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1月22日に公表した県立高校での事案について、2月定例県議会の中で各会派から関連する質問を受けました。その中に、学校風土に関する調査を実施すべきと思うがどうか、という質問がありました。この答弁では、学校は各種アンケート等で、学校風土を把握するデータを保有しているので、十分に分析できるよう取り組んでいく旨を申し上げました。
質問の背景には、生徒がアンケート等で訴えていたSOSが校内で共有されず、学校が対応できなかった要因の一つとして、日頃の挨拶やコミュニケーションの不足といった職場風土が影響している、との考えがあるのではないかと思われます。
確かに、校内での事故や不適切な指導等の報告の中には、なぜこんなことになったのか、なぜ今まで放置されてきたのかと感じる案件もあります。事情を尋ねると、「力のある先生に対し、意見を言えなかった。」「他の人のことに関わる余裕がなかった。」など、周囲が改善の必要性を感じていながら、組織として問題点を共有し対策を講じるに至らなかった事例もあります。ベテランも若い職員も誰もが率直に意見を出し合い、相手を尊重しながら解決策を見出す、まさに「主体的対話的」「協働的」な課題解決の手法が、教員間で実践できない学校において、それを具現化する授業が実現できるのかと、疑問を抱きました。他者の助言や忠告に耳を傾ける余裕や謙虚さがなければ、人は成長しません。
組織にもDNAがあります。企業においても、データ改ざんや異物混入など類似の事故を、数十年後に繰り返している事例があります。社名を変えても役員が交代しても、DNAは生き続けるのです。児童生徒への性暴力などが一向に根絶できない私たちの組織も同じです。DNAを変えるのは、並大抵のことではありません。時間もかかりますが、不可能ではないと思います。なぜなら私たちには、千葉の子供たちの未来を拓くという、共通の目標があるからです。学校も教育委員会も、管理職も若手職員も、大切な目標に向かって、ともに前進する仲間たちです。
何かを変えてみる。些細なことでも、変革の大きな一歩になります。
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