ここから本文です。
ホーム > 県政情報・統計 > 県のご案内 > 知事のページ > 令和3年3月以前のページ > 知事定例記者会見|令和3年3月以前 > 令和2年度知事定例記者会見 > 知事臨時記者会見(令和3年3月18日)概要
更新日:令和5(2023)年12月26日
ページ番号:426305
日時 | 令和3年3月18日(木曜日)19時20分~19時39分 |
---|---|
場所 | 本庁舎5階大会議室 |
動画 | 令和3年3月18日知事臨時記者会見(動画) |
(知事)
先ほど新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしましたので、その結果について御報告を申し上げます。
本日、国において、本県をはじめとした1都3県について、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく今月21日までを期限とする緊急事態宣言の解除が決定されました。これを受け、本日の会議において本県の今後の感染防止対策等について協議をいたしたところでございます。
本県の感染状況は、3月7日に比べると新規感染者数、病床稼働率ともに減少し、国の示す指標全ての項目で「ステージIII」相当以下となりました。しかしながら、直近7日間平均の新規感染者数は100名を超えており、医療提供体制もまだ余裕があると言える状況ではありません。
そのため、緊急事態宣言の解除後も厳しい状況に変わりはないことから、引き続き感染再拡大防止に取り組んでいく必要がございます。対策本部会議で決定いたしました感染再拡大防止策について、主なものを申し上げます。
クラスター予防対策の強化のため、4月以降も高齢者施設等における従業員を対象として、定期的なPCR検査の実施、今後感染拡大の要因となる可能性のある変異株への監視対策を強化するため、新規感染者数に占めるスクリーニング検査割合の引き上げなど、クラスター対策、モニタリング強化に取り組むことといたしました。
次に県民、事業者の皆様への協力要請の内容について御説明をいたします。緊急事態宣言は解除されましたが、自分の行動でリバウンドを起こさないという強い意識を持った行動が必要でございます。昼夜を問わない不要不急の外出自粛について、引き続きお願いするところでございます。
飲食店等に対する営業時間の短縮は、宣言が解除される3月22日からは、1時間延長して21時までといたします。酒類の提供の時間も20時までとしますので、引き続き御協力をよろしくお願い申し上げます。
なお、協力金については、1日当たり4万円を支給することとしておりますが、支給に必要な予算については、補正予算を編成し、本日専決処分を行いました。
県民、事業者の皆様に、感染再拡大の防止のため改めてお願いをいたします。昼夜を問わず次のことを心がけてください。
飲食は換気が良く、アクリル板のある店で、家族か少人数で短時間。飲食時も会話をするときはマスクの着用。歓送迎会や謝恩会は控えて、花見は宴会なしでお願いいたします。また、本格的な花見シーズンに向け、桜の名所と呼ばれる観光スポットについては、施設内の状況や人出の多さに応じて、例えば園路を一方通行とするなど、追加の感染拡大防止対策をお願いしてまいります。
この困難を乗り越え、元気な千葉県を取り戻していく一歩とするために、引き続き皆様の御協力をお願いいたします。ありがとうございました。
(記者)
よろしくお願いします。先ほど総理から正式に表明がありました。改めて、今回の解除の受け止めをまずお願いします。
(知事)
これは、総理が1都3県の状況をしっかりと検証し、適切な判断をなさったのだと思います。千葉県においては、病床稼働率等、これは何としても皆様の協力を得て下げなきゃいけないということで、それこそ2月には稼働率が60%を超えていたんでございますが、昨日辺り36%ぐらいになっております。しかし、だからといって病床が余裕は十分だというところにはもちろんまだいっておりませんので、引き続き私どもは病床稼働率を下げるように努力しておりますし、何しろ政府の示す指標は「フェーズ3」相当以下となっております。「フェーズ3」から「フェーズ2」に向けてやっていかなければならない、そのように思いますし、総理のおっしゃった5つの柱を私どももしっかり受け止めて、千葉県としてできる限り頑張り、そして、もうリバウンドがないようにやらなければならないなと、そう受け止めたところでございます。
(記者)
今、御説明いただいた今後の措置に関してですが、県民への不要不急の外出自粛要請は継続で、飲食店の時短要請も1時間の延長ということで、これまでとガラッと変わるわけではないと思うのですが、これまで事業者さん等が我慢されていて、その辺りのことは今どうお考えですか。
(知事)
