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千葉港の利用を検討されている方に向けて、千葉港の概要や利用上のメリットをご紹介します。
千葉港は、東京湾の湾奥部に位置し、北は市川市から、南は袖ケ浦市まで6市にまたがり、海岸線延長約133km、港湾区域面積が約24,800haに及ぶ、日本一港湾区域が広い港です。全国で18港ある国際拠点港湾の一つに指定されています。
工業港として発展してきた経緯から、臨海部には、鉄鋼業や石油化学工業、エネルギー業などの企業が立地し、日本有数の素材型産業の集積地である京葉臨海工業地帯の一部を形成しています。
令和5年時点で、貨物取扱量が約1億2,600万トンと22年連続で全国第2位となるなど、我が国を代表する一大物流拠点となっています。
千葉港各地区の概要については下記ページをご覧ください。
千葉港は、東関東自動車道、京葉道路、東京湾アクアライン、三環状道路といった充実した交通網の中心に位置し、首都圏の主要都市や消費地、生産拠点へのアクセスが容易です。また、空の玄関口である成田空港とも高速道路などで直結しており、陸、海、空のすべての輸送経路が一体となっています。
この優れたアクセスとネットワークにより、海上輸送による大量かつ安価な輸送、航空輸送による迅速な輸送など、それぞれの優位性を活かした複合輸送が可能です。全世界から運ばれたさまざまな貨物を充実した陸上交通網により最短時間で目的地まで輸送することができます。
主要都市 |
距離 |
時間 |
高速料金 |
---|---|---|---|
成田国際空港 |
41.7km |
0時間26分 |
4,080円 |
千葉県茂原市 |
33.7km |
0時間29分 |
2,700円 |
千葉県佐倉市 |
22.9km |
0時間16分 |
2,400円 |
千葉県印西市 |
32.3km |
1時間08分 |
不使用 |
群馬県前橋市 |
166.6km |
1時間56分 |
12,740円 |
栃木県宇都宮市 |
146.7km |
1時間40分 |
11,950円 |
※ 特大車・ETC2.0料金
千葉港の千葉中央地区では、コンテナターミナルが整備されており、首都圏内という好立地や、充実した交通網、湾内の京葉工業地帯からの物流需要を背景に、東京湾の国際物流拠点として運営されています。
番号 |
名称 |
番号 |
名称 |
---|---|---|---|
1 |
コンテナ置場(重量物ヤード) 430TEU |
7 |
リーファー(冷凍コンテナ) 電源設備 52基 |
2 |
コンテナ置場 1,400TEU |
8 |
ガントリークレーン2基 定格荷重30.5トン |
3 |
コンテナフレートステーション |
9 |
トラックスケール |
4 |
管理棟 |
10 |
税関検査業務 |
5 |
メンテナンスショップ |
11 |
バンプール(空コンテナ置場) |
6 |
メンテナンスエリア |
12 |
水深12m、バース延長240m、 エプロン幅24.5m |
設備面では、水深12メートル、延長240メートルの岸壁に、定格荷重30.5トンのガントリークレーン2基を備えており、効率的な荷役が可能です。背後には、ドライコンテナを1,830TEU、冷凍コンテナを52TEU蔵置できるコンテナヤードが整備されているほか、約2,000TEUの保管が可能な空コンテナ置場、メンテナンスショップ、管理棟、コンテナフレートステーション(コンテナ用荷捌き所)があり、さまざまな需要に対応することが可能です。
ガントリークレーン2基について、1号機は令和2年9月、2号機は令和5年12月に更新作業を実施しました。
更新後は1時間当たり41個の荷役が可能であり、更新前と比較して作業効率は23%アップと、物流機能が大幅に向上しました。
千葉港コンテナターミナルは、1月1日を除き24時間フルオープン化しています。
また、FAL条約批准に伴う入出港届様式の簡素化及びNACCSの導入による入出港手続きの効率化・迅速化を図り、「いつでも、より速く、より安く」をコンセプトとした使いやすい港づくりを推進しています。
輸出入の関係官庁の手続きにおいても、税関と植物検疫所が千葉港湾合同庁舎(千葉市千葉港湾内)内にあるほか、動物検疫所が船橋港湾合同庁舎(船橋市潮見町)内にあり、スムーズに通関・検疫業務を行うことができる体制も整っています。
京浜港周辺は、慢性的な道路混雑が課題となっています。特に、コンテナ輸送に不可欠な大型トラックの交通量は非常に多く、渋滞による遅延は避けられません。
