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更新日:令和6(2024)年6月10日

ページ番号:3089

平成29年度第2回千葉県障害者施策推進協議会議事録

1日時

平成30年3月22日

午前10時から午前12時まで

2場所

千葉県教育会館本館2階203会議室

3出席者

  • 委員
    石田(路)会長、本宮副会長、荒井委員、石田(義)委員、伊藤委員、植野委員、内田委員、里見委員、實川委員、出口委員、畑中委員、橋本委員
    (欠席:伊豫委員、岩野委員、岡田委員、小宮委員、佐藤委員、冨江委員、永堀委員、藤尾委員、森本委員、横川委員)
  • 事務局:15名

4議題

(1)審議事項

〇1第六次千葉県障害者計画の策定について

  • 千葉県障害者施策推進協議会(第1回)及び千葉県総合支援協議会(第4回)委員からの意見について
  • 第六次千葉県障害者計画パブリックコメントの実施結果について

〇2第六次千葉県障害者計画の推進体制について

〇3平成30年度重点事業について

(2)報告事項

〇1第六次千葉県障害者計画フォーラムの開催結果について

〇2「第10回世界自閉症啓発デーinちば」の開催について

(3)その他

5議事概要

(事務局)

本日は、みなさまお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。定刻より少し前ではございますが、皆様お集まりになりましたので、ただ今から平成29年度千葉県障害者施策推進協議会の第2回会議を開会いたします。

私は本日の司会を務めさせていただきます、障害者福祉推進課國本と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

本日の配付資料につきましては、お手元の配付資料一覧と併せてご覧いただきまして、不足等がございましたら、事務局までお申し付けくださるようお願いいたします。

はじめに、委員の皆様にお知らせいたします。本日、報道機関による取材や録音が入る場合がございます。また、議事録作成の都合上、会議を録音させていただいておりますので、ご了承ください。

障害者施策推進協議会は、障害者基本法第36条第1項に設置が定められた協議会でございます。同法第11条第5項により都道府県の障害者計画、障害者総合支援法89条第7項により都道府県障害福祉計画、及び、児童福祉法第33条の22の規定によりまして、都道府県障害児福祉計画を策定するに当たりまして協議会のご意見を聴くこととされております。

会議に先立ちまして、本日の出席状況を御報告いたします。本日は、委員22名のうち、12名の方に出席をいただいており、定足数の過半数を満たしておりますので、会議は有効に成立していることをまずご報告いたします。本日、ご欠席のご連絡をいただいている委員は、伊豫委員、岩野委員、岡田委員、小宮委員、佐藤委員、冨江委員、永堀委員、藤尾委員、横川委員、森本委員でございます。

それでは、次第に沿いまして進めてまいります。はじめに、飯田健康福祉部長からご挨拶を申し上げます。

(飯田健康福祉部長)

委員の皆様、おはようございます。千葉県健康福祉部長の飯田でございます。

本日は、年度末の大変お忙しい中、当協議会にご出席くださいましてありがとうございます。また、日頃より本県の障害者福祉行政の推進につきまして、色々な場面でご尽力・ご協力をいただいておりますことに対しまして改めて厚くお礼申し上げます。ありがとうございます。

さて、本日、現在策定の最終段階に入っております第六次千葉県障害者計画についてご審議をいただくために開催をしました。この間、計画の策定につきましては、総合支援協議会、そして同専門部会、そして本協議会と合わせて28回の会議を開催させていただき、検討を重ねてまいりました。また、並行しまして、障害者関係団体の皆様からのヒアリング、また、パブリックコメントなどを通じまして、幅広くご意見を頂戴しながら取りまとめをしてきたところでございます。

この最終案につきまして、本日御協議をいただくわけでございますが、委員の先生方には、この間様々な場面で貴重なご意見を頂戴いたしましたことにつきまして、厚くお礼を申し上げます。また、12月に開催いたしました県民向けのフォーラムでは、石田会長そして本宮副会長にはお忙しい中基調講演を快くお引き受けいただき、誠にありがとうございました。

本日は、この最終案についてご審議をいただきます。それとともに、策定後の推進体制についても御議論をいただく予定でございます。

委員の皆様にはそれぞれのお立場から忌憚のないご意見を頂戴できればありがたく存じます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)

