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更新日:令和6(2024)年4月1日
ページ番号:20664
日時 | 平成23年8月18日(木曜日)10時30分~10時53分 |
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場所 | 本庁舎1階多目的ホール |
動画 | 平成23年8月18日知事定例記者会見(動画) |
知事
おはようございます。
最初に、「なでしこジャパン」の宮間あや選手に対する県民栄誉賞の授与式を、昨日、都内で行いましたので、ご報告をいたします。
授与式では、私から表彰状やトロフィーをお渡しし、副賞として千葉県産の農水産物や県内旅行の招待券を贈呈いたしました。式典には、宮間選手のお父様や、宮間選手が卒業した県立幕張総合高校の校長先生もお越しになり、大変喜んでいただきました。また、宮間選手からは、ワールドカップでの思い出や今後の夢など、いろいろなお話をお聞きいたしました。これからロンドンオリンピックの予選が始まりますが、宮間選手には、オリンピックの舞台で、さらなる活躍を見せていただけることを心から期待しているところでございます。
知事
次に、千葉県産牛肉の放射性物質に対する安全性の確保についてお話をいたします。
放射性物質が検出された牛肉が全国に流通している問題について、千葉県では、県産牛肉の安全性を確認し、消費者の信頼を確保するため、「千葉県産牛肉の放射性物質安全チェック制度」を始めております。放射性物質は、エサや水などにより牛の体内に取り込まれることから、飼育管理の徹底が牛肉の汚染を防ぐことになります。この制度では、県内で肉牛を飼育しているすべての農家353戸を対象に、牛に与えている稲わらや牧草を屋内に保管しているか、水飲み場が屋内に設置されているか、放牧は行われていないかなど、51項目について、牛の飼育状況をチェックいたします。さらに、出荷時の牛肉のサンプリング検査を行って放射性物質の値を確認をいたします。これらの検査をすべてクリアした農家に、安全性を確認したことを示す「肉用牛飼育管理確認書」を交付いたします。この制度を始めた今月3日から昨日までの間に、すべての検査をクリアした28戸の農家に対し、この「肉用牛飼育管理確認書」を交付したところでございます。千葉県では、生産者や市場関係者の皆様と連携して、この制度の定着を図り、千葉県産牛肉の安全性をアピールするとともに、消費者の皆様に安全でおいしい千葉県産牛肉を安心して味わっていただけるよう努めてまいります。
知事
次に、9月の「がん征圧月間」に関する取組についてお話をいたします。
昨年、県内で亡くなった方の3人に1人はがんで亡くなっており、死亡原因の1位となっております。がんは、早期に発見すれば治る可能性が高い病気でございます。がん検診の受診率は1割から3割程度にすぎません。がんとその予防について、正しい知識と早期発見の重要性を理解していただくため、「がん征圧月間」に関連する様々な取組の中から、主なイベントを4つご紹介いたします。
まずは、がん治療に当たる医師の方による「がん講演会」を今度の日曜日、21日、千葉市内の「京葉銀行文化プラザ」で開催をいたします。当日は、東京大学の中川恵一先生と帝京大学の加藤大基先生にお話をいただきます。
2つ目は、来月4日に同じく「京葉銀行文化プラザ」で開催される「千葉県がん患者大集合2011」でございます。「あなたが選ぶがん医療」がテーマのシンポジウムでは、患者さんやそのご家族と一緒にがんを考えます。
3つ目は、来月の10日と11日に「イオン津田沼ショッピングセンター」で開催する「がん予防展」でございます。医師などによる無料相談を実施するほか、遊びながら体の仕組みが理解できる「大腸トンネル探検隊」や乳がん模型を使った「触診体験」など、がんの知識をわかりやすく学んでいただくことができます。
そして、4つ目は、乳がんの早期発見、早期治療を訴える「ピンクリボンキャンペーン」の展開でございます。
来月26日には、千葉ロッテマリーンズの試合が行われる「QVCマリンフィールド」において、場内大型スクリーンによる告知やピンバッジの配布などを通じて、がん検診の受診を呼びかけます。がんは、早期に発見すれば治る可能性が高い病気でございます。がんの早期発見には、皆さん一人ひとりが積極的に検診を受けることが何よりも大切でございます。健康で充実した毎日を過ごしていただくため、ぜひ定期的にがん検診を受けていただきたいと思います。
知事
最後は、千葉大学園芸学部の学生たちが株式会社ファミリーマートと共同で開発した県産食材を使ったお弁当についてでございます。
お弁当の名前は、「千葉県は元気!タルタルトンカツ弁当」でございます。ご飯は、県が育成し、ふっくらした炊き上がりが特徴の「ふさこがね」を使用いたしました。メインのおかずは、千葉県産豚肉「チバザポーク」の銘柄の一つ「元気豚」を使っております。細かいさしが入った赤身肉と、ほのかな甘みが特徴の柔らかなトンカツとなっております。千葉の食材を使ったお弁当で「『がんばろう!千葉』キャンペーン」を応援し、千葉を元気にしようという企画でございます。タルタルソースの味や、「チーバくん」をあしらったパッケージデザインなど、学生たちの若い感性があふれるお弁当となっております。今月23日から2週間の限定で県内のファミリーマートで販売されますので、ぜひご賞味ください。県産食材を使ったお弁当の第2段、第3段も検討中と伺っており、私も楽しみにしております。私もこの間食べまして、ご飯が非常においしいということと、豚肉が非常に柔らかい、そういう印象を受けました。今後も、県産食材をたくさん使った商品がどんどん企画され、「がんばろう!千葉」の合言葉のもと、千葉から日本を元気にしていかなければならないと思っております。
