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更新日:令和6(2024)年4月3日
ページ番号:20603
平成21年8月6日(木曜日)10時30分~10時54分
本庁舎1階多目的ホール
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(知事)
おはようございます。それでは、定例の記者会見を始めます。
(知事)
明後日、8月8日から甲子園で第91回夏の全国高等学校野球選手権大会が始まります。千葉県からは、県大会174校の頂点に立った千葉県立八千代東高等学校が出場いたします。
同校野球部の県内大会の優勝は、まさにミラクルでございました。全部で8試合を勝ち抜き、1点差が6試合、逆転勝ちが3試合、そして延長戦も2試合あったと聞いております。
先月29日には、同校ナインが県庁の私のところへ甲子園大会出場の喜びを伝えに来てくれました。
青石キャプテンをはじめ、選手一人ひとりの抱負を聞いて、「これは絶対にあきらめない気持ちを持っているな」と感心いたしました。
また、皆さんには、私の信条である「困難であればこそ、さらに粘ってやり遂げる」という熱い気持ちを伝えました。そして、「青春の汗を甲子園で精いっぱいかいてきてくれ!」と、甲子園大会での健闘を祈って、ナイン全員とがっちり握手いたしました。
甲子園に行っても、並みいる強豪に対し、絶対あきらめない気持ちと粘りのチームスピリットで、県民に多くの夢と感動を与えてほしい。青春甲子園の頂点を目指して、頑張ってもらいたい、頑張れ、そのような思いでございます。
(知事)
8月1日、長年の悲願でありました東京湾アクアライン料金引下げの社会実験がいよいよスタートいたしました。
先月31日から1日未明に、東京湾アクアラインのパーキングエリア「海ほたる」でカウントダウンイベントが行われました。
式典では、「千葉県民のおかげで、やっと実現できた。本気になれば必ず結果は出る」と話しました。
そして、1日になった瞬間に、地元市長を初め、実現に向けて尽力された地元の皆様と一緒にくす玉を割ってがっちりと握手をしました。
また、1日には川崎市と富津市で「東京湾ひとまたぎ」と題した記念イベントを開催いたしました。両会場に私も駆けつけまして、特に川崎市の会場では市民の皆様に、「これで千葉と川崎がより近くなりましたね」と申し上げました。富津沖でとれた海苔を配り、千葉の名産もアピールもいたしました。
社会実験の状況でございますが、実験開始後の8月1日と2日の土日の交通量は、速報値でございますが、1日平均約4万5,000台となり、実験開始前の週の土日と比べ、約13%増えていると伺っております。
また、平日の8月3日から4日の交通量は、1日平均約2万8,800台となり、1週間前と比べ、約41%増えていると聞いております。
この中で、小型車はもちろん、大型車の利用も大幅に増えたことから、県内の物流にもよい影響が出ているのではないかなと、そのように思います。
また、南房総地域の主な観光施設、5施設の観光入込客を緊急調査したところ、土日は1週間前と比べ、約46%増加、平日では約23%増加となりました。
今回のアクアライン料金引下げの社会実験のスタートとしては、交通・観光ともに目に見える効果があったのかなと、そのように思います。
しかし、実験は始まったばかりでございます。これからヒト、モノの流れが大きく変わります。今回の社会実験は、千葉に魅力があるからこそ実現できたのだと思います。そして、これにより千葉だけでなく首都圏が必ず活気づいてまいります。
私、何回も言うようですが、この千葉県というのは本当にポテンシャル、潜在的可能性を含めて、観光、食材、すばらしいもの、言うならば、日本でナンバーワンになるぐらいのものを私たちは持っています。しかし、いかに多くのお客様に来ていただいても、いかにいい条件が備わっても、私たち千葉県民がそれを受け入れる自信とガッツを持たなければならないと思います。私たち千葉県民は、もっともっと自信を持っていいのではないかなと、持つべきだと私は思います。
今後は、この実験を成功させ、恒久的な引下げにつなげてまいりたいと思います。
ぜひ、全国の皆様、安くなったアクアラインを使って、魅力ある千葉にお越しいただきたいと思っております。
(知事)
次に、悪質商法などの消費者問題の取組みについてでございます。
皆さんや皆さんの周りで、例えば、身に覚えのない請求書が自宅に送りつけられたり、インターネットの情報をクリックしただけで有料サイトの料金が勝手に請求された、そんな経験をお持ちの方はいませんか。
近年、ひとり暮らしの高齢者や社会経験が乏しい若者などをねらった悪質商法も横行しております。
県消費者センターを初めとする県内の消費生活相談窓口には、悪質商法や商品、契約などについて多くの相談が寄せられております。平成20年度の相談件数は、何と4万6,000件もありました。
こうした被害を防ぐためには、行政の対応だけでなく、消費者である県民の皆様が自らの問題として消費者問題を考え、取り組んでいただくことが何より大切と考えております。
