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更新日:令和5(2023)年7月31日

ページ番号:16988

東京外かく環状道路連絡協議会第9回環境保全専門部会

1.開催日

平成16年3月24日(水曜日)10時00分~11時45分

2.開催場所

千葉県文書館6階多目的ホール

3.議事内容

(1)事業の取り組み状況について
(2)環境保全対策について

ア)環境保全への取り組みに関する基本的な考え方
イ)都市計画決定権者の見解のフォローアップ(注)
ウ)環境保全対策の状況について

1.二酸化窒素の推移(S63~H14)
2.浮遊粒子状物質の推移(S63~H14)
3.浮遊粒子状物質の調査結果について
4.小塚山地区樹木移植検討会について
5.クロマツ保全に関する検討委員会について
6.NOx除去技術に関する資料
7.環境保全空間のモデル的整備について

(3)その他

(注)環境影響評価書に記載されている環境保全対策が事業の実施に際して適切に行われ、
内容が妥当なものであるかを確認すること。

4.検討調整結果

事業者から説明された内容については了承された。

5.主な質疑・意見

質疑・意見1

環境保全空間のモデル的整備については、沿道の皆様の理解を深める上で大変有意義な取り組みと思う。今後の具体的なスケジュールを教えていただきたい。

事業者回答1

平成15年度に千葉外かん環境保全空間整備検討会を立ち上げ、検討案・骨子を策定した。これについて、さらに関係機関と調整し、平成16年度のできるだけ早い時期に骨子に基づいたパブリックコメント等を実施して幅広い層から意見聴取を行うとともに、地元住民の意見を反映した検討案をとりまとめ、それを反映したモデル的な道路整備に入っていきたいと考えている。モデル的な道路整備につきましては、松戸市で1箇所、市川市で3箇所程度の事業可能地区を設定し、関係機関と協議の上、順次工事に着手したいと考えている。

質疑・意見2

クロマツの移植先は具体的にどこになるのか。

事業者回答2

クロマツの移植の方針としては、環境施設帯や将来の緑地帯の中でそのまま保全できる位置にあるものについては、その場所で保全を図り、道路で支障になるものについては移植を考えることとしている。現在、具体的に適地を選定しているという状況ではなく、用地買収をした中で歩道の外側に確保できた土地や計画上の環境施設帯の緑地帯の中等、今後、具体的に検討していく。今回の移植試験対象木3本も平田2丁目の道路の歩道にかからない外側の部分に移植する計画としている。

質疑・意見3

脱硝実験について興味ある検討がされていたが、先の展望は持っているのか。

事業者回答3

京浜島における低濃度の機械脱硝の状況については、基本的には実機規模の事業化の目処が立ったと記者発表がされている。それを踏まえて、首都高速道路等については、トンネル部分への適用ということで、予算上の措置も考えられていると聞いている。しかし、大気汚染の著しい地区の換気塔周辺の局所対策ということで開発されたものであり、その技術をそのまま外かんの掘割構造に適用できる状況にはない。

要望1

外かんは、首都圏の交通混雑を緩和し、物流の効率化や環境の改善につながることから、首都圏ばかりでなく本県にとっても真に必要な道路であり、整備を強力に推し進めていかなかればならないものと考えている。現在、道路公団の民営化等について議論が行われているが、外かんについては、これまでどおり整備が進められるものと考えており、今後とも事業促進を積極的に働きかけたいと考えている。本部会でも、残る課題の解決に向け引き続き検討いただき、適切に環境保全対策が実施され、地権者や地元住民の理解と協力を得ながら、事業が一層促進されるよう、事業者の方々の更なる努力と、本部会員の方々の御協力を併せてお願いしたい。

要望2

現時点でまだ確定していない環境保全対策や検討中の課題等については、地元の意向を十分に把握され、関係機関との連携を密にしながら、引き続き検討いただき、方向性が出たところで説明いただきたい。関係機関にも引き続き協力をお願いする。

お問い合わせ

所属課室:県土整備部都市計画課都市計画班

電話番号:043-223-3376

ファックス番号:043-222-7844

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