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更新日:平成26(2014)年6月19日
ページ番号:4876
アレルギーを理解するには、”病気を追い払う”という動物のしくみにもどると、考えやすいんだよ。
人間は、一番、進化した動物と言われてる・・。
その理由は、人間が一番、頭が良さそうだからだよね。
そんな人間も、もとをたどれば、簡単な(原始的)生物から、進化したんだ!
人間に進化していくために、何億年もかかってきた・・・。すごいねー。
それぞれの生き物は、他の生き物と戦って勝ってきたよ。
遠い祖先の生き物は、つくりが簡単だったけど、敵をやっつけながら生き延びたんだ。
敵(病原体)と戦うためのしくみをうまくつくれた動物だけが、生き延びて、ますます仲間を増やせたからね。
こうして生き延びた動物が、敵(病原体)と戦う能力を、人間にもたくさん残してくれたのさ。
ハエは、体にカビがはえないためのしくみをもっているけど、それと似たものを、人間も持っている!
ハエの生き延びるしくみは、哺乳類、人間へと引きつがれてきたんだ。
でも、人間は進化して、弱くなってしまったところも多いのさ!
それと、アレルギーがどう関係するかって?
それでは、もう少し、説明を続けていくよ!
下等生物から引き継がれた防衛能力により、私たち人間は、いろいろな病原体(細菌、ウイルス、カビなど)を退治できます。これを免疫と言います。
ドアノブに、バイ菌やウイルスがついていると、手の傷口や、口から、もっと体の奥へ入っちゃたりする。
バイ菌やウイルスにとっては、体の中は住み心地がいいので、どんどん増えちゃうよ。
でも、そんなことは許さない。熱を出して、おいはらえ!
私たちが、たくさんの病原体の攻撃に勝って、生き延びてこれたのは、病気を防ぐ力(免疫)があるおかげです。
私たちには、ウイルスや菌などの危険な敵(病原体)を、すばやく見分けて戦います。敵(病原体)がやってくると、相手が強くても、免疫は、捨て身で戦います。
負けるとどうなるかって?その場合は、私たちは、死ぬか?(げー)はたまた、病原体どもと妥協するかです。
実は妥協して、体に長く潜む病原体もいる(やだな・・・)。ずるいのかな?賢いのかな?
敵(病原体)がてごわい時は、私たちは戦略を工夫します。
以前に、戦かった記憶がある敵に対しては、次の戦いの時には有利に戦えます。
子供は、戦いの経験が少ないので、いろいろな病気をしてから、治し方を覚えていきます。
だから、だんだん、丈夫になるよね。
でも、子どもの方が、うまく治せるウイルスの病気もあるんだ!
(すごいだろ)。
ウイルスが、子どもと専属契約しているみたいだ・・・。
一度かかった病気には、かからなくなるか、かかっても軽くすみます。
これも、免疫と呼びます。
アレルギー反応は、敵と戦う戦略がうまく立たず、無駄に戦ってしまいます。
戦いをうまくやれないと、自分自身(味方)を傷つけることもあります。
アレルギーは、免疫の間違いや、やりすぎで病気が起きてしまっています。
そうならないためにはどうするかって?
免疫さんがうまく働けなくても、励ましてあげたいね。
君が怒ると、君の免疫さんもあせってしまうみたいだよ・・・。ホントー?
時間がかかっても、免疫さんを見守ってあげると、うまく、やれるようになったりもするもんね。
免疫さんに、励ましのお手紙でも出してみようかね。
拝啓、免疫様、
今日、僕は、花粉症で悩まされました。
それでも、去年より軽いです。ありがとう。
免疫さんが、うまく調節してくれたおかげです。
来年は、もっと、じょうずにお願いします。
待てよ!この言い方は、まずいかな!
免疫さんは、けなされたと思って、すねてしまうかもしれないぞ!
書き直した方が、いいかな。誰か、教えて!
食物アレルギーは、食べ物で起きる病気です。
子供の食物アレルギーには、ミルクや卵に対して、いろいろな症状がでます。
だって、食べ物が毒になったら大変だもんね!
食べ物さんは、皆いつまでも、お友達のままでいたいよ。
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