「ここがつよい！」千葉県がんセンターの医療サービス

千葉県がんセンターが誇る施設・体制についてご案内します。当センターは「心と体にやさしく、希望の持てるがん医療」の基本理念のもと、最先端で高度な医療を提供します。

ロボット支援手術

ロボット手術とは

これまでの鏡視下手術にロボットの機能を組み合わせて発展させた術式です。全てをロボットが行うわけでなく、術者がロボットの手を遠隔操作することで手術を行います。

ロボット手術のメリットとデメリット

拡大視野で手ぶれのない手術を行うことができるため出血が少なく安全性の高い手術です。傷も小さいため術後の痛みも少なく早期の社会復帰が可能です。

費用その他

保険対象であり入院費、手術費は健康保険の適応となります。当センターでは2011年9月より2014年3月までの間に341例の患者様に行っており全国でも有数の手術件数となっております。

ロボット支援手術の詳細

がんゲノム医療

ゲノム医療とは

従来は、がんの種類によって決められた遺伝子を1つずつ検査していました。ゲノム医療では、がんの種類を問わず一度に100種類以上の遺伝子を検査し、遺伝子変化に合わせて治療薬を選びます。

がんゲノム医療拠点病院に指定されました

保険診療としてゲノム医療を実施する病院は国が指定します。当センターは、がん薬物療法や遺伝の専門診療、臨床試験、患者支援、検体管理などが総合的に評価され、千葉県で唯一のがんゲノム医療拠点病院として指定されました（全国で34施設）。

専門家集団があなたにとって最良の治療を考えます

おひとりおひとりの検査結果について、約20名の専門スタッフ（がん薬物療法専門医、各臓器の専門医、臨床遺伝専門医、臨床検査専門医、薬剤師、遺伝子・情報解析の専門家など）が討論して、最適な治療法を提案します。

現在では、県内他施設の症例も請け負っており、毎月10-15例、総計約100例を取り扱っています（2020年8月現在）。

がんゲノム医療の詳細

治験・臨床研究

治験とは

治験は、薬や医療機器の製造・販売承認を目的とした臨床試験で、「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」という規則に定められた要件を満たす病院だけで行うことができます。

治験の参加について

治験に参加したい場合は、該当する診療科を受診いただくか、がん相談支援センターへご相談ください。参加の条件に合致する場合、担当医や治験コーディネーター（CRC）が詳しく説明いたします。

当センターは平均25件／年の治験を新規に受託しており、継続中も合わせて90件の治験を実施、約290名の患者さんが参加されています（2020年7月現在）。

治験実施状況の詳細

IMRT（強度変調放射線治療）

IMRTのパイオニア

千葉県がんセンターは日本で初めてIMRTを実施した施設です。20年以上の実績があり、現在では頭頚部、肺、食道、前立腺などを中心に1年間で約250例のIMRTを実施しています。

患者さんの思いを大切に

専門スタッフが患者さん一人ひとりをサポートし、最適な医療を提供します。　放射線治療専門医、医学物理士、がん放射線療法専門看護師、放射線治療専門技師が常勤で働いています。

PET/CT

全身検索

微量の放射性薬剤を用い約20分で全身を検査し、がんの転移の有無やがんの拡がりを正確に調べることができます。

活動評価

がん病巣に放射性薬剤がどれくらい取り込まれているか測定することで、がんの活動性の有無や悪性度が分かります。

治療効果測定に役立ちます

がんの活動性を評価することにより、治療が効いているかどうか判定し、最適な治療法を選択するのに役立ちます。

PET/CTの詳細

研究所

がんを克服するため、研究は必須です。研究所は、千葉県がんセンター病院とともに千葉県の総合がんセンターの一部として機能しています。基礎的研究とベッドサイドや地域を結び、がん患者さんの治癒率向上と罹患率低下そしてがん生存者の生活レベルの改善を目指し日夜研究に励んでいます。また、がん予防展、講演会、スマイルキャンサーウォーク千葉など県民へのがんの啓発活動、そして中高生を対象としたサイエンススクールや千葉大学連携大学院としてがんの教育にも力を入れています。

千葉県がんセンター研究所フェイスブック

研究所の詳細

がん相談支援センター

がん相談支援センターでは、がんに関するよろずの相談をお受けしています。患者さんやご家族、どなたでもご利用いただけます。相談は無料です。「どうしたらいいのかわからない」「誰に相談すれば良いのかわからない」「誰かに話を聞いてほしい」など、不安なお気持ちや戸惑いなど、どんなことでも構いません。私たちと話してみませんか？