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更新日:令和4(2022)年2月24日
ページ番号:913
太巻きずしは、古くから冠婚葬祭や集まりの時のごちそうとして受け継がれ、千葉の郷土料理を最も代表するものです。
農村地域の言い伝えでは、「葬式の時の芋がらの煮付けを芯にしてにぎりめしをつくったもの」、あるいは「紀州の漁師が房総方面まで鰯を追いかけて来たときの弁当に持ってきためはりずしではないか」など様々ですが、近年では、江戸時代の寿司文化が千葉に伝わり、1822年に誕生し明治時代に広まった「上総海苔」が使われることで「房総太巻き寿司」が誕生したとの説もあります。
いずれにしても、「具を芯にして巻く」という技法が原点になって、その時代の農産物や海産物などの食材を活かして冠婚葬祭や地域の集まりで作られ、家庭のなかでも伝えられてきました。
その後、日本型食生活の見直しとともにこの太巻きずしが注目され、技術の掘り起こしと多彩な巻き方の創作・伝承活動により、広く現在に受け継がれています。
注)めはりずし・・高菜(タカナ)漬けでご飯を巻いた大きなすしで、切らずに持ち運んだ。
【材料】(5本分)
(花椿,あやめ,桜,祝,四海巻き各1本)
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