大変恐縮ではございますが、飯田部長におかれましては、この後所用がございますため、ここで退席とさせていただきます。

それではここから議事に入ります。この後の議事進行につきましては、協議会運営要綱第5条の規定により石田会長にお願いしたいと思います。石田会長、よろしくお願いします。

(石田会長)

皆様おはようございます。桜が咲いたと思ったら途端に雪が舞うような、大変荒れ模様の天気が続いておりますけれども、本会議につきましては、荒れることなく穏やかに進めていければいいなと思っておりますので、みなさまご協力をお願いいたします。

それでは、はじめに協議会運営要綱第6条の規定によりまして、議事録署名人の指名を行いたいと思います。今回は、荒井委員、そして、橋本委員にお願いしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、はじめに議題の1、審議事項○1、第六次千葉県障害者計画の策定について、ということになります。これ以降は発言の際には皆様のお名前を名乗っていただいて、そのあとにご発言いただきますようお願いいたします。

それでは、事務局から説明をよろしくお願いいたします。

 

【事務局説明】

 

(石田会長)

ありがとうございました。今詳細に渡るご説明をいただきました。ただ今のご説明につきまして、委員の皆様からご意見・ご質問等がございましたら挙手をお願いいたします。

(畑中委員)

重度心身障害者への医療費助成は各県の事業としてやっているんですよね。これが各県によって違うというのは問題だから、国の制度でできないかというのは非常によく理解できるんです。ただ、それは他の県と連携しなければできませんよね、僕はそういうところをやっていただきたいですけれども。ともかく、現在、障害者については、確かに精神だけが千葉県では入っていないということになっていますけれども、それでも、千葉県の各市によっては、精神障害者にも医療費を助成しているところは、千葉市をはじめとしてあるんですね。その中で、やはり、とりあえずは、他県並みにするのが大事ではないかな、東京都が今年の12月から予算化して、1級の人までやります。そうすると千葉だけになっちゃうんですよね。これが非常に問題だと、私は思っています。

もう一つ、この専門部会、このパブリックコメントでもある方がおっしゃっているんですけれども、肩書だけだと。私も、専門部会をみても当事者家族というのは極めて少ない。一応、当事者家族を代表して家族会の代表者が入っています。しかし、その方を含めたとしても専門部会の中には通所施設とか、事業者側の人はたくさん入っているんだけれども、当事者、家族が極めて少ないんじゃないかと思うんです。ということも以後ご配慮願いたいと思います。その他、多々ありますけれども、それはその都度言っていくつもりです。よくできていると思いますので。

それと、数値目標は、この前の協議会でも精神については理念だけで数値目標が何もない、という話をしたと思いますが、やはり、ある程度の数値目標と、この全体の文章の中で一番気になったのは、千葉県が障害のある人もない人もともに暮らしやすい千葉県づくり条例を全国に先駆けて作っているのにもかかわらず、最近は虐待とか、差別とか、国の方針、文言が頭にくるように目立って仕方がありません。千葉が最初にやったものですので、もっとけん引してやっていただきたい。

それと、3番目に、福祉教育というのが入っているんですけれども、障害者団体としては、できれば障害者についての理解を深める運動をしてもらいたい。県は相変わらず、なんとかフェアをやりました、とか、それしかないんですよ。福祉教育推進校というのがありますけれども、あれは現実的には車いす体験、アイマスク体験等ですが、これは全国津々浦々ほとんどそうなんです。ですから、少なくとも、障害者基本法には、国民の理解という言葉を頭にお願いしたいんです。少なくとも、国民の理解を深めるような、教育、または、障害・病気等についても理解する、障害のある人もともに暮らしやすい千葉を作るんだ、というような文言がどっかに、頭の方に入っていただきたいなと思います。以上です。

(石田会長)

ありがとうございました。大変貴重なご意見、それから、ご要望も含めていただきました。ありがとうございます。

そのほかに、委員の皆様からなにかこの場でということでありましたらお願いします。

(出口委員)

