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更新日:令和6(2024)年4月1日

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知事定例記者会見(平成27年2月5日)概要

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日時

平成27年2月5日(木曜日)10時30分~10時58分

場所

本庁舎1階多目的ホール

動画 平成27年2月5日知事定例記者会見(動画)

項目

  1. 平成27年度若年者就労応援事業について
  2. 高齢者孤立化防止県民シンポジウムの開催について
  3. タイにおける県産水産物等の輸出促進活動について
  4. ちばが旬!販売促進月間(平成27年2月)について

知事発言

 平成27年度若年者就労応援事業について

知事

おはようございます。はじめに、若者の就労支援について、お話しいたします。

県内の雇用情勢は、緩やかに改善していますが、若者の非正規雇用の割合は、増加傾向にあります。県では、これまで、若者の就労支援施設として「ジョブカフェちば」を設置するとともに、研修と職場実習を通じて正社員での就職を目指すための「若年者就労応援事業」を実施してきました。

この事業の流れとポイントは、3つあります。1つ目は、「1か月の基礎研修で、ビジネスマナーなど、社会人としての基礎力が身につく」こと。2つ目は、「3か月にわたる職場実習を通じて、実用的な能力や、会社の雰囲気をつかむことができる」こと。3つ目は、「実習終了後、正社員として採用された際には、フォローアップとして個別相談などのサポートが受けられる」こと。などです。

平成27年度の事業開始に先立ち、今月17日、「幕張メッセ国際会議場」にて、説明会を開催いたします。本事業では、これまでに、約300名の若者が参加し、うち262名が就職をしました。働きながら職業スキルを身につけ、正社員として活躍したいとお考えの皆さんには、絶好の機会です。まずは、この説明会に足を運んでいただきたいと思います。

 高齢者孤立化防止県民シンポジウムの開催について

知事

次に、「高齢者孤立化防止県民シンポジウム」について、お話しいたします。

わが国は超高齢社会を迎えており、本県でもひとり暮らしのお年寄りや、高齢のご夫婦だけの世帯、認知症高齢者の増加が見込まれます。こうした中、県では、誰もが住み慣れた地域で孤立化することなく、安心して暮らせる地域づくりに向けて「しない、させない、孤立化!」を合言葉に、平成23年度から「ちばSSKプロジェクト」を展開しています。「SSK」は、「しない」のS、「させない」のS、「孤立化!」のKのアルファベットの頭文字を取って、記号化したものです。

この活動を県民の皆様に広く知っていただくため、3月8日、ホテルポートプラザちばにて、「県民シンポジウム」を開催いたします。今回は、孤立化防止活動の優れた事例を紹介するとともに、社会的孤立の結果としての孤立死について考える講演を行います。講師には、日本で初めて遺品の整理を専門とする会社を設立した吉田太一氏をお招きします。年間300件を超える「孤立死」の現場体験から見えてくる問題について、独自の視点からお話をいただく予定です。また、シンポジウムの中では、「認知症サポーター養成講座」も開催します。

わが国の認知症高齢者は、10年後の2025年には約700万人に達し、高齢者の5人に1人は認知症になると言われています。講座を通じて認知症への理解を深め、高齢者の方が地域で孤立しないため、自分に何ができるのかを考えるきっかけとしていただきたいと思います。

高齢者の方々は、これまで日本のため、千葉県のために頑張ってきた先輩です。そして、私たちもいずれ高齢者になります。高齢者の方々が孤立することなく、安心して暮らせる社会を目指して、県民の皆様、一人ひとりができることから取り組んでまいりたいと思っております。

 タイにおける県産水産物等の輸出促進活動について

知事

最後に、国内外での農林水産物の販売促進について、2つお話しいたします。

1つ目は、タイにおける県産水産物等の輸出促進活動についてです。

県では、県産農林水産物の輸出拡大に向け、これまで、タイ、マレーシアにおいて、梨やサツマイモなど農産物を中心としたトップセールスと、フォローアップを展開し、着実に成果を上げてまいりました。今回は、新たな販路開拓の取組として、日本食の人気が高まっているタイにおいて、海外で初めてとなる水産物中心のプロモーションを実施します。

明日から19日までの2週間、千葉県漁業協同組合連合会と連携して、バンコクの日本食材小売店「誠屋」において、県産水産物の試食販売などを実施します。日本一の水揚げ量を誇る銚子漁港などに水揚げされた水産物を利用した、イワシの丸干しや、大粒の冷凍アサリ等のPRを行い、ホテル・レストラン関係者に対する販路の開拓を目指します。

 ちばが旬!販売促進月間(平成27年2月)について

知事

2つ目は、「ちばが旬!販売促進月間」についてです。

本県は、全国有数の農林水産県であり、2月は、キャベツなどの春野菜の出荷や、マグロ、カジキの水揚げが最盛期を迎えます。そこで、県では、千葉のおいしい旬のものを、たくさん召し上がっていただけるよう、2月を「ちばが旬!販売促進月間」と定め、キャンペーンを集中的に展開します。

その主な内容をご紹介します。まず、本日から26日まで、都内5か所のレストランで、「千葉の味覚フェア」を開催いたします。千葉県出身のシェフらが、菜花や、チバザポーク、海苔など、千葉ならではの魅力的な食材を使ったメニューを提供します。そのオープニングイベントとして、本日、南青山のフレンチレストランにおいて、メディアの方々を対象にした、試食会を開催します。試食会では、私自ら、そのおいしさをアピールしてまいります。

そして、明日は、日本最大の青果市場である大田市場において、「千葉の産地大集合!若さで挑む」千葉県野菜春の陣を行います。私も参加し、県内の若手生産者の皆さんと一緒に、「新鮮な千葉の春野菜」をPRしてまいります。

さらに、県内をはじめ、首都圏の百貨店やホテル・レストランでは、県産食材の魅力を伝えるフェアが開催されます。このほかにも、全国に向けて販路を開拓するため、東京と大阪で開催される大規模商談会に、千葉県ブースを出展いたします。

県では、今後も千葉の食のPRに積極的に取り組むとともに、国内外に向けて、農林水産物の販路拡大に努めてまいります。こうした取組を通して、国内はもとより、海外を含め一人でも多くの方々に、安全・安心な千葉県の農林水産物を召し上がっていただくことが、輸入規制の解除や2020年の東京オリンピックでのおもてなしにも繋がるものと確信しています。皆様には、ぜひ、この機会に、新鮮で、おいしい、千葉の恵みを堪能していただきたいと思います。私からは以上でございます。

質疑応答

記者

おはようございます。先日の話なんですが、成田空港の問題、成田闘争のほう、小泉よねさんと県のほうでさまざま合意されたというのがあったと思うのですが、問題から43年かかってしまった。その点について知事はどのように捉えていらっしゃるか、教えてください。

知事

ほんとに問題解決に向けて長い時間がかかってしまいました。問題解決に向けて、県の考えにご理解をお示しいただいた小泉ご夫妻の決断に厚く御礼申し上げたいと、そのような気持ちでございます。

記者

追加で、用地問題がまだまだ残っていて、一方で当事者の方々もどんどん高齢化していくという中で、時間がないというのもあると思うのですが、知事として、今残っている成田問題、どのように取り組みたいかというお気持ちをお願いします。

知事

千葉県民、全国民が成田空港、笑顔の成田空港にしたいと、そう思っているところだと思います。しかし、いろんな歴史、いろんなことがございました。ですから、これはやっぱり国が先頭に立って、これからもご理解賜るように丁寧に説明し、私は本当に一日も早く、成田空港が笑顔になることを祈っているところでございます。

記者

まず、イスラム国による一連のテロ問題についてなんですけれども、昨日、ヨルダン人パイロットの男性が殺害されたとみられる映像も公開されまして、最悪の結果に終わったかなと感じますが、まず、この一連の事件について、知事のご感想をお願いいたします。

知事

これは本当に日本国民のみならず、全世界の人がテロに対して大変な憎しみと、絶対テロに負けてはいけないという気持ちは持っているところだと思います。やっぱり日本国も毅然とした、テロに屈しないで対応してもらいたいし、それと同時に邦人の安心・安全をしっかり守っていただきたい。

特に報道されている後藤さんの件でございますが、ほんとに肉親の方々のインタビュー等を見ますと、はっきり言ってかわいそうだなと、お母様の顔を見ると、いたたまれないですよ。こういう悲劇は二度と起こしてはいけないなと強く思うし、ああ、残念だなと。

ただ、私、一つ残念なことは、最近、報道で、政府が後藤さんに3度ほど警告したということを聞いております。なんで3度警告されたときに思いとどまってくれなかったのかなと。それと、肉親を含めて、皆さん、何とか思いとどまらせてほしかったなと、すごく残念に思うし、ご本人にすればいろいろお考えがあったと思うのですが、それが返す返す残念だなと思います。

記者

関連してなんですけれども、イスラム国は公開している映像の中でも、今後、日本、あるいは日本国民もテロの対象だと、例外ではないという趣旨のことを述べていますが、そうしますと、国内でのテロ対策というのも今後考えていかなければいけないと。そんな中、昨日、警視庁が大きなイベントとして東京マラソンの中で警察官をランニングポリスということで、一緒に一般のランナーと走らせるというような試みもするという発表をしたんですけれども、例えば県内で言えばアクアラインマラソン、大きなイベントもございますし、空港も抱えているという県の特徴もございますが、今後のテロ対策について、どういったところに力点を置いて、取り組まれていくご所存か、お聞かせください。

知事

お国の情報、それから、お国の指導等もしっかり私たち見ていかなければいけないし、また、受けとめていかなければならないなと。それと同時に県警も含めて、これは全国民が一致団結して、そういうことを起こさせてはいけないという気持ちを持つことは大事だと思っています。

ですから、そのマラソンの件に関しても、空港の件に関しても、私たちが、これはどこまでできるかと言ったら、永遠に私たちはかり知れないところがあるんですね。でも、そうなってしまうと、それこそ空港なんていうのは機能が麻痺しちゃいますから、その辺をしっかりお国においては情報等を収集していただき、そして、適切な指導等をお願いしたいなと、また私たち一人ひとりも、十分に渡航の際には、お国の情報を頭に入れながら考えて自分で行動しなければならないと思うところでございます。

記者

先ほどのイスラム国に関連してなんですけれども、安全管理という点で、過激派組織はいないとは思うのですが、マレーシアに青少年事業で学生を派遣されていると思うのですけれども、こういう情勢の中、今年も続けられるのかどうかということと、続けられる場合はどのように安全を確保していくのか、お願いします。

知事

マレーシアという国は、多民族、多宗教、多言語がうまく融合している国なんです。だから、私はそういうところに行って、高校生がそういう多文化の共生に理解、そして接するということは非常に大事なのかなと、基本的には思っているところでございます。次年度もぜひ派遣事業は実施したいと考えておりますが、今回の事態を受けて、実施に当たっては各方面からの情報、ご意見を入手するとともに、必要な安全面の配慮等について、事業の主催者であるマレーシア政府観光局と十分調整していきたいなと、そのように思っております。

記者

判断の時期としては、昨年を見ると、大体8月に行かれているので、4月ぐらいに募集されるのかなと思うのですけども、それぐらいまでには判断を出されるということですか。

知事

そうですね、それはいろんな情報、また、マレーシアのご意見を伺いながら、判断してまいりたいと思っております。

記者

今回、県の職員の働き方に絡むことでお伺いしたいんですが、先月の下旬に厚生労働省のほうが働き方を変えるということで、原則として夜10時以降の残業を禁止しますということを発表されました。これについてのまず知事の感想というか、ご見解を伺いたいというのが1点と、それから、県職員に関しても毎週水曜日ノー残業デーをやっておりますが、一部で働き過ぎの方がいるということで、議会でも取り上げられているということもあって、県職員のほうに関しては、知事としてこれから先、新たな働き過ぎ防止のための何かを考えるというお考えがあるのかどうか、この2点を伺えますか。

知事

厚生労働省の判断は、それぞれ担当部局等も含め、それから、もっと大きく言えば県単位もあるだろうし、社会においての活動等もあるだろうし、それぞれのお立場のそれぞれのお考えだと、私は思っております。ですから、これは厚生労働省の判断かなと思っているところです。

