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更新日:令和4(2022)年10月26日
ページ番号:545772
発表日:令和4年10月26日
千葉県農林総合研究センター
10月上旬、県北東部で発生したアズキの葉が枯れる症状について、千葉県農林総合研究センターで調べた結果、アズキさび病と診断されました。
県では、本日「病害虫発生予察特殊報※」により、本病の発生を県内で初めて確認したことを公表し、生産者等へ防除対策を周知します。
なお、今のところ周辺のアズキほ場への発生拡大は確認されていません。
※ 県内での病害虫の初発見や従来と異なる発生状況が見られた場合に出す情報
播種直後の6月頃から発病し始め、発病初期には葉に黄白色の斑点が生じ、発病が進むと赤褐色の膨れた小さい粒となり、さらに、これらの粒が成熟すると鉄さびのような粉が出ます。激発すると、葉が枯れてアズキの実が大きくなりません。
この病原菌は、アズキ以外には寄生しませんが、畑に残されたアズキの茎葉などに病原菌の胞子が付いて越冬すると、翌年にアズキを作付けた場合に伝染するおそれがあります。
なお、本病は、アズキ主産地である北海道等におけるアズキの一般的な病害として知られています。
発病したアズキの葉
病原菌の胞子
(写真は本県で確認されたもの)
詳細は別添、令和4年10月26日付け令和4年度病害虫発生予察特殊報第1号「アズキさび病の県内初発生について」(PDF:200.9KB)を参照してください。
(1)越冬胞子の影響を避けるため病気にかかった植物体をほ場外へ持出し、適切に処分する。また、発病が見られたほ場ではアズキの連作を避ける。
(2)開花期から成熟期に登録のある薬剤を散布する。
別紙資料
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