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更新日:令和5(2023)年3月1日
ページ番号:961
平成27年7月15日(水曜日)午後1時から午後3時30分まで
千葉商工会議所研修室A
委員9名中8名出席
会長に市川陽一郎委員が選出された。
副会長に駒田房江委員が選出された。
設置要綱第4条第3項〈協議会設置要綱へ〉により、会長は協議会の進行に当たるとされており、以後、市川陽一朗会長が議事を進行する。
(議長)
先ほど、課長から話がありましたように、動物愛護推進員の活動支援について、皆様と検討を進めていきたいと考えておりますので、委員の皆さんに御協力をお願いします。
(議長)
それでは、早速議事に入ります。
議事の(3)「その他」について、事務局から説明をお願いします。
(事務局)
報告事項が2点ございます。
まず1点目ですが、千葉県動物愛護推進員の委嘱についてです。本協議会から推薦した、動物愛護推進員70名が、本日の委嘱式で委嘱されることとなりました。
続いて2点目ですが、千葉県動物愛護管理推進計画及び千葉県動物の愛護及び管理に関する条例についてご報告いたします。
資料1「千葉県動物愛護管理推進計画及び千葉県動物の愛護及び管理に関する条例について」説明
(議長)
ただ今、事務局より千葉県動物愛護管理推進計画及び千葉県動物の愛護及び管理に関する条例について報告がありました。
それでは、これより委員の皆さんから御質問・御意見等をいただきたいと思います。
(清水委員)
資料2ページ、3(3)の目標値の見直しについて、24年度実績(新計画)の数字が挙がっているが、平成24年度時点の目標値はどうなっていますか。
(事務局)
旧計画では平成18年度の実績を元に、平成20年度から平成29年度までの10年間の計画を立てました。新計画では、平成24年度実績を元に、平成26年度から平成35年度までの10年間の計画を立てています。3(3)の表は旧計画と新計画それぞれの実績値と目標値を表している表と御理解ください。
(駒田委員)
4月から条例が施行されているが、施行状況はどうですか。
(事務局)
4月の状況について、5月のゴールデンウイーク明けに、条例で新たに規定した多頭飼養届に関する調査を実施しました。4月1日の施行から1ヶ月間で、県全体で40施設の届出がありました。また、届出施設の現地調査を15回、立入検査を5回実施しています。
(中野委員)
届出があった施設の、犬、猫の内訳はどうなっていますか。
(事務局)
犬を飼養している施設、猫を飼養している施設、犬及び猫を飼養している施設のそれぞれの内訳は集計していません。なお、届出があった40施設の飼養頭数の合計は、犬66頭、猫523頭でした。
(駒田委員)
40施設にブリーダー等業者は含まれていますか?
(事務局)
含まれていません。
(清水委員)
現地調査と立入検査の違いはどうなっていますか?
(事務局)
届出を受けた場合、まず飼養施設周辺について、周辺環境の悪化等が生じていないか確認しますが、これが現地調査です。もし周辺環境の悪化等があり、飼養施設内部の確認が必要な場合は、本人了解の元に立入検査を実施します。
(内川委員)
自ら届出をしない飼養者もいると思うが、そのような場合はどうしますか。
(事務局)
届出をしない多頭飼養者について、市町村からの情報や、周辺住民からの情報があった場合に、保健所が多頭飼養者に対して、届け出るよう指導しています。
(内川委員)
現地調査数には、そのような場合の数も含まれていますか。
(事務局)
自ら届出をした場合と、そうでない場合の両方の数が含まれています。
(議長)
その他何か御意見等はありますでしょうか。他にないようでしたら、これまでに出ました意見や協議事項については、議事録として整理を、事務局でお願いいたします。
※本議事については、千葉県動物愛護推進員(70名中44名出席)との意見交換会として実施した。
資料2「動物愛護推進員の活動支援について」
(議長)それでは、まず協議会委員の方から、現在どのような動物愛護に係る活動を実施しているのか、自己紹介を兼ねてお話ししていただきます。
(内川委員)
千葉科学大学の内川です。本日、推進員のメンバーを見て、銚子からの推進員がいないので、どういうことかと驚いています。千葉県の中でも東総地域は過去に野良犬が多かった地域です。また、利根川を挟んだ神栖市も全国殺処分8年連続ワーストをやっと今年抜け出した茨城県のほぼ2割の犬が捕獲されています。なぜ利根川の周りで野良犬・野良猫が多いのだろうというのが僕の最初のスタートで、そこに住んでいる人達に意見を聞いたり、子ども達にアンケートを取ったりしたが、一言で言えば意識の問題となってしまうが、そんなとき我々は何が出来るのだろう、ということでもがいております。
