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患者さんにお伝えしたいこと

医薬品等の適応外使用に関するお知らせ(オプトアウト)

医薬品及び医療機器は、法律(医薬品医療機器等法)に基づいて厚生労働省で承認された方法で使用することが求められており、その内容は添付文書に記載されています。しかし、治療の必要上、承認内容とは必ずしも一致しない方法で使用すること(適応外使用といいます)もあります。その場合は病院内の会議で使用の必要性があるか、有効性・安全性等の面から問題がないかを審議し、承認した上で使用することとしています。

患者さんは、その治療内容を確認し治療を拒否することができます。

個々の承認内容について詳しくお知りになりたい場合や拒否されたい場合は、各治療の説明資料に記載された問い合わせ先までお知らせください。

院内で承認した治療一覧 (2025年2月現在)

適応外使用する医薬品等の名称 診療科等 当院が独自に承認した適応外使用となる使用方法 厚労省が承認した使用方法
コントミン筋注(PDF:222.5KB) 全ての診療科
  1. 用法:静脈内注射

  2. 効能・効果:せん妄を追加した
  1. 用法:筋肉内注射
  2. 効能・効果:統合失調症、躁病等、添付文書に記載

1%ルゴール液(PDF:184.3KB)

内視鏡科

上部内視鏡で食道観察時、食道がんの存在診断、進展度診断 

院内製剤のため未承認
3%チオ硫酸ナトリウム液(PDF:181.4KB) 内視鏡科

食道がん診断に用いるルゴール液散布後の不快感の緩和

院内製剤のため未承認

墨汁(点墨用)(PDF:179.8KB(PDF:180.4KB)

内視鏡科

消化管腫瘍治療前の病変周囲のマーキング

院内製剤のため未承認
ロイコボリン含嗽療法(PDF:300.9KB) 整形外科 メソトレキセート使用中に口腔内粘膜障害の悪化が見られた際に含嗽薬として含嗽内服を行う

1.用法:静脈内又は筋肉内注射

2.効能・効果:葉酸代謝拮抗剤の毒性軽減
コルポスコープ検査時3%酢酸の使用(PDF:252.4KB) 婦人科 コルポスコープ検査時、子宮頸部に塗布し、病変部を明瞭化させたうえで適切な組織検査を行う

院内製剤のため未承認

(医療用医薬品としての酢酸は洗浄液、収れん液の調剤、緩衝・矯味の目的で調剤に用いる)
検査・手術後の子宮頸部からの出血に対する、50%過クロル鉄の使用(PDF:278.3KB) 婦人科 塩化第二鉄(試薬)を注射用水で50%に希釈し、綿棒あるいはガーゼに浸し、子宮膣部の出血部位に塗布する

院内製剤のため未承認

脂肪乳剤(20%)
(2024年12月現在当院採用品:イントラリポス輸液20%)(PDF:220.8KB)

全ての診療科 局所麻酔薬使用後に中毒症状出現した際、速やかな基本対応後改善反応が乏しい場合、本剤使用を検討する 次の場合における栄養補給:術前・術後、急・慢性消化器疾患、消耗性疾患、火傷(熱傷)・外傷、長期にわたる意識不明状態時