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東京湾岸自治体環境保全会議の紹介ページです。この会議は、東京湾の水質浄化を図るため、東京湾岸自治体が広域的な対策と湾岸住民への環境保全に係る啓発の実施について協議し、連帯的・統一的な環境行政を推進しています。
東京湾は、西側を三浦半島、東側を房総半島、北側を関東平野に囲まれた海域で浦賀水道を通じて太平洋と接しています。
三浦半島南東端釼崎と房総半島南西部の洲崎を結ぶ線以北の湾岸が広義の東京湾とされており、東西約30キロメートル、南北約80キロメートル、湾域の面積は約1,400平方キロメートルとなっています。
また、三浦半島の観音崎と房総半島の富津岬を結ぶ線から北を内湾と呼び、この内湾は平均水深が16メートルと浅く、ふたつの岬の間隔が6キロメートルしかないため、太平洋との海水の交換が制約を受けて閉鎖性を高めています。
東京湾流域は面積が約8,000平方キロメートル南東方向に細長い形をしており、江戸川、荒川、隅田川、多摩川等の河川が東京湾に流入しております。
湾岸地帯は、京浜、京葉の2大工業地帯が存在し、東京を中心とした首都圏が形成されており、流域人口は約3,000万人です。このため、日常生活から生じる膨大な量の生活排水や産業活動による工場排水が東京湾に流入し、水質汚濁の原因になっています。
このような状況にある東京湾の水質を良くしようと東京湾に隣接する自治体で構成されている会議がわたしたち東京湾岸自治体環境保全会議です。
東京湾の水質を浄化するためには総合的・広域的な対策を展開する必要があるとの共通認識から、昭和50年に東京湾岸自治体環境保全会議の前身である東京湾岸自治体公害対策会議を設立しました。
そして、平成11年度に湾岸自治体が広域的な対策について協議するだけでなく湾岸住民への環境保全に係る啓発の実施についても協議し連帯的・統一的な環境行政を推進することを目的に東京湾岸自治体環境保全会議と名称を変更し、普及啓発等の活動を行っています。
当会議は、東京湾岸に面する1都2県16市1町6特別区の26自治体で構成されています。
このホームページをご覧いただいた皆様には東京湾岸に出向いて東京湾を身近に感じていただくとともに、少しでも東京湾をきれいにするため家庭でできる浄化対策を実践していただければ幸いです。
横浜市役所アトリウムで開催された「東京大感謝祭」へのブース出展及びステージイベントにより、東京湾の環境保全に関する普及啓発を実施しました。
東京湾岸で開催される東京湾に関係するイベントを紹介しています。
千葉県にとって東京湾は、昔から物資の輸送路として、また、漁業やレジャーの場として、貴重な海の恵みを享受できる生活に密着した場となっています。
昭和30年代頃より臨海地域の埋め立てとともに急速に都市化、工業化が進み、一時は汚濁の著しかった東京湾も、最近では種々の対策により、水質は改善傾向にあります。
東京湾との関わりの深い千葉県のプロフィールを、各市町別に紹介します。
東京都は、多摩川、隅田川、荒川、江戸川などが流入する東京湾の最奥部に位置しています。
品川沖や羽田沖などで採れる魚は「江戸前」と呼ばれ、江戸時代には日常的に庶民の食卓に乗っていました。落語の「芝浜」にも、現在の浜松町駅近くにあった浜辺で顔を洗う様子が描かれ、海が人々に身近であったことがうかがえます。
しかし、人口増加に対応するため干潟や浅瀬の埋立が進むとともに、近代化に伴い工場排水や生活排水が流入して水質が悪化したことで、東京の海は触れにくいものとなりました。
法令に基づく水質監視や排水規制により水質はずいぶん改善しましたが、夏季には赤潮が発生し、下層では生き物の棲めない貧酸素水塊が広がります。
近年は、お台場や葛西海浜公園といった人工海浜が整備され、少しずつ海が身近なものに戻りつつあります。人にも生き物にも「豊かな海」をみんなで創っていきましょう。
神奈川県は、東京湾の南西部に位置し、温暖な気候と海、山、川、平野、丘陵などの様々な自然環境に恵まれています。東京湾沿岸域の海岸沿いには、生物の生息場として重要な砂浜、岩磯、藻場が多く分布しています。また、様々な魚が獲れる豊かな漁場もあり、神奈川県もその恩恵を受けています。しかし、近年は海洋環境の変化により、水産資源が減少傾向にあります。こうした状況を改善するため、神奈川県では、水質汚濁防止法に基づき総量削減計画を策定し、水質汚濁の原因物質の排出量削減等に取り組んでいます。
●東京湾の水質状況データ
※東京都のホームページに移動します。リンク先『東京湾の水質状況データ(東京湾水質調査報告書)』を参照してください。
東京湾岸自治体環境保全会議の30周年の記念誌です。
以上の6項目で構成されています。
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