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更新日:令和6(2024)年4月3日
ページ番号:20599
平成21年7月9日(木曜日)10時30分~11時06分
本庁舎1階多目的ホール
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(知事)
皆さん、おはようございます。6月議会がありましたので、およそ1カ月ぶりとなりますが、定例の記者会見を始めます。
(知事)
まずは、昨日、その6月の定例県議会が閉会いたしました。今議会では、補正予算や条例改正など46の議案が可決されました。
議案の中心は、やはり6月補正予算でありました。これにより、私が公約に掲げていたアクアライン通行料800円への値下げや移動交番の配備、私立学校への助成の拡充、子育て施策の充実、そして新型インフルエンザ対策の強化などの施策を着実に進めていくことができます。
また本会議では、私が知事に就任して初めての定例県議会でございましたので、総合計画の策定や行財政改革など、私の県政に対する基本的な考え方に関する質問もございました。
そして、現在、県が直面している重要課題、例えば医師確保対策や地域医療問題、そして経済危機対策、三番瀬などの環境問題などについての様々な質問もあり、これらの質問に対する県の考えをお答えさせていただきました。
また、今議会において副知事の人事案件を提出し、県議会の同意も得ました。現在の植田副知事におかれましては、総務省へ復帰されるということで、本日をもって副知事を退職なされます。
植田副知事には、平成16年4月からの総務部長を含め、5年以上もの間、千葉県行政の発展に貢献していただきました。私が知事になってからは、短い期間でございましたが、就任直後の多忙な時期、私を支えていただきました。これまでのご苦労に対して、感謝を申し上げたいと思います。
本当に植田副知事というのは、議会中にも私が「あー」と困ったときに、ちらっと見ると、大変失礼な言い方ですが、私にとっては癒し系だったような、非常に心が和んだような気持ちもございました。大変残念でございます。
なお、県議会の同意をいただきまして、明日から総務省出身で厚生労働省大臣官房審議官の坂本森男さんを副知事としてお迎えいたします。国での経験を存分に活かして、私とともに県民の皆様のために汗をかいていただきたいと、そのように考えております。
(知事)
次に、東京湾アクアライン800円化に向けた社会実験の状況や、6月に設置した「アクアライン活用戦略本部」などの取組みについてお話をさせていただきます。
私の選挙公約である「東京湾アクアライン通行料金の800円化」が8月1日からいよいよスタートでございます。
今回の料金引下げは8月1日から平成23年3月まで、ETC車に限り、東京湾アクアラインの通行料金を全日、普通車800円に、大型車1,320円に引下げる社会実験という方法で行います。
そこで、この実験を行う「東京湾アクアライン料金引下げ社会実験協議会」を去る7月7日に設立いたしました。
今回の実験では、料金引下げが首都圏の湾岸部における交通渋滞の緩和や、観光・企業立地に及ぼす影響などを検証してまいりたいと、そのように思っています。
構成員といたしましては、会長は榛澤芳雄日本大学名誉教授に、また委員には国、県、市の行政関係者、高速道路会社の皆様にお願いいたしました。
なお、次回からオブザーバーといたしまして、道路利用者団体の参加もいただきながら、具体的な検討を進めてまいります。
まずは、多くの方に今回の料金引下げを知っていただけるよう、協議会を通じて広報活動を積極的に行ってまいります。
今後は、この協議会において、将来の動向も含め、社会実験の効果について充分に調査・分析、評価を行います。
そして、アクアラインの料金引下げが「千葉県の、そして首都圏全体の人・物の動きを活発化させる効果があった、やっぱり、あのときやってよかった」と、こう言われるように、私、そして県職員は頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
また、県ではアクアラインを活用した地域づくりを戦略的に進めていくため「アクアライン活用戦略本部」を先月立ち上げたところでございます。本日は、戦略本部の取組みの第1弾として3点の取組みをお知らせいたします。
まず第1点目は、シンボルマークの作成です。東京湾アクアラインの通行料金の引下げを県内外に広くPRするための「シンボルマーク」を千葉の魅力発信推進本部において作成いたしました。
このマークは、千葉県の広報アドバイザーである著名なクリエイティブディレクター、中尾良宣さんに制作をお願いして、大前純史さんにデザインをしていただきました。
