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更新日:令和5(2023)年12月22日
ページ番号:20762
日時 | 平成27年3月19日(木曜日)10時30分~11時1分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成27年3月19日知事定例記者会見(動画) |
知事
おはようございます。はじめに、台湾等の輸入規制解除に向けた取組について、お話しいたします。
原発事故の影響で、台湾等では、未だ本県産農林水産物の輸入が規制されています。県では、これまで規制の早期解除に向けて、私が先頭に立って、台湾の対日窓口への要請や、来日した食品バイヤーへのPR、農林水産大臣への要望など、さまざまな取組を行ってきました。また、今月12日には、台北で行われた日台食品フォーラムにおいて、県職員が県産農林水産物の安全性について、台湾の消費者に向けて直接PRしてきたところです。
さらに、来週には、国が進める日本産食品の信頼回復を図ることを目的とした取組の一環として、本県にも、台湾及び香港の食品流通やメディアの関係者が招へいされることとなりました。県では、この機会を捉え、本県の生産現場や放射性物質の検査体制を視察していただき、食の安全性確保に向けた取組をPRしてまいります。まず、24日は、台湾の方々に、日本一の水揚量を誇る銚子漁港を視察していただきます。場内で使用する水の殺菌など、高度な衛生管理を行える市場として再建された「第一卸売市場」をご覧いただくほか、東庄町でいちご狩りを体験していただく予定です。そして、26日は、香港の方々に、県農林総合研究センターでの放射能検査の様子や、香取市のトマト生産現場などをご覧いただきます。銚子漁港の第一卸売市場は、さきの大震災で甚大な被害を受け、この度、立派に再建され、「復興のシンボル」とも言える施設となりました。今回、この施設を視察する台湾の方々には、私自ら、県産農林水産物の安全性や新鮮さ、おいしさなどの魅力を強くアピールしてまいります。
県では、今後も、あらゆる機会を捉え、県産品の安全性等をPRすることなどにより、一日も早く輸入規制が解除されるよう取り組んでまいります。
知事
次に、「千葉県薬物の濫用の防止に関する条例」について、お話しいたします。
危険ドラッグを巡っては、その使用による健康被害や第三者を巻き込んだ交通死亡事故が相次いで発生するなど、依然として大きな社会問題となっています。そこで、県では、危険ドラッグを含む薬物の濫用防止を包括的に推進するための条例を制定しました。来月1日から施行し、規制や罰則を含む全面施行は、2か月間の周知期間を設け、6月1日としています。
条例では、法律で規制されている薬物と同じような毒性を有する薬物を近隣都県との情報共有により「知事指定薬物」として指定し、国が規制対象とする前に製造や使用等を禁止します。また、禁止行為を発見した場合には、その中止及び「薬物」の廃棄等を警告・命令します。さらに、「知事指定薬物」として指定する前であっても、緊急性が認められる場合には、同様に勧告することができます。
これらに従わない場合は罰則も設けてありますが、一番大切なことは、「危険ドラッグに手を出さないこと」です。県では、今後、中学・高校生向けの啓発用DVDを作成し、県内700校に配布します。他にも、インターネットや電車内での動画CM、コンビニでの店内放送等を活用し、危険ドラッグの濫用防止を訴えかけてまいります。
危険ドラッグは、「持たない!買わない!使わない!」を合言葉に根絶する輪をどんどん広げていきましょう。
知事
次に、Lアラートによる避難情報等の提供開始について、お話しいたします。
大雨や津波などによる災害時には、市町村が発令する避難勧告などの情報を、確実に住民に伝えていくことが重要となります。これらの情報は、市町村の防災行政無線などで伝えられ、県からも「千葉県防災ポータルサイト」などにより、お知らせしています。これに加え、本県では、新たに、「Lアラート」による情報提供を、明日、午前9時から開始します。なお、「Lアラート」には、災害情報を地域の住民に迅速かつ確実に届ける「ローカルな緊急警報」という意味が込められています。