そうなんです。これはまたガラッと変わったらおかしなもので、今このような状況が続いている中で、県民の皆様、そして医療関係者の皆様、多くの関係者、事業所の皆様の御協力を得て、やっと少しずつでございますが落ちてきたところでございますので、これをしっかり大事にしなければならないと思っております。ですから、リバウンドというのが一番怖いんですね。風邪もぶりっ返しすると重篤になりますから、そういう意味においては、まずはリバウンドが起きない行動を皆様にお願いするようにしております。それと、やはり病床ですね。医療提供体制をしっかりやっていくということが大事かと思っております。
(記者)
もう1点伺います。今、措置は3月末まで出ています。4月以降のことはこれからまた検討ということですが、4月以降の措置をどうするかというのは、どういう観点から御検討されるのでしょうか。
(知事)
それは感染状況、それから医療提供体制、それを加味しながら考えてまいりたいと、そのように思っております。
(記者)
例えば、またいきなり要請を解除するわけではなくて、さらに時短要請を延長するとか、そういったような。
(知事)
そういうこともあるかとは思います。何しろ段階的緩和をしていかないと、これは大変なことになってしまう。だから徐々に徐々に、県民の皆さんに、「やっとここまで落ちてきましたよ。今度は落ち方を倍にしましょうよ。だから皆さん、ここで頑張りましょう」、そのように段階的に皆さんと協力してまいりたい。そのように思います。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
お願いします。飲食店の時短営業の件ですけれども、3月末まで21時ということで、先ほどの1都3県の知事会議の中で、黒岩さんは個人的な感情として、1か月程度が全面解除の時期について妥当なのではないかみたいなことをおっしゃっていて、知事は4月上旬頃がいいのではないかというお話でしたが、今後の段階的な緩和であったり全面解除というのは、1都3県で足並みをそろえて、ぴたっと合わせるべきだとお考えでしょうか。
(知事)
これは、私いつも言っているように、1都3県が同じような考えでぴしっと行く分にはそれにこしたことはありません。でも、神奈川県の黒岩さんが、いや、うちはどうしてもこうだ、埼玉の大野さんがこうだとバラバラになってきて、いや、千葉県だってこうだよということになってきたら、あえてワンボイスにする必要はないと思っています。それはもう、皆さんで考えましょうとしたほうが私はいいのではないかと、そのように思っております。
(記者)
分かりました。ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いします。知事はかねてからワンボイスでなくてもいいと、それぞれの実情に応じた緩和でというお話でありますが、そもそも去年からずっと1都3県で足並みをそろえてやってきて、例えば飲食店の時短営業であれば、どこかが緩くなってしまったらそこに人が流れてしまうという懸念もずっと示されています。ここに来てワンボイスでなくてもよいと、飲食店の時短営業についても、もしかしたら時間が変わるので、そこはどのような。
(知事)
心はみんな一つにまとまったほうがいいわけですよ。ところがこの間、いろんな会見で、「暴露」なんて言葉も使いましたけれども、信頼関係が崩れたり、疑心暗鬼になってきた場合に、これまたより一層傷口が深くなるようなことがあってはいけないから、いいじゃないか、それぞれの意見は尊重しようじゃないかと、そういう気持ちを持ちながら、本当はやっぱりみんなでまとまろうよと、これでいいんじゃないかと思うんですよ、私は。
(記者)
県内の感染状況に応じて、県でどうしていくかは決めるというようなお考えだと思いますけれども、具体的な目安、全面解除の目安であったり、さらに営業時間を延ばしていくような解除の段階的な緩和の目安というのは、知事はどのように。
(知事)
これは私いつも言っているように、2桁がある程度続くこと。それと、欲を言ったら50人、そのぐらいまでいけばよろしいということは前から言っております。それは私の個人的な考えでもありますが、それよりも医療提供体制、それから、専門家の意見も聞きながら、周りの状況を見ながら判断していく。ですから、今回のお国の判断においても、千葉県から解除しろとか延長しろとかそういうことは申しません。やっぱりこのことに関しては国が決めることでございますから、私たちは、総理が決断しておっしゃるというわけですから、せかせる必要はない。お国が判断できる材料を私どもはお渡しする。千葉県としては何としても病床稼働率を下げる、一生懸命やりました、やっと「ステージIII」相当以下になってきました、これを見てください、それで適切な判断をお願いしますと、そのように私どもとしてはしていく方向でございます。