(細田委員)
専門学校千葉愛犬動物フラワー学園の校長をしています。本校で、動物の職に就く目標を持っている若い子達に、ただ技術だけでなく心の豊かな思いやりのある授業を心がけて教育をしています。個人的にも保護犬・保護猫の活動をしており、小学校に出向いて、命の大切さや、動物を使ったふれあい方を教えていますが、最近、動物に触ることを怖がる小学生達が多いです。なぜ怖いのと聞くと、散歩中、前から大きな犬が来ると、親御さんが、怖いから触ってはだめだよ、近づいてはいけないよ、と教わっている子ども達もいることがわかります。いままで触ったことのない子達が、ここ最近多く見受けられます。そういった子ども達に、動物のぬくもり、暖かさをこれからも教えていきながら、命の大切さを知っていただく活動を行っていきたいと考えています。
(中野委員)
推進員の皆様は、日頃から現場を奔走されて、非常に精力的に活動されていることを伺っております。この場をお借りして心から感謝を申し上げるとともに、お疲れさまですと言いたいです。
私は千葉県民ではありませんが、約15年前から、千葉県に動物愛護条例がないため、条例制定運動に携わってきました。昨年度、ようやく千葉県にも動物愛護条例ができてやれやれと喜んでいるところですが、これからどのようにこの条例を活用していくのかが問われてくると思います。せっかく条例があっても、動物たちを助けられないような、ザルの条例になってしまっては非常にもったいないと思いますので、事例によっては警察等と連携をしたり、支援を含めて活動することを是非お願いしたいと思います。
(駒田委員)
愛玩動物協会千葉県支所で活動しています。特に譲渡や保護活動をしているというわけではありませんが、漏れている水を受けるのに、洗面器やバケツを代えても、漏れている元を正さないと、ということで、正しい飼い方、賢い飼い主さんを増やすための活動を主にしています。しつけ方教室、猫の飼い方教室での助言やアドバイスをしています。また、行政と一緒になって、愛護教室として、子ども達に命の大切さと咬傷事故を防ぐために犬の触り方等について、小学校や青少年センターをまわって、犬を連れて行って、犬の触り方を説明しています。
(議長)
駒田委員、清水委員、切替委員は動物愛護推進員としても活動されております。
(清水委員)
今年度から協議会委員をやらせてもらっていますが、私自身は地域猫活動に特化した活動を行っています。動物愛護活動では、里親をさがしたりとか、保護や、TNRだけをお手伝いしているボランティアさん等いろいろな方がいらっしゃいますが、私は「ふなばし地域ねこ活動」という団体をNPO法人として持っており、地域猫活動に特化して活動しております。この活動は平成18年度から始めていますが、地域猫活動の広がりをみてくると、一番始めに県で取り組まれた方は市川市、次が船橋市、千葉市、習志野市、八千代市と県内広がってきていますが、地図上でみると都市化された所から野良猫があぶり出されて問題になってきていることがわかります。野中の一軒家で野良猫が増えても問題となりませんが、コンクリートジャングルといわれるようなところで野良猫が増えてくることによって、住民同士の諍いが起きるため、都市化を進めたところでそういう活動が広がっているというところがあります。推進員をやっていると、いろいろなところから、地域猫活動の相談を受けることがあります。野良猫を増やしているお宅があるがどうしたらいいかとか、そこから始まりますが、地域猫活動をきちんと御理解いただくのがまず難しいと感じています。地域猫活動はTNR活動ではなく、その地域の人達が主体となってその地域の人達に取り組んでいただく活動ですが、たとえば、最近相談を受けた例では、船橋を通りかかった東京の人が、船橋で猫がすごく増えてしまっているのを見かけ、「清水さん、飛んでいってくれないか」のような感じで相談されました。でもそうではなくて、その地域の人達が困っているという声を上げて下さって私達が動く、私達がそこに行ってTNRをやってそれで終わり、ということではなくて、その地域の人達が、野良猫が来た、地域猫にしていこうという活動を軌道に乗せてあげるだけであるという話をすると、すこしがっかりされてしまうことがあります。TNR活動を否定はしませんが、それは一時的な効果であって、永続的ではない、永続的に野良猫の活動をしていただけるのはその地元に住んでいる人達だということから、地元の方達に根付かせていくというのが私の役割と思っています。今年度から協議会委員として参加させていただく中で、地域猫活動を県の中でどのように広げていくかということについて、力を注いでいきたいと思っています。
(切替委員)
20年くらい前に推進員になりたくて、推進員になるにはどうしたらいいか市に聞いたところ、推進員はないんですといわれて非常にショックを受けたことを思い出しております。委嘱式も3回目となって、推進員も活動されて、市や県で成績を上げていることはすごく幸せに思っております。私は、棄てられた子を助けることも非常に大切だと思っていますが、なぜそうなってしまうんだろうと思い、また千葉県が殺処分数がワースト1位、2位ということを知ってとてもショックで、そこからどうしたらいいのだろうと考えました。やはりしつけで、吠えるから棄ててしまう、咬むから棄ててしまうという人に、棄てなくても大丈夫、直せるよ、というところから始まって、いろいろな人にしつけの話をしています。また、いま一番大事に思っている活動が、アニマルアンドセラピーグレースというチームを立ち上げており、小学校や高校・大学の授業で動物愛護に関する話をしています。内川委員の千葉科学大学の大学生や船橋市の高校生の授業で動物とふれあわせた時にすごく良い効果がいっぱい起きるということ訴えながら、終生飼養ということも伝えたいと思っています。
(川口委員)
普段は千葉県で特別なことをしているわけではありませんが、私どもの会社で心がけていることは、かわいそうな動物を減らそうということで、繁殖家に対する勉強会や啓発を今年も日本中で8回くらいやっています。また、私どもの取引先のブリーダー様には、うちの獣医師が日本中を回って狂犬病のワクチン接種と、マイクロチップを入れるようにしています。また、遺伝病を減らすということで、会社に機械を入れ、まだ皆さんが検査をしてくれるわけではありませんが、少しずつ遺伝病を減らそうとしています。検査をすればキャリアかノンキャリアかわかります。我々が努力すれば、病気を減らせるということで、会社が取り組んでやっています。また、譲渡会は、千葉県ということではありませんが、ご縁があった際には社員がボランティアで参加しています。私自身も協議会に参加させていただいて、我々が皆さんと何が出来るかということをこれからよく考えて、皆さんにとってプラスとなるように努力したいと考えております。
(議長)
それでは、これから動物愛護推進員との意見交換会に移ります。日頃の活動の中で困っている点であるとか、委員の皆様の中で、推進員にお聴きしたいことがありましたら、お願いいたします。
(推進員)
地域猫活動をしています。県職員から、野良猫に餌をやるなと指導されました。苦情があったから餌をやるなというふたの閉め方だと、問題が解決しないことはよくわかるはずです。未だにそのような指導がされています。さらにその現場から猫を引き上げている。過去の経緯で、現状が良くならないことがわかっていながら、未だに県の職員がそのようなことをやっている。これはすごく問題があります。後からボランティアが現場に行って説明しても、現場では行政が言ったことが当たり前になってしまい、後からボランティアが立て直すのは無理です。推進員の勉強もそうだが、県の職員の関わり方の勉強会もしてほしいです。
(事務局)
県職員としましても、勉強については、新たに転勤した職員についても、その辺の話については、十分に承った上で県民の方々からの苦情に対応しているところです。どのような行き違いがあったか即答は出来ませんが、そういったことがないように職員の研修も充実させているつもりであり、今後とも推進員の皆様と協力して行っていくという姿勢に変わりませんので、御理解をいただきたいと思います。
(議長)
職員のお名前をお聞きして、責任の所在をはっきりさせておくことも大事だと考えます。
(推進員)
餌をやるなという指導は、私どもの考え方では、現場から逃げているとしか言いようがありません。
(議長)
それに関しては、衛生指導課の方と後でお話しいただきたいと思います。
(推進員)
先ほどの推進員の課題の中で、全ての市町村に推進員を配置するということがあったりましたが、これは3年前からの課題で、今日は推進員が100名ぐらい来ているかと思ったら、3名減っていて、びっくりしました。協議会委員の方から、銚子からの推進員がいないのでびっくりしたという声がありましたが、そのとおりで、分布図を見ると、東葛エリアで33名が集中していて、一番問題となっている外房エリア、南総エリアが異常に手薄になっています。3年間の協議会で、増やさなければいけないという話が出ていたと思いますが、今回の委嘱に当たって、どのような努力をしたのか、その結果、どのような問題があってこのような結果になってしまったのか、お聞きしたい。
(事務局)
