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更新日:令和6(2024)年7月22日

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東京湾岸自治体環境保全会議

東京湾岸自治体保全会議の紹介ページです。この会議は、東京湾の水質浄化を図るため、東京湾岸自治体が広域的な対策と湾岸住民への環境保全に係る啓発の実施について協議し、連帯的・統一的な環境行政を推進しています。

概要

 東京湾は、西側を三浦半島、東側を房総半島、北側を関東平野に囲まれた海域で浦賀水道を通じて太平洋と接しています。
 三浦半島南東端釼崎と房総半島南西部の洲崎を結ぶ線以北の湾岸が広義の東京湾とされており、南西約30km、南北約80km、湾域の面積は約1,400km2となっています。
 また、三浦半島の観音崎と房総半島の富津岬を結ぶ線から北を内湾と呼び、この内湾は平均水深が16mと浅く、ふたつの岬の間隔が6kmしかないため、太平洋との海水の交換が制約を受けて閉鎖性を高めています。
 東京湾流域は面積が約8,000km2南東方向に細長い形をしており、江戸川、荒川、隅田川、多摩川等の河川が東京湾に流入しております。
 湾岸地帯は、京浜、京葉の2大工業地帯が存在し、東京を中心とした首都圏が形成されており、流域人口は3,000万人を超えています。このため、日常生活から生じる膨大な量の生活排水や産業活動による工場排水が東京湾に流入し、水質汚濁の原因になっています。
 このような状況にある東京湾の水質を良くしようと東京湾に隣接する自治体で構成されている会議がわたしたち東京湾岸自治体環境保全会議です。

 東京湾の水質を浄化するためには総合的・広域的な対策を展開する必要があるとの共通認識から、昭和50年に東京湾岸自治体環境保全会議の前身である東京湾岸自治体公害対策会議を設立しました。

 そして、平成11年度に湾岸自治体が広域的な対策について協議するだけでなく湾岸住民への環境保全に係る啓発の実施についても協議し連帯的・統一的な環境行政を推進することを目的に東京湾岸自治体環境保全会議と名称を変更し、普及啓発等の活動を行っています。

 当会議は、東京湾岸に面する1都2県16市1町6特別区の26自治体で構成されています。

 このホームページをご覧いただいた皆様には東京湾岸に出向いて東京湾を身近に感じていただくとともに、少しでも東京湾をきれいにするため家庭でできる浄化対策を実践していただければ幸いです。

イベント開催情報

イベントは悪天候等の理由により中止または延期になる場合があります。
また、イベントによっては、事前の予約や申込みが必要な場合があります。
お出かけの際には、各イベントの問合せ先や観光施設のHPにてご確認をお願いします。

イベント情報はこちら

構成自治体の連絡先

 

自治体名 担当部署名 郵便番号 所在地 電話番号

ファックス

番号

千葉県外部サイトへのリンク

環境生活部

水質保全課

260-8667 千葉市中央区市場町1-1

043-

223-3816

043-

222-5991

千葉市外部サイトへのリンク

環境局環境保全部

環境規制課

260-8722 千葉市中央区千葉港1-1

043-

245-5194

043-

245-5557

市川市外部サイトへのリンク

環境部

生活環境保全課

272-8501 市川市南八幡2-20-2

047-

712-6310

047-

712-6316

船橋市外部サイトへのリンク

環境部

環境保全課

273-8501 船橋市湊町2-10-25

047-

436-2456

047-

436-2446

館山市外部サイトへのリンク

建設環境部

環境課

294-8601 館山市北条1145-1

0470-

22-3352

0470-

23-3116

木更津市外部サイトへのリンク

環境部

環境政策課

292-0838

木更津市潮浜3-1

(木更津市クリーンセンター内)

