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更新日:令和6(2024)年7月17日
ページ番号:688235
発表日:令和6年7月17日
農林水産部農林総合研究センター
県内8地点に設置しているフェロモントラップの1日当たり誘殺数は5月が2.0頭 (平年値0.8頭)、6月が2.3頭(平年0.9頭)で、6月中旬以降の増加が著しく、直近11年間で最多となりました。
オオタバコガの幼虫はトマト、ナス等の果菜類や、キャベツ、レタス、トウモロコシ、花き類等の多くの植物を食害します。
今後、特に果菜類を中心に被害の発生が懸念されることから、本日、「病害虫発生予察注意報※」を発表し、生産者等へ防除対策の徹底を呼びかけます。
※重要な病害虫が多発することが予測され、かつ、早めに防除措置を講じる必要が認められる場合に発表
成虫は体長15~20mm、開長35~40mmである。終齢幼虫は体長35~40mmで体色は淡緑色、緑褐色、黄褐色など個体変異幅が大きい。年に2~3回発生する。
食害する植物の範囲が広く、産卵数が多くて増殖能力が高いことと薬剤抵抗性がつきやすいことから難防除害虫として各地で問題になっている。
オオタバコガ(成虫)
オオタバコガ幼虫と加害されたトマト
詳細は別添、令和6年7月17日付け令和6年度病害虫発生予察注意報第3号(PDF:215.8KB)を参照してください。(資料中の写真に誤りがありましたので、令和6年7月17日20時30分に差し替えを行いました。)
ほ場をよく観察し、食害痕や糞の近くに幼虫がいる可能性が高いので、見つけ次第、除去する。
幼虫は老齢になるに従って薬剤の効果が低下するので、ほ場の見回り等による早期発見に努め、若齢のうちに薬剤散布等により防除する。
施設栽培では施設開口部に防虫ネットを設置して、成虫の侵入を防ぐ。
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