70名となってしまいましたが、市町村、センター、保健所からの推薦を受けて委嘱し、今回も新たに20数名の方が加わっていただきましたが、継続を希望されないで、今回は辞退したいという方も同じくらいいたため、前回と変わらずという結果となりました。市町村への声かけや、県の登録ボランティアから推進員になっていただく等の方法も検討しなければいけないと考えているところです。
(議長)
今の件については、次回の協議会等でも委員としての意見をまとめて県に要請したいと思います。
(推進員)
県として、県の教育庁と協働の上で、例えばいくつかの小学校のエリアに分けて、公園でのふれあいを授業の一環として、動物と子ども達のふれあい方・育て方・接し方等を、千葉県として取り組む活動を始めましたということができないか、要望します。
(議長)
県の方でもふれあい活動を行っていると思うが、それについて説明してください。
(事務局)
県の方でも、動物愛護教室という形で、現在も動物愛護センター又は保健所で地域の小学校・中学校の方に出前教室として実施しています。4月からの新条例で子どもへの動物愛護教育の推進がうたわれており、特に今後力を入れていこうと考えている部分です。環境省の「人と動物の共生プロジェクト」というものがあり、千葉県でも動物愛護教室で小学校低学年でも使えるテキストを環境省と協働して作っていこうという活動を実施しており、今後も力を入れていこうと考えております。
(議長)
千葉県獣医師会でも、学校の教員に向けたセミナーや子供に向けたふれあい教室をやっている地域もあるが、地域による温度差はあります。獣医師会の中では学校飼育動物委員会を作っており、いろいろな対策はとっています。
(駒田委員)
私達は行政に協力した形でやっています。保健所、センターと一緒にやらせていただいています。ある保健所で年度初めに64カ所の小学校と中学校に愛護教室をやりませんかとお手紙を差し上げたそうですが(4月の始め)、今の時点で来ているのはたった2校(1校は2回やったが)、青少年センターは1回という状況だそうです。何がブレーキを掛けているかというと、学校に犬を連れてくるなんて、という部分だと思います。シートを敷いてその上を犬が歩くようにしているが、アレルギーのお子さんがいらっしゃるとか、理解していただけない学校が多いのが現実ではないかと感じています。
(推進員)
実際に学校でこういうことをすると、難しいことが多いです。アレルギーのこともあるが、子どもの中にも親御さんの中にも犬や猫が嫌いだという方がかなりいる。そういう人達に無理矢理、犬と猫と仲良くして触り会うことが必要ですというのが、ほんとうに良い教育になるか、ということがどうしても残ります。ただし、災害時の避難に同伴避難というアイデアがでてますから、今後いろいろな避難訓練その他に、動物を連れた避難を必ず盛り込んでいただければと思います。動物と接して、否応なくある距離で生活する場面というのが想定されています。そこから初めて、犬も猫も一緒に避難してくるんだよ、その中でどのように仲良くなれるかな、ということを考えることも有効という気がして、いろいろなところで話しています。
(議長)
松戸市は、災害の防災訓練の時には、必ず同行避難の犬を連れて参加しており、県レベルの訓練でも獣医師会で参加しています。そうした活動をいろいろな市町村に広げていただいて、むしろ町内会や自治会からそういった意見を挙げていただければ実際に行われていくのではないかなと思っています。
(推進員)
今回初めて推進員に任命されて、実際に何をしたらいいのか、今日来たらわかるかと思ったんですが、特に手引き書とかはないんですね、なので、私は何をすればいいかと思っています。例えば、最近すごく暑くなっているので、飼い犬が短いヒモでつながれていて、水が届かないとか、かんかん照りの下にいて、この子、生きていけるのかなと思うような状況にあった時に、私達は何かできるんですか。今までは、通りすがりに人だったので、声を掛けるのをためらってしまったが、動物愛護推進員になったので、何か一歩動くことが出来るのかということを教えてください。
それと、市町村の方でも、動物愛護推進員と言っても、「何ですか」という反応があったということを聞いています。動物愛護推進員というのが、効力がどこまであるのか、知っておきたいと思います。
(事務局)
推進員の知名度については、もっとどういったPRをすればいいのかということについては、動物愛護推進員の制度を作った時から、いろいろな方法、例えば町中に出てのPR等をしてきましたが、まだ知名度は上がっていないのかなと、そうすると引き続き知名度を上げるという課題には何らかの形で取り組んで行かなくてはいけないと考えております。
