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更新日:令和5(2023)年12月22日
ページ番号:20745
日時 | 平成26年7月24日(木曜日)10時30分~10時51分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成26年7月24日知事定例記者会見(動画) |
知事
おはようございます。はじめに、東京オリンピック・パラリンピック関連のお話をいたします。
本日、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた取組の基本方針を決定いたしました。これは、本大会の成功を支えるとともに、開催効果を本県の一層の発展にもつなげ、その効果を次世代にしっかりと引き継ぐための、取組の指針となるものでございます。
この基本方針では、海外から人々がやってくる2020年の千葉の姿を、ご覧のC・H・I・B・Aの5つのセールスポイントで整理いたしました。この魅力あふれる千葉の姿を、「合言葉はCHIBA」のもと、世界中にPRしていきたいと考えております。
また、取組の方向性を、「キャンプ誘致」、「人と物のスムーズな流れの確保」、「魅力ある観光地づくり」など5つの分野に整理しました。今後は、秋頃を目途に官民が一体となった「オール千葉」での推進体制を確立し、チームスピリットで取り組んでまいります。
なお、東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、首都圏としての連携を検討するため、一昨日、舛添東京都知事が本県を視察いたしました。日本が誇る安全・安心は大きなおもてなしであり、この面からの本県の協力の一つとして、移動交番車などを視察していただきました。大会を成功させるため、本県としてもできる限り協力してまいりたいと思っているところでございます。
知事
次に、「ちばアクアラインマラソン」に関連した魅力発信の話題でございます。
「ちばアクアラインマラソン2014」は、全国各地からエントリーがあるなど、注目度が高まっています。県では、この機会を最大限に活用し、より多くの方々に千葉のファンになっていただけるよう、参加ランナーと参加申込者を対象とした、2つのプレゼント企画を実施しております。
1つ目は、「おいでよ千葉マラソンランナー優待キャンペーン」でございます。これは、県内のホテルや旅館の協賛をいただき、参加ランナー1万7,000人に、もれなく宿泊優待券をプレゼントし、県内各地を巡っていただくものでございますが、この優待券は、県内各地53の宿泊施設において、1枚につき4名まで利用可能で、1名あたり大人4,000円、子供2,000円の割り引きが受けられます。夏真っ盛りの8月から、南房総が花であふれる来年2月まで利用できますので、ご家族、ご友人と一緒に、「おもてなし半島・ちば」の魅力を存分に味わっていただきたいと思います。
2つ目は「マラソンエントリー者への『ちばの恵み』プレゼント」でございます。こちらは、千葉の食の魅力を紹介するため、インターネットでマラソンに申し込まれた方々から、抽選で400名に県産農林水産物をプレゼントする企画でございます。賞品は、「ちばの恵み」を旬の時期に4回に分けて、各々100名分用意し、順次発送しています。1回目は、6月に「とうもろこし」などの夏野菜や果物の詰め合わせをお届けし、当選者の皆様からは、喜びの声が多数寄せられております。2回目として来週には、旨さが多彩な県産の銘柄豚肉「チバザポーク」の中から「ダイヤモンドポーク」の詰め合わせをお届けしますので、楽しみにしていてください。
今後も、ちばアクアラインマラソンを起爆剤とし、オール千葉で「千葉県の魅力発信」に取り組んでまいります。
知事
次に、海外バイヤー招へい商談会についてでございます。
県では、県産農産物の輸出拡大に向けて、平成24年度にタイ王国、25年度にはマレーシアでトップセールスを実施してまいりました。また、トップセールスの成果を一過性のものとしないよう、フォローアップとして、県産品の試験輸出や現地での千葉県フェアの開催などに継続的に取り組んでおります。
その一環として、今年度もタイで、千葉県フェアの開催を2回予定しております。今回は、これに先立ち、新たな取組として、8月5日と6日の2日間、タイから農産物の有力なバイヤーを招くことといたしました。
バイヤーの方々には、これから収穫を迎える「千葉の梨」や「さつまいも」の産地を、実際にご覧いただくとともに、生産者と直接、意見交換をしていただきます。さらに商談会では、生産者団体等と輸出についての具体的な交渉が行われる予定でございます。この機会に、県産農産物を育む環境やその品質の良さを肌で感じてもらうとともに、より一層、理解を深めていただきたいと思います。
8月(6日)には、バイヤーの方々が県庁を訪問されます。私からも、千葉の食材の魅力を直接アピールし、商談会の成功をサポートしてまいります。県では、今後も、県産農産物のフォローアップ等を一歩一歩、着実に実施し、海外での販路拡大に努めてまいりたいと考えております。
知事
最後に、「平成26年度全国高等学校総合体育大会『煌めく青春南関東総体2014』」について、お話をいたします。
高校生スポーツ最大の祭典である高校総体が8月1日、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県の南関東4都県を舞台に、いよいよ開幕いたします。我が千葉県からも全30競技に、選手約800人が出場いたします。選手の皆さんには、千葉県の代表として、日頃の練習の成果を存分に発揮し、若さあふれる、はつらつとしたプレーを見せていただきたいと思います。
本県では開幕に先立ち、今月26日のソフトテニスを皮切りに、来月20日まで、水泳やバスケットボール、今年度から正式種目となりました少林寺拳法など、ご覧の8競技が開催されます。全国から約1万2,000人の選手・監督等が来県し、熱戦が繰り広げられますので、県民の皆さんも、ぜひ会場に足を運んでください。
また、この高校総体では、選手と同年代である開催地の高校生が「大会を支える」役割を担っております。例をあげますと、競技ごとに特色のある記念品を作成し、選手・監督へ贈呈するほか、農業関係高校の生徒が会場を装飾する草花を栽培しております。さらに、高校総体の開催をPRするため、高校生が出演するラジオCMを、今月30日からベイエフエムで放送する予定でございます。
選手の皆さんには、地元の高校生や県民との交流の中で、千葉の「おもてなしの心」を感じていただきたいと思っております。そして、青春のよき思い出として、心に残る素晴らしい大会となりますことを心から願っております。また、今大会に出場される選手の中から、一人でも多くの方が2020年の東京オリンピック・パラリンピックの舞台に羽ばたいていくことを期待するところでございます。
私からは以上でございます。
記者
東京オリンピック関連で2点お尋ねしたいんですけれども、一昨日、舛添都知事が来県した際に、県内でも一部競技の開催を検討しているという表明がありましたけれども、県民の期待も高まっていると思うんですが、知事は、もし開催された場合、県民にどういう影響があって、県内にどういう効果があるとお考えでしょうか。
知事
実は、猪瀬前都知事のころから、このオリンピックの枠組みはある程度決まっていましたね、これは記者さんも十分ご存じと思います。でも、私は、気持ちの中で、何としてもウオームアップのグラウンドじゃなくて、本当にこの、今の特に若い人たちに、実際の競技を見ていただきたいなという気持ちは、強く持っていまして。そういう意味では、森会長とか舛添知事とかといろいろとお話をさせていただいてきたところでございます。
そしてまた、流れがいろんな流れになってきまして、私は、この間、舛添知事がいらっしゃったときも言ったのですけども、千葉県で何とかしてくれよとか、千葉県に利益があるからこうしてくれよなんていうことは、決して言わないと。前の東京オリンピックのときに、私たち団塊の世代が(恩恵を)享受したわけだから、今度は私たちがこのオリンピックを成功させるために東京を中心として、私たちがみんな一致団結して成功させようじゃないかと。そういうことを、会うたびに私は舛添さんと話をしてきたところでございまして、今回、舛添知事が森会長とのお話の中で、いろいろ情勢が変わってきて、千葉にも協力してもらいたいようなことをおっしゃっておりました。私は、何しろお願いしますなんてことは言いません。そうじゃなくて、オリンピックを成功させるために、何としても千葉県よ、協力してくれよと言われれば、全力をもって協力すると。私はそのように思っていますし、舛添知事にも、そのように申しております。
もし、うまくこれが千葉県にも競技が来るようになれば、今までは無理だと思っていたわけですから、県庁も含め県民の皆様が、何とか我が千葉県で本物を見たいという思いが実現するようなことになれば、それは県民の人たちも大変喜んでくれるだろうし、特に若い世代の人たちも大いなる夢を持っていただけるかなと、そのように思っているところです。
記者
それに関連してなんですけれども、報道では、稲毛のヨットハーバーを使ってセーリングの競技を開催するのではないかという報道がありますけれども、知事は舛添都知事から何か具体的に言われているものがあるのかどうか。それと、知事がほかに誘致したい競技とか、推薦したい県内の施設とかがありましたらお尋ねしたいと思います。
知事
もう三、四カ月も話しているところですから、いろんな話が出たことも事実でございます。私のほうから、この場所はどうだ、あの競技はどうだということは……。これはオリンピックの競技の中で、千葉よ、協力してくれよと出てきたものに対して、私はしっかりやろうというのが基本でございます。
ただ、千葉にはこういういいところがあるよ、こんなことも可能だよとか、いろんなことは、私、言った記憶はあります。何しろ余り欲をかくと、非常に難しいところもありますので、私は、協力を頼むぞと言われたら、それは全力をもって千葉県はやっていかなきゃならないと、そのように。何しろあきらめないでというような気持ちでございます。
記者
知事に伺いたいのが、以前もちょっとお話に出ました脱法ドラッグの関係なんですけれども、一昨日、名称が危険ドラッグというふうに国のほうから発表がありまして、この危険ドラッグという名称についての、何か知事の感想があれば伺いたいというのが1点と、その発表の場で、これは古屋大臣だったんですが、この対策は国や警察だけではできないということで、まだ今はごく一部にとどまっている地方自治体、都道府県の条例制定に関して、ぜひお願いしますというふうに呼びかけが大臣のほうからされました。千葉県の場合は、条例は、今、ないわけですが、この条例化ということに関して、何か知事のほうで、これは知事によっても条例は要らないとか、今持っていて改正するとか、いろんな意見があるように聞いておりまして、森田知事としてはその条例化ということに関してはどのようにお考えなのかということを教えていただけますか。
知事
わかりました。まず、危険ドラッグというふうに名前が変わったと。これはいいんじゃないですか、ストレートで。脱法というと、あるときは字を見なきゃわからないという人もいただろうし、危険ということは、言葉で聞いてすぐわかりますから。私は危険ドラッグと変えたことは大変いいと思っております。
あと、条例の件でございますが、とりあえず今、平成26年4月の薬事法改正によってですが、それはもう十分おわかりだと思いますけど、これをまず周知徹底させるということ。それから、条例については、その中で、もうちょっとこうしたい、ああしたいというのが出てくれば、それはやっぱり条例でやっていかなきゃならないと、そのように思っております。これは、本当に覚醒剤もそうですけれども、こういうドラッグもそうですけれども、例えば自分だけで全て責任をとるんだったら、まだいいですよ。それが、この危険ドラッグ、人をはねただ、こうしたああしたとか、本当にやっちゃいけないし、また、そんなのを売ってはいけませんよ。そんなのをここまで、条例だの何だのってしなきゃいけないなんてことは、ちょっと悲しいですよね。しかし、そういう人がいる以上は、しっかりとやってまいりたいと、そのように思っております。
記者
どうもありがとうございます。
記者
海外バイヤーの招へい商談会の関連で2つほど質問させていただきたいんですけれども、まず1点目として、今回、この農産物、タイ等々からバイヤーの方を千葉県に招へいされるというお話、要するに農産物の輸出なんかを前提にやられるイベントかと思うんですけれども、この件に関して、千葉の農協、JA千葉中央会なんかとはコミュニケーションなり意見交換なんかはなさってはいるんでしょうか。
知事
もちろんそれは、連携といいますか、意見交換をして、バイヤーの方々としっかりとお話はしてまいりたいと思います。なぜバイヤーの方に今回、来ていただいたかというと、タイ国もマレーシアもいろいろ含めて、非常に千葉県産の評判がいいんです。ですからここでフォローアップですよね、行ったときにわあーっと花火を上げたからもうそれでいいじゃなくて、あれは一つの入り口であって、これから一つ一つ、私は千葉県として決めていかなきゃならないと、そのようなことを思っていましたので、今回、バイヤーさんを商談会にお招きしたところで、現場を見てもらう、梨だとかサツマイモ、前にも話したかもしれませんけれども、マレーシアに行ったら、日本のサツマイモってみんなきれいだと、でも、高いと。こんな小さいのがあったり曲がったり、だって同じサツマイモだからおいしいじゃないかと。それを安くマレーシアに持ってくる方法はないのかと、そういうことも質問されました。これは非常に可能性が出てきたのかなと、そのように思っているところでございます。
記者
JA、千葉県の農協とは、この件で意思疎通されているんでしょうか。
知事
もちろん。では、その辺を。
職員
流通販売課でございます。今回の商談会につきましては、実際に産地を見に行くということでございますので、当然、農協のほうとは調整をして企画しているところでございます。
記者
関連してなんですけれども、例えばTPPの問題であるとか、農業改革であるとか、農地中間管理機構であるとか、農業を取り巻くいろんな改革が、今、国政レベルでもいろいろ進んでいるかと思うんですが、知事は今、例えば千葉県のJAの中央会の幹部の方たちと、そういったことについて、最近、いろんな意見交換なんかをされたりはしたんでしょうか。
知事
今、正直な話、いろんなパーティだとか、そういうところで会ったときに、ちょこちょこと話すことはありますけれども、そういうトップ同士で、改めて場を設けたり何だかんだというのは、今のところまだやっておりません。それは今、事務方同士でいろいろ詰めているところでございます。
職員
(流通販売課)JAの関係者とは、日々そういう話し合いはしております。本当のトップ同士という形ではまだやっておりませんけれども。
知事
今後また必要が出てくれば、私はいつでも。
記者
最初に発表になった東京オリンピックの基本方針の策定の件ですけれども、スケジュールで秋ごろに推進本部の設置とありますけれども、そうすると、例えば来年度に何か予算がどかっとついたりするとか、そういったことも可能性としてはあり得るんでしょうか。
知事
それは、可能性はないなんてことはないと思いますよ。どかんかどうかはわかりませんけれども、いろいろと予算が必要なときにはつける予定でございますけれども、担当部局、その辺、詳しいこと言えますか。
職員
政策企画課でございます。今後、官民連携組織の中でいろいろな話も出てまいりますので、そうした中で詰めていきたいと考えております。予算につきましては、今後、担当部局と調整してまいります。
記者
規模のイメージとかってあるんですか。万円の単位じゃないとは思うんですけれども。
職員
(政策企画課)申しわけございませんが、その点につきましては、今後協議してまいりたいと考えております。
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