私からは以上でございます。
記者
おはようございます。よろしくお願いします。習志野高校が甲子園がベスト8まで勝ち進みました。今、まさに準々決勝が行われていますが、今までの戦いぶり、どのようにご覧になったか。
知事
今回の習志野というのはいくんじゃないかなと、そう思っているんですよ、自分自身。非常に投打もすばらしいですし、また、ここまで来ると、みんな実力というのは僅差だと思うんですね。ですから、あとは絶対勝つんだという勝利への執念と運が左右するのかなと。準決勝には、ぜひ坂本副知事に行っていただきたい。決勝には、私は行きたいと思っています。
記者
ありがとうございます。もう一点ですが、米の放射性物質の件ですが、先週、県内で初めて結果が出まして、一部の市町村では不検出ということで出荷が可能になりましたが、この件で改めてご感想をお願いします。
知事
8月4日からお米の放射性物質の検査を実施しております。昨日現在では、館山、鴨川、南房総、長南、鋸南の5市町において、言うなれば、新米の安全性が確認されたところでございます。残り48市町村についても、順次検査を行い、安全性が確認されたものに関しては出荷、販売をしていただきたいと思っています。何しろ、私たちは消費者の皆さんに安心、そして安全なお米を届けなきゃいけないと思っておりますので、千葉県はすぐさま実施したところでございます。この件に関して、何かつけ加えることありますか。
職員
ございません。
知事
そういうことでございます。
記者
ありがとうございました。
記者
民主党の代表選が近くありそうだということで、県内からは野田財務相の名前が上がっていますが、知事として次期首相に望むことは何かということと、争点として大連立と増税というのが主なものとして上がっていると思うのですが、この2点についての知事のお考えをお聞かせください。
知事
次の総理になる方、まず、こういうときですから、強いリーダーシップを持っていただきたい。何回も言うようですけども、例えばプライムタイムも貸し切ってもいいじゃないですか。政府を信頼してもらうこと、そして、国民に対してこういうことをやってほしい、こういうことは我慢してほしい、このように頑張ってもらいたいとはっきり言っていただける方、そういう方が総理になっていただきたいと思います。大連立、私も国会議員でいましたし、そのような場面は今まであったこともあったのでございますが、こういうときですから、救国内閣というのは必要かなと、そのような思いもあります。ただ、大連立というのは、各党に思惑があるんですね。早期解散も含めて、いや、こっちは何とか政権を維持しようと。そういういろいろなものが複雑に絡み合っているもので、大連立というのは大変難しいのかなと思います。しかし、国民にしてみれば、こういうときこそ、言うならば、私利私欲を捨てて救国内閣をつくってもらいたい。そして、ある程度の成果、ある程度の期間が出たならば、解散して国民に真を問うていただきたいと思っています。増税は、いろんな意見があるんですね。大きく言えば、復興のために何とかいろんな形でお金をつくらなきゃいけない。それは多くの国民が理解しているところだと思うのです。ただ、申しわけないけど、今の内閣でどんなことを言っても、国民が信頼してないんじゃないかと思う。だから、早いとこ、新しい内閣をつくって、そこで国民にしっかりと説明申し上げ、理解を得るようにすべきではないかなと思っています。
記者
今の質問に関連して伺わせください。森田知事ご本人としては、政府が増税することについてはご賛成だという解釈でよろしいのでしょうか。
知事
今の段階において、何かからお金を集めなきゃいけないという、これはみんなが認めるところではないかなと思います。ですから、どういう形がいいのか、法人税なのか、所得税なのか、はたまた、たばこをこうしようかとか、ああしようかとか、いろいろございます。でも、いずれにしても、増税という形をとって、復興のほうに当てがっていかなければならないのではないかなと、そういう認識に立っております。
記者
米の出荷がぼちぼち始まりましたが、米の風評被害で、価格とか、数量で現時点で何か影響みたいなものは出ているのでしょうか。
知事
担当部局、もし、数字だとか細かい部分で影響が出てくるとかあるならば、説明をお願いします。
職員
安全農業推進課でございます。お米の検査については、先ほど知事からご説明がありましたように、まだ5市町、検査が終了したところでございまして、これから販売ということになります。具体的に風評とか、そういう情報は聞いていない、というような本県のお米の進捗状況でございます。出荷は、申し上げたように、5市町で検査が終わりましたので、ここの出荷が始まり出したというステージでございます。今後の予定としては、来週に大体の放射能の検査が終わってまいりますので、その後、8月下旬から9月に本格的な出荷が始まるというスケジュールになります。