そこで、県といたしましては、県民の皆様の発想と手法を生かした消費者問題解決に向け、県民自らが企画し実施する事業提案を募集いたします。
募集する事業の内容は3つあります。
1つ目は、消費者の皆様に対する教育や講座の実施などの広報・啓発事業でございます。
2つ目は、身の回りで起こっている消費者被害の実態などについての調査・研究事業でございます。
3つ目は、高齢者を消費者被害から守るためのネットワークづくりなどの実践型モデル事業でございます。
応募いただいた事業の中で、地域の消費者問題解決に有効と思われるものを県の委託事業として実施してまいります。
消費者団体や商工団体を初め、悪質商法の標的とされやすい高齢者の身近で活動されている自治会など、多くの県民の皆様のご応募をお待ちしております。
一緒に、県民の皆様が安心で安心して暮らせる、元気な千葉づくりを進めていきたいと思っております。
(知事)
次に、千葉の梨のPRでございます。
これまで私は、ビワに始まり、ひまわり、スイカ、メロン、金目鯛と千葉の旬の農産物や水産物を全国に向けて熱くPRしてまいりました。そして、今回、8月の旬の果物である、甘くてみずみずしい梨をPRしたいと思います。
そこで、千葉県の梨について、一言、ご紹介いたします。
ちばの梨の産出額は154億円と2位の茨城県の88億円を大きく離し、まさに日本一の産地でございます。
そして、その歴史はというと、江戸時代に現在の市川市八幡地区の川上善六という人が美濃の国、つまり、現在の岐阜県から持ち込んだのが始まりと言われています。何と約250年の歴史があるわけでございます。
今では白井、市川、鎌ケ谷を中心に県内各地で梨の生産が盛んに行われており、そして市場でも高い評価をいただいております。
また、ちばの梨は、品種をかえて7月下旬から10月上旬まで収穫されます。その主な品種は、まず「幸水」「豊水」「新高」と移っていって、特にこれからお盆にかけては「幸水」が収穫の最盛期を迎えます。
そこで、県では、梨の消費拡大のため、明日、8月7日から9日までの3日間、ジャスコ津田沼店において「千葉なし味自慢コンテスト」を開催いたします。このコンテストは、昭和45年に開催され、今年で34回目を迎える歴史あるコンテストでございます。
県内各地の100名を超える生産者の皆さんが自慢の梨を持ち寄り、千葉の梨ナンバーワンを決定いたします。そして、最終日にはコンテスト出品物の即売も予定しております。
8月7日のオープニングには「イオンリテール」の村井社長も出ていただけると承っております。もちろん、私も応援に駆けつけ、千葉の甘くておいしい梨を大々的にPRしてまいりたいと思います。ぜひ皆様、会場に足をお運びください。
これからも、私が先頭に立って、千葉の魅力をどんどんどんどんセールスしてまいります。
(知事)
次は、千葉県における国際協力や交流を紹介する「グローバルフェスタChiba2009」についてでございます。
千葉県には、世界トップクラスの成田空港を始め、幕張メッセ、東京ディズニーランドなどの国際的施設があります。また、今日、経済を始め、環境や教育、文化、個人の生活でも国際化が進んでおります。
そこで県といたしましては、県民の皆さんに世界を身近に感じていただき、国際交流・国際協力活動への参加の機運を盛り上げるため、「あなたが世界のためにできること」というテーマのもと、平成19年から「グローバルフェスタChiba」を開催してまいりました。
今回のフェスタは、8月23日に千葉大学で開催いたします。
それでは、その主な内容をご紹介いたします。
まず、「共に生きる~カンボジアでの国際協力~」をテーマに、「3年B組金八先生」などで知られている脚本家で、現在、カンボジアで学校の建設を行っている小山内美江子さんによる講演会があります。
また、「いのちはみんなつながっている」をテーマに、テレビでおなじみの爬虫類学者である千石正一さんによる学習会もございます。
このほかにも世界各国の料理や音楽を紹介するコーナーもあります。
また、「藤原紀香さんが見たアフガニスタン」のパネル展や、世界各地で学校建設や植林、井戸堀りなど、様々な協力活動を行っている県内団体のパネル紹介などもあり、盛りだくさんの内容となっております。
このような国際交流や協力を通じ、世界の様子を理解することにより、改めて私たちが暮らす日本の魅力に気づくこともあります。
子どもから大人まで、学び、楽しめるイベントでございますので、どうぞ多くの県民の皆様にお越しいただきたいと思います。
(知事)
最後に、「夏休み真っ只中」ということで、元気に夏休みを楽しんでいる児童・生徒の皆さんに私から一言、お話をさせていただきます。
皆さんは、毎日元気に家のお手伝いや部活動、野外活動、勉強など充実した夏休みを送っているのではないかと思います。
皆さん一人ひとりが、まさに千葉県の宝なのです。その一人ひとりの将来の夢や希望を実現するために、ぜひ、この夏休みを有意義に過ごしてほしい。そのためにも、お父さん、お母さんをはじめ、ご家族の皆さんとの約束、学校での決まりをしっかりと守り、交通事故や水難事故などに十分気をつけて、残された夏休みを思いっきり楽しんでもらいたいと思います。そして、9月には元気な姿で登校してください。
