術別患者数の3位は卵巣がんに対する切除術です。卵巣がんでは初回手術や術前化学療法施行後の手術において最大限の腫瘍減量手術を行い、術後抗がん剤や分子標的薬、PARP阻害薬を用いた化学療法を行なっています。また、画像上卵巣がんとはっきり診断できない例には、術中に迅速凍結病理組織診断を行い、術式を決定しています。
主要手術別患者数4位の子宮全摘術と5位の子宮附属器腫瘍摘出術は、多くはがん(悪性腫瘍)以外の良性疾患に対して行われる術式です。ただし、子宮全摘術には子宮肉腫、子宮附属器腫瘍摘出術には卵巣境界悪性腫瘍の症例が含まれています。
消化器内科・内視鏡科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径センチメートル未満 | 241 | 0.10 | 1.04 | 0.00 | 68.91 | - |
| K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術) | 188 | 0.06 | 5.50 | 0.00 | 75.88 | - |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 167 | 1.60 | 8.99 | 0.00 | 72.31 | - |
| K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 143 | 0.42 | 4.23 | 0.00 | 68.66 | - |
| K526-22 | 内視鏡的食道粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術) | 77 | 0.06 | 5.84 | 0.00 | 72.82 | - |
早期の消化器がんに対する内視鏡治療には、内視鏡的粘膜切除術(EMR)と内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)があります。EMRは従来から行われている方法で、病変部の粘膜下に薬液を注入して、腫瘍を十分に浮き上がらせてから、スネアと呼ばれる金属の輪をかけて切除するものです。一方、ESDは病変の周りの粘膜を専用ナイフで切開した後、病変の下にある粘膜下層をめくるように剥がし取っていくという方法で、EMRに比べて難しいものの、EMRでは取れない大きな病変を一括で切除できるため、近年行われています。
主要手術別患者数の1位はEMR、2位と4位と5位はESDです。1位と4位はいずれも大腸の切除術ですが、ESDはEMRに比べてより深く粘膜を剥離するため、両者の平均術後日数に違いがあらわれています。
主要手術別患者数の3位は胆道ステント留置術です。これは良性の胆管狭窄や悪性腫瘍に伴う胆管の閉塞によって引き起こされる黄疸に対して、胆汁の通り道を確保するため、ステントと呼ばれるチューブを胆道に留置する手術(処置)です。
肝臓・胆のう・膵臓外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7032 | 膵頭部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合又は十二指腸温存膵頭切除術の場合) | 29 | 4.21 | 22.17 | 3.45 | 71.14 | - |
| K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 22 | 1.77 | 3.73 | 0.00 | 71.50 | - |
| K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 19 | 1.21 | 2.16 | 0.00 | 72.47 | - |
| K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) | 18 | 0.61 | 4.11 | 0.00 | 63.50 | - |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 16 | 3.31 | 9.69 | 0.00 | 73.06 | - |
主要手術別患者数の1位は膵頭部の腫瘍に対する切除術です。膵臓は十二指腸に近い部分を膵頭部、反対の脾臓に近い部分を膵尾部といい、その間を膵体部といいます。膵頭部の手術は難易度が高く、膵体尾部の手術に比べて、術後日数が長くなる傾向があります。
主要手術別患者数の2位は腹腔鏡下の胆のう摘出術です。当センターでは胆のうがんとの鑑別を要する良性疾患に対する胆のう摘出術を行っています。
主要手術別患者数の3位は鼠径ヘルニアに対する手術です。当センターで他疾患の経過観察中の症例に対して行うことがあり、肝胆膵外科が担当しています。
主要手術別患者数の4位は点滴を行う際に使用するポートと呼ばれる医療材料を皮下に埋め込む手術です。この手術は末梢血管が出にくい患者さん、くり返し薬剤を投与する必要がある患者さんなどに対して行われることがあります。
主要手術別患者数の5位は良性の胆管狭窄や悪性腫瘍に伴う胆管の閉塞によって引き起こされる黄疸に対して、胆汁の通り道を確保するため、ステントと呼ばれるチューブを胆道に留置する手術(処置)で、当センターでは内視鏡科が担当しています。
乳腺外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 173 | 2.90 | 4.14 | 0.00 | 66.21 | - |
| K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 150 | 2.65 | 2.02 | 0.00 | 59.94 | - |
| K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) | 66 | 2.88 | 7.23 | 1.52 | 62.08 | - |
| K4741 | 乳腺腫瘍摘出術(長径5センチメートル未満) | - | - | - | - | - | - |
| K4764 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))) | - | - | - | - | - | - |