(記者)
分かりました。ありがとうございました。
(記者)
よろしくお願いします。今回の対象は県内全域、各地域によらずということなのですが、感染状況はそれぞれ地域の違いがあると思います。知事の狙いを教えてください。
(知事)
そうですね、はっきり言って依然として厳しい状況であることは変わらないんでございます。急に緩和すると感染が拡大するおそれがある。これは1都3県でその辺のことを協議して、これはもう県内全域を対象区域にしようじゃないかと。そして段階的緩和としたところでございます。
(記者)
分かりました。今後は地域ごとに緩和していくとか、そういったことも知事の頭には。
(知事)
それはあると思いますよ。何しろこれだけは今私がこうだああだと言えることではないですが、それは感染状況等、良くなる、悪くなる、それに応じて対処していかなければならない。そのように思っております。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
飲食の県民側に対するお願いの部分で、家族か少人数で短時間と示されているのですが、この少人数と短時間というのは、以前だと例えば5人程度と知事はおっしゃっていましたけれども、どのくらいの程度を。
(知事)
少人数というのは、私は4~5人かなとは思っておりますけれども、それは常識を持って考えていただきたいと思います。お国は4人と言っているのかな。
(職員)
4人です。
(知事)
お国のほうは4人と言っていますね。だから、それを考えてお考えいただきたいと、そういうことです。
(記者)
時間はどの程度。
(知事)
時間は何と言っているの。時間のことは言っていないそうです。まあ、でもなるたけ時間は短くということを頭に入れながら、普段は私は2時間なんだけれども、こういうときだから何とか1時間半ぐらいにしようとか、1時間にしようとか、自分なりにお考えいただきたいなと、そのように思っております。
(記者)
緊急事態宣言が解除されますと、今までは政府に情報を提供して決めていただく、国に決めていただく部分が強かったと思うのですが、今後は県の判断というのが強くなっていくのでしょうか。
(知事)
もちろん私は、今までにおいても絶えず県はこうだからああだからとか、お国にぶつけてやっていたことはないんです。やっぱりこういうことは、特にお国としっかりと意思疎通させながら、県としてはこういうことをできるけれどもどうなんだということは、私は水面下ではやっておりました。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
よろしくお願いいたします。今回の措置で、期限が3月31日のものと4月12日のものがあります。1都3県の共通も尊重するというお話でしたが、今後、3月31日や4月12日の延長の場合というのは県独自で判断されるのか、1都3県の共通認識を尊重するのか、その辺はどのように。
(知事)
取りあえずはやっぱりまとまるということが大事ですから、先ほども日経さんから質問がありましたけれども、取りあえずは議論してまとまるように持って行きます、どっちがいいかということは。まとまるように持って行きますが、最終的に決裂した場合は、特にどうしてもワンボイスにしなければいけないということは、難しいんじゃないかと思いますよ。
(記者)
まだ一義的には1都3県で。
(知事)
そう、まとまることは、もちろんそうです。
(記者)
ありがとうございます。
(記者)
今日、解除が決まったわけですけれども、一方で変異株のウイルスが相次いで確認されていて、今日も6名の方が県内では確認されました。調査する上では増えていくのが当然だとは思うのですが、変異株について今はどう考えていらっしゃいますでしょうか。
(知事)
これね、中を精査していくと、例えば昼カラ、お昼のカラオケから出ているのも大きいんですね。そうすると、変異株がクラスターになってしまうと一番危険でございます。じゃあ何を抑えていくかというのは、はじめに私どもが言っていることをぴしっとやっていくことが大事なんです。もちろん換気もそうだし、歌うときは、何回も飛沫が飛ぶから何とかマスクをして、これは私の個人的なことだけれども、あんまり大声を出すような楽曲じゃなくて、ちょっと控えめな曲でやればさほど苦しくないですよね。そういうことも考えて。あとは換気ですね。それと、あんまり長くやらないということ。また、歌というのは自分が楽しむ部分もあるわけですから、いかにして歌を自分なりに楽しむか。そして、楽しむことによって人に感染させるようなことがあってはならない。それは認識として頭に入れていただきたいなと、そのように思っております。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください