黄色ブドウ球菌
菌の特徴
- 人や動物の傷口(特に化膿しているもの)・のど・鼻腔、頭髪、腸管内等の人の生活環境に広く分布しています。
- 増殖の際に食中毒の原因となるエンテロトキシン(毒素)を産生します。 エンテロトキシンは熱に強く100℃30分の加熱でも分解されません。
- 菌自体は5℃以下では、ほとんど増殖しません。
潜伏期間・症状
- 潜伏期間:1から6時間(平均約3時間)
- 主な症状:吐き気・嘔吐・腹痛・下痢
- 一般的に高い熱は出ず、1から2日程度で自然回復します。
主な原因食品
おにぎり、仕出し弁当、サンドイッチ、和菓子、シュークリームなど
予防方法
- 手指などに切り傷や化膿巣のある人は、食品に直接触れたり、調理をしたりしないこと。
- 手指の洗浄・消毒を十分に行うこと。
- 食品は10℃以下で保存し、菌の増殖を防ぐこと。
- 調理に当たっては、専用の作業衣、帽子、マスクなどを着用すること。
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