このデザインをご覧ください。いろんなアイデアもあったのですが、これが一番いいんじゃないかなと、そう思いました。
東京湾アクアラインの高い利便性とダイナミックなイメージを象徴するものとして、「東京湾ひとまたぎ」と。ひとまたぎと、これがまたいいんじゃないか、そのように思っております。そういうキャッチフレーズをわかりやすいイラストで表現したものでございます。
特に県職員の若い人たちが、絶対これがいいですよと勧めたので、そうか、それでいこうと、決めたわけです。
このマークは、県が行う各種キャンペーンでポスターやのぼりなどに利用するほか、市町村や関係団体などにも積極的に活用していただけるようにお願いしていきます。
今日、いろんな会議の中で、例えば新撰組みたいな法被(はっぴ)を着て、800円と書いて、のぼりを持って、当日とかその前に、各ワイドショーにそれで乗り込んでいこうかとか、ラジオ局に職員がその格好で乗り込んでいこうとか、いろんなアイデアも出ました。
今回の料金引下げにより、さらに多くの方が千葉県を訪れるようになります。皆さん、まさに、千葉県をアピールする絶好の機会でございます。
そのため、県では7月18日から8月31日までの間、観光と水産物のキャンペーンを同時に行い、「千葉の夏の魅力」を全国に向けて大々的にPRしてまいりたいと、そのように思っております。
そこで、戦略本部の取組みの2点目は、「アクアラインで行く夏の観光キャンペーン」。
皆さん、夏と言えば海でございます。海と言えば、千葉の海なんです。なにしろ、日本一の数を誇る海水浴場があり、また、館山の海は、日本でサンゴに出会える北限の海なんです。千葉県は「海で遊びたい」、千葉県へ行ったら夏は海だ、「おいしい魚も食べたい」、皆さんにそう思われるような、またそういう期待にこたえられるような、場所はいっぱいでございます。ぜひともいらしていただきたいなと、そのように思っております。
そこで、今回の観光キャンペーンでは「雄大・爽快・千葉の海」をテーマに、千葉の夏の魅力を広く紹介していきます。
期間中は、アクアラインの料金引下げがスタートする8月1日に両岸の川崎市と富津市でPRイベントやろうと。そのほか、県内各地で海辺でのイベントや夏祭り、花火大会など約220の企画やイベントを用意して、全国の皆様をお待ちしております。
例えば、海でのイベントとして九十九里浜などで行われる地引き網、私なんか小さいころ、父親の実家は宮城県の仙台なのですが、そこでちょっと経験しただけですが、ああいう経験を夏休みに都会の子どもたちにさせてあげたいなと、私なんかはそう思うところでございます。
それから、館山市でのウミホタルの観察会、ウミホタルでございます。これは、何としても家族で来ていただきたいなと、そのように思います。
また、色とりどりの七夕飾りが華やかな「茂原七夕まつり」。私は仙台の七夕は何回も行ったことあります。はっきり言って、まだ茂原の七夕まつりは行ってないのですが、これはすばらしいと聞いています。ぜひ行かせていただきたいなと、そのように思います。どうぞ皆さん、いらっしゃってください。
そして、3点目の取組みは、千葉のおいしい魚や海の魅力を紹介する「夏休み『千葉の海』丸ごと満喫キャンペーン」でございます。
千葉県には漁協などが運営する水産物の直売所や、その土地ならではの料理が堪能できるお食事処がたくさんあります。また、海の体験観光なども豊富でございます。
そこで、千葉の海を満喫できる情報を紹介したガイドブックを作成いたしました。このガイドブックには、水産物の直売所で使えるお得なクーポン券や、千葉ブランド水産物認定品が当たるアンケートもついております。
キャンペーン期間中は、直売所にこののぼりが立てられますので、のぼりを目印にぜひともお立ち寄りをいただきたいと、そのように思います。
これらのキャンペーンのガイドブックは、画面に出ているところで配布しております。また、県のホームページでもご紹介いたします。
「夏の海といえば千葉の海」、夏休みには、ぜひ全国から千葉県へお越しください。お待ちしております。
私は、アクアライン料金引下げの社会実験を何としても成功させたいと考えております。それが千葉県を元気にする即効性のある大きな施策と確信しております。このアクアラインの800円化という千載一遇のチャンスを活かして、千葉県が首都圏をリードし、そして日本をリードしていくために、今、オール千葉として、チームスピリットで頑張っております。
先ほども部課長会議で、私、前も言ったのですが、改めて言いました。一人ひとりの肩に千葉県をしょっているんだと、おれで千葉はもっているんだ、そのぐらいの気合いを持って、このアクアライン800円に向けて頑張っていただきたい、そのように申しました。
