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発表日:令和7年2月21日
環境生活部自然保護課
特定外来生物ナガエツルノゲイトウは、増殖力や再生力が強い水生植物で、繁殖すると農業や生態系に影響を与えることから早急な対策が求められています。
この度、県内全域で実施した分布調査結果を取りまとめた分布図を作成したので公開します。
県では、これらの分布図を活用し、市町村や関係団体と連携し、計画的・効果的な防除を行ってまいります。
南アメリカ大陸原産の水生植物。湖や沼や河川だけでなく陸上でも生育し、繁殖力が強く、除去してもちぎれた茎などから再生、拡散し、水質の悪化や生態系への影響、用排水施設における取水・排水障害など、様々な被害の要因となっています。
県内では、平成2年(1990年)に印旛沼で初確認された後、広い範囲で繁茂が確認されています。
令和5年度から6年度
これまでに分布が確認された全地点(累積)、令和6年度に確認された分布状況、 令和6年度の状況を踏まえた侵入可能性のある地点、の3種類について、いずれも500メートルメッシュの分布図を作成した。
令和5年度までに専門機関等により本種の分布が確認された全地点と、令和6年8から10月に実施した現地調査の結果を併せて表示した。
・調査後の駆除や流出等により、現在は分布していない地点も含む
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令和6年8月から10月にかけて順次実施した現地調査の結果を、1メッシュあたりの繁茂状況(群落の生育面積)により3段階に色分けして示した。
※1メッシュ(500メートル四方)あたりの群落サイズが、蔓延地域は2,500平方メートル以上、拡大地域は100平方メートル以上2,500平方メートル未満、小規模は100平方メートル未満。
・調査後の駆除や流出等により、現在は分布していない地点も含む
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現地調査で本種の繁茂が確認された全地点(着色部分を赤色で表示)を起点に、分布拡大の可能性のある地点(水色)を表示した。
※拡大の可能性のある地点は、(1)近傍、(2)同一河川(水系)の下流域、(3)接続水路の周辺地域を想定。
山武地域及び長生地域の平野部の水路
千葉地域及び君津地域の東京湾に流入する河川(上中流で確認されているため)
・調査後の駆除や流出等により、現在は分布していない地点も含む
・今後の侵入の可能性を示しており、必ず侵入するものではない
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これらの分布図は市町村や関係機関とも共有し、計画的・効果的な防除に取り組むほか、啓発資料としても活用する予定です。
※蔓延地域及び拡大地域では、被害状況等に応じ優先順位をつけた防除が、侵入初期地域では小規模群落を早期発見して駆除・根絶する方法が効果的です。
千葉県生物多様性センターのホームページで分布図をダウンロードできます。
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