0438-

36-1443

0438-

30-7322

習志野市外部サイトへのリンク

都市環境部

環境政策課

275-8601 習志野市鷺沼2-1-1

047-

451-1400

047-

453-7384

市原市外部サイトへのリンク

環境部

環境管理課

290-8501 市原市国分寺台中央1-1-1

0436-

23-9867

050-

3102-3421

君津市外部サイトへのリンク

経済環境部

環境保全課

299-1192 君津市久保2-13-1

0439-

56-1212

0439-

56-1314

富津市外部サイトへのリンク

市民部

環境保全課

293-8506 富津市下飯野2443

0439-

80-1274

0439-

80-1687

浦安市外部サイトへのリンク

環境部

環境保全課

279-8501 浦安市猫実1-1-1

047-

352-6482

047-

381-7221

袖ケ浦市外部サイトへのリンク

環境経済部

環境管理課

299-0292 袖ケ浦市坂戸市場1-1

0438-

62-3404

0438-

62-7485

南房総市外部サイトへのリンク

建設環境部

環境保全課

299-2492 南房総市富浦町青木28

0470-

33-1053

0470-

20-4597

鋸南町外部サイトへのリンク

建設水道課

建設環境室

299-2192 安房郡鋸南町下佐久間3458

0470-

55-2133

0470-

55-0421

東京都外部サイトへのリンク

環境局自然環境部

水環境課

163-8001 新宿区西新宿2-8-1

03-

5388-3459

03-

5388-1379

大田区外部サイトへのリンク

環境清掃部

環境対策課

144-8621 大田区蒲田5-13-14

03-

5744-1367

03-

5744-1532

品川区外部サイトへのリンク

都市環境部

環境課

140-8715 品川区広町2-1-36

03-

5742-6751

03-

5742-6853

港区外部サイトへのリンク

環境リサイクル支援部

環境課

105-8511 港区芝公園1-5-25

03-

3578-2491

03-

3578-2489

中央区外部サイトへのリンク

環境土木部

環境課

104-8404 品川区築地1-1-1

03-

3546-5404

03-

3546-9550

江東区外部サイトへのリンク

環境清掃部

環境保全課

135-8383 江東区東陽4-11-28

03-

3647-6148

03-

5617-5737

江戸川区外部サイトへのリンク

環境部

気候変動地域連携課

132-8501 江戸川区中央1-4-1

03-

5662-0694

03-

5678-6741

神奈川県外部サイトへのリンク

環境農政局環境部

環境課

231-8588 横浜市中区日本大通1

045-

210-1111
(内線4126)

045-

210-8846

横浜市外部サイトへのリンク

みどり環境局環境保全部

水・土壌環境課

231-0005 横浜市中区本町6-50-10

045-

671-2489

045-

671-2809

川崎市外部サイトへのリンク

環境局環境対策部

環境保全課

210-8577 川崎市川崎区宮本町1

044-

200-2500

044-

200-3921

横須賀市外部サイトへのリンク

環境部

環境保全課

238-8550 横須賀市小川町11

046-

822-8329

046-

823-0054

三浦市外部サイトへのリンク

上下水道部

下水道課

238-0298 三浦市城山町1-1

046-

882-1111

(内線266)

046-

882-1160

データベース(東京湾水質調査報告書)

※準備中

用語の解説

青潮

 海岸から沖合いにかけて酸素をほとんど含まない青白い水面が広がる現象で東京湾では、春から秋にかけて発生することが多い。
 大量に発生したプランクトンの死骸が海底に沈み、バクテリアによって分解される時に酸素が消費されて海底に酸素の少ない水塊(貧酸素水塊)ができる。通常、この水塊は潮流等により撹拌されるが、東京湾のような閉鎖性水域ではその力が弱く海底に溜まりやすい。そのため、陸から沖に向かって強い風が吹くと、海面近くの水が沖に流され、それを補うために海底の貧酸素水塊が沿岸部の表層に沸き上がり、青潮となる。
 海面が青白く見えるのは、貧酸素水塊に溶け込んでいる硫黄分が水面近くで酸素に触れて粒子状となるためといわれている。
 青潮の発生により、沿岸部に生息するアサリなどの貝類やカレイなどの底生魚類が酸素不足により大量に死ぬことがある。

赤潮

 海域における富栄養化により、海中の微小な生物(主に植物プランクトン)の異常増殖により海面が変色する現象をいう。赤褐色に変色することが多いが、プランクトンの種類によっては黄褐色や緑色などに変色することがある。
 主として夏に多発し、魚介類のえらをつまらせたり、酸欠などの悪影響を及ぼすことがある。

汚濁負荷量

 家庭や工場から排出される汚濁物質量をいい、汚染源から排出される量とその汚濁物質量の濃度の積によって計算される。
 一般的に環境基準等の目標とする水質汚濁の程度は汚濁物質の濃度で表されるため、水質汚濁防止法や条例等で、工場などの公共用水域への排水に対して濃度規制が設けられている。しかし、濃度の薄い排水でも排水量が多ければ、水域に流れ込む汚濁物質の量は多くなる。東京湾等の閉鎖性海域では、排出された汚濁物質が湾外に出ていきにくい等の問題があるため導入された考え方である。

環境基準

 人の健康を保護し、生活環境を保全するうえで維持することが望ましい基準をいう。現在、大気汚染、水質汚濁、騒音、土壌汚染及びダイオキシンに係る環境基準が定められている。
 海の水質についての環境基準は、「水質汚濁に係る環境基準について(昭和46年12月28日環境庁告示第59号)」によって規定されており、人の健康の保護に関する環境基準と生活環境の保全に関する環境基準の2つが定められている。

公共用水域

 河川、湖沼、港湾、沿岸海域など広く一般の利用に開放された水域及びこれらに接続する下水路、用水路等公共の用に供する水域をいう。

総量規制

 水質汚濁防止法の規制のうち汚濁物質が拡散されにくい閉鎖性海域の環境基準を達成するため、当該海域へ排出される汚濁物質の総量(汚濁負荷量)を規制する規制方式のこと。
 水質汚濁防止法の排水規制に該当する事業所のうち、当該海域とここへ流入している河川に排水している日平均排水量が50m3/日以上の事業所が規制の対象とされ、業種区分ごとの排水量から事業所などを単位として規制値が定まる。定期的に規制値を見直すことにより、汚濁負荷量を計画的に削減しようとする制度である。対象となる閉鎖性海域には東京湾、伊勢湾、瀬戸内海の3海域が指定されている。

類型

 生活環境の保全に関する環境基準については、その利用目的の適応性により、いくつかに区分されており、この区分を類型という。
 河川においてはAAからE、湖沼においてはAAからC及び1(ローマ数字)から5(ローマ数字)、海域においてはAからC及び1(ローマ数字)から4(ローマ数字)に類型が区分されている。
 東京湾では、各地点でB又はC、4(ローマ数字)に指定されている。

BOD(生物化学的酸素要求量)

 Biochemical Oxygen Demandの略称。
 CODとともに有機物による水質汚濁の程度を示すもので、有機物などが微生物によって酸化、分解される時に消費する酸素の量を濃度で表した値をいう。数値が大きいほど汚濁負荷が大きいことを示している。
 河川の水質を表す指標として用いられ、環境基準が設定されている。
 

BODの数値の目安
数値 汚濁の目安
0mg/L 汚濁のないきれいな水。
2mg/L以下 ヤマメ、イワナなどが住むきれいな渓流。

2~3mg/L

少し汚れている。3mg/L以下ならサケ、アユが住める。
3~5mg/L 汚れている。汚濁に強いコイやフナなどが住む。

 

COD(化学的酸素要求量)

 Chemical Oxygen Demandの略称。
 BODとともに有機物などによる水質汚濁の程度を示すもので、酸化剤を加えて水中の有機物と反応(酸化)させたときに消費する酸化剤の量に対応する酸素量を濃度で表した値をいう。数値が大きいほど汚濁負荷が大きいことを示し、東京湾では夏季に高くなる傾向がある。
 湖沼及び海域の水質を表す指標として用いられ、環境基準が設定されている。
 

COD数値の目安
数値 汚濁の目安
0mg/L 汚濁のないきれいな水。
1mg/L以下 ヤマメ、イワナなどが住むきれいな渓流。

1~2mg/L

雨水と同じくらい。
2~5mg/L 少し汚れている。3mg/L以下ならサケ、アユが住める。
5~10mg/L 汚れている。汚濁に強いコイやフナなどが住む。
10mg/L以上 大変汚れていて、下水や汚水がこの値を示すことが多い。

 

DO(溶存酸素)

 Dissolved Oxygenの略称。
 水中に溶けている酸素の量。水の自浄作用や水生生物の生存には欠くことのできないもので、河川等の水が有機物で汚濁されると、有機物を分解するため水中の微生物が溶存酸素を消費し、水中の溶存酸素が少なくなることで魚介類に悪影響を及ぼす。さらに、この分解が進行すると、嫌気性の分解も起こり、有害ガス等が発生して水質はさらに悪化する。
 一般に魚介類が生存するためには3mg/L 以上、好気性微生物が活発に活動するためには2mg/L 以上が必要である。

pH

 水素イオン濃度指数のこと。
 水(溶液)の酸性、アルカリ性の強さを示すもので、pH7が中性、これより小さくなるほど酸性が強くなり、大きくなるほどアルカリ性が強くなる。
 通常、日本の河川のpH値は7.0前後、海水は7.8~8.3前後である。

透明度

 透明度板と呼ばれる直径30センチメートルの白色円板を用いて水面から識別できる限界深さをメートルで表したもの。透明度は主に湖沼や海域など水深の深い水域で測定にされる。
 透明度は水質の浄化状況を端的にあらわすため、藻場の保全や再生等に重要な指標として環境基準を設けることが検討されている。

富栄養化

 人の活動により河川などから窒素やリンなどの栄養塩類が運び込まれることによって、栄養塩類の濃度が上昇することをいう。これらの栄養素が豊富に存在することになり、植物プランクトン等が繁殖しやすい環境になる。富栄養化が進行し、水温や日照条件などが整うと赤潮が発生しやすくなる。

閉鎖性水域

 地形などにより水の出入りが悪い内湾、内海、湖沼等の水域をいう。
 東京湾は房総半島と三浦半島に囲まれた内海であり水の出入りが悪く、閉鎖性水域となっている。

干潟

 主に河口域にあり、潮汐の影響により干出と水没を繰り返す。
 ここには、川と海からのさまざまな栄養分が運ばれて推積し、また、干潟の表面に生息する藻類は、豊かな光を受けて光合成を行う。そのため、栄養分や酸素が豊富であり、微生物、底生動物(貝類、甲殻類(エビ、カニの仲間)、ウニ・ヒトデの仲間など)をはじめ、それを餌とする魚類など多種多様な生物が存在する。
 干潟では、潮の満ち引きにより汚れた水が干潟の砂粒の間を通過しろ過される。また、砂粒の間に生息する微生物などの小さな生き物の働きにより汚濁物質(窒素やリンなどの栄養塩類)が分解され浄化が行われる。さらに、アサリなどの生物が水中の汚濁物質を餌として体内に取り込み、これを鳥たちが餌として食べ、干潟の外に持ち出すことによる浄化も行われるため、一般的に水質浄化機能が高いといわれている。

SS

 Suspended Solidsの略称。直径2mm以下の粒子状浮遊物質。
 水中に浮遊して溶解しない物質の総称で、微粒子、動植物プランクトンやその死骸、下水・排水などに由来する有機物や金属の沈殿物などが含まれ、水の汚濁状況を示す重要な指標のひとつである。河川や海域にSSが多くなると、透明度などの外観が悪くなるほか、魚類のえらがつまって死んだり、光の透過が妨げられて水中の植物の光合成に影響することがある。
 また、沈澱して河底や海底に堆積すると、腐敗するため底生生物にも悪影響を及ぼすことがある。

T-N・T-P

 Total Nitrogen(全窒素)、Total Phosphorus(全リン)の略称。
 全窒素は、アンモニア性窒素、硝酸性窒素などの窒素化合物の総和であり、全リンはリン化合物や有機性リンなどリン化合物の総和を意味している。東京湾では、窒素やリンなどの栄養塩類の流入により富栄養化し、夏期の水質悪化の大きな原因となっている。

発行物

東京湾岸自治体環境保全会議の30周年の記念誌です。

  1. 東京湾の変遷と現況
  2. 東京湾の水質
  3. 東京湾岸自治体環境保全会議について
  4. 東京湾アピールマップ
  5. 臨海部の水辺への意識調査
  6. 資料

以上の6項目で構成されています。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部水質保全課

電話番号:043-223-3817

ファックス番号:043-222-5991

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