第7回三番瀬漁場再生事業連絡協議会の開催結果(概要)
1.日時
平成28年3月25日(金曜日)午後3時から
2.場所
船橋市漁業協同組合
3.出席者
委員
- 南行徳漁業協同組合代表理事組合長:及川七之助
- 市川市行徳漁業協同組合代表理事組合長:石井洋祐
- 船橋市漁業協同組合代表理事組合長:滝口宜彦
- 千葉県漁業協同組合連合会常務理事:髙梨義宏
- 市川市行徳支所地域整備課長:小川悦
- 船橋市経済部農水産課長:加納誠一
- 千葉県農林水産部水産局漁業資源課長:佐藤喜雄
- 千葉県農林水産部水産局水産課長:山﨑明人(代理・振興班長:永野正人)
- 千葉県水産総合研究センター東京湾漁業研究所長:梶山誠
海洋・漁業の専門家
- 東海大学海洋学部名誉教授:工藤盛徳
- 名城大学大学院総合学術研究科特任教授:中田喜三郎
その他
- 船橋市漁業協同組合1名
- 千葉県漁業協同組合連合会1名
- 市川市職員2名
- 船橋市職員3名
- 県職員10名
- 傍聴者2名
4.会議概要
次第(PDF:64KB)
協議事項(1)会長の選出について
前会長の退任に伴い空席であった会長に、髙梨委員を選出した。
協議事項(2)平成27年度三番瀬再生事業実施結果について
事務局から資料1により、平成27年度三番瀬漁場再生事業結果(概要)について説明し、事務局及び水産総合研究センター東京湾漁業研究所から資料2から10により、個別事業の結果を説明し、委員及び専門家との意見交換を行った。
協議事項(3)平成28年度三番瀬漁場再生事業計画(案)について
事務局から資料1により、平成28年度三番瀬漁場再生事業実施計画(案)について説明し、原案を承認するとともに、今後の三番瀬漁場の再生については、委員及び専門家からの意見を踏まえ、取組を推進することとした。
資料1:平成28年度事業の実施計画(案)について(PDF:216KB)
協議事項(4)その他
市川市行徳支所地域整備課から別添資料により、市川漁港整備事業計画について説明があった。
資料11:市川漁港整備事業計画について(PDF:1,207KB)
主な意見等
豊かな漁場への改善の取組
- 近年、アオサの大量発生がない原因の一つに、関連施設の整備による下水処理の高度化が挙げられる。水質改善については、今は良い方向に進んでいる。
- 下水処理施設の整備が進むほど、東京湾の環境は悪くなっている。水がきれいになりすぎ、以前は川から流れてきた栄養塩や山砂の供給がない。
- 東京湾でも第3次総量削減までは水質改善効果があったが、その後はほとんど良くなっていない。
ノリ養殖業・貝類漁業対策
- アサリ資源が減少しており、ホンビノスガイへの依存が高まっている。アサリに代わる資源として有効に利用していきたい。
- アサリの冬季減耗対策として取り組んでいる網袋の利用については、養殖も視野に入れ、先行している他県の情報を収集して検討していく。
貧酸素水塊情報の高度化
- シミュレーションの実施に当たっては、海上風は陸上の観測データだけでは良く分からないので、気象庁の再解析データ等と比較すると良い。
5.その他
事務局から、第8回協議会は平成28年度末に開催予定である旨、報告した。
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