主要手術別患者数の上位5位はいずれも乳がん(又は乳腺腫瘍)に対する切除術ですが、手術の違いは切除範囲の大きさと、腋窩リンパ節・鎖骨下リンパ節の郭清を行うか否かです。切除範囲が小さく、リンパ節郭清を行わない方が、術後日数は短くなります。また、乳房再建を同時に行う場合は、入院期間が更に長くなる可能性があります。なお、入院中は手術内容に応じたクリティカルパスを用いており、各患者さんの術後日数にばらつきはほとんどありませんが、術前日数は土日の予定入院を行っていないため、週の前半に手術が予定される患者さんの術前日数は長くなります。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
腫瘍・血液内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K9212ロ | 造血幹細胞採取(一連につき)(末梢血幹細胞採取)(自家移植の場合) | 10 | 5.40 | 1.50 | 0.00 | 58.60 | - |
| K6112 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合) | - | - | - | - | - | - |
| K1422 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) | - | - | - | - | - | - |
| K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) | - | - | - | - | - | - |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | - | - | - | - | - | - |
腫瘍・血液内科で扱っている悪性リンパ腫や白血病といった造血器腫瘍の治療の一つに造血幹細胞移植があります。これは造血幹細胞と呼ばれている血液中の赤血球・白血球・血小板の元となっている細胞を移植するもので、病気などで質が悪くなった造血幹細胞を正常なものに交換するためや、抗がん剤などで強力な治療を行うことによって壊れてしまう造血機能を治療後に再生させるために行います。移植に使う幹細胞は自分以外の人から採取する場合と、自らの幹細胞を採取する場合があります。主要手術別患者数の1位にある「造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植)」とは、自らの幹細胞を採取する方法です。
主要手術別患者数の2位以下の手術は、造血器腫瘍の診断・治療に付随する手術、もしくは主たる病気とは関係のない合併症に対する手術です。造血器腫瘍の治療に手術が選択されることは、特定部位の症状を和らげるため例外的に行う場合を除いて、ほとんどありません。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 異なる | - | - |
| 180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
| 180010 | 敗血症 | 異なる | - | - |
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
| 180035 | その他の真菌感染症 | 異なる | - | - |
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 13 | 0.15 |
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 異なる | - | - |
がん治療の一つに抗がん剤を用いた化学療法があります。抗がん剤はがんの治療に有効ですが、反面、正常な細胞にも影響を及ぼし、患者さんにとってよくない副作用があらわれることもあります。真菌(カビ)を含めた感染症や、感染症を引き金として全身の様々な臓器に異常をきたす敗血症は、抗がん剤の使用によって体の抵抗力が弱くなってしまったことによって起こる場合があります。
また、敗血症やがんの進行により全身状態が悪化して、播種性血管内凝固症候群(DIC)が生じることもあります。これは体の中で小さな血栓が多発することによって血液を固める機能が十分に働かなくなり、全身に出血傾向があらわれる重篤な疾患です。
手術・処置等の合併症については、必ずしも手術などの時に合併症を起こしたわけではなく、その多くは適切な治療が行われて退院したものの、傷の治りが悪かったり、体の中に埋め込まれた人工物が感染するなどしたため再度入院し、治療を行うに至った症例です。
表中の入院契機の「同一」「異なる」とは、入院のきっかけとなった病名と、入院中最も治療に人的・物的な資源を投入した病名が同じか異なるかをわけたものです。二つの病名が異なっている場合は入院中に治療方針がかわったことを、つまり入院中に合併症を起こした可能性があることを示しています。
なお、患者数が10人に満たない場合は、ハイフン(-)を入力しています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
| 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) | 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) | リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 |
|---|---|---|
| 1468 | 1339 | 91.21 |
手術などで長時間同じ姿勢が続くと、下肢の深いところにある静脈(深部静脈)で血液の流れが悪くなり、血栓ができやすいようになります。このような血栓により深部静脈が閉塞した状態を深部静脈血栓症(DVT)といい、この血栓が血流に乗って肺動脈などの血管を閉塞すると肺血栓塞栓症(PE)という非常に危険な病態に進行することがあります。手術はDVTのリスク因子であり、これを予防することは非常に重要です。
術後のDVTを防止する方法には早期離床、歩行や足関節の運動、弾性ストッキングの着用、間歇的空気圧迫法(IPC)などがあります。
なお、本指標の分子である「肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数」には、弾性ストッキングの着用や間歇的空気圧迫法が行われていない患者は含まれませんが、肺血栓塞栓症のリスクレベルは手術だけではなく、麻酔法なども参考に総合的に評価されるため、リスクレベル「中」以上の手術を行った患者すべてにこれらの材料・装置が使用されるわけではありません。予防対策の実施率が100%になっていないのは、こうした理由によるものです。
血液培養2セット実施率
| 血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
|---|---|---|
| 1117 | 933 | 83.53 |
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
| 広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
|---|---|---|
| 453 | 379 | 83.66 |
広域スペクトル抗菌薬とは広い範囲の菌に効果がある抗菌薬になります。この薬は様々な菌に対して効果がある反面、薬剤の乱用により新たな抗菌薬耐性菌が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。抗菌薬を適正に使用するためには、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要となります。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チームを組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められています。
| 退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生した転倒・転落件数 (分子) |
転倒・転落発生率 |
|---|---|---|
| 102262 | 195 | 1.91 |
当センターではリスクの高い患者さんを識別して、必要な予防策を実施しておりますが、残念ながら転倒・転落は発生してしまいます。転倒・転落を減らすためには、転倒・転落した事例の要因を把握して、防止策を講じることが必要となります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
| 退院患者の在院日数の総和 もしくは入院患者延べ数(分母) |
退院患者に発生したインシデント 影響度分類レベル3b以上の 転倒・転落の発生件数(分子) |
転倒転落によるインシデント影響度 分類レベル3b以上の発生率 |
|---|---|---|
| 102262 | 21 | 0.21 |
この指標は高齢化社会において、患者さんの自由な行動にできるだけ少ない制約で安全な療養環境を提供しているかの指標として、患者さんへの影響度の大きい転倒転落がないことを評価するものになります。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
| 全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された 手術件数(分母) |
分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が 投与開始された手術件数(分子) |
手術開始前1時間以内の 予防的抗菌薬投与率 |
|---|---|---|
| 2355 | 2324 | 98.68 |
手術における合併症の一つとして、手術部位の感染(SSI)があります。手術時に使用する抗菌薬はこの感染を予防するために投与されるものですが、投与のタイミングは十分な殺菌濃度を確保するため、手術(切開)開始の1時間前以内に開始することが推奨されています。ただし、抗菌薬の種類によっては手術(切開)開始の2時間前以内に開始することが推奨されているものもあります。
この指標は、適切な投与による感染の発生防止への取り組みを評価するものになります。
| 退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた 入院患者延べ数(分母) |
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数(分子) |
d2(真皮までの損傷)以上の 褥瘡発生率 |
|---|---|---|
| 101212 | 36 | 0.04 |
褥瘡は長時間同じ体勢で寝たきりとなっている患者さんに多く見られる皮膚の疾患で、「床ずれ」と呼ばれているものです。仙骨部、坐骨部、大転子部などに多く発生し、ひどいものでは周辺組織に壊死を起こす場合もあります。褥瘡は患者さんのQOLの低下をきたすとともに、感染を引き起こした場合には、治療が長期に及ぶことによって、結果的に入院期間が長期化することもあります。
この指標は、目の前の患者さんが褥瘡発生する確率を見ているものであり、日々のケアの質に関わるものになります。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
| 65歳以上の退院患者数 (分母) |
分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された 患者数(分子) |
65歳以上の患者の入院早期の 栄養アセスメント実施割合 |
|---|---|---|
| 5621 | 4322 | 76.89 |
この指標は、適切な栄養管理への取り組みを評価するものになります。
身体的拘束の実施率
| 退院患者の在院日数の総和 (分母) |
分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) |
身体的拘束の実施率 |
|---|---|---|
| 102262 | 1381 | 1.35 |
当センターにおいても身体的拘束が最小化されるよう、拘束器具の使用は必要性を十分に検討した上で行われております。
更新履歴
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2016年9月27日 指標公開
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2017年9月27日 平成28年度の指標公開
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2018年9月26日 平成29年度の指標公開
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2019年9月25日 平成30年度の指標公開
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2020年9月30日 令和元年度の指標公開2021年9月30日 令和2年度の指標公開2022年9月30日 令和3年度の指標公開2023年9月28日 令和4年度の指標公開
- 2024年10月1日 令和5年度の指標公開
- 2025年9月26日 令和6年度の指標公開
- 2026年9月30日 令和7年度の指標公開
この指標は、血液培養検査が適切に行われているかの指標になります。