前回、グループホームの件について、住所地特例ですね、障害者施設からグループホームに移行した場合の対応について、住所地特例を適用するような形で国へ要望していただきたいという話をさせていただいたんですけれども、この件については、「委員の要望」の2ページ目に記載をしていただいて、国への要望を検討するということで、県の方から各市町村に、要望していくに当たって市町村の意見を照会していただいております。私どもも、県から提示された内容に従って障害福祉サービスを継続するに際しての住所地特例、それから介護保険に移行した場合、これら2つとも意見を出させていただきました。各市町村から意見が上がって来るかと思いますが、なるべく、県の方にも記載していただいているように、グループホームは土地が高い都市部ではなかなかできにくい、したがって土地が安いところに、グループホームが集中してきていると。そうしますと、財政的に基盤のしっかりしていない市町村が、介護保険の保険者になっていく、ということになってしまいますので、なかなか不均衡が拡大してしまうと、こういう実態がありますから、是非、県として集約した形で国へ要望していただきたいと思います。で、特に、この六次計画の案を見ると、御承知のとおり、障害者の施設入所から、地域への移行、これを進めるに当たって、この各施策、取組の方向性に全てグループホームへの移行について書いてありますよね。これは施策全体を進めるに当たって、地域移行、すなわち保護者の負担にならないようなグループホームへの移行を全ての施策に書いてあるといっても過言ではない状態です。これをしっかり推進していくためには、そういった不均衡を是正していく、しっかりとした支援を国も含めてやっているということが必要になりますので、グループホームを作るに当たっては、住所地特例をしっかりと国へ要望していただきたい、場合によっては財政的な支援を集中している市町村には必要ではないかと、それがまず1つです。

もうひとつ、それに関連して、25、26ページにはグループホーム等の充実及び地域生活支援拠点等の整備ということで、現状と課題、取組の方向性が書いてあります。今申し上げました内容で方向性も書いてあるんですが、26ページの中段の取組みの方向性、ここを読んでみますと、3行目ですが、「グループホームの整備の方向性について、引き続き量的拡充を図ります。」ということが書いてあります。これは全ての施策に共通している中身です。で、1回目でも申し上げましたけれども、量的拡充を図りますという表現はいいと思いますが、これを運用するに当たって、先ほど申し上げましたように、特定の市町村に偏りがないように、運用をしていかないと先程のような問題も出てきますので、これはこの表現でいいと思いますが、拡充するに当たって、しっかりと県として各市町村の実態を眺めながら推進をしてもらいたいと思います。

(石田会長)

ありがとうございました。

その他委員の皆様からご意見等はありますでしょうか。

(橋本委員)

179ページなんですけれども、県全体及び圏域別の必要なサービス量の見込の印旛圏域です。上から、2段目、3段目、地域移行支援、地域定着支援というものがございますが、私圏域連携コーディネーターをしておりまして、地域移行を推進していく上で、今年度や昨年度はこの第五次の障害者計画のこのページを使って圏域で地域移行を目指していきましょうということを行っているんですが、この書き方が、例えば、平成30年度の見込の地域移行支援が月に24人、というようになっているんですね、これが非常に高い数字で、とても現実には無理な数字です。その前のページでは、野田圏域では平成30年度の見込が1人、ということになっています。印旛圏域は平成32年度までに伸び率1650%という非常に高い数字になっていて、ここを確認したところ、市町村からそれぞれの目標値を足しており、印旛圏域の市町の数値を足し上げたらこの数字になったと、実際には困難な1650%ということになっており、これを使って地域移行や地域定着を目指していきましょうという根拠にするのは少しやりづらいなということを感じております。このように作っていくものなのかもしれませんが、実際に現場で目標としやすいものになるように、今回の第六次計画ではこれで仕方ないと思いますが、今後、少し検討していただければと思います。そういう意味では、市町村から数値を提示してもらう際には、実際の状況に即した人数というものを挙げていただくようにしてもらえたらな、と思います。

(石田会長)

ありがとうございました。

(出口委員)

