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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12003

千葉県月例経済報告(平成15年8月)

1.「月例経済報告」総論(8月5日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、おおむね横ばいとなっている。株価やアメリカ経済の動向など、我が国の景気を巡る環境に変化の兆しがみられる。

  • 輸出はこのところ弱含みとなっている一方、生産は横ばいとなっている。
  • 企業収益は緩やかな改善が続いており、設備投資は緩やかな持ち直しが続いている。
  • 個人消費は、おおむね横ばいで推移している。
  • 雇用情勢は、依然として厳しいものの、一部に持ち直しの動きがみられる。

先行きについては、アメリカ経済等の回復が持続すれば、景気は持ち直しに向かうことが期待される。一方、今後の株価・長期金利や海外経済の動向には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003」の早期具体化により、構造改革の一層の強化を図る。平成16年度予算編成については、歳出、歳入両面及び質、量両面にわたる改革をさらに加速する。

政府は、日本銀行と一体となって、金融・資本市場の安定及びデフレ克服を目指し、引き続き強力かつ総合的な取組を行う。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(5月・店舗数調整後)

846億円で、4ヶ月連続で前年同月を下回った(1.1%減)。種類別では、スーパーが3ヶ月ぶりに前年を上回ったものの(0.6%増)、百貨店については、9ヶ月連続で前年を下回っている(4.4%減)。

新規自動車登録台数(7月)

18,663台と3ヶ月連続で前年同月を上回った(8.9%増)。車種別でみると、引き続き貨物やバスが前年より大きく伸びている。また、普通乗用車も2ヶ月連続で前年同月を上回った。反対に、小型乗用車では前年を下回る状態が4ヶ月続いている。

新設住宅着工戸数(6月)

4,421戸で、前年同月比でみると15.8%減と2ヶ月連続で減少した。種類別では、持家、給与住宅、戸建(分譲住宅)で前年を上回っている。

鉱工業生産指数(5月)

前月比では4.5%増、前年同月比では0.3%減となり、3ヶ月連続で前年を下回っている。

有効求人倍率(6月)

3ヶ月連続して0.54倍となった。また、完全失業率については、2ヶ月連続して全国平均より低くなっている。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(7月)は前月同様の39件で、前年同月比では8件減少と4ヶ月連続で減少している。また、負債総額も152億3,700万円と、前年比で50.2%減少している。

金融情勢(6月)

預金残高195,195億円で、前年同月比で2.4%増となっている。また、現金残高は6ヶ月ぶりに前年同月を上回った。貸出残高は引き続き前年を下回っている。

県内中小企業の業況判断(7月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比、前年同月比ともに改善がみられた。業種別でみると、特に非製造業で改善幅が大きくなっている。

以上のように、県内の経済情勢は、新規自動車登録台数が3ヶ月連続で前年同月を上回った以外では、有効求人倍率や企業倒産件数など、前月と大きく変わらないものも多く、景気は横ばいの状態となっている。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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