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診療科・部門の紹介

薬剤部

お知らせ

調剤薬局の皆様へ

在宅患者訪問薬剤管理指導(居宅療養管理指導費)について

各保険薬局様からの在宅患者訪問薬剤管理の指示依頼の方法に関して、お問い合わせが増えていることから、当院では在宅患者訪問薬剤管理指示依頼書を用いて対応いたします。

詳しくは、調剤薬局の皆様へのページをご覧ください。

院外処方せんへの臨床検査値の掲載について

令和3年2月1日より、当院では、患者さまの適正な薬物療法に資するために、院外処方せんに臨床検査値等の一部を掲載しております。調剤薬局の皆様につきましては、院外処方せんの調剤時に、薬用量の確認や副作用発現の発見等にお役立てください。

詳しくは、調剤薬局の皆様へのページをご覧ください。

服薬情報等提供料に係る情報提供書の導入と運用について

当院では、令和元年11月に薬機法・薬剤師法改正への対応と医薬品適正使用推進や医療安全の観点から、服薬情報等提供料に係る情報提供書(通称トレーシングレポート)を導入しております。調剤薬局の皆様につきましては、ご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

詳しくは、調剤薬局の皆様へのページをご覧ください。

お薬の保管について

お薬には、錠剤や水剤、点眼剤など、様々な種類があります。このそれぞれについて、適切な保管方法で保管いただくことが重要です。

詳しくは、お薬の保管についてのページをご覧ください。

特徴

薬剤部では、病棟ごとに担当薬剤師を配置して、医師や病棟スタッフなどと連携しながら安全な薬物治療が行えるように、病棟薬剤業務に力を入れています。また、無菌室や安全キャビネットを有しており、TPN調製や抗がん剤調製を行っています。

主な業務案内

病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務

病棟毎に担当薬剤師1名を配置し、患者様がお持ちになられたお薬(以下、「持参薬」)の確認や、薬に対するアレルギー・副作用歴の有無を聴取することで、安全な薬物治療が行えるように注意を払っています。また、持参薬継続の必要性や術前中止薬の確認なども重要な業務です。

また、退院された後も継続して正しくお薬が服用できるように、薬効の説明や副作用への注意点などを入院中からお伝えすると共に、患者様の治療経過を医師や看護師等と共有しております。

病院内の医療スタッフに対しては、日々更新される医薬品の情報を提供し、安全・安心な医療が提供できるように貢献しています。

院外処方

当院では、原則として一般名処方という院外処方箋を発行しています。調剤薬局で薬剤師とご相談になり、先発薬または後発薬を選択できます。

当院はもちろんのこと、他の医療機関を受診の際も、お薬手帳をお持ちいただき、ご使用中のお薬を医師にお伝えください。お薬手帳は、一冊にまとめて全てのお薬が確認できる様にすることをお勧めします。

調剤業務

 

医師が発行した処方箋を、適正な内容(用量・用法・相互作用等)であるか確認し、調剤をしています。入院中に他の医療機関から処方されたお薬をお使いの場合でも、薬剤部のシステムによって、相互作用(飲み合わせ)、同じ効き目のお薬の重複をチェックしています。

また、お薬の管理が難しい方には、自動錠剤分包機という機械を使用して、1回分ごとに包装しています。

注射薬調剤業務

 

薬剤師は、医師がオーダーした注射剤の処方内容について、投与量・投与法・配合変化・併用禁忌などのチェックを行い、輸液と組み合わせて病棟へ払い出します。

入院中の患者様に対する注射薬の準備は、基本的に薬剤部が行っています。電子カルテと連動した薬剤システムを利用して、効率的かつ安全・正確に患者様毎に注射薬を取り揃え、医師や看護師が誤った薬品を使用する危険性を軽減しています。注射薬を投与する際にも、薬剤システムと連動して印刷されたバーコード付きラベルが、患者様の認証に役立っています。

抗がん剤の調製業務

 

抗がん剤は、投与方法や投与量を誤ると重大な副作用が発生します。

当院では、安全な抗がん剤治療実施のために、事前に院内で承認を受けた投与法(レジメン)でのみ実施できる仕組みとなっています。レジメンは、処方内容の確認、投与条件の確認、調製に至るまでを薬剤部が担当しています。抗がん剤の調製は、安全キャビネットと呼ばれる専用の医療機器を使用して、無菌的に行っています。

ハイリスク薬(誤った投与を行った場合に重大な事故につながる薬剤)の管理業務

ハイリスク薬の薬品名印字に注意表示を行い、医療スタッフに注意喚起を促し、患者様の治療経過を観察しながら副作用発生に注意を払い、安全確保に努めています。

薬品情報(DI:Drug Information)管理業務

 

医薬品に関する最新の情報を収集・管理し、医師・看護師・薬剤師などの様々な医療スタッフに、以下のような業務を通じて情報提供しています。

  • 採用薬品の各種資料、文献の整理・保管
  • 医薬品安全性情報等の管理及び診療部門への情報提供
  • 医薬品に関する問い合わせに対する調査・回答
  • 電子カルテ等の薬剤に関連した各種マスタメンテナンス
  • 薬事委員会事務局など

 

 

高カロリー輸液の無菌調製と管理業務

 

各種の原因により経口で食事を摂れない方は、高カロリーの輸液で栄養分を確保します。この輸液剤は細菌に汚染され、重大な感染症の危険性があるので、無菌的な環境(無菌室)で薬剤師が調製しています。また、処方内容が栄養学的に適切であるか、栄養に関連した副作用の発現に注意し、医師に対して処方の提案などを行っています。

院内製剤業務

承認販売されている医薬品だけでは十分に対応できない場合は、医師の申し出により、医薬品や医薬品以外の試薬等を用いた院内製剤を使用しています。院内製剤は、病院内の倫理委員会・薬事審議会等で承認を受けて、薬剤部が作製しています。

チーム医療への参画(多職種連携)

医師、薬剤師、看護師等をはじめとした医療専門職が、それぞれの専門分野を生かし分担・連携しながら、医療を提供しています。

栄養サポートチーム、緩和ケアチーム、ICTチーム、高齢者ワーキングに薬剤師が参加しています。

スタッフ紹介

薬剤部では、男性7名、女性5名の計12名の薬剤師(嘱託2名含む)及び助手1名にて業務を行っています。(2020年12月時点)