先ほど、グループホームについて申し上げたんですが、今の話と関連して、この目標が県で主体的に地域ごとにこうあるべきだという考え方を持って提示したかどうか、というところに少し疑問があります。市町村からの考え方を数字として積算しただけではないかというような疑問が湧いてきます。県として主体的にそれぞれ地域ごとにこのサービスはこのようにあるべきだ、というようなことで市町村と連携して目標を出していく、というような考え方に基づいて算出した数字ではないような、感じがします。それぞれの市町村が個別の考え方に基づいて算出した数字ではないかと思っているんです。そういった方法ですと、県のやり方というのはなかなか現れてきませんから、そうなると先ほどのグループホームと同様に偏在が生じる可能性があります。そうすると、等しく県民に障害者サービスを施すことができるか、ということになりますので、この辺は少し支援の仕方というか、考え方に若干県としての主体性がないなという感じがします。

(石田委員)

ありがとうございます。様々なご意見・ご要望をいただきました。この数値に関してもそれぞれの自治体も非常に苦渋の数値提示というようなものがあるように聞いております。国の方向性としてはとにかく移行ということが協調されているんですが、実態としては、その数値は無理であるというようなことで、しかし、方向性としてはこう掲げられてどうしよう、と。それぞれの自治体の数字を踏まえ、県として内容を精査しつつ、数値の内容について追いかけていく必要があるのかも知れません。貴重なご意見ありがとうございました。

他にご意見等がないようでしたら、この議題の1、審議事項の○1第六次千葉県障害者計画の策定についての案ですけれども、この案のとおりでお認めいただくということでよろしいでしょうか。

 

<異議等なし>

 

それでは、異議がないということで計画案は了承されたということになります。

それでは、次に審議事項の○2、第六次千葉県障害者計画の推進体制について、事務局からご説明をお願いいたします。

 

【事務局説明】

 

(石田会長)

ありがとうございます。これからの推進体制についての事務局説明でした。ただ今の説明について、委員からご要望等がありましたら、お願いします。

(畑中委員)

先ほども申し上げましたが、実は、この専門部会とか総合支援協議会とかメンバーを見ると役職名との記載があります。例えば、市の会議等ですと、公募委員、専門委員、それから事業者というような構造をしているんです。一般的に役職等で出されますと、県の推進協議会のメンバーも、最近うちの方の県連に委員についての依頼がありまして、役職等問わず女性の方をお願いします、というような記載のある文書が最近きました。それをもって委員を出したのですが、ほとんどが社会的にはあて職というような言い方をしますが、肩書きで選出されるような傾向になっています。先程私が言ったように、やはり多くの当事者・家族・市民の方の賛同を得ていい計画を作るためには、公募委員と専門委員という分類をして、公募は公募ということで全て役職には捉われない方がいいと思います。

(石田会長)

ご要望ということで、ありがとうございました。

他にも、ご意見・ご要望等がありましたらお願いします。

 

<挙手なし>

 

それでは、ただ今のご意見・ご要望につきましては、今後検討していただくということで、よろしくお願いいたします。

審議事項の○2、第六次千葉県障害者計画の推進体制について、こちらについてお認めいただくということでよろしいでしょうか。

 

<異議等なし>

 

ありがとうございます、それでは、第六次千葉県障害者計画の推進体制については了承されたということになります。ありがとうございました。

それでは次に議題の○3、平成30年度の重点事業について、事務局から説明をお願いいたします。

 

【事務局説明】

 

(石田会長)

ありがとうございました。重点事業ということですけれども、重点事業の1から4までの説明がありました。この間の説明につきまして、委員の皆様からご意見・ご質問等があればお願いします。

(伊藤委員)

障害のある人への理解を広げ権利を擁護する取組とありますけれども、実は障害者に対する理解というのは、民間のみならず、行政機関等でも非常に問題があるという例があります。昨年、ある市の視覚障害をお持ちの方がお子さんを出産されて、市の保険関係の部署へ母子手帳をお願いしますという話をしたそうです。その担当の部署から私どもの協会に点字用母子手帳があると聞きますが、どこにありますか、ということがありました。私自身も細かい所を知らなかったので、厚労省に問い合わせたところ、日本家族計画協会で点字の母子手帳を作っていると、9,500円と通常の母子手帳に比べれば大変高いですけれども、そのことを市の担当者に連絡しました。私は、それで要望している視覚障害のある女性のところにいったんだろうと思っていましたところ、今年になって、いってないということがわかりました。これは第三者の話として聞きまして、おかしいじゃないかということで、その市の担当者に電話をしましたら、その後、母子手帳は渡ったようです。その時の第三者の話によりますと、通常の母子手帳に比べれば大変高いということもあって、予算的措置がないということでした。こういうことがよく起こるんですね。ぜひ、県の方でもこういうことが市町村で起こり得るので、主管課長会議等で、充分周知をお願いしたいです。

