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診療科・部門紹介

輸血療法部

輸血療法部のご案内

輸血療法部は、輸血が必要な患者さんに安全に血液を届けるための検査や血液製剤の管理を行い、病院のさまざまな診療科を支える部門です。

現在は、部長、臨床検査技師4名(うち3名は専門資格を持つ技師)、事務スタッフ1名で構成されており、外来の看護師や臨床工学技士とも協力しながら業務を進めています。

輸血に関わる検査では、全自動の検査機器を使うことで、人の手によるミスをできるだけ減らし、不適合な輸血が起こらないよう細心の注意を払っています。また、コンピュータを使って血液型の適合を確認する「コンピュータクロスマッチ」を行うことで、必要な血液をすばやく準備できる体制を整えています。

臨床検査技師は24時間体制で検査と血液製剤の管理を行い、院内の血液をシステムで一元管理することで、安全性の向上に努めています。使用した血液製剤については、副作用がなかったかを確認し、その記録を20年間保管しています。

また、移植医療のサポートとして、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫などの治療で行われる自家末梢血幹細胞移植では、幹細胞の採取補助、凍結保存、移植時の提供に関する管理も担当しています。

当院は、日本輸血・細胞治療学会が定める認定制度の指定施設であり、輸血医療の質を評価する「輸血機能評価認定施設(I&A制度)」としても認定されています。また、血漿分画製剤の一元管理や輸血製剤の適正使用に取り組み、輸血管理料I・適正使用加算を取得しています。さらに、臨床検査部門と合同で、国際的な検査品質の基準であるISO15189の認定も受けています。

輸血療法部は、厚生労働省のガイドラインに従い、安全で質の高い輸血医療の提供に今後も努めてまいります。

業務内容

輸血関連検査

<血液型検査>

赤血球にある抗原の種類を調べ、A・B・O・AB型とRh型を判定します。輸血の安全性を確保するために欠かせない検査です。

<不規則抗体検査・不規則抗体同定検査>

不規則抗体とは、一般的な血液型以外の成分に反応して作られる抗体のことです。この検査では、その抗体が血液中に存在するかを調べ、見つかった場合は種類を詳しく確認します。安全な輸血のために行われる重要な検査です。

<交差適合試験>

患者さんの血液と、輸血に使用する血液の相性を確認し、安全に輸血を行うために実施する検査です。

<その他の検査>

  • ・亜型検査
  • ・抗体価測定 など
  •  

輸血管理業務

  • ・輸血用血液製剤の発注
  • ・輸血用血液製剤の保管・管理・供給
  • ・血漿分画製剤の管理・供給
  • ・輸血用血液製剤の洗浄
  • ・輸血遡及調査のための輸血前検体保管
  • ・輸血副反応調査
    ・輸血歴・輸血検査歴の保管・管理

その他の関連業務

<自己血輸血関連>

貯血式自己血の採血・保管・管理・供給

<移植関連>

末梢血幹細胞の凍結保存・管理・供給

<腹水濾過濃縮再静注>

お腹にたまった腹水から、体に必要な成分(たんぱく質など)を専用の機械で濾過・濃縮し、きれいに処理した成分だけを点滴で体に戻す治療です。

機器の写真

 

冷蔵庫の写真

 

輸血統計

製剤別使用量

製剤種別毎の使用量の推移

製剤種別 2025年度 2024年度 2023年度 2022年度 2021年度
赤血球製剤 [単位] 3070 2956 3008 2896 2635
血小板製剤[単位] 3340 3460 3180 4610 4010
新鮮凍結血漿[単位] 328 302 208 338 328
献血アルブミン20%20ml 46本 49本 29本 36本 48本
献血アルブミン20%50ml 377本 384本 420本 355本 319本
献血アルブミネート4.4% 250ml 294本 285本 294本 369本 312本
FFP/RCC比* 0.11 0.10 0.06 0.13 0.15
アルブミン/RCC比* 0.78 0.86 0.86 0.89 0.77

*1月から12月の統計値

医師のご紹介

輸血療法部長

早田医師顔写真
早田 浩明(そうだ ひろあき)
【指導医、専門医、認定医など】
  • 日本外科学会指導医・外科専門医
  • 日本大腸肛門病学会指導医・専門医・評議員
  • 日本消化器病学会指導医・指導医・専門医
  • 日本消化器外科学会 指導医・専門医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本内視鏡外科学会 技術認定医 ほか
【専門分野/得意分野】
  • 専門は消化器がん 特に大腸がん

非常勤医師

熊谷医師
熊谷 匡也(くまがい きょうや)
【指導医、専門医、認定医など】

 

【専門分野/得意分野】
  •  専門は腫瘍内科(特に悪性リンパ腫、乳癌の化学療法)