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更新日:令和6(2024)年7月10日
ページ番号:682144
ノロウイルスによる食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
一般に24~48時間の潜伏期間で発症し、主な症状は吐き気、おう吐、下痢、腹痛、発熱等です。また、感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。症状は1~2日で治まり、予後は良好ですが、便中へのウイルスの排出は、通常では1週間程度、長いときには1ヶ月程度続くことがあります。
食中毒の原因としては、ノロウイルスに感染した食品取扱者を介して食品が汚染された場合や、汚染された二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合などがあります。
ノロウイルスの汚染のおそれのある二枚貝などの食品の場合は、中心部が85℃~90℃で90秒以上の加熱が望まれます。
患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されます。
調理を行う前、食事の前、トイレに行った後、下痢などの患者の汚物処理やオムツ交換などを行った後には、必ず手を洗いましょう。
下痢やおう吐などの症状のある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
胃腸炎患者に接する方は、患者のふん便や吐ぶつを適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。
ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、これが口に入って感染することがあるので、吐ぶつやふん便は乾燥しないうちに床などに残らないよう速やかに処理し、処理した後はウイルスが屋外に出ていくよう空気の流れに注意しながら十分に換気を行いましょう。
調理器具などは、使用後に洗浄、殺菌しましょう。
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