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更新日:令和6(2024)年8月30日

ページ番号:14384

市原港の底質ダイオキシン類対策に係る水質調査結果について

通称「市原港」(千葉港八幡地区)については、平成12年度に市原市が実施した調査において、底質から高濃度のダイオキシン類が検出され、その後の県の調査により、市原港全域にダイオキシン類による汚染が確認されています。

県では、海水への影響を把握するため、平成18年度から毎年、市原港において水質調査を行っています。

1 調査項目

下げ潮(大潮)時における海水の上層部(表層)と下層部(底層)のダイオキシン類濃度

2 調査地点

市原港内の3地点(St.1:港口部、St.2:中央部、St.3:港奥部)*別添図参照(PDF:90KB)

3 調査結果

調査結果は以下のとおりであり、令和5年度は全ての地点において、水質環境基準値以下(年間平均値1pg-TEQ/L以下)でした。

今後も水質監視を継続していきます。

ダイオキシン類調査結果(単位:pg-TEQ/L)
調査年度

St.1

(表層)

St.1

(底層)

St.2

(表層)

St.2

(底層)

St.3

(表層)

St.3

(底層)

令和5年度 0.099 0.16 0.20 0.19 0.57 0.89
令和4年度 0.13 0.20 0.14 0.32 0.48 0.67
令和3年度 0.13 0.35 0.22 0.62 0.42 0.80
令和2年度 0.24 0.58 0.28 0.81 0.64 1.9

令和元年度

0.21

0.25

0.54

0.48

1.2

1.1

平成30年度

0.23

0.63

0.28

0.81

0.87

1.9

平成29年度

0.29 0.22 0.34 0.31 0.63 0.87

平成28年度

0.27 0.34 0.22 1.2 0.73 0.67

平成27年度

0.11

0.15 0.22 0.35 1.0 0.99

平成26年度

0.13

0.17

0.23

0.28

0.74

0.61

平成25年度

0.26

0.21

0.37

0.60

0.62

1.0

平成24年度

0.13

0.20

0.23

0.39

0.51

1.0

平成23年度

0.22 0.18 0.26 0.45 0.57 0.96

平成22年度

0.11 0.13 1.1 0.89 0.53 0.75

平成21年度

0.20 0.20 0.82 0.76 10 2.6

平成20年度

0.075 0.19 0.078 0.23 0.71 0.98

平成19年度

0.079

0.066

0.19

0.58

0.71

1.0

平成18年度

0.11 0.077 0.32 0.37 0.73 0.49

ダイオキシン類の水質環境基準値は、年間平均値で1pg-TEQ/L以下です。

この水質環境基準値は、長期にわたる飲用水としての利用を考慮するとともに、魚介類における生物濃縮の観点からも検証・評価のうえで設定された値です。

 

市原港では、過去に水質環境基準値を超過した地点がありますが、

  • 飲用水の水源として直接利用することがない海水の値であること。
  • 市原市地先で採取した魚介類(メバル、セイゴ、ハゼ、アサリ等)のダイオキシン類濃度が国内の他の地域での値と差がないこと。

から、人の健康への影響はないものと考えています。

また、以下のことから、周辺海域への影響はないものと考えています。

  • 市原港口部(St.1)では、環境基準を超過していない。
  • 市原市が行っている市原港周辺海域(五井南海岸沖)では、環境基準を超過していない。

(参考)市原市が実施した調査結果

(1)水質調査

ダイオキシン類調査結果(単位:pg-TEQ/L)
調査地点 五井南海岸沖
令和5年度 0.11
令和4年度 0.033
令和3年度 0.23
令和2年度 0.55
令和元年度 0.078
平成30年度 0.061
平成29年度 0.25
平成28年度 0.087
平成27年度 0.21
平成26年度 0.11
平成25年度 0.035
平成24年度 0.17
平成23年度 0.17
平成22年度 0.055
平成21年度 0.056
平成20年度 0.064

ダイオキシン類の水質環境基準値は、年間平均値で1pg-TEQ/L以下です。

(2)水生生物調査

市原市地先海域に生息する水生生物の調査結果(単位:pg-TEQ/g)
検体

メバル、セイゴ、カサゴ、ハゼ、アジ、フッコ、アサリ

令和5年度 0.92~1.1
令和4年度 0.42~1.9
令和3年度 0.39~1.3
令和2年度 0.98~1.3
令和元年度 0.20~0.86
平成30年度 0.18~0.98
平成29年度 0.20~0.78
平成28年度 0.38~1.3
平成27年度 0.20~0.66
平成26年度 0.039~0.43
平成25年度 0.15~0.75
平成24年度 0.26~0.93
平成23年度 0.24~1.3
平成22年度 0.20~0.92
平成21年度 0.15~1.6
平成20年度 0.29~1.3

水生生物中のダイオキシン類については基準はありません。

なお、水生生物調査の結果については、国内の他の地域と比べて差はありません。

(備考1)アサリの代わりに、平成24年度はバカガイを調査、平成23年度及び平成27年度はセイゴ(大型)を調査

(備考2)平成28年度以降はメバル、セイゴ、ハゼを調査

(備考3)令和2年度はメバル、アジを調査

(備考4)令和3年度はメバル、カサゴを調査

(備考5)令和4年度はメバル、フッコを調査

(備考6)令和5年度はメバル、セイゴを調査

詳細は市原市のダイオキシン類測定結果のページへ外部サイトへのリンク

お問い合わせ

所属課室:環境生活部水質保全課水質監視班

電話番号:043-223-3816

ファックス番号:043-222-5991

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