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更新日:令和6(2024)年9月18日
ページ番号:700153
発表日:令和6年9月18日
農林水産部農林総合研究センター
県内10地点、8月下旬の巡回調査におけるトマト黄化葉巻病の平均発病株率は16.20%(平年1.48%)、トマト黄化葉巻病ウイルスを媒介するタバココナジラミの成虫寄生株率は46.80%(平年4.82%)と、いずれも過去10年と比較して最も高くなりました。
トマト黄化葉巻病はタバココナジラミが媒介し、感染してから発病までの期間が長く、発病すると、トマトの葉が縮れ、結実不良となります。今後もタバココナジラミの多発により、トマト黄化葉巻病の被害がさらに拡大することや次作への影響が懸念されるため、本日、「病害虫発生予察注意報※」を発表し、生産者等へ防除対策の徹底を呼びかけます。
※重要な病害虫が多発することが予測され、かつ、早めに防除措置を講じる必要が認められる場合に発表
本病はタバココナジラミが媒介するウイルス(TYLCV※)によって発生する病気で、 初めに上位葉が黄化して葉巻症状となり、やがて葉脈間が黄化して葉が縮みます。さらに病勢が進むと、頂部が黄化萎縮し、開花してもほとんど結実しなくなります。
※Tomato yellow leaf curl virus
トマト黄化葉巻病の症状
タバココナジラミ成虫(体長約0.8mm)
詳細は別添、令和6年9月18日付け令和6年度病害虫発生予察注意報第5号(PDF:359.6KB)を参照してください。
発病株は見つけ次第抜き取り、ビニール袋等で密閉して枯死させてから適切に処分する。
黄化葉巻病耐病性品種は、症状が現れなくても、ウイルスに感染して伝染源になることがあるため、タバココナジラミの防除は感受性品種と同様に行う。
タバココナジラミの施設内への侵入及びウイルスに感染している虫の施設外への拡散を防ぐため、開口部に防虫ネット(目合い0.4mm以下)を展張する。発病株は見つけ次第抜き取り、ビニール袋等で密閉して枯死させてから適切に処分する。
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