私からは以上でございます。
(知事)
ご質問をお受けします。
(記者)
おはようございます。よろしくお願いします。まず質問させていただきます。先週の話になってしまうのですが、八ッ場ダムに視察に行かれまして、改めて理由と感想をお教えいただければと思います。
(知事)
八ッ場ダムに関しましては、治水、利水、両面においても、我が千葉県においては大変に重要な問題でございます。私も選挙中に、また選挙後におきましても、担当部局、そして、いろんな方々からお話を賜り、自分なりに精査してきたつもりでございます。最後は、地元に行って、地元の皆さんのお考え、その進捗状況をしっかりと確かめたいと、そのような思いで行ってまいりました。
(記者)
実際に行かれたご感想もお願いします。
(知事)
あなた、行ったことある。ないですか。これは行ってみるとわかりますが、進捗状況は70パーセント。わーっと思うぐらい、相当の勢いでできていますし、それよりもっと大事なことは、現場というか、住民の方々の99.9%がもちろん賛成して、この工事を早くやってくれと。私たちはこれだけ協力しているんだと。これをとめてもらってはえらいことだと、そういう悲痛な声を聞いたことも、また事実でございます。
これは我が千葉県だけではございません。関係都県もございます。水というものは大変重要でございます。大自然というのは、私たちが想像を出来ない、言うなれば、私たちの想像を超えることも、万全を期してもうまくいかないときがございます。ですから、私は関係都県がしっかりと、将来の子どもたちのためにもやっていかなければならないのではないかなと、そのような考えを持ちました。
(記者)
重ねてですが、民主党のマニフェストは、この八ッ場ダムを含めて、大型公共事業中止というようなことをうたっていますが、これについてどのような感想をお持ちになのか。
(知事)
鳩山代表もいらっしゃったみたいでございますが、聞いた話ですよ。そのときに地元と話したのは1分以内とか、そんな話もちょっと聞いたりしましたけれども、上田知事も書簡を送ったそうでございますが、まず関係都県の話も十分に聞かない上において、これを中止になさるというのは、ちょっと鳩山代表らしくないなと。私はあのときに、将来、政権とったとしても、現実的に考えるのではないですかと言ったのは、地元の人たちがぜひやってくれという声をお聞きになり、その進捗状況を見たら、現実的な対応をなさるのではないかなと、そのように思い、そのようなことを言ったのでございます。
(記者)
先週の知事会見以後に自民党もマニフェストを発表されていましたが、民主党のマニフェストと見比べられたご感想をお伺いしたいと思います。
(知事)
大変生意気なようですが、私は両党のマニフェストを見て、もうひとつ物足りなさを感じたのは事実です。それは何かというと、もちろんもっと勉強し精査しなければいけないことは十分わかっているのでございますが、もう少し、日本の国家観とか、これからの日本という大きなものがもうちょっと盛られてもよかったのかなと、そのように思います。
特に自民党さんには、そういうことをもっとびしっとおっしゃった方がいいのではないかなと。
民主党さんの方には、例えば、高速道路、子どもの手当等も含めておやりになるというのですから、おやりになるのでしょうけれども、ちょっと大丈夫かなと。もうちょっと、その辺を丁寧にご説明いただけると、わかりやすいのかなと思いました。
(記者)
大丈夫かなというのは、財源のことでということですか、民主党の……
(知事)
だから、無駄を省くという言葉、よくおっしゃっていましたけど、どの辺の無駄をどういうふうにしたいかという、もうちょっと、そういう具体的なものがあるとわかりやすいということを私は考えています。
(記者)
おはようございます。2つ質問があります。毎週出ていることですが、衆院選に立候補予定されている方から知事の方に応援要請は来てますでしょうか。
(知事)
特に来てません。私は、前もお話ししたとおり、重複しますからいいですかね。要するに、私は千葉県知事でございますから、千葉県において応援するとか、また、今度のアクアのことについて応援してくれた人だとか、千葉とこれから一緒にやっていこうとか、そういう志を持っていらっしゃる方とか、そういう好意的に千葉を見てくださる方は、言われれば断る理由はないのかなと、そういうふうに思っております。
(記者)
もう一つですが、6月の中学生県議会のときに、中学生の方が知事にうそをつかないよう伝えてくださいという発言をされて、知事ご本人は県議会の場で子どものご意見と思っておりますというような趣旨のご発言をされて、その中学生から知事あてにお手紙が来たということですが、それは事実なのでしょうか。
(知事)
来て、お返事を書きました。以上です。
(記者)
差し支えない範囲で、どういったお返事を書かれたのか、教えていただけますか。
(知事)
同じですよ。お答えしたことと同じようなことをお答えさしあげました。
(記者)
ありがとうございます。
(知事)
どうもありがとうございました。
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