魚保存のアドバイス
保存前の下処理が大切
魚を上手に保存するには、はらわたなどを除く下処理をすることが大切です。
はらわたはとても腐りやすいので、買ってきたら手早く除きましょう。これでもちもよくなります。
一尾魚の下処理方法

- 頭を押さえ、尾から頭のほうに包丁を動かしてウロコを取り除きます。(クッキングペーパーや新聞紙の上で行うと後始末がらく)
- エラぶたをあけ、人差し指で引っ掛けるようにしてエラを取ります。
- 胸ビレの下から切れ目を入れ、はらわたを取り出します。
- 身をくずさないように流水で洗います。
- キッチンペーパーで水気をよくふき取り、ラップなどで密閉し保存します。
下味をつければ、おいしさ長持ち
粕漬け、酢漬けなどにして保存するとおいしさが長持ちします。調味料には雑菌の繁殖を押さえる作用があります。だから、いたみやすい魚の保存にはぴったりです。調理も楽になるし、おいしいとくれば言うことありません。
粕床の作り方
- 酒粕1.5Kg、さとう200gをよく混ぜます。
- みりん2月3日カップを加え、しっとりするまで練れば出来上がり。
- 保存はチルドか冷蔵室で。
粕漬けの作り方
- 魚の水気を取り、両面に軽く塩を振り、20~30分冷蔵庫にいれておきます。
- バットなどに粕床をしき、上からガーゼをかぶせ、水気を切った魚を並べます。
- 切り身にガーゼをかぶせて粕床をぬってチルド(冷蔵室)にいれます。
- 約2日ほど漬けたら粕床からだして、ラップなどで密封し保存しておきます。
保存期間や使用目的に合わせて保存
冷蔵庫は各部屋によって温度が違います。魚の保存期間や使用目的にあわせて保存するとよいでしょう。
チルド室(0℃)
1週間以内の保存。(刺身は2~3日以内)取り出してすぐ調理できる。
ソフトフリーザー(-7℃)
2~3週間程度の保存。チルドより保存期間が長く、切り身や干物は取り出して一枚ずつはがせるので、小分けの必要がありません。
冷凍(約ー18℃)
3週間から一ヶ月程度の保存。下処理をして一尾ずつ、一枚ずつ小分けして保存しましょう。余分な水分はよくふき取らないと、霜付きの原因になります。
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