また、今後、第2弾、第3弾の取組みといたしまして、アクアラインを活用した観光の振興や、企業誘致、関連道路網の整備など施策を打ち出していきたいと考えております。
私は県民の皆様のためであれば、もちろん幾らでも汗かきます。頑張ります。皆様からも千葉を元気にするアイデアをぜひ県の方にお寄せください。
例えば、アクアラインを使ったツアー観光バスをやったらどうだとか、いろんなアイデアがあると思うのです。そういうのをぜひ県としても採用させていただきたいなと、検討させていただきたいなと、そのように思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(知事)
さて、次は福祉人材確保のための就職支援であります。「福祉のしごと就職フェアinちば」の開催についてお知らせいたします。
現在、団塊の世代と言われている方々は800万人ほどいるそうです。私も団塊の世代の人間でございます。これからさらなる高齢化が進み、福祉・介護のニーズはますます高まると言われております。
ところが、派遣切りなど厳しい雇用情勢にあっても、福祉・介護の現場では「低賃金・重労働」のイメージもあって、なかなか人材の確保が難しくなっております。
そこで県といたしましては、昨年9月に設置した「福祉人材確保・定着対策本部」で現場の生の声などを聞きながら、具体的な対策の検討を行ってまいりました。これまでも離職者の再就職を支援するために、ホームヘルパー養成研修などの職業訓練の実施や労働環境の改善などに全力で取り組んできたところでございます。
今回、こうした福祉の人材確保対策の一つといたしまして、これからの千葉の福祉を担う方々に、福祉の仕事の魅力を紹介し、就職活動を応援するために、来る7月11日に、「福祉のしごと就職フェアインちば」を幕張メッセにて開催いたします。
当日は、職員の採用の予定のある福祉施設や事業所の担当者から直接話が聞ける「面談コーナー」や、福祉のさまざまな職種の専門家が疑問や質問に答える「各種相談コーナー」を設置いたします。現在、120を超える福祉施設や事業所が参加する予定でございます。
この就職フェアは「参加費無料」でございます。「入退場自由」のイベントでございます。ぜひ、いらっしゃってくださいませ。
県では、多くの方に福祉の職場を志していただくとともに、安心して働き続けられるように支援してまいります。
福祉・介護に興味のある皆さん、また、就職を希望する皆さん、奮ってのご参加をお待ちしております。
私からは以上でございます。ありがとうございました。
(記者)
では、幹事社の方から質問させていただきます。
議会の開会中だったのですが、知事の東京の選挙支部が解散されて、知事ご自身も自民党を離党されるということになりました。一部の有権者からは、完全無所属との関連で不信感を持たれた面は否めないと思うのですが、今回、支部を解散されて、離党したことで不信感をお持ちになった県民の方に対して、何かメッセージがあったらお願いします。
(知事)
これは事務方の方の、どうしても、当時、選挙といういろんなガタガタしたときもございまして、すぐにできなかったことに対しては、大変に残念だと思っております。また、そういうご心配をかけて申しわけないと思っております。
(記者)
つい先日ですが、千葉県八街市のアグリガイアシステムが民事再生法の適用を申請しました。議会でも話題になりましたが、県が16億円近くの交付金を出していたということで、今後の推移をどのように見守っていくかについて教えていただければと思います。
(知事)
これは僕が来る前の話でございますが、言うなれば、大手コンビニが残ったものを、ただほっぽるんじゃなくて、それをまた飼料化を実施すること、これは大変いいことなんですね。これは私なんかもうまくいけばいいなと思っていたところでございます。残念なことにうまくいってないということでございます。
今、実際に推移しているところでございますが、事業再開に向けて頑張っていただきたいなと。また、県も応援するところがあったらしたいなと、そのように思っております。
(記者)
各社さん、よろしくお願いします。
(記者)
植田副知事が交代して坂本さんになられるということですが、この副知事交代の理由と、新しくなられる坂本さんに期待されること、この2点をお願いします。
(知事)
実は、私が入ってきたときに、白戸さんはお辞めになると、辞意は固かったし、植田さんも本省に戻りたいと。私がお願いしたんですよ。もう少し力かしてくれと。それと同時に、私も堂本県政時代のことを全く流れがわからないというのもまずいというか、大変難しいですから、そういう意味において、何とかできる期間いてほしいなと、それがこの7月だったのです。限界というか、そのときが来たんだということで。