一方、千葉港コンテナターミナルは、東京湾の中心に位置しながらも、高規格道路網に直結しているため、主要な消費地や生産拠点へのアクセスが容易で、海上輸送からトラックなどの陸上輸送へのスムーズな接続ができることから、いわゆる「リードタイム」の大幅な短縮が期待できます。
リードタイムの短縮は、トラック運転手の人件費削減や陸上での貨物輸送量の効率化に繋がり、物流コストの削減及びCO2削減等の環境負荷の低減にも大きく貢献します。
千葉港では、複数の定期コンテナ航路が就航しており、多様なニーズに対応できます。
外貿コンテナ定期航路は、特に東南アジア方面のサービスが充実しています。
韓国・東南アジア航路は高麗海運(KMTC)、韓国航路は天敬海運(CK Line)及び太榮商船(Tai Young)が就航。また、東南アジア航路はOOCL、台湾・香港・シンガポール・マレーシア航路はワンハイラインズ(Wan Hai Lines)が寄港しています。
なお、東南アジア航路(OOCL)の千葉港と横浜・東京間は、はしけ船によるフィーダー輸送で国内中継をして輸送しています。
また、トランシップにより豪州、インド洋、南西アジア、欧州、北米・南米など、世界各地への輸送も可能となっています。
内貿コンテナ定期航路は、平井海運及び東ソー株式会社により、徳山下松方面への輸送を行っています。
詳しくは下記ページをご覧ください。
千葉港コンテナターミナルを利用して輸出入を行った荷主の皆様を対象とした助成制度があります。
令和6年度から、補助額や補助条件を見直し、中小企業の方や千葉港の利用を検討している方も利用しやすくなりました。
新規利用の場合は1TEUにつき10,000円を補助。継続利用の場合も、前年のコンテナ貨物取扱量に対する増加分1TEUにつき10,000円を補助しています。
また、新規・継続に関わらず、補助額は1申請者につき最大400万円です。
詳しくは下記ページをご覧ください。
千葉港コンテナターミナル利用助成制度のご案内(制度の変更あり)
港湾施設の活用を推進しその振興を図るため、港湾施設の使用料等の減免制度を設けています。
新規に定期コンテナ航路を開設した場合は、入港料が1年間免除、岸壁・物揚場使用料は初入港日が免除、更に1年間は半額に減免されます。
他には、1回のコンテナ取扱量が多い場合や、定期コンテナ航路として長期間継続して寄港している場合は、入港料及び岸壁・物揚場使用料が減免されます。
詳しくは下記ページをご覧ください。
また、令和5年度から実施しているLNGを燃料とする船舶又はLNG燃料を供給する船舶を対象とした入港量の減免制度を実施しています。
詳しくは下記ページをご覧ください。
〒260-8667 千葉県千葉市中央区市場町1-1(県庁中庁舎5階)
千葉県県土整備部港湾課 港湾管理班
電 話:043-223-3836
メール:kousin1(アットマーク)mz.pref.chiba.lg.jp
※ (アットマーク)を@に変更して送信してください。
※ 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律に基づき、上記の電子メールアドレスへの広告、宣伝メールの送信を拒否しています。
千葉港は、陸、海、空の全ての輸送経路が一体となった優れたアクセス性を持つ日本最大の貿易港です。
コンテナターミナルは24時間稼働しており、効率的な荷役設備と充実したヤードを備えていることに加え、東南アジア方面に強い定期コンテナ航路が就航しているため、多彩なニーズに対応可能です。
首都圏に位置していながらも、京浜港の混雑を避けることができる立地条件のため、リードタイム短縮による物流コスト削減及び環境負荷の低減が期待できます。
利用に当たっては、助成制度や港湾施設使用料の減免制度も用意されています。
〒260-8667 千葉県千葉市中央区市場町1-1(県庁中庁舎5階)
千葉県県土整備部港湾課 港湾振興室
電話:043-223-3835
メール:kousin2(アットマーク)mz.pref.chiba.lg.jp
※ (アットマーク)を@に変更して送信してください。
※ 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律に基づき、上記の電子メールアドレスへの広告、宣伝メールの送信を拒否しています。
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