また、代読・代筆については盛り込んでいただいてありがとうございます。ただ、市町村からの問い合わせがあれば対応しますという記載ですが、これは非常にまずいと思います。できれば、県民は市民でもありますので、是非広報をしていただくようにしてもらいたいと思います。実は、1月に国でユニバーサルデザイン2020行動計画というのがありますけれども、この閣僚会議のところでも私申し上げてきたのですが、やはり、それぞれのところではやっているんですけれども、全体的な整合性が取れていないということがあるので、それは上の方の行政機関で周知をしていただくということをしないと、なかなか末端の方ではわからない、ということです。特に、人数の少ない過疎の地域では障害者が非常に少なく、要望等の声をあげにくいので、できるだけ県の方で全国的な流れを見ながら千葉県としてもこういう方法でいきたいと、特に障害のある人もない人もともに暮らしやすい千葉県づくり条例があるわけなので、そのような姿勢でお願いしたいと思います。

(石田会長)

ありがとうございました。大変貴重な事例をお出しいただいてありがとうございます。

その他に委員の皆様から何かご要望、ご意見ありますでしょうか。

(内田委員)

障害者虐待防止対策の推進、5ページにありますが、施設従事者等による虐待防止を図るとありますが、虐待を防止というのはとても大事だと思いますが、従事者もやはり障害のある方からの暴力とか、そういったことも実際あります。こういったことで現場から離れていってしまうといったこともありますので、障害のある人もない人もともに暮らしやすい千葉県ということで、従事者に対するケアといったことももっと向上していければいいな、と思いました。

(石田会長)

ありがとうございます。確かに、見落とされがちな部分ではあります、いいご指摘をありがとうございました。

他に、ございますでしょうか。

 

<意見等なし>

 

それでは、引き続き、主要施策の5から8というところに進みたいと思います。では、事務局から説明をお願いします。

 

【事務局説明】

 

(石田会長)

ありがとうございました。それではただ今説明いただきました重点事業の後半部分につきまして、委員の皆様からご質問等がありましたらお願いいたします。

 

(畑中委員)

それぞれの項目について、数値目標を出されていると思いますが、数値目標を達成するために、この予算でいいのか、非常に不安になります。また、協議会を重ねるような項目が多いです、「何々協議会」、「養成します」、と。実際のところ、相手はほとんど同じ人なんですよね。引きこもりにしても、ほとんど事業者がいくつも肩書が2つも3つもある団体が多い。そういう中で協議会といっても、市の協議会がある、県の協議会がある、というような状態でもう少しセーブできないのか。

それから、もう一つはこういうものに対して、利用者側がどれだけ知っているのか。例えば、ある養成研修で、養成していきますよ、というようなことがよく言われますが、養成する内容が、「こういうことを養成しました。」、「養成しています。」、だからなんでも相談してください、というように、利用者にわかるものを出してもらいたいです。例えば、相談支援センターにいくとこういうことが相談できますよ、というようなことをしないと、専門員の方が暇を持て余すようなことになると非常にもったいないです、実際は毎日非常に忙しいのですが。ただ、あまりにも利用者が知らなすぎるというような感じがしますので、もう少しわかりやすくなるような取組があると、お金が生きてくるのかなというように思います。県の予算としては、他の事業がありますので、これだけで増えるというようなものではないかと思いますが、現実的にこの予算でできるのかな、というのが多いように思います。もう少し、市町村を含め、周知徹底をしてもらいたいなと思います。よろしくお願いします。

(石田会長)