坂本さんにおきましても、人物等含めて、中央でおやりになった方ですから、私はより一層、千葉県のために、また中央のパイプをも含めて、汗をかいてくれるんではないかなと、そのように期待しております。
(記者)
成田空港についてお伺いします。常任委員会の方でも騒音直下の住民に知事があいさつに行かれたらどうかというような質問もあったのですが、知事がその騒音直下の住民に会いに行く考えがあるのか、それと、この空港の用地の問題について、知事はどのような考えがあるのか、お聞かせいただければと思います。
(知事)
今まで、私、既にいろいろ事務方の方から聞いておりますし、また、私ども今までは客観的な視点においてもいろいろ見てきたところもございます。
ですから、これから2,500メートルになるし、言うなれば、健康問題も含めて、いろんな形で非常に大変だなと、そう思いますし、私、できましたら、なるべく早い段階において訪問をしたいなと、そのように思っております。
また、これからの成田空港、今おっしゃいましたけども、今度は2,500メートル級になります。それを含めて、将来30万回ということも含めて、そうすることによって、まずは、雇用も今、大体4万9,000、5万ぐらいだと思うのでございますが、それをも1万、2万も増えるということでもあります。
しかし、騒音問題等もありますので、それは当局の方には、住民の皆様の納得のいくように、丁寧に応対するようにと、私は言っております。
(記者)
大阪府の橋下知事が首長連合という形で次の衆院選で特定の政党を応援すると。
(知事)
特定の政党ですか。
(記者)
特定の政党を応援すると提唱されていると思いますが、このことについて森田知事の見解をお伺いしたいのと、森田知事のところに参加の要請というのは来てないのかどうか。
(知事)
首長連合ですよね。私、今日、朝、ニュースで見たのでございますが、橋下知事と中田市長、あと、どこかの市長の方もいらっしゃって、道州制等、そのようなことをおっしゃってましたね。それで、初め橋下さんは、知事会においても政党支持を決めた方がいいんじゃないかというような旨の発言がございましたよね。そんなようなことも私、それなりに理解しているつもりでございますが、首長というのは、ご案内のとおり、議会を抱えております。いろんな諸問題もあると思いますね。私は各首長さんに、この政党、この政党と押しつけるというか、賛同を得るというのは非常に難しいのかなと、そのように思っております。
橋下知事から誘いがあったかということでございますが、電話はございましたが、特に私もそういう話はしなかったし、彼もしませんでした。私が言ったのは、政治家ですから、自分の信念、考え方を持ったら、それをおやりになることが一番ですよと、そういう話ししまして、橋下さんも今度、東京へ行ったときにでも、またあいさつに行きますぐらいのことはおっしゃってくれましたが、それ以上のことは特にお話をしておりません。
(記者)
電話があったというのは、その件で参加してくれというのではなくて、別の件で電話があったということですか。
(知事)
僕、実はアクアラインを成功させたときに、橋下知事から、本当に素早くやりましたね、本当におめでとうございますと、そういうメッセージをいただいていたものですから、結構、1カ月ぐらい前ですが、すごく頑張っていらっしゃるので、ぜひ政治家として頑張って、日本のためにやってくださいよという、私がメッセージを置いたものですから、それに対して返答が来たのかなと、そのように思っております。本人も大変だと言ってましたよ。
(記者)
今の総選挙の絡みですが、千葉県内の小選挙区というと、実際に例えば応援に来てくれとか、特定の候補ないしは政党から依頼というのは、今現在ありますでしょうか。
(知事)
今のところないです。
(記者)
森田さんの方から何か働きかける予定なんていうのは。
(知事)
これは、応援というのは押しつけるもんじゃありませんから、言われれば考えます。
(記者)
ありがとうございます。
(知事)
ありがとうございます。
(記者)
総選挙の絡みですが、今度の衆院選で民主党がマニフェストを今、最終案ですとかつくっていて、その中で高速道路の無料化というのを打ち出していると思うのですが、これが実現されれば、アクアラインも無料になる可能性もあるとは思うのですが、この政策についてお考えありましたら。
(知事)
うれしいね。だって、本当に民主党さんがなったら、アクアラインがただだもの。こんないいことはない。おれ、絶対やってくれって言いますよ。それはそうだろう。だって、言ったんだもんな。マニフェスト、全部、高速料金無料と言ってるんだから、これは絶対頼むよ。
(記者)
これに関して、特定の政党は応援しないということでしたが、その政策に関しては応援したいというか、そういうところになるのでしょうか。
(知事)
国政ですからね、1つのことでどうだああだというのは非常に難しい部分もあります。でも、これはわからんよ。どこの記事だったかわからんけども、ちょっとトーンダウンしたなんてのはちょっと聞いたけどな。ごめん、おれ、記憶がちょっとあれなんだけど。
(記者)
あともう一点、支部の方を最近、解散されたということですが、結果的に今年1月からは知事が出馬表明したということで、完全無所属とおっしゃられていたと思うんですが、支部の方で残ったお金、あとは資金管理団体の方で残ったお金、これに関していただいた方に返金するということになるんでしょうか。
(知事)
これは、前もいろんなとこで僕が話したと思うんでございますが、すべて法にのっとってやりますので、それはもう。
(記者)
法律の中ですと、解散した場合は、特段、個人というか、団体の判断に任されているということなんですけれども。
(知事)
一応、私は法にのっとって、何回も言ってるだろうよ。
(記者)
法にのっとって。最後一点だけ、知事がお金を代表者として個人収入として計上するのか、それともいただいた方に返す。
(知事)
だから、それは法にのっとって全部やりますので。
(記者)
法の中で選択肢が幾つかあるということなんですけど。
(知事)
だから、それは法にのっとってですよ、何回も言うようですけどね。
(記者)
まだ決めてない。
(知事)
法にのっとってちゃんとやりますから。
(記者)
東国原知事が国政へ転身を視野に入れた動きをいろいろされていますが、それについてどのようにご覧になっているのかということと、この動きが自民党にとってプラスに作用するか、マイナスに作用するか、どのようにご覧になっているか、伺いたいと思います。
(知事)
そうですね、ご存じのとおり、僕は参議院と衆議院をやりました。東さんは、もちろんおわかりになっているでしょうけども、肌で感じてない部分というのはあると思いますね。
東さんは地方分権、言うなれば国を変えると、そういうことでおやりになっていると思うんです。
私は、千葉というのはポテンシャルがあると。言うなれば、千葉が変われば首都圏が変わる。首都圏が変われば、国が変わるんだと。そういう意味で、千葉で国を変えるんだという思いでやっているんでございます。
ですから、私は、今は、万が一、衆議院に出ないかと言われても、私はそのつもりは毛頭ございません。私は、今、千葉県知事としてこの4年間、どんなことがあっても私はやらなきゃいけないと、そのように思っております。
それから、東さんの何ですか。もう一つ。
(記者)
東国原さんがそのように動かれていることに関しての動き、どのように評価されるか。
(知事)
自民党とかね。
(記者)
自民党にとってプラスだと思われるか。
(知事)
僕は、これ、難しいよね。だから、東さんにしてみれば、全国知事会の問題を一字一句入れろよと。それから自分を総裁候補にしろよと。これ、こんなの釈迦に説法ですけど、総裁立候補はだれでもできるわけだよ。でも、20人つかなきゃいけないという部分、それと、議員心理というのは、また大変複雑なものがあるから、だから、私は議員心理においては大変難しいのかなと。
しかし、東さんは政治家として、おれは総理大臣になるんだと。今のおれの力をもってすればできるんだと、そうお思いになっているんだったら、私はそれはそれでいいと思いますよ、政治家ですから。やればいいですよ。ただ、僕から見れば、最後の決断して馬にむちを打ったんですから、これは絶対やり遂げてもらいたいなと。いいじゃないか。おれを総理にしなかったら自民党応援しないぞというんだったら、いいじゃない。そのとおり、途中でハードル下げるんじゃなくて、政治家としてびちっと私はやっていただくことを期待するね。
だから、自民党にとってプラスかマイナスかと、これは非常に、おたくの新聞社も世論調査もいろいろやってるだろうし、あるので、非常に難しいですけども、もし私がまだ衆議院でいたとしたら、おれも選挙を迎えるとしたら、選挙ですから、いろんなことあります。でも、自民党はこういうことをやるんだという政策をびちっと、もっと浮き彫りにしていただきたいなという感はあります。
(記者)
橋下さんからのお電話という話があったと思うのですが、それ、いつごろ電話があったんでしょうか。
(知事)
もう1~2週間前だったかな。
(記者)
私からの質問は最後で、これは議会中も質問させていただいたことですが、改めまして、支部解散されたということで収支報告書も提出されていますが、それを前倒しで自主的に公開されるおつもりは今のところはないということで。
(知事)
今まで言っていたとおりでございます。
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