我が千葉県においては、まさしくやりがいのある働きやすい職場環境、仕事と家庭との両立、これはもちろん職員みんなの願いでございます。

県といたしましても、毎週水曜日のノー残業デーの推進など、長時間労働の削減に向けて引き続き取り組んでいるところでございます。

記者

もう一点伺いたいんですが、農協の改革に関して、今、政府自民党のほうと与党のほうでいろいろ議論、最終的な詰めということで進んでおりまして、大きく分けると、その議論の中心が、監査制度をどうするのかということと、もう一つ、准組合員の扱いということになって、今、最終的にいろいろな調整がされておるんですけれども、千葉県も農業県ということで、それなりにどうなるかということに関してはご関心がおありかと思うのですが、まだ最終的には固まっておりませんが、知事として今の議論において、もうちょっとこういうところを議論してほしいとか、要望というか、注文がありましたらお願いします。

知事

これは非常に難しい問題でございまして、もちろんお国もそうだし、私どももそうですし、農業者所得向上、農業成長産業、そういう意味において農協改革のさまざまな考え、また検討しているところだと思います。要するに、まだまだお国もまた当事者同士で十分話し合って、もうちょっと胸襟を開いてもらいたいなという気持ちはあります。ですから、その辺の推移を見ながら、我が千葉県はまさしく農業県でございますから、農業は大事でございますから、その辺をしっかり考えながら、県としてもこれから対応してまいりたいなと思います。

記者

その関連で、先ほども知事から発表がありましたけれども、千葉県は、農産物、魚も含めて、積極的に海外のほうにアピールを、販路開拓ということでされておりますけれども、これは今の時点では特に、例えば現行の仕組みの中で、これがしにくくなっている面があるとか、そういう部分があるという認識は、それとも現状のままで十分販路拡大ができると思われているのか、その辺はどうでしょうか。

知事

担当部局、その辺。

職員

(流通販売課)特にそういった認識は今のところございません。

記者

どうもありがとうございます。

記者

人口について伺いたいんですけれども、各種データがいろいろ出ていると思うのですが、総務省が流出入人口を発表するということなんですが、千葉県の北西部、東葛エリアは当然流入が増えてきているというお話があると思うんですが、知事がご覧になって、その理由は何なのか、つまり東日本大震災の後にホットスポット問題などがあって、柏とか、あの辺の中心に住むことを忌避するような方が多くなってしまったということがあった。それが3年、4年経ってきて、少しずつそういったイメージ、風評被害のようなものが薄れてきて、流入が増えてきたということもあるでしょうし、マンションの供給高が増えてきたということもあると思うんですが、人口、特に北西部、東葛地域での人口の増、流入の増の最大の理由というのは何だというふうに、知事は見ていらっしゃいますでしょうか。

知事

これだとはいうものは、はっきり言って私も特定はできませんけれども、いろんなことの積み重ねなのかなと、そのように思います。例えば道路の面でも、言うならば人と物の流れの面でも徐々に徐々によくなっていることもまた事実だと思います。そして、また千葉県、農業もそうですが、いろんな分野で本当に県民、そして我が千葉県の職員なんかが知恵を絞って、いろんな角度から、さあ前へ行こう、前へ行こうと、言うならばポジティブな考え、そして千葉県これから伸びるんじゃないかなと、あと、治安なんかも千葉県こうだなとか、そんないろんなものをよく受け止めていただいて、少し増えているのかなという感じはいたします。担当部局、その辺、何かありますか。

職員

政策企画課でございます。先ほど記者さんのお話にもございましたが、風評被害は、東日本大震災の影響がやはり落ち着いてきたなということだと考えております。例えば先ほどお話にもございましたが、マンション等をはじめとして新しい住宅の供給というのも引き続き高水準で推移しております。また、官民を挙げた除染の努力というのも結果を結んできたと思っております。こういったものが総合的に評価された結果かなと考えております。

知事

いろんなことがうまく積み重なってきているのかなと、そういうような感じはいたします。

記者

関連して、その一方で、例えば銚子であるとか、また南側、県の南房であるとか、もう一つ、市原市とか、部分部分によっては流出人口が増えてしまっているようなところもあるかと思います。特に銚子などは最近病院のお話とか自治体の機能不全みたいなようなお話が出ているかと思うのですが、いわゆる人口が減っていく地域に対する知事のお考え、いつも同じようなことを聞いて恐縮なんですけれども、減っていくところはある程度しょうがないという見方なのか、それとも、そういったところも含めて全体的に食いとめなければいけないのか、そのあたりはどのように見ていらっしゃるでしょうか。

