ここから本文です。

ホーム > くらし・福祉・健康 > 健康・医療 > 保健医療政策 > 医師の働き方改革の推進

更新日:令和6(2024)年7月5日

ページ番号:680205

医師の働き方改革の推進

  これまでの医療は医師の長時間労働により支えられており、今後、医療ニーズの変化や医療の高度化、少子化に伴う医療の担い手の減少が進む中で、医師個人に対する負担がさらに増加することが予想されます。

 こうした中、医師が健康に働き続けることのできる環境を整備することは、医師本人にとってはもとより、患者・国民に対して提供される医療の質・安全を確保すると同時に、持続可能な医療提供体制を維持していく上で重要です。

 そこで、地域医療提供体制の改革や、各職種の専門性を活かして患者により質の高い医療を提供するタスクシフト/シェアの推進と併せて、医療機関における医師の働き方改革への取組が求められています。

医師の働き方改革概要(厚生労働省ホームページ掲載資料)(PDF:246.6KB)

 

県民の皆様へのお願い

 医師が健康に働き続けることのできる環境を整備するためには、県民の皆様の上手な医療のかかり方に対する理解が不可欠です。かかりつけ医を持つ等、適切な受療行動について御理解・御協力をお願いします。

 効率的な医療提供や医師の労働時間短縮が図られるよう、県民の皆様に向けた啓発ポスターを作成し、病院や有床診療所等へ配布を行いました。(令和5年3月)

医療機関との上手な付き合い方(PDF:549.7KB)

ポスター(医療機関との上手な付き合い方)

医療機関の取組への支援について

(1)千葉県医療勤務環境改善支援センターについて

 勤務環境改善や医師の働き方改革に取り組む医療機関からの相談を受け付け、相談内容に応じて、専門アドバイザーの派遣等を行います。

 詳細は「千葉県医療勤務環境改善支援センターについて」

(2)特定労務管理対象機関(B・連携B・C-1・C-2水準)の指定について

 医師をやむを得ず年960時間以上の時間外・休日労働に従事させる必要がある医療機関については、県に特定労務管理対象機関(B・連携B・C-1・C-2水準)の指定申請を行い、指定を受ける必要があります。

指定の種類 詳細
特定地域医療提供機関(B水準) 地域の医療提供体制の確保のために、医師に長時間労働をさせざるを得ない医療機関
連携型特定地域医療提供機関(連携B水準) 他の医療機関へ医師を派遣し、地域の医療提供体制を支える医療機関
技能向上集中研修機関(C-1水準) 一定の期間集中的に長時間労働し、技能向上を図る研修医・専攻医のいる医療機関
特定高度技能研修機関(C-2水準) 一定の期間集中的に長時間労働し、特定の高度技能の修得を図る医師のいる医療機関

 千葉県では、特定労務管理対象機関として、県内8医療圏の25医療機関を指定しています。(令和6年4月1日現在)

千葉県内における特定労務管理対象機関の一覧(PDF:122.8KB) 
※千葉県内における特定労務管理対象機関一覧として、二次保健医療圏、医療機関名、所在地、特定労務管理対象機関の種別(指定の種類、指定事由・研修内容)、指定日、表形式で掲載しています。

(3)特定労務管理対象機関の指定手続き等について

 特定労務管理対象機関の指定に係る関係様式等は「特定労務管理対象機関(B・連携B・C-1・C-2)の指定手続きについて」に掲載されています。

(4)医療機関勤務環境評価センターの評価結果の公表について

 医療法等に基づき、各特定労務管理対象機関の策定した医師の労働時間の短縮のための取組に対する医療機関勤務環境評価センターによる評価の結果を公表します。

千葉県内における医療機関の評価結果一覧(PDF:137.3KB) 
※医療機関勤務環境評価センターの評価結果一覧として、二次保健医療圏、医療機関名、所在地、指定した特定労務管理対象機関の種別(指定の種類、指定事由)、指定日、医療機関勤務環境評価センターの評価結果・評価結果の概要(全体評価)、県による支援の方針について表形式で掲載しています。

(5)地域医療勤務環境改善体制整備事業補助金について

 地域での医療提供体制を確保しつつ、医師の労働時間短縮を進めていくために、勤務環境の改善に必要な経費を助成します。

(6)医師及びその他の医療従事者の労働時間短縮に資する機器等の特別償却制度について

 本制度は医師及びその他医療従事者の労働時間を短縮するための設備等の導入を促進することとし、チーム医療の推進等による医師及びその他の医療従事者の労働時間短縮に資する設備等を特別償却制度の対象とするものです。

(7)医療機関の勤務環境改善に関する取組を促進するための支援制度について

 医療機関の勤務環境改善に関連して、千葉県等の関係機関において実施している支援策をご紹介します。詳しい内容についてのお問い合わせは各機関までお願いいたします。

追加的健康確保措置の履行状況の確認について

 追加的健康確保措置(面接指導の実施等、勤務間インターバル及び代償休息)の履行状況について、各保健所が行う立入検査において確認します。

医師の働き方改革・勤務環境の改善に向けた参考資料について

医師の働き方改革に係るセミナー資料(令和5年7月6日開催)

 病院の管理者に労働時間縮減や勤務環境改善の意識を持ってもらうため、千葉労働局、千葉県及び千葉県医師会の3者が連携し、働き方改革に係るセミナーを開催しました。

次第(PDF:74.2KB)
(1)特定労務管理対象機関の指定申請に係るスケジュール等について (PDF:4,716KB)
(※ファイルサイズが大きいため閲覧の際はご注意ください)
(2)2024年4月までカウントダウン!~今取り組むべきこと・特例水準受審の際の留意点~(PDF:3,201.2KB) 
(3)宿日直許可・追加的健康確保措置について(PDF:1,702.6KB) 
(4)働き方改革に向けての総仕上げ(PDF:1,435.7KB) 

医療勤務環境改善マネジメントシステムについて

 勤務環境改善マネジメントシステムとは、各医療機関等において、「医師、看護師、薬剤師、事務職員等の幅広い医療スタッフの協力の下、一連の過程を定めて継続的に行う自主的な勤務環境改善活動を促進することにより、快適な職場環境を形成し、医療スタッフの健康増進と安全確保を図るとともに、医療の質を高め、患者の安全と健康の確保に資すること」を目的として、各医療機関等のそれぞれの実態に合った形で、自主的に行われる任意の仕組みです。
 関係者が自分たちの置かれた勤務環境の現状を把握し、抽出した課題に対する改善を行うことにより、創意工夫による経営の安定や、職場がより魅力的になることにより人材確保にも貢献する効果が期待されます。

医療分野の「雇用の質」向上のための勤務環境改善マネジメントシステム導入の手引き(改訂版)(PDF:1,429KB)

勤務環境改善マネジメントシステム導入の支援ツール(エクセル:57KB)

勤務環境改善マネジメントシステム導入の支援ツール(PDF:204.9KB)

医療現場における暴力・ハラスメント対策

 医療現場における暴力・ハラスメント対策は、医療従事者の離職防止、勤務環境改善の観点からも重要です。医療従事者が「患者やその家族からの暴力・ハラスメント対策」について学習することができる動画教材を国が作成・公開していますので、研修や個人学習等でご活用ください。

 その他、ハラスメント対策に関する情報

勤務環境改善・医師の働き方改革に関するホームページ

 

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部医療整備課医師確保・地域医療推進室

電話番号:043-223-3883

ファックス番号:043-221-7379

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?