また、どこかで飼われている犬がいて、その係留の仕方が非常に酷な面があって、水も届かないように鎖でつながれている、そのような状況と思いますが、そのような時に動物愛護推進員として何が出来るかというお話しですが、まず、そこの飼い主のところにいきなり「私は動物愛護推進員だ、この犬の飼い方は…」と言うということは、先ほどの知名度の話もありましたが、なかなか出来ませんので、たとえばその飼い主さんの飼い方が他にもあまりにもひどいということがあれば、その管轄の保健所の動物担当の方に一度相談をして、私は推進員ですが、あそこでこのような飼い方をしているので、一緒にお話しに伺いたいんですがという、きっかけ作りをしていただければと思います。たとえば保健所の職員がいなくても、世間話をするような形で、いろいろお話しを伺って、この犬は水を飲むのは距離があって大変そうだねと言えば、ある程度御理解をいただける飼い主さんであれば、話が通じると思いますが、今の時代なので、そのようなお話しをすると、「何、この人」と思われる部分もありますので、まずは保健所の担当職員に相談するといった形で対応されたらと思います。それと推進員の活動に関しましては、推進員はこういうふうに活動しますというものが、以前は用意があったと思いますが、なにかこちらで良いものがあればご連絡したいと思います。
(推進員)
推進員活動について、千葉県で取り組んでいただいていますが、各市の行政で推進員活動が行き渡っているかということだと思います。私の市では幸いなことに環境レンジャー課というものがあり、私はしつこいくらいに市に掛け合いをし、パーフェクトに近いほど取り上げてもらいました。地域猫の活動家として、レンジャー課に申し込むと、5頭まで無料に手術をしていただけます。また、以前は立て替えでしたが、生活保護を受けている方から相談を受けた際、立て替えだと雌猫だと3万円近くかかるし、生活保護では立て替えられないし、2ヶ月後までに入金となると、まして出来ません。そこで、市から直接お金が獣医師に行くようにと要望し、とおりました。病院も個人の使っている病院に連れて行けるようになりました。各市町村に、あそこの市町村ではこういうことをやっているということを県から行き届いているかがすごく疑問です。「推進員になったけど、どう活動していいか」というのは本当に気の毒だと思うので、是非県の方からも各そういう小さい所に行って呼びかけて、皆さんが活動できるようにしてほしいです。
(議長)
私の地元も昨年から地域猫に関する制度が整って実施しています。それが出来る前に地元の住民の方の意見が出され、中に市議会議員さんが入って、応援していただきました。その際には県の職員にその集まりに来ていただいて、地域猫活動がどういったものであるかを説明していただきました。行政が、県の職員が市に働きかけるというのは難しい部分があり、一番力を持っているのは市民の皆さんです。市民の皆さんが声を出して、議会をとおしていただければ、予算ができるし、ノウハウについては県の職員がもっているので、御協力が出来るのかも知れません。
(推進員)
何度も話に出ていますが、命の授業は大切だとすごく感じています。せっかく動物愛護推進員になった以上、自分に何が出来るか考えた時、命の大切さを小さな子どものころから教えたいとすごく思いました。他の推進員と一緒に小学校に掛け合いに行きましたが,返事もなくかないませんでした。愛護推進員として、ふれあい教室を持つことは出来ますか。学校側が認めていただけないなら、自分達で推進員としてのふれあい教室が出来るのならすごくやりたいと思っています。
(事務局)
推進員の皆様の中で、こういった活動をしたりという事例があると思いますが、参考になる御意見はありますか。
(推進員)
各保健所さんでも、教育委員会をとおしてそういうことをやりたいということを出されていると思います。ただ、学校サイドとして、アレルギーの問題とか、登下校の時に学校の周りで大きな犬の散歩を控えて欲しいとかそういう要望の方が強くて、教育委員会をとおしてやっても納得できる回答が出ないのが現実と思います。自治会等をとおして地域社会でやるか、県にたよらないでもいろいろな団体があり(犬の団体)、そういう所をとおしてやるということがベターなのではないかと思います。愛護家のいろいろなサークルがあるので、狭い地域で活動しないで、JKCもやっているので、参加して欲しいです。様々な民間のライセンスがあるので、いろいろな方法があると思います。
(議長)
動物のふれあい教室はいろいろな団体でやっていて、動物の好きな人はやっているが、それを小学校でやるという話だったと思いますが、他にはありますか。
(推進員)
