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更新日:令和5(2023)年12月20日
ページ番号:628590
発表日:令和5年12月20日
千葉県農林総合研究センター
12月上旬の県の調査において、トマトの葉が縮れ結実不良となるトマト黄化葉巻病の平均発病株率が過去10年と比較して最も高くなりました。
また、トマト黄化葉巻病ウイルスを媒介するタバココナジラミの成虫寄生株率も過去10年と比較して最も高くなっています。
トマト黄化葉巻病は、感染してから発病までの期間が長く、健全に見えている保毒株が今後発症してくることが予想されるほか、タバココナジラミの多発により、トマト黄化葉巻病の被害がさらに拡大すると懸念されることから、本日、「病害虫発生予察注意報※」を発表し、生産者等へ防除対策の徹底を呼びかけます。
※重要な病害虫が多発することが予測され、かつ、早めに防除措置を講じる必要が認められる場合に発表
本病はタバココナジラミが媒介するウイルス(TYLCV※)によって発生する病気で、初めに上位葉が黄化して葉巻症状となり、やがて葉脈間が黄化して葉が縮みます。さらに病勢が進むと、頂部が黄化萎縮し、開花してもほとんど結実しなくなります。※Tomato yellow leaf curl virus
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詳細は別添、令和5年12月20日付け令和5年度病害虫発生予察注意報第2号(PDF:346.6KB)を参照してください。
発病株は見つけ次第抜き取り、ビニール袋等で密閉して枯死させてから適切に処分する。
黄化葉巻病耐病性品種は、発病していなくても、保毒して伝染源になることがあるため、タバココナジラミの防除は感受性品種と同様に行う。
タバココナジラミの施設内への侵入及び保毒虫の逸出を防ぐため、開口部に防虫ネット(目合い0.4mm以下)を展張する。
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