ご要望をいただきました、ありがとうございました。

他の委員の皆様、いかがでしょうか。

皆様おっしゃいますように、これからは共生社会ということが更に言われるようになります。当事者の方、それから家族の方のご意見をより反映されることを目指したいと思います。

それでは、この審議事項の○3、重点事業につきまして、これはお認めいただけるということでよろしいでしょうか。

(内田委員)

ヘルプカードの普及啓発事業についてです。これは作って、どのように運用するのでしょうか。購入するのでしょうか。

(事務局)

今年度の8月に県でヘルプカードというものを、東京都ではヘルプマークという取組を行っているんですけれども、このマークの図柄を表示したヘルプカードというものを作成しまして、各市町村及び障害者団体にお配りしています。なので、まずは市町村の窓口をお訪ねいただければと思うのですが、県としては普及啓発について、チラシを作成しておりまして、来年度はポスター等を作成し、より啓発を進めていこうと考えております。

(石田会長)

では、戻りますが、審議事項の○3重点事業について、この内容でお認めいただくということでよろしいでしょうか。

 

<異議等なし>

 

ありがとうございます。異議なしということで、平成30年度重点事業についてはこの内容で承認されました。

ここまでが審議事項でございます。ここからは引き続き議題の(2)報告事項に移りたいと思います。報告事項の○1、第六次千葉県障害者計画フォーラムの開催結果について、事務局から説明をお願いします。

 

【事務局説明】

 

(石田会長)

ありがとうございました。今の説明につきまして、ご質問・ご要望等がありましたらお願いいたします。

 

<特になし>

 

それでは、引き続き、○2の「第10回世界自閉症啓発デーinちば」の開催について、事務局から説明をお願いいたします。

 

【事務局説明】

 

(石田会長)

ありがとうございました。ただ今のご案内について、なにかご意見、ご希望等がありましたらお願いいたします。

 

<特になし>

 

それでは、本日の議題の内容としては以上になります。最後になりますが、もしここでということで、何かご意見・ご発言がありましたらここでお手を挙げていただければと思いますが、いかがでしょうか。

(植野委員)

先ほどの発言の中で当事者参加の視点でというような仕組み、非常に大切な視点だと思います。そこで一つお願いなのですが、防災訓練等に関してですが、九都県市総合防災訓練が毎年行われております。それについて、県レベルの当事者が参加する仕組みというものを是非加えていただきたい、今残念ながらその仕組みがない状況です。今のところあまり考えておられない様子ですので、今後の検討として是非よろしくお願いいたします。

(石田会長)

ありがとうございます。委員の皆様から大変貴重なご意見・ご要望、挙げていただきました。これから、今後とも県の方ともこれらを踏まえて検討を進めていっていただきたいと思います。

その他、お手が挙がらないようでしたら議事はこれで終了いたしますので、私からマイクを事務局へお返ししたいと思います。

(障害者福祉推進課長)

本日は長時間に渡るご審議をいただきまして、誠にありがとうございます。各委員からの貴重なご意見をいただきまして、ありがとうございました。いただいたご意見につきましては、計画推進の中で生かしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

現在の協議会の委員の皆様の任期は3月末までとなっております。これまでのご支援・ご協力に関してましてこの場をお借りして厚くお礼申し上げます。現在、次期委員の選任の手続を進めているところでございます。再任になられた際には、引き続きご指導、ご鞭撻をいただきますようお願いいたします。

以上、事務局を代表してお礼の言葉とさせていただきます。本日はありがとうございました。

(事務局)

皆様本日は長時間に渡りありがとうございました。最後に事務局から旅費の支払いについてご連絡申し上げます。皆様の机上に旅費の確認用紙を配付させていただいております。内容をご確認いただきまして、必要があれば訂正記入の上、押印をよろしくお願いいたします。用紙は会議終了後に事務局員が回収いたしますので、そのまま机上に置いてお帰りいただければと思っております。また、本日印鑑をお忘れの方は後日返信用の封筒をお送りいたしますので、その場で事務局員にお申し出ください。

それでは、長時間に渡りご審議いただきまして誠にありがとうございました。以上をもちまして平成29年度第2回千葉県障害者施策推進協議会を終了いたします。本日はどうもありがとうございました。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

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