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更新日:令和6(2024)年5月10日
ページ番号:316743
ポイント
手のぬくもりが移らないように、頭、目、尾をもって扱いましょう。
ウロコのない魚は表面のぬめりを包丁で軽くこそげとりましょう。
ウロコ引きを使う
ウロコのかたい魚に向きます。まず、ウロコ引きで尾のほうから頭に向けて全体に引き、硬いウロコは出刃包丁の根元でヒレまわりなどとりにくいウロコは刃先で取り除きます。
包丁を使う
小型の魚に向きます。最初から包丁を使って尾のほうから頭に向けてウロコをこそげ取ります。ヒレぎわ、腹などウロコが残りやすいので注意しましょう。
柳刃包丁を使う
ウロコが密集しているヒラメ、カレイ、身がやわらかいアマダイなどに向きます。包丁をねかせて刃をやや上向き加減にし、ウロコの部分だけをそぎ切るようにして尾のほうから頭に向けて引きます。
ポイント
調理によって頭を残す場合と頭を落とす場合がありますが、すぐに調理しない場合は頭は落とさず残しておくほうが鮮度が保てます。ただし、内臓は取り除いておきます。
骨を切る場合は骨と骨との間の関節部分に包丁の刃を切り込めば力を入れてガンガンたたかなくても、らくに切り離せます。
エラ・内臓の取り方は、頭付きのまま取る方法と、頭を落とした後に取る方法があります。魚は内臓を付けたままにしておくと鮮度がどんどん落ちてしまいます。すぐに調理しないときでも、買ったらすぐエラや内臓を取り除くようにしましょう。
頭を落としたあと、頭の切り口から尻ビレの手前まで腹を開き、内臓を取り出します。中骨に血合(ちあい)があるので、包丁の刃先で中骨をなぞり、膜を破き洗い流しやすいようにします。
エラ・内臓を取り除いたあとは、すばやく水で洗って、血や汚れを落とします。海水程度の濃度の食塩水で洗うのが基本ですが、大型の魚などは流水で洗います。
身のやわらかい魚は指の腹で丁寧にこするようにし、身のしまっている魚はササラや茶筅の先を切ったもので中骨の血合いまでよく洗い流すようにしましょう。
細身の小魚は箸にペーパータオルを巻きつけたもので洗うと、身をいためず、細部まできれいに洗えます。刺身にする場合は、特に血質が残らないように気をつけましょう。
ポイント
いずれにしても、きれいな水で手早く作業することが、うまみを逃さず生臭さを取るポイントです。水洗いのあとはすぐに水気を拭くことを忘れずに!
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