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更新日:令和4(2022)年6月27日
ページ番号:14465
海岸から沖合いにかけて酸素をほとんど含まない青白い水面が広がる現象で東京湾では春から秋にかけて発生することが多い。
大量に発生したプランクトンの死骸が海底に沈み分解する時に、酸素を消費して海底に酸欠状態の水塊ができ、陸から沖に向かって吹く風などの気象条件によって、酸素の少ない低層水が沿岸部の表層に沸き上がる時に発生する。低層水に溶け込んでいる硫黄分が水面近くで酸素に触れて粒子状となり、青白く見えるといわれている。青潮の発生により、沿岸部に生息するアサリなどの貝類やカレイなどの底生魚類が大量に酸欠死することがある。
海域における富栄養化現象のひとつで、海中の微小な生物(主に植物プランクトン)の異常増殖により海面が変色する現象をいう。赤色に変色することが多いが、プランクトンの種類により黄褐色や緑色などにも変色することがある。
主として夏に多発し、魚介類のえらをつまらせたり、酸欠などの悪影響を及ぼすこともある。
汚濁負荷量とは、排水される汚濁物質量をいい、主としてBOD、COD、SSの1日当たりのトン数で表される。これは、家庭や工場など汚染源から排出される水量とその汚濁物質の濃度の積によって計算される。海域などの水域の状況などによっては濃度規制だけでは不十分で、総量規制が必要となり、いかに汚濁負荷量を削減するかが重要となる。
人の健康を保護し,生活環境を保全するうえで維持することが望ましい基準をいう。
現在,大気汚染,水質汚濁,騒音,航空機騒音,新幹線鉄道騒音及び土壌汚染に係る環境基準が定められている。
河川、湖沼、港湾、沿岸海域など広く一般の利用に開放された水域及びこれらに接続する下水路、用水路等公共の用に供する水域をいう。
環境基準を達成するため、その地域にある工場等の排出源に汚濁負荷量を割り当て、工場等を単位として規制すること。現在、大気汚染防止法(硫黄酸化物と窒素酸化物)と水質汚濁防止法(COD)に基づく総量規制がある。
Chemical Oxygen Demandの略
BODとともに有機物などによる水質汚濁の程度を示すもので,酸化剤を加えて水中の有機物と反応(酸化)させたときに消費する酸化剤の量に対応する酸素量を濃度で表した値をいう。数値が大きくなるほど汚濁が著しい。
Biochemical Oxygen Demandの略
CODとともに有機物による水質汚濁の程度を示すもので、有機物などが微生物によって酸化、分解される時に消費する酸素の量を濃度で表した値をいう。数値が大きくなるほど汚濁が著しい。
Dissolved Oxygenの略
水中に溶けている酸素のこと。水の自浄作用や水中生物の生存には欠くことのできないもので,河川等の水が有機物で汚濁されると,これを分解するため水中の微生物が溶存酸素を消費し,魚介類に悪影響を及ぼす。さらに,この分解が早く進行すると,嫌気性の分解も起こり,有害ガス等が発生して水質はさらに悪化する。
水素イオン濃度指数
水(溶液)の酸性,アルカリ性の強さを示すもので,PH7が中性,これより小さくなるほど酸性が強くなり,大きくなるほどアルカリ性が強くなる。
地質環境は、「地層」・「地下水」・「地下空気」からなっており、地層のうち特に地表面付近の風雨や太陽光線による風化作用を受け、生物活動の場となっている部分が「土壌」といわれている。また、地層、地下水、地下空気の汚染を総称して「地質汚染」という。
透明度板と呼ばれる直径30センチメートルの白色円板を用いて水面から識別できる限界深さをメートルで表したもの。透明度は主に湖沼や海域での測定に使われる。
閉鎖性水域において、河川などから窒素、燐などの栄養塩類が運び込まれて豊富に存在するようになり、生物生産が盛んになることをいう。
地形などにより水の出入りが悪い内湾、内海、湖沼等の水域をいう。
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