「Lアラート」を利用して県から提供する情報は、次の3つです。1つ目は、避難準備情報・避難勧告・避難指示。2つ目は、避難所開設情報。3つ目は、災害対策本部設置情報です。市町村が発表した避難情報は、県民の皆さんに迅速かつ確実に伝わるよう、「Lアラート」により、直ちに各メディアに配信され、高齢者など誰にでも身近で容易に利用できるテレビなどで確認できるようになります。例えば、NHK総合テレビでは、テレビのリモコンで「dボタン」を押していただくと、データ放送画面で、お住まいの地域の避難情報をご覧になれます。
県民の皆様におかれましては、大雨などによる災害の発生が予想される時には、市町村の発令する避難情報に注意し、命を守るための行動をとられるよう、お願いいたします。
知事
次に、「ちば釣りガイド」について、お話しいたします。
千葉県は、三方を海に囲まれ、人気の釣りスポットがたくさんあります。県では、今年度、内房の3つのエリアで実施したモニターツアーをもとに、「ちば釣りガイド」を初めて作成しました。このガイドでは、エリアごとに「家族で楽しめるハゼ釣り」、「女性でも気軽にできるサビキ釣り」、「カップルに最適なカワハギ釣り」などを紹介しています。このほか、「食」や「温泉」など千葉ならではの魅力を満喫できるオススメの観光ルートを紹介しています。このガイドは、海ほたるの観光パンフレットコーナー等で配布しているほか、関東エリアの一部の釣具店等でも配布を予定しています。
ぜひ、ガイドをお手に取ってご覧いただき、千葉の「釣り」と「観光」を楽しんでみてください。
知事
最後は、「この時期にお勧めの耳より情報」でございます。
日々、温かさが増しており、春の風物詩であるお花見のシーズンがまもなく始まろうとしております。県内には、数多くの桜の名所がありますが、今回は、日本の「さくら名所百選」に選ばれている3つのスポットをご紹介いたします。まず、千葉市の泉自然公園です。約1,500本のお花見広場が見どころで、例年、多くの花見客で賑わうところでございます。次に、野田市の清水公園です。樹齢100年を超える「劫初の桜」や、沿道の桜並木、桜のトンネルが見どころです。最後に、茂原市の茂原公園でございます。弁天湖に浮かぶ弁天堂と、周囲を彩る桜の組み合わせが絶景でございます。夜にはライトアップもされ、夜桜を鑑賞することができます。千葉県の桜開花予想は、今月25日から31日とのことでございます。是非、美しく咲き誇る桜をご覧いただき、春の訪れを感じていただきたい。
私からは以上でございます。
記者
よろしくお願いします。私からは、最近相次いでおります中学校の内申書の誤記載についてなんですけれども、県は、昨日までに県内11市、15校、162人の内申書に成績などの誤記載が見つかった、発見されたということを発表いたしました。そのうち、柏市の中学生1人が、再び合否判定を調べたところ、合格となったという事態になったんですけれども、まず、この事態に対して、知事の受けとめをお願いいたします。
知事
記者さんも受験勉強というか、受験のご経験があると思いますが、こんなことで合否を決められるとえらいことですよ。今回はお1人だと。お1人だって、この人の人生を左右することでもあるわけですよ。ですから、こんなことが決してあってはならないと、私は、強い思いでいるところでございます。既に、教育庁において再発防止策の検討に着手したところでございます。何しろ、大変遺憾でございますし、しっかりとこの辺は、我が千葉県、こういうことがないようにやらせるつもりでございます。
記者
今、再発防止ということでプロジェクトチームも編成されたということなんですけれども、知事としては、こういうことが再び起きないように、どういった点を注意してもらいたいかといったところがありましたら、お願いいたします。
知事
大体ミスというのは、みんな真面目にやっているんですけど、ちょっとしたときの隙というか、ちょっとしたときの、ふっとした油断でそういうことが起きてしまうんです。ですから、やっぱり自分がやったことを再度チェックする、再々度チェックする、そういうことを、私はやるように呼びかけてまいりたいなと思います。
記者
よろしくお願いします。土地の値段、地価のことをお伺いしたいんですが、先日発表がありまして、県内では都心に近いところ、あと、知事に関係するところでは、アクアラインの効果が出ているところは上がったけれども、そうでないところは下がっていくという、前から言われている二極化がさらに進んだというふうに分析できると思います。知事として、この二極化の流れをどのように受けとめているか、もし是正するならどういうふうにしていくかという考えがあれば、お願いします。
知事
地価というのは道路や鉄道のインフラ、そういうところにおいて、非常にあることもまた事実です。アクアラインの800円がずうっと継続されるということでは、地価も含め、人口も増えたということは、大変いいことでございます。あとは、いかに県内に、さっき言ったように、そのときの経済状況も含めて、鉄道も含めていろんな条件はありますよ、あるけれども、でも私は、アクアラインのああいうのを一つの私たちの教訓として、今度はそれをいかに伸ばしていくか、いかに伸ばしていくためには、例えば圏央道をしっかり、横芝・大栄間をするとか、北千葉道路だとか、風通しをよくすることが、実は物流、人の流れがプラスアルファになる。そうなってくると工業団地等も含めて、それでも差はありますが、少しずつ平均化していくのではないかなと理解しているところでございます。
記者
よろしくお願いします。昨今、東洋ゴムの免震ゴムの不正の問題が騒がれておりますが、問題発覚直後、県の担当課に聞いたところ、一応国の指示があるまでは特に調査はしないというようなご回答があったんですが、これについて、知事独自に何か調査をしたり調べる、またこの問題に関するご所感等があれば、お伺いしたいと思います。
知事
今問題になっている免震ゴムを県内で使用されているということは、ありません。ですから、今、記者さんがおっしゃったように、これはいったんじゃないか、まだいろいろあるんじゃないかと、そういうご懸念もあると思いますので、これからそういうことも含めてどうやって検討していくか、また、どうやって皆さんと色々英知を出し合って考えていくかということはやってまいりたいと思っております。
記者
明日で地下鉄サリン事件から20年になるんですけれども、まだ裁判が続いていたり、被害者が後遺症に悩んでいたりするわけですけれども、改めて20年たって、この事件が社会に与えた影響というのは、知事はどのように思われますかということをまずお願いします。
知事
あれは本当に、20年たっても、サリンの影響で苦しんでいる方もいらっしゃるわけです。もちろん亡くなった方、たくさんいます。こんなことはあってはならないことだし、ああやって見ると、オウムの人たちを見ていると、学業的には優秀な方が結構いるんですよね。だから、なぜああやってああいう道に走ってしまったのかということは、本当に、私なんかは残念に思うところでございますが、サリンのみならず、最近は、世界においても、いろんなテロがいろんなところで勃発しているところでございます。しっかりお国のほうではテロ対策をやっていただきたいと同時に、私たち一人一人もそういうことは、たとえどんな理由があるにしても許さないという気持ちをしっかり持つと同時に、何かおかしいことがあったら、警察なり関係のところにまず知らせるということも大事なのかなと思っています。
本当にいろんな、最近は信じられないことが多いですよね。サリンなんかは決して二度とあってはいけないという、そういう痛ましい気持ちでございます。
記者
よろしくお願いします。今日、農業の関係で伺いたいんですけれども、先日、農水省のほうで、今後の10年間の農業の基本となる計画の原案というものが発表になったんですが、それに関して、食料自給率に関して、50%という目標を45%に下げるとか、ほかにも所得を倍増させるとか、若年の就業者の数を増やすというような目標が掲げられておるんですけれども、まず全体に関しての知事の受けとめ方というか感想を伺いたいのと、特に若年層に関しては、県のほうでも、新規就農に関する支援制度等やっているかと思うんですが、これをさらに増やすためには、例えば国のほうにどういう政策をしてほしいとか、どういう援助をしてほしいというような、何か要望みたいなものがありましたら伺いたいのですが。
知事
今回の計画で、私は、安全保障の面では、食料自給力の概念が入り、また農家の所得向上の面では、農業所得倍増について示されておりますので、こういった面では、はっきり言って、私は大いに評価するところでございます。それと同時に、食料自給率、カロリーベースでございますが、我が千葉県は28%でございます。こういうことも私どもいろんな観点からしっかりと考えていかなければならないし、それと同時に、記者さんおっしゃったように、若い人たちに、また農業の魅力というものをしっかり示していかなければならないなと思っています。
今、私たちの時代というのは、どちらかというと、看板にほれて入っていくところが多かったんですね。大企業といいますかね。でも、今の若い人は、特に技術系の人は、もちろん大看板も好きな人いますよ。それよりも、ここは、言うなればデパートではなくて、ブティックですよね。この専門のところに俺は行きたいという人も結構増えているところでございます。ということは、いかに魅力ある千葉県をつくっていくということが、農業をつくっていく。農業をやっていくということは、私は一番の魅力発信だと、そのように思っています。例えばアジアにトップセールスに行って、向うの人たちに食べていただいて、タイの王女にも食べていただきました。おいしいと言われている。おお、すごいな、これだけトップセールスでみんなでチーム千葉でやったら、これだけ売れるようになったぞ、あれだけ売れるようになった、うまいらしいぞ、俺らだったらもっとうまいのつくれるよなとか、生産性をこうしたら、こうなるじゃないかとか、そういうことを若い人たちに夢を与えるというか、希望を持たせる政策を私はやってまいりたい。もちろん補助等も含めてでございますけども、いろんな角度からやることが、若い人たちが農業に関心を持ってもらえる一歩なのかなと、そのように思っております。
記者
京葉線とりんかい線の直通運転の関係なんですが、京葉線のほうは輸送力が限られているので、複々線化を目指す動き等も出始めているのかと思いますが、お金と時間がとてもかかる話だと思うのですが、とは言っても都心部のほうでは、オリンピックを見据えたいろいろな動きも出ていると思うのですが、知事として、時期的な目指す方向性とか、そのあたり、どういうふうに考えられているんでしょうか。
知事
まず、舛添さんとも話したんだけど、大きく言えば、オリンピックを成功させることが大事である。それと同時に人とモノの流れをスムーズにすることが大事である。これが大前提だと、このためにいかに汗をかくことだと、いかにみんなが知恵を合わせることだと、そういう考えでは一致しているんでございます。だから、りんかい線も含めて、これは鉄道業者も、料金等のことで問題もあるんですよ。これをいかに、少なくともオリンピックまでに何とか形はできないか。その突破口を乗り越えれば、恒久的にいろんな形が出てくる。あと、京葉線の、平たく言えば、もう一つ線路をつくれや、あそこ混んでしようがないよと、そういうことでございますね。今、大変に混雑しているのも事実ですから、これがりんかい線の直通といいますか、それにとって少しでもプラスであるならば、しっかり考えていかなければならないし、これはこの間、(JR)東日本の社長ともいろいろ話して、その辺をお互いに人とモノをスムーズにしようということは合致しているし、オリンピックを成功させるということは合致していますから、これからしっかり詰めていきましょうと、そういう話をしたところでございます。
記者
同じテーマで聞こうとしていたんですけども、1月のJR東(日本)の冨田社長との会談で具体的に話題になったこととか、先ほどちょっと言及ありましたけども、一致したようなことがありましたら教えてください。
知事
先ほど言いましたように、人とモノの流れはスムーズにしようじゃありませんか。それと、我が千葉県は成田空港を抱えているわけですから、いろんな観光客の人たちに対しても大きなおもてなしということは、りんかい線直通という部分では大変大事ではないでしょうかと。これは冨田社長も賛成しておりまして、それには、わかっておりますよ、料金というような問題あるでしょう、東京都のこともあるでしょうと。ですから、それはこれから詰めていきましょうと、ネガティブに考えるのではなくて、ポジティブに考えていこうと言ったわけです。これは同じ考えでございまして、あとは先ほど言った複々線のことですね。あそこはどうしても混む。その上において(様々な場面で)千葉県も協力をしてくれないかと言いましたので、そのような形になるならば、もちろん千葉県としては、私どもは人とモノの流れが良いほうが良いに決まっているのでございますから、お互いにウイン・ウインの関係になっていかなければいけないですし、また、つらいところはお互いに少しずつ我慢し合っていかなきゃいけないし、そういうことも含めてしっかり考えていきましょうと、おおむねこのような話でまとまったところでございます。
記者
これまでりんかい線、京葉線の直通に関しては、知事は事務レベルでという慎重な言い方をされていましたけれども、そういう中でいきなりトップ会談ということで、事態が動いているなという印象を持っているんですけども、相手があることなんで、なかなか明らかにできない部分もあると思います。知事の感触として、見通し、どのように感じられておりますか。
