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更新日:令和6(2024)年7月3日
ページ番号:9284
千葉県農林水産部森林課
地球温暖化は人間をはじめとする生物界全般に深刻な影響を与えることが指摘されており、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減は人類共通の課題です。
国は、国連気候変動枠組条約締結国会議(COP3)において採択された京都議定書における温室効果ガス削減目標量のうち、その一部に森林による二酸化炭素の吸収量を算入することとしました。
森林吸収量確保のため、国は「森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法」を制定し、京都議定書第一約束期間(平成20年度から平成24年度まで)及び第二約束期間(平成25年度から令和2年度まで)において、間伐等の森林整備や成長に優れた樹木(特定母樹)の増殖を推進してきました。
千葉県では、間伐により樹木の生長を促し、森林による二酸化炭素の吸収量を確保するため、第一約束期間においては、4,805ヘクタールの間伐を、第二約束期間においては、3,777ヘクタールの間伐を行いました。また、令和元年度には成長の優れた苗木を植栽し、二酸化炭素の吸収量を増加させることを見据え、その準備として特定母樹の増殖を開始しました。
このような中、京都議定書に代わる新たな国際枠組みとして、「パリ協定」がCOP21において採択されました。国はパリ協定下(令和3年度から令和12年度)において、全国で年平均45万ヘクタールの間伐を実施すること及び、特定母樹による種穂の採種源を全国的に整備することを目標としています。
千葉県においても、この目標達成のため、積極的な間伐等の森林整備と特定母樹の増殖の推進を図ることとし、令和3年度に新たな「特定間伐等及び特定母樹の増殖の実施に関する基本方針」を策定しました。
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