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1974(昭和49)年10月の開館から50周年を迎える県立美術館。
目指すのは「アートを通じて人々が行き交い、対話する場になる」こと。
見る・触れる・つくる・対話する……
さまざまなアートシーンを発信し続ける県立美術館であなたの「アート」を見つけてみませんか。
県立美術館では、国内外の有名作家や気鋭のアーティストの展覧会を、年間を通じて開催しています。美術館が誇る近現代美術コレクションから、工芸品、インスタレーション(空間全体を作品とするもの)まで、さまざまな分野のアートを展開。いつ来ても新しい出会いがあります。
美術館のある千葉みなとの海の魅力を発信する展覧会も数多く開催。この夏の特別展では館外にも展示を広げ「海風」をテーマにしたアート作品が千葉みなとエリアを彩りました。
また、今年からドイツとのアーティスト交換を開始。現在、千葉市出身の花澤武夫(はなざわたけお)さんがドイツで滞在制作を行っています。帰国後は成果展を開催予定(令和7年3月ごろ)。千葉から世界に広がるアートを感じてみてください。
特別展「海風」(令和6年7月から9月) photo:みさこみさこ
ギャラリートークに参加するのもおすすめです。作品が生まれた背景や歴史、作家の思いを知ることで、アートの世界はさらに広がります。講演会では、さまざまな専門家の視点から展覧会を深堀り。アーティスト本人が来館するトークイベントが企画されることもありますので、展覧会と併せてぜひお楽しみください。
県立美術館は、千葉県ゆかりの作家やミレーなどの世界的な作家の作品、国内有数の金工作品など約2,800点のコレクションを収蔵しています。10月末には初のコレクションカタログを発行!ご自宅でも広がるアートの世界をお楽しみください。
ミレー「垣根に沿って草を食む羊」1860年ごろ
香取秀真「鳩香炉」
ロッカクアヤコ「Untitled」2020年
傾斜屋根が印象的な県立美術館は、戦後の日本を代表する建築家の一人 大高正人(おおたかまさと)の設計。内装までこだわった館内や、屋外彫刻、季節ごとに色を変える木々など、美術館全体がアート作品のようです。レストランで友人とおしゃべりしたり、芝生広場でこどもと遊んだり。展覧会中の展示室以外は入場無料なので、何度も足を運んで、アートな空間をお楽しみください。
※大高正人さんの氏名については、インターネットの技術的制約により JIS 漢字に置き換えて表記しています。
アート遊具もある芝生広場「みちのにわ」
美術館の専門家・学芸員が手掛けるワークショップもお見逃しなく!いろいろな素材を使って工作したり、絵画作品を見て物語を想像したり。想像力を刺激するさまざまな体験をご用意しています。
千葉県ゆかりの作家が金工や篆刻(てんこく)などを教える本格的な実技講座も人気です。アート初心者から経験者、そしてこどもから大人まで、あなたにぴったりのアート体験に出会えます。
オリジナル雅印を作る篆刻講座
県立美術館が50年の歴史の中で積み重ねたコレクションの中心を成すのは、千葉県ゆかりの作家 浅井忠の作品群です。
本展では、油彩・水彩画をはじめ茶器・絵皿など、美術館が誇る国内有数の浅井忠コレクションを一挙公開! 貴重な日記・書簡も展示し、世代を超えて多くの人に慕われたその人物像にも迫ります。
11月4日(月曜日・振替休日)は開館50周年を記念した特別なイベントを開催!お楽しみに
浅井忠「京都高等工芸学校の庭」1903年
浅井忠「花」1902年から1907年
開館時間 9時から16時30分(16時最終入館)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
入場料 一般1,000円、高校・大学生500円
※上記の特別展の料金
※学生はアンケート回答と学生証提示で無料
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と介護者1人は無料
問い合わせ先 千葉県立美術館(千葉市中央区中央港1-10-1) 電話番号 043-242-8311 ファックス 043-241-7880
HP 千葉県立美術館
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