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更新日:令和8(2026)年5月21日
ページ番号:340700
疫学とは、人の集団を研究対象とし、人間のデータを用いて原因と結果の関係を検証する科学を指します。今日、食中毒やインフルエンザ、アレルギーなどの様々な疾病が人間の集団内で発生します。疾病の原因は細菌、化学物質、生活習慣等様々です。未知の原因による疾病も、しばしば発生し、原因がすぐには分からない場合もあります。このような場合に、その疾病の分布や特徴を調べ、仮説を元にしてその原因を見いだすのが疫学の役割です。健康疫学研究室では、疾病のうちでもとりわけ生活習慣病にスポットをあて、千葉県民の健康を阻害している原因を明らかにし、疾病の予防と健康づくりに役立てることを目的に調査・研究を行っています。また、疾病ばかりでなく、自殺というような人間の行動も疫学の研究対象となります。
健康疫学研究室では、「特定健診・特定保健指導に係るデータ収集、評価・分析事業」を平成20年度から実施しています。「特定健診・特定保健指導」のデータを千葉県内の全市町村から集め、市町村ごとの受診率や測定値を分析し、地域ごとの特徴や課題を明らかにし、報告書を作成しています。
特定健診・特定保健指導に係るデータ収集、評価・分析事業の内容と結果
健康疫学研究室では、「第2次千葉県自殺対策推進計画」に基づき、千葉県における自殺の統計を毎年作成しています。
自殺対策に従事している皆様はもとより、県民の方々にも御覧いただき、自殺対策のために御活用いただければ幸いです。
健康疫学研究室では、平成15年度の研究室創設以来、疫学と県民の健康をテーマに様々な調査・研究・事業を行ってきました。現在までに終了または実施している主な調査・研究・事業には以下のものがあります。
| 研究事業の名称 |
実施年度 |
内容 |
|---|---|---|
| 歯科診療所における院内感染対策の現状と課題について | 令和5年度から令和6年度 | 歯科診療所において取り組むべき重要な対策の一つは、院内感染対策です。歯科診療は、唾液や血液を含んだ飛沫によって、歯科診療用チェアユニット周辺や歯科医療機器が汚染されやすいなどの医療環境にあります。 研究内容は、歯科診療所の院内感染対策の現状を把握するための調査と調査結果等から現状を把握し、現状を改善するため提案を作成しました。 主な調査結果は、感染対策マニュアルの作成では「作成している」が62.7パーセント、従業員に対する感染対策教育では「定期的にマニュアルに基づいて行っている」が29.6パーセント、スタンダードプリコーション等の理解では「理解している」が59.7パーセントでした。 提案の主な内容は、有効回答した歯科診療所の属性、現状を踏まえて感染対策として行うべき実践事項、現状を改善するための提案を構成内容とし、歯科診療所が組織的に感染対策マニュアルの整備や従業員に対する感染対策教育の実施など感染防止対策に取り組むことを強調しています。 歯科診療所の院内感染対策の現状と課題を把握するための調査報告書(PDF:7,459.8KB) |
| 市町村における効果的な取り組みに関する研究(歯周疾患検診の受診率の向上、未実施市町村の減少) |
令和6年度 | 千葉県では、千葉県保健医療計画や第3次千葉県歯・口腔保健計画に基づき歯周疾患検診の取組を推進しています。しかしながら、令和4年度地域保健・健康増進事業報告から算出した千葉県全体の受診率は4.35%と低く、未実施の市町村もありました。そこで、千葉県衛生研究所では、歯周疾患検診の受診率の向上と未実施市町村の減少を図ることを目的とした調査研究を行っています。 主な調査結果は、47の市町村が歯周疾患検診を実施しており、41の市町村が個別検診を行っていました。受診対象者に向けた案内方法は市町村広報誌、ホームページ、受診券送付等が多かったです。 また、御協力をいただくことができた5市町(習志野市、旭市、九十九里町、御宿町、柏市)の受診率向上のためのポイントとなる事例集を作成しました。 それぞれの受診率向上のポイントは以下のとおりです。
|
| 肥満、糖尿病等と咀嚼習慣等の関係について | 令和4年度 | 1 研究の概要 令和4年度に研究課題「肥満、糖尿病等と咀嚼習慣等の関係について」を行いました。目的は、県内の特定健診の結果から、肥満、糖尿病等と咀嚼習慣等の関係を明らかにして、特定保健指導に活用できる情報を提供することです。 腹囲、BMI、空腹時血糖 、ヘモグロビンA1c(NGSP)と標準的な質問票における質問項目(習慣的な喫煙、早食い、夕食後2時間以内の就寝、習慣的な間食、朝食の欠食、咀嚼困難)について、平成30年度及び令和元年度の市町村国保の特定健診データを用いて分析しました。 なお、咀嚼困難は、受診者が質問項目「食事をかんで食べる時の状態」に「(2)歯や歯ぐき、かみあわせなど気になる部分があり、かみにくいことがある、(3)ほとんどかめない」に「ある」と回答したものです。 2 研究結果の概要 咀嚼困難に着目したところ次のとおりの結果が得られました。
3 研究結果の概要を踏まえた市町村関係者の対応
報告書(第1報)~肥満、糖尿病と特定健診の歯科保健に係る標準的な質問項目6問の関係(横断分析)~(PDF:275.7KB) 報告書(第2報)~特定健診の歯科保健に係る標準的な質問項目6問における咀嚼とそれ以外の項目との関係(横断分析)~(PDF:255.7KB) |
| 千葉県内の特定健診・特定保健指導の標準的な質問票に係る歯科受診の動向 | 令和3年度 | 特定健診・特定保健指導において、歯科医療機関への受診が必要と判断された者が確実に受診につながることを目的に行いました。 |
過去の研究事業については、千葉県オープンデータサイト
にも掲載しています。
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