知事
いずれにしても、私たち安心・安全と言っておりますが、生産者の皆さんには大変なご苦労をかけていることも、また事実でございます。しかし、こういうときでございますから、何とか頑張っていただきたいと、そのようにお願いするところでございます。よろしくお願いします。
記者
おはようございます。先ほど救国内閣を、私利私欲を捨ててつくるべきじゃないかというお話がありました。これは大連立を想定したものなのでしょうか、そのあたり。
知事
そうですね、平たく言えば、大連立ということでしょうね。
記者
それと代表選出が取りざたされています野田財務大臣ですが、野田さんに対する知事自身の印象はどういうものか、お聞かせください。
知事
野田大臣とは、衆議院、参議院通して、特にお話ししたことはなかったという記憶なんですね。ですから、個人的にはそういうつながりはございませんが、しかし、千葉県選出の代議士でございます。千葉県からそういう総理が出るということは、県民は大変うれしいところではないかなと思っております。
記者
よろしくお願いします。お米の放射性物質の検査のことで2点伺いたいのですが、まず1つは、先ほど担当課の方が進捗状況としては、そんな検査が遅れているということはないように伺えたのですが、農家さんから早く出したいのにというようなクレームといいますか、意見が出ているならば教えていただきたいのと、ホウレンソウのこともあったので、例えば、出荷自粛中に農家さんの判断で出してしまったという例が今までないのかどうか。あるいは、県としてそういうものを市場で調査をしていないのかどうか教えてください。
知事
先ほど言いましたけど、生産者の皆様には申しわけないと思っております。こういうときなので、何とか頑張っていただきたいとお願いするところでございます。担当部局、他の質問につきまして。
職員
安全農業推進課でございます。検査が終わるまでは、出荷をしてはいけないということで、知事名で出荷の自粛をお願いしてございます。出荷がないように、パンフレット等もお配りしまして、県の職員も農家を回って周知に努めているということで、出荷された事例はございません。もう一問は。
記者
市場を県としてチェックしているかどうか、出回ってないかどうか。
職員
今申し上げましたように、生産者の出口の段階できちっと管理をさせていただいているということでございますから、出荷がされているという事実はございません。以上です。
記者
おはようございます。放射能の紛争審査会のほうに8月3日付けで観光と農作物について県のほうから緊急要望されていると思うのですが、その後の中間指針の中で、必ずしもすべて盛り込まれたわけではないと思うのですが、その辺の受けとめについて教えてください。
知事
指針においては、(明記された)地域以外でも個別的、具体的な事情によって、相当因果関係のある損害と認められることがあり得るとされておりますので、本県の観光業についても賠償の対象になるのではないかなと、そのように私たちも理解しております。
記者
食品以外の農作物、例えば花とか植木とか、その辺のものについても要望されていたと思うのですが、そのあたりはいかがですか。
知事
花は対象とならなかったことも事実でございます。その辺の、担当部局、詳しいところがありましたら。
職員
農林水産政策課です。今回の指針の中で花と植木については対象外という形になっておりますが、これについては関係生産者ですとか、あるいは関係団体といろいろ話をしながら対応を検討してまいりたいと考えています。
記者
それと、全然話が変わるのですが、今日、知事はアロハシャツを着てらっしゃいますが、それはハワイに行かれた産物なのでしょうか。
知事
そうですね。この間、ハワイに行ってきましてね。8年ぶりで、向こうの後援会の人たちと久しぶりに会ってきました。でもね、ハワイに行くたびにお墓参りが多くなってくるのです。今回はお墓参りだけじゃなくて、養老院にも行ったり、病院に行ったり、いろいろしましたけど、どんどん月日はたつんだななんて、そんなこと思っていたら、私、向こうで風邪引いて、一回も海に入らなかったんですよ。しゃくだからと思って、アロハシャツを1つ買ってきたのです。おまえ、ちょっと黒いんじゃないかと。そうなんですよ。その後、千葉の蓮沼海岸に行きまして、いいところですね、改めて思いましたね。砂浜は、驚いたことに、流木一つ落ちてなかったね。僕は驚いたのは、ライフガードの大学生の人たちだな。ピピピッとしていて、12時前に、「皆さん、12時から30分間、休憩でございます。全員上がってきてください」と、これがまたすごくぴちっとして、なかなかいい仕事しているなと。私、詰所に行って、「君たち、なかなかいい仕事しているぞ」と言って、激励してきたところでございます。それからレストランだとか、そういう物産展も見てきまして、それからお手洗い等も見てきて、大変きれいだなと、そのような思いをいたしました。そんなわけで、ハワイに行って、そして千葉の海で焼けたというのが、このアロハシャツのゆえんでございます。
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