ここから本文です。
更新日:令和6(2024)年12月18日
ページ番号:2506
生まれてくる赤ちゃんの1,000人に1人から2人は、生まれつき難聴を持つと言われています。
生まれつきの難聴を早く発見して支援や治療を行うことが、赤ちゃんのコミュニケーションやことばの発達にとても大切です。
そこで、赤ちゃんが生まれた時に耳のきこえの検査(新生児聴覚検査)を受けることをおすすめします。
新生児聴覚検査を受け、生まれつきの難聴を早く発見できると、補聴器の装用や手話の使用、人工内耳などの様々な支援、治療を選択することができます。
※千葉県内全市町村が、令和3年4月から検査費用の一部助成を開始します。
詳細については、お住まいの市町村母子保健担当窓口へお問い合わせください。
A.新生児聴覚検査は、赤ちゃんが受けることのできる耳のきこえの検査です。
専用の機器を使用して出生後入院中に行うことが多く、赤ちゃんが寝ている時を見計らって行います。検査中の痛みなどはありません。また、検査にかかる時間は数分から数十分ほどです。
検査結果は、「パス」か「リファー」のいずれかで示されます。
医療機関によっては、検査を実施していない場合もありますので、医療機関に御確認ください。
A.検査結果は、「パス」か「リファー」のいずれかで示されますが、
パス:検査時点で異常なし
リファー:より詳しい検査が必要
であることを示します。(パスは「pass」、リファーは「refer」や「要再検」と示されることもあります。)
A.まずは、出産した医療機関、またはお住いの市町村の母子保健担当窓口にお問い合わせください。
また、千葉県内には検査を外来受付している医療機関があります。予約方法などは医療機関によって異なりますので、まずは御確認ください。
A.この検査は保険対象外となりますので、検査費用は全て自己負担です。
また、検査費用は2,000円から10,000円と医療機関によって異なりますので、検査を受ける医療機関に御確認ください(出産費用に含まれている場合もあります。)。
A.今回の検査では異常は見られませんでしたが、今後の成長の過程で、中耳炎やおたふくかぜといった、生まれた後にかかる感染症による難聴や、先天性の原因でもあとから難聴がでてくることがあります。 「家庭でできる耳のきこえとことばの発達のチェックリスト」(PDF:686.3KB)も参考にして、今後もお子様のきこの状態や言葉の発達を確認していってください。
心配な点がありましたら、かかりつけの小児科や耳鼻科の先生、または市町村保健センター等での健診で相談してください。
A.このことは、お子様の耳のきこえに問題があることを意味するものではなく、今回の検査では、はっきりした反応をとらえることができなかったということを意味します。
そのため、再度確認検査を受けることをおすすめします。
早期の治療開始や療育支援が必要となることがありますので、要精密検査と診断された場合は、医師の指導に基づき早めに精密検査を受けることを強くお勧めいたします。
妊娠中に風疹やサイトメガロウイルスなどに感染すると母子感染をおこし、赤ちゃんの難聴の要因となる可能性があります。国では先天性サイトメガロウイルス感染児に対して早期に抗ウイルス薬による治療をすることにより難聴の進行を抑制する新たな知見が示され、確認検査がリファーとなった児が生後3週間以内に先天性サイトメガロウイルス感染症の検査を受けることが推奨されていますので、医療機関の医師に御相談ください。
その他の母子感染症に関する情報はこちらをご覧ください。
リーフレット「新生児聴覚検査(新生児聴覚スクリーニング検査)を受けましょう」(PDF:953.7KB)
千葉県では、平成29年度に「千葉県新生児聴覚検査検討会」を立ち上げ、千葉県内で生まれるすべての赤ちゃんが新生児聴覚検査を受けられ、早期発見・早期療育につながる体制づくりを目指し、県内の状況や課題を整理し、必要な検査・支援体制の整備を行っています。この度、上記検討会での検討内容を反映させた手引きを作成いたしました。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください