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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12006

千葉県月例経済報告(平成15年11月)

1.「月例経済報告」総論(11月20日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、持ち直している。

  • 設備投資は増加している。企業収益は改善が続いている。
  • 輸出は持ち直し基調にあり、生産は持ち直している。
  • 個人消費は、おおむね横ばいで推移しているが、底固さがみられる。
  • 雇用情勢は、依然として厳しいものの、持ち直しの動きがみられる。

先行きについては、アメリカ経済等が回復する中で、景気の上向きの動きが続くものと見込まれる。一方、今後の株価・為替レートなどの動向には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003」の早期具体化により、構造改革の一層の強化を図る。

政府は、日本銀行と一体となって、金融・資本市場の安定及びデフレ克服を目指し、引き続き強力かつ総合的な取組を行う。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(9月・店舗数調整後)

733億円で、7ヶ月連続で前年同月を下回っている(6.1%減)。種類別でみると、スーパーで4.1%減、百貨店で0.4%減と、ともに前年同月を下回る月が続いている。

新規自動車登録台数(10月)

16,311台と6ヶ月連続で前年同月を上回った。車種別では、引き続き貨物やバスの伸びが大きい。また、普通乗用車が前年を上回る月が5ヶ月続いているのに対し、依然小型乗用車の勢いは弱まっており、前年を下回る状態が7ヶ月続いている。

新設住宅着工戸数(9月)

4,496戸で、前年同月比でみると3.8%増で2ヶ月ぶりに増加した。種類別でみると、マンションを除いたすべてで前年を上回っている。

鉱工業生産指数(8月)

前月比では3.3%減、前年同月比では6.4%減となり、このところ弱い動きとなっている。

有効求人倍率(9月)

0.57倍と2ヶ月連続で上昇した。また、完全失業率については、6ヶ月ぶりに増加し、全国平均と同率となった。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(10月)は39件と、7ヶ月連続で前年同月を下回っている。また、負債総額についても78億600万円で、前年同月を大幅に下回っている。

金融情勢(9月)

預金残高は19兆3,283億円で、前年同月比で2.1%増となっている。また、現金残高は1,972億円と、2ヶ月連続で前年同月を下回った。貸出残高は11兆306億円で、引き続き前年を下回っている。

公共工事請負額(10月)

478億円で、前年同月に比べ4.5%減と2ヶ月ぶりに前年を下回っている。

県内中小企業の業況判断(10月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比、前年同月比ともに2ヶ月連続でマイナス幅を縮小した。業種別にみると、製造業が前月よりやや悪化したのに対し、非製造業は前月比、前年同月比ともにマイナス幅を縮小しており、特に前年同月比は2ヶ月連続で改善している。

以上のように、県内の経済情勢は企業倒産件数が今年4月以降、連続して前年を下回っており、有効求人倍率も低水準ながら2ヶ月連続で改善がみられるなど、持ち直しに向けた動きがみられる一方、大型小売店販売額は前年を下回る状態が続き、鉱工業生産指数も弱い動きを見せていることから、引き続き全体の動きに留意する必要がある。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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