知事
それは記者さん、よく歩いているから、俺より記者さんのほうが知っているんじゃないかと思うけど。まあ、変な話、私の手法といいますか、そんな偉そうなあれじゃないんですけど。大体いろんな角度から、いろんなところから話し合い、そういうのを進めていって、これは可能性が出てきたかなというところで、ぽこっと浮かんでくるんでございますけど、「オリンピックを成功させよう」、これは大きなキーポイントであるということは、東京も含めて、冨田社長も含めてみんな認識しているところでございますから。もちろん私だけの考えでございますが、結構いい線を今行きつつあるのではないかなと、そのように。これくらいで勘弁してください。
記者
県内自治体の予算編成と議会の関係というテーマでお話を伺いたいんですけれども、要は、県内のある自治体で、首長サイドがつくった予算案に対して、その予算を相当カットしたような緊縮予算を編成したところ、議会がそれを反対をして、もう一回各種補助金を復活させるというような事例が、八千代市なんですけど、ございまして。要は、財政が厳しい折、そういった予算編成を首長がしたところ、統一選が近いのか、そういう影響があったかどうかわかりませんが、議会が補助金を復活させるというようなことがあって、要は将来的に考えた場合に、財政規律というのはしっかり守られるのかというのは非常に疑問な予算編成になったと私自身は思ったんですけども、そういった市町村の予算編成のあり方と議会の関係について、知事ご自身、どのように見ていらっしゃるのか、率直なご感想をいただければと思います。
知事
議員の皆様も県民の皆さんから選ばれて議員になっているわけです。各首長も選ばれてなっているわけですから、それぞれ大きな重荷を担ぎながら全てにやっていると、そのように思っています。ただ、議員のほうは別として、首長の考えを言いますけども、これはそれぞれのお考えがあります。それぞれの環境もあります。だから、一概には言えません。ただ、私の基本的な考え方は、私は大きな手術をする前には、それなりの体力はつけておかなければいけないというのが私の基本的な考えです。だから、どんどんスリム化スリム化というのは、もちろんやらなければいけないですよ。やらなければいけないんですけれども、余りにも行き過ぎちゃうと、ただ、どんどん収縮しちゃうだけになっちゃうんじゃないか。ですから、私はつらいときこそ、前へ前へ行く、行動も含めてやるようにしています。しかし、これは各首長のお考えですから、人のことはどうこう申しませんが、これは私の基本的な考えでございます。
記者
発表の中で今月24日に台湾の方々をお招きして、輸入規制措置の早期解除に向けて働きかけをということなんですけれども、この場に森田知事も直接出向かれて、お会いになるということなんですが、このときに特にアピールしたいことであったりとか、意気込みなどをお聞かせいただけますでしょうか。
知事
はっきり言って、私、農林水産大臣に会ったとき、国はもちろんおやりになっているのでしょうけど、私たちが思っているほど、そんなに積極的じゃないという感じがしたわけですね、今まではね。ほんとに今日いらっしゃっている記者さん皆さんのおかげで、まさしくチーム千葉、私たちが台湾に行っていろんなことをやって、何しろ一日も早く解除してほしいということで踏ん張ったわけです。それは農水省もわかってきたんですね。それで大臣も千葉県に対して非常に好意的といいますか、千葉県をもっとよくしてやれという、何となくそういうのをテレパシーで受けました。だから、日台食品フォーラムの被災5県の代表として千葉県と、向うから行ってくれと。うちの職員が千葉県のことをいろいろ説明したり、それと同時に、今回もお国のほうが、台湾だとか、香港だとか、ぜひ視察してくれと、そういうことをやってくださったということは、私たち千葉県はこんな小さな県ですが、私たちがみんなで一生懸命やれば、少しでも国のバックアップをできるんだなという、そういう自信を持ったですよ。今回、せっかくお国が動いて、そういう日本の安全性はどうかという、そういう方々、マスコミ等も含めて来てくださるんですから、県としてもこれはもう一歩ここで踏ん張らなければいかん。ですから、私も行って、皆さんにありのままを見ていただいて、安全性を見てもらって、そして一日も早い解除をと、そのように思っているところでございます。
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