学校が受け入れてくれないなら、推進員として何か出来ないかというご質問だと思うが、ふれあい教室ではないが、動物との同行避難での防災セミナーを地域の推進員で企画して、地区連協という自治会長の集まりで、40団体の自治会があり、会長さんの集まりで、地区の推進員としてお願いに回って参加者を募って、地元の公民館で、100名ほどの参加者を得て、講師を招いてやったことがあります。地区の推進員として、自治会長さんにかけあったり、自治会長さんの集まりがあるので、そこで話しに行ったり、なかなか顔を出せない場合は、会長さん一人一人にお話しに行ったり、推進員という肩書きがあれば皆さん興味深くあっていただけるので、地区の推進員さんで企画してやっていくことは可能だと思います。そのときに保健所との連携もしつつ、行政も協力してくれる企画と言うことをアピールしながらやって行かれたらよろしいかと思います。
(推進員)
推進員の報告書を出す時に、2回ぐらいお願いや提案を書いたが、何も回答がなかったです。回答があったら教えて欲しい。ないのなら、ちゃんと回答を表示して欲しいです。
もう1点、確認ですが、千葉県動物愛護条例が出来たが、それができる以前に、広域公園、千葉県立公園で飼い主のいない猫の件で問題となった時に、県の横のつながりがないことに唖然としました。衛生指導課に電話したが、他部局にいえるような根拠がないから、飼い主のいない猫に餌をやるなとはいえないが、やっても良いという指導は出来ないと言われました。今回は千葉県の条例が出来たので、横のつながりで根拠が出来たのだから他部局の方にやるなとはいえないという指導が出来るはずです。あのような広域公園では地域住民が存在しません。TNRをやっている餌やりさんもいるが、そこに来る人は不特定多数であり、地域猫に相応しい住民がいないので、管理業者と県でやるとか、ある公園ではちゃんと手術もやって餌をやっているのに、餌やりをやるなと言われます。県は根拠がないから指導できないという。衛生指導課から広域の公園では地域猫活動は出来ないと言われました。猫がいるので出来ないはずはないのに、管理者には指導ができないといっています。今回条例ができたので、根拠が出来たので、横つながりで管理者にしっかり言って欲しいんです。やり方については言動の問題があったり、ハウスを置いたり問題はあるが、一番大切なTNRはまずはしっかりやっているんです。
(事務局)
活動報告については、会議の場でお示ししていますが、こういったことをお伺いしたいと書かれたことについて、こちらの方でお答えしてなかったということは、申し訳ないと思っております。あらためて確認し、話はさせていただきたいと思います。地域猫の話についても、御意見をいただいた中で、地域猫活動とTNR活動を対比をしている方もいて、いきなり地域猫活動にいくにはハードルが高い部分があるのではないかという御意見を賜ったところもありますが、今回のお話しでは、どこに問題があったのかわかりませんので、確認してからと思います。条例ができました、これで地域猫をどこにでも話を持って行けますというのは、必ずしもイコールではないと思いますが、条例がなくても、こういった考えも出来ませんかということは出来ない話ではなかったのですが、私どもで話が出来るか出来ないかと言うことは、言葉のニュアンスもあると思いますので、今の現状をあらためて確認した中で、県立公園といっても場所が千葉市内ということも係わってくることになるかと思います。
(清水委員)
ただいまの推進員さんは千葉市で活動されていると思うが、大きな河川や公園等、県や市が管理している土地がある。住民が周りにいない。千葉市内の他の地域で取り組んでいますが、その公園の管理者が地域猫活動の体制を組み立てて、県や市が体制を作って、予算化して、県や市が手術をそういった所で無料でやっていく、行政でTNR活動をやっていく、そしてボランティアさんを募集して民間の方達にお手伝いしていただく、そこに推進員が参加していただくという形でないと無理だと思います。公の場所については、県の方が地域猫活動を始めます、市民の皆さんお手伝いしてくださいという体制作りを、県が予算化する。行政が取り組むべき場所がどうしてもでてくると思います。
(事務局)
御意見として承ります。即答できなくて申し訳ありませんが、非常に難しい問題ですが、あらためてお話ししたいと思います。
(清水委員)
今回のケースでは、県立公園の管理者が予算化すればいい。どうやって手術をすればいいのかという相談を衛生指導課をうけて、土地の管理者がお金を出せば良いと思います。
(事務局)
お金の面だけでなく、体制作りの意見として承ります。
(終了)
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