知事

何でもそうですけども、10あって、10が一斉にバッと盛り上がるということは難しいと思うんです。でも、千葉県が望みというか、これはいい方向かなと思うのは、今、記者さんがおっしゃっていたように東葛地区もそうですが、木更津だとか袖ケ浦、あの辺がそういう意味では人口も増えていますし、小学校もできたという話も聞いております。ですから、そういうところがぽこぽこぽこと出てきていることもまた事実です。そうすると、おっしゃるとおりなんです。じゃあ、どうしたらいいかという話なんです。

まず道路網の整備、これも大事だと思うのです。基幹道路の整備等も含めて、まず道路をしっかりと整備していかなければいけない。それは防災の観点からもそうでございます。それは地元の土地所有者の方々のご協力がなければまたできないことでございます。

それと、我がふるさとが魅力を持たないと人は来ないということでございますよね。ですから私は銚子だって、市原だって、すごくいいところですし、まさしく銚子なんていうのは魚の水揚げ量日本一でございますから、そういうのも含めていろんな形で我がふるさとをアピールできると思うのです。そのアピールは、言うなれば、ここに行ったら何かがあるな、自分たちが夢を持てるなという部分をしっかり出していかなければいけない。それは地元の人たちに考えていただいて、おい、県よ、こうやりたいんだけど、どうだと、こうしなきゃどうだと、これはタッグを組んでやっていかないと無理だと思います。必ずや千葉県は、今でこぼこな部分も少しずつ少しずつ平らになっていくように努力しているところでございます。

記者

SSK関連で1点なんですけれども、先ほども人口の話が出てきましたが、大体人口が減っている自治体はそれに反比例して高齢化率が上がる傾向にあるかなと思うのですが、例えばそういった地域がある中で、このSSKプロジェクトを進めていらっしゃると思うのですが、本当に高齢者の方が安心・安全に暮らしていけるようなコミュニティづくりには何が必要なのか、その点、知事のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。

知事

県はいつも「自助」、「共助」、「公助」という言葉を使います。それで、私の小学校のころ、昭和30年代ですね、お隣さんに、醤油ないから借りてこようとか、味噌借りたとか、お互いの貸し借りがあった。言うなれば、そういう一つの絆というんですか、お互いに助け合うということがありました。ですから、何かのときにもお隣さんにという言葉が必ず出ていたんですね。うちをあけるときには、お隣さんに、「ちょっと留守しますから頼みますよ」と、こういうものが最近は残念なことに欠けてきた。そういうところが、私は孤立化がどんどん進んでいくのではないかなと。だから、よく声をかけると。これはすばらしいことなんですね。お隣さんに声をかけてあげる。変な話、それがまず第一歩とすれば、会ったら、「おはよう、元気かい、今日どうするんだい」とか、「この間、あそこへ行ったら、おいしかったよ」と、そういう一言、声をかけてあげるということは、まず孤立化を防ぐ第一歩かなと。

それから、やっぱり私たちもそうですけども、年をとっていくとわがままになったり、頑固になったりするんですよ。ですから、その辺はちょっと考慮してあげて、それと同時に、老人の人は老人の人だけが集まるサークルでもいいですよ、それだけではなくて、いろんな世代が集まるコミュニティというのがあったらいいなと、そのように思ってますし、それぞれ自治体においていろんな考えがあると思いますから。まずはそういう接するということを第一基本にやっていくならば、私は徐々にではあるが、必ず成果は出ると、そのように思っております。

 内容についてのお問い合わせ先

  • 平成27年度若年者就労応援事業について
    →商工労働部雇用労働課【電話】043-223-2740
  • 高齢者孤立化防止県民シンポジウムの開催について
    →健康福祉部高齢者福祉課【電話】043-223-2327
  • タイにおける県産水産物等の輸出促進活動について
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959
    →農林水産部水産局水産課【電話】043-223-3038
  • ちばが旬!販売促進月間(平成27年2月)について
    →農林水産部流通販売課【電話】043-223-2959
    →農林水産部水産局水産課【電話】043-223-3038

お問い合わせ

所属課室:総合企画部報道広報課報道室

電話番号:043-223